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【人】 神置 穂村多分、俺が知る可愛いって パンダの可愛いしかないんだと思う だから…ユージンのいう俺が可愛いが ぶっちゃけ、未だによく分からない [かなりどころか、最初に戻っている その自覚はしったりあったけど 智恵子のいう空がないの理由と どこか繋がっているような気がしてしまう 気になると、どうしても突き詰めたくなる 自分も大概頑固なものだなと 内心呆れながらも、そう告げる 少し温くなったホットの抹茶ラテは 猫舌にはちょうどよく、ゆっくりひと口飲んだ] (267) 2020/05/24(Sun) 1:16:41 |
【人】 神置 穂村[それを何というものなのか 今の自分には掴みきれないものである それがどうにももどかしい] なんか口にするの難しいな やっぱり、これで少し話してみたい …長くなるけど、勘弁な [抹茶ラテをもうひと口飲んでから しばらく考えながらも スマホに指を滑らせ言葉を繋げた*] (269) 2020/05/24(Sun) 1:20:01 |
【人】 神置 穂村[抹茶ラテはそろそろ半分を飲み終えたか ユージンをチラリと見るが どんな顔をしていただろう 気にはなりつつも、再び画面に集中する] (270) 2020/05/24(Sun) 1:23:29 |
【人】 神置 穂村[これで、多分終りになる そう思ってユージンをじっと見つめた] …ゆっくり、考えてからでいいよ 答えるの面倒っていうなら 今、はっきりいってくれていい それならそれで…話はやめる こんな話をしなくても友だちはやれる [目と目が合ったなら、にっこり微笑んで**] (272) 2020/05/24(Sun) 1:34:30 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>224ルークの声に、肩がびくりと震える。 ゆっくり、ゆっくり、後ろを振り返って。 >>225悪い笑顔を見て、勢いよく首を振る。] そ、そんなつもりじゃ、 確かに見た目じゃわからなかったけど、 …………あ。 [しまった、と口を押えるがもう遅い。 これでは、控えめだと言ってしまってるようなものだ。 もう何を言い訳するにも無理だろう。 >>226医務室で、ルークに苦い薬を飲むよう脅されるような そんな恐ろしい気持ちで耳と尻尾を震わせる。 ……でも、こんな状況だって言うのに。 僕は懐かしさや嬉しさを感じていた。 懐かしいのは、こういうやりとりに対して。 嬉しいのは……ルークが元気を取り戻してきていることと 僕に向ける言葉や、笑顔の中に、 彼……いや、彼女の感情がよくみえるようになったこと。] (273) 2020/05/24(Sun) 1:36:17 |
【人】 世界の中心 アーサー──“彼処”の男を。 久しぶりに仰々しく用意された紙には、 整った文字と簡潔な“依頼”。 結局この紙なんか、 灰も残さぬよう焼べられるのだけれど。 形に拘るおとこだった。 理由なんか、それだけ。 (274) 2020/05/24(Sun) 1:37:55 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 暖炉の火を顔に受け、 揺れる炎を薔薇色に宿す。 ──この時期に暖炉は暑過ぎる。 誰に向けるわけでない薄いだけの笑みを、 唯、 炎に向けていた。 此処最近の、 ひとりの記憶。*] (276) 2020/05/24(Sun) 1:41:36 |
【人】 世界の中心 アーサー[ リドルであった父は、若くして死んでいる。 二十年は昔、現リドルの僕はまだ10に満たない頃、 リドルの名を継いでいた。] (277) 2020/05/24(Sun) 1:43:07 |
【人】 部隊長 シュゼット[『もし、あなたの感情を取り戻す 助けになれているなら、僕はとても嬉しく思います。』 タブレットの返事に書いたあの言葉が 今、実現していると。そう思っていいのだろうか。 前は、ルークが僕と話すとき、 もう少し声の調子は平坦だったと思う。 昔は機械のようだったけれど、 今はこうして皆と同じように話せる自分と、 昔は情緒面も感覚も正常だったはずなのに 事故で己の感情を上手く認識できなくなった、ルーク。 できればこれからも近くで、できれば、ずっと。 彼女の助けになりたいと思う。 そんな風に思うのは、 ルークが僕と逆の状況のようだからとか、 沢山のものを貰い、助けられてきたからだとか。 きっと、それだけじゃあ、ないんだろう。] (278) 2020/05/24(Sun) 1:43:42 |
【人】 部隊長 シュゼット[ここまで、わかっているっていうのに。 僕はまだ、日記をやりとりしている先がルークだろうと 本人に確認する勇気が持てなかった。 僕が、取り返しのつかないことになる前に。 できることは全部するべきだし、 もしかしたら何か取れる対策が無いか、 相談するべき相手は、 どう考えても、日記に返事をくれた相手なのに。 >>230あと一押しが、僕には必要だった。 臆病な兎は、自分から踏み出すことはできそうにない。 そんなことができるなら、はじめから。 この先誰もみないかもしれないタブレット端末に 誰かに相談したいと思いながらもできていない、 自分の記憶に関わるかもしれない内容など 書くわけが無かったのだ。] (281) 2020/05/24(Sun) 1:44:44 |
【人】 世界の中心 アーサー* [ ある日の日記は、随分荒れている。 庭で見つけた、“今にも堕ちてしまいそうな” おんなの姿をした、 …… 先ず駆け寄ったのが、執事で良かったと思う。 もし、最初に見つけていたなら、 すぐに医者を呼ぶなんて気の利いたことは 出来なかったろうし、 握り込んだ銀色を、“何処”に向けていたやら。] (282) 2020/05/24(Sun) 1:45:21 |
【人】 部隊長 シュゼット うぅぅ……それで、許してくれるなら。 [>>227彼女の手の動きは、 きゅっと一つに結ぶような、そんな仕草。 僕はげんなりとため息をつき立ち上がると、 帽子の隙間から垂れ下がったロップイヤーを 両手でふにふにと触ってみる。 胸のあたりまで垂れているふわふわの兎耳は、 結ぼうと思えば結べそうな長さだった。 結んだら、結び目は顔の前に来る感じだろうか。 そうなったら喋りにくくなりそうだなあ。 ……なんて、場違いなことを考えていたら。] うん?開けて、中を見れば、いいのか? [>>230戸棚の中、と言われ、 頭の上にはてなマークが浮かぶ。 ペンギンは中に何があるか知ってるんだろう。 嬉しそうに渡してくるその子から鍵を受け取って、 わからないまま戸棚の方へと向かった。] (283) 2020/05/24(Sun) 1:46:11 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 文字の最後に強く滲む、インク溜まりを作っていた。 …手が止まっていたようだった。 このまま閉じては次にも染みてしまう。 繊維を辿るよに広がっていく紺色を見下ろし、 再度、己の記した“日記”を読んでいる。 普段よりもずっと読みにくい、崩れた字体だ。 日記なんて読ませるものではないとは思うけれど… たったひとことまで、遡り、 指先で筆跡を辿る。] (284) 2020/05/24(Sun) 1:46:52 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 咥内にアルコールの香が広がる。 此処の所、ブランデーの消費が増えていた。 今日は…誰が気を使ったのだか、赤色の其れ。 ──どうにも 味がしていない。 数日前から小食を極めている。 つまらない、 退屈だ、 ……心配? たぶん、そう言ったこと。] (285) 2020/05/24(Sun) 1:47:26 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 犬の声に、再度瞳を上げた。 薄く開いた窓に、欠けた月のみ映り、 僅かに掻き混ぜられる室内の空気に、 燭台の灯りが揺らいでいる。 …悪くない、夜だと思った。今日ばかりは!] (286) 2020/05/24(Sun) 1:48:29 |
【人】 部隊長 シュゼット ……待ってた、って。 そうか……もしかして。 [>>1:406勿論、僕も忘れたわけじゃなかった。 今日も、そのつもりで夜にここに来るつもりだった。 すぐ気が付けなかったのは、 ルークの手当とか彼女の服を脱がせてしまったりだとか その、色々あったのがいけないのだ。 戸棚の前までくる頃には、予想がついていて。 なにがあるのだろう、と。 隠せないわくわくで、丸い尻尾が揺れ。] わぁ……これ、ルークが? しかも、僕の好きな、苺だ…………! [鍵を開けた瞬間に。ぱち、ぱち、と瞬きをして。 眠さと疲れでいつも以上に垂れていた兎の赤い目は、 驚きで大きく見開かれた。 中に入っている瓶二つと、お茶の袋を取り出して。 それらを診察の机の上に持ってくれば、 瓶を持ち上げて下から見たりしてよく観察する。 やっぱり、思った通り。 ジャムの底には苺の実が沢山沈んでいて、 赤色の液体は宝石のようにきらきらと輝いて見える。 もう一つの方は何だろうか、と。 蓋を開けて匂いを嗅いでみた―――瞬間。 苺の甘酸っぱい香りが鼻を抜けていって。 僕は一気に、顔を綻ばせた。] (287) 2020/05/24(Sun) 1:49:17 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 窓の向こう、犬だけじゃあない姿に 何故だか先ず、吐息混じりの感嘆ばかりが漏れ “いつも”の言葉を紡ぐまで、すこしの間。 執務机を離れ、窓まで蹌踉るよな足取りで そんなに遠くじゃないというのに、 窓ひとつ隔てた彼方は、随分と“向こう”に思えた。] (289) 2020/05/24(Sun) 1:49:53 |
【人】 部隊長 シュゼット 凄いや。お茶も、あまり苦くないやつだ。 ……そうだ。ちょっと待ってて。 お茶を入れて、スープを温めるよ。 手当が終わったら、あげようと思ってたから。 [僕が持ってきたのはパンとスープ。 本当は、僕の夕飯用だったのだけど。 僕は今の体調でこれを全て食べる自信は無かったし 早く怪我を治してもらうため、 ルークに栄養をつけてもらうのが大事だ。 流石に、医務室に本格的な調理器具はないけれど お湯を沸かしたりスープを温めるぐらいはできそう。 料理はてんで駄目な僕だが、温めるぐらいならできる。 ペンギン君には、「ルークを見ててね」と頼んで。 僕はスープを小鍋に移して弱火でじっくり。 焦げないように、必要以上にかき混ぜて。] (291) 2020/05/24(Sun) 2:11:25 |
【人】 部隊長 シュゼット[少しして。ルークの寝ているベッドの方へ パンとスープ、お茶の乗ったトレーを運んでいく。 パンの側にはジャムの小瓶とスプーンを置いた。 全部ルークに食べてもらうつもりで置いた後、 ジャムとパンが目に入って、ごくりと喉が鳴る。 僕の反応は、お腹が減った、というより。 味がとても気になる……というのが正しい。] 全部食べていい、つもりだった、けど。 僕も、ルークのジャムでパンを食べたい。 ルークが僕に、って思ったら。 すぐ、食べてみたくなっちゃって。 パンを少し、貰っていいかな。 [僕は、ベッド横の椅子に座った後はそう言って、 すっかり緊張が解けた様子で緩く笑うと。 食べていいかなあ、とルークをちらちらと見ていた。 ……けど。視線が合ってしまったとき 服を脱がしてしまった時のことを思い出して。 ああいう状況に慣れていない兎の頬に、赤が差した。] (292) 2020/05/24(Sun) 2:12:37 |
【人】 部隊長 シュゼット[無事、お相子にしてもらえてパンもくれたなら ジャムをたっぷりつけて食べるだろう。 ほっぺたがとろけるような味わいに 幸せ満点の顔で、パンをほおばる。 ―――この後はまた見張りにいくけど 返事が来てても、新しい夢はないから 書くことが無いなあとか。 今まで日記に書いてない夢もいくつかあるから それを書くことにしようかなあとか。 食べながらそんなことを、呑気に考える。 返事をくれる相手はルークだろうと思っているから 今、僕は日記のことを考えていたのだが。] (294) 2020/05/24(Sun) 2:19:05 |
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