人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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視点:人

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【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 遠藤からのパスはどうだろう。>>318
  そんなに先輩はカクテル苦手でしたっけ、と首を傾げつつ
  「フルーツをウサギに切るだけですよ」とか。
  神田が遠藤作を望むなら、アクセントのアドバイス。

  その顛末がどうあれ。
  大咲は結果的に、美澄の涙腺を破壊した。>>341 ]


  ……目、あんまり擦ると痛んじゃいますよ。
  ティッシュかおしぼり、いりますか?

 
[ 初めて来店したあの日もそういえば泣いていたなと>>140
  ぎょっとした店員そのいちは不意に思い出した。
  迷子のアリスよろしく泣きじゃくる青年男性と、
  それを見守る店員の構図の再来である。 ]

 
(368) 2023/03/04(Sat) 0:10:20

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ、シードル……そっか、英語喋ってましたもんね。
  うん、了解です!


[ 良かった。うっかりソフドリを出すところだった。
  要望通りにシードルをグラスへ注ぎ、
  カットして残ったままの三日月オレンジの皮を切り
  ウサギのように縁へ差し込んで飲み物をお出ししよう。
  最終的なオーダーはチエ越しに通ってきている。
  順番的にはここからか、とリストを眺めて ]


  ……いつお店が無くなったかも分からないくらい、
  本当に小さい頃ですよ。
  確か低学年の頃……15年は前になるのかな……?


[ おぼえててくれてありがとう、ということは
  この人は多分、もう見えないものの思い出が欲しいんだ。
  振り返って、整理して、自分なりに泣いて泣いて。
  それで前に進みたいんじゃないかな、って、私は思った ]
 
(369) 2023/03/04(Sat) 0:10:37

【人】 厨房担当 マシロ

 

  お金も持ってるか分かんないような……
  いや実際はちゃんと、親からの食費持ってましたけどね?
  そんな小さい子どもにも、料理、提供してくれて。

  だから、覚えてます。今でも。


[ いちょう切りにした蕪をボウルに入れ、塩を多めに。
  ボウルを混ぜながら少しの塩を入れたお湯を沸かして
  菜っ葉を茹で。終えれば水気を絞って小口に切る。
  解したツナと細かく切った生ハムを混ぜて和えれば
  まずは塩気強めのツナと生ハムの蕪サラダの完成。

  前菜としてどうぞ、とお出しして。 ]
 
(370) 2023/03/04(Sat) 0:11:10

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 続けてイベリコ豚を薄く切り、調味料で味を調えて
  茄子とズッキーニ、トマト、芽キャベツを
  厚くならないように切っていく。
  耐熱皿の中に、それぞれを順番に──ミルフィーユ状に
  並べた後、上からチーズをたっぷり被せたら
  余熱をしっかりかけたオーブンで焼き上げよう。

  サラダから十分後、熱々のイベリコ豚のミルフィーユ焼き
  メインディッシュをお届けして。
  その頃には少しは美澄も泣き止むだろうか。 ]


  おばあさんの思い出の味とは、きっとまた違いますけど。
  イベリコ豚のミルフィーユ焼きと、
  ツナと生ハムの蕪サラダ、塩気強めです。

  泣いた後は美味しいご飯が一番ですよ。


[ ね? 多分、あの店主さんもそう言うんじゃないかな* ]

 
(371) 2023/03/04(Sat) 0:11:38

【人】 厨房担当 マシロ

 
― カクテル編 ―
 


  お、二人分行っときますか〜?
  遠藤先輩、うさぎ、難しくないですよ。
  頑張って!


[ 神田の贅沢注文はにんまり笑顔でお受けしよう。>>351
  てっぺん近くまで飲むようだし
  度数もそんなに気遣わなくて良いんだろう。

  シェイカーを取り出し、ビーフィータージンと
  レモンジュースを適量注ぎ、砂糖を少し。
  蓋を閉めてシェイクし終えたら、氷を入れたグラスに
  混ざり切った中身を入れてソーダ水を追加投入。
  クローバーのスートが先端に飾られた、
  かわいいマドラーで軽くステアして。
  向こうが透けるくらい薄く切ったレモンを二枚。

  左右のグラスのフチにレモンを優しく差せば
  クローバーのマドラーと相まって、これは。 ]

 
(381) 2023/03/04(Sat) 0:22:58

【人】 厨房担当 マシロ

 

  どうぞ、トム・コリンズです。
  甘さもほとんど消して、すっきり爽やかに振り切りました。

  うさぎはちょーっと難しかったので、
  眠りネズミにしちゃいました……けど
  神田さんスペシャルということで、ひとつ。


[ この前レジでクローバーを折っていたけれども
  これでスートは全部揃っただろうか?
  それともこの夜までに既に出会えていたかもしれない。

  大咲からのカクテル提供はこちらになりますが、
  進捗どうですか 先輩!** ]

 
(382) 2023/03/04(Sat) 0:23:02
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a44) 2023/03/04(Sat) 0:25:10

【人】 厨房担当 マシロ

 ― カウンターwith栗花落 ―



  お誕生日、おめでとうございます!
  ……あ。おめでとうございました…が正解…?

  ううん。私からのお祝いです。
  あちらのお客様からです、ならぬ
  あちらの店員からです……みたいな?


[ >>380 素直にカウンター席理由を教えてくれた栗花落へ
  頬を緩めながら祝いの言葉を紡ぎ。
  目が輝くのを眺め、にこにこと笑いながらそう返せば
  受け取ったオーダー(辛口苦手も合点ですよ!)を
  リストに書き込み。

  とはいえ注文というものは順番があるわけで
  更に言うと何故か一気にうさぎの手が忙しなくなり。
  「栗花落さん(カウンター席、銀髪の方)お誕生日です」と
  注文リストへ書き込めば。
  忙しなく動く大咲を同僚がフォローしてくれる。>>422 ]

 
(563) 2023/03/04(Sat) 21:12:36

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ どこかのタイミングで。
  しかしそれはきっと、瑞野とのやり取りを終えた後。
  お互いにすれ違う時にでも、瑞野や速崎、遠藤といった
  厨房を担当する面々には個別にぺこりと ]


  オーダーヘルプ、ありがとっ
  ちょっとなんか……色々思い出しちゃってさ
  余裕無くなっちゃった。助かりました!


[ と、お礼はきちんと言っておこう。* ]

 
(564) 2023/03/04(Sat) 21:12:40

【人】 厨房担当 マシロ

 ― そしてカウンターwith瑞野 ―



[ 大咲が動揺してしまったのは、
  まさか二度も同じ青年の泣き顔を見るとは思わなかったから。
  それもこの短期間で、二度目は自分の言葉で。>>396
  悪い方向で泣かせたわけでもないのだけれど
  おしぼりを求める姿に、慌てて表情を取り繕って ]


  あったかいやつ、用意しますね


[ まあ、パンもちゃっかり追加注文するあたり>>397
  泣きたいだけ泣けば、後は大丈夫な気がする。
  食欲は生きる原動力だ。食事は命なのだ。
  食べたくないんじゃなくて、食べたい、と心が思うなら
  此方からはそれに応えるだけだ ]

 
(579) 2023/03/04(Sat) 21:39:56

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ と思っていれば、袖を引かれた。>>419
  振り返れば知恵が此方をじいっと伺うようにそこにいて、
  お茶とか…と気遣う言葉へ、こくん、と肯き。 ]


  うん、……そうだね
  大丈夫になるための準備期間、だと思う

  あったかいおしぼりと、あったかいお茶
  用意してあげてもらっていいかな。


[ そう言って知恵を送り出せば、大咲はつい手を止めて、
  無意識に目の前の青年を見守ってしまっていた。
  ……思い返せば、大咲が初めて食べた手料理というのは
  あそこの定食屋だったはずで。

  ご飯ってあったかいんだ、と呟いた小さな自分を
  優しい店主が何も聞かず撫でてくれたことだけ
  大咲は今でも覚えている。 ]

 
(580) 2023/03/04(Sat) 21:40:09

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ありがとう、知恵さん。


[ >>492>>493 彼に提供されたおしぼりとパン、
  それから温かい──人の心が込められたお茶ひとつ。
  作っている時の、知恵と遠藤の会話は聞き取れず
  知恵が淹れるところを見ていたわけではないけれど。

  なんとなく、厨房の面々の色ではないな、と思った。
  だから無言で「ありがと」を伝えるように
  知恵の背中を、今度は大咲がやさしく叩いて。 ]

 
(581) 2023/03/04(Sat) 21:40:14

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……なんか、その
  本当は、お客様個人に踏み込むの良くないよなぁって
  分かってるんですけど。

  どうしてもあそこには……私も、思い出があって。
  ……とか言ったら、また泣かせちゃいますか?


[ その言葉が大咲から出てくるのは
  彼が一通り食べ終えた頃だっただろう。
  食事は人を笑顔にするものだ。
  また涙腺を刺激してしまったら味覚にも影響することを
  大咲もよく知っている。

  散々泣いたら、心が晴れる一品を、なにか。
  ……デザート類を作れたら、良かった、けど ]

 
(582) 2023/03/04(Sat) 21:40:25

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ。瑞野さんのサービス、まだ食べてないですよね?
  良かったら、食後にどうぞ。


[ 瑞野もオーダーの請け負いやなんやらで忙しない。
  きっと号泣する青年に気遣って静かにサーブされたであろう
  突き出し風の一口サイズあられピザをそっと示した。>>281

  時間が過ぎ去るのは存外早い。
  泣いているお客様──そして原因は自分──とあれば
  大咲は彼が落ち着くまで。
  或いは過去の思い出話の共有を求められるなら、
  応じるつもりで、そこにいた。* ]

 
(583) 2023/03/04(Sat) 21:41:44
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a79) 2023/03/04(Sat) 21:43:19

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 幕間・人の作るご飯って最高じゃん? ―



[ 何はともあれ店が落ち着いた頃合い。
  思わず一人のお客様と自分の共通点に引きずられ
  やや手が回らなくなったのを自省しつつも
  大咲は振られた話へ遠慮なく乗っかった。>>503 ]


  はいはいはーい!
  今日の大咲は手料理が食べたい気分です!

  え、この前のパオズの余りとか無かったっけ?
  角煮挟んで食べたいなー
  知恵さんのお漬物食べれるならそっちも食べたい!


[ つまり大咲は何でも良いのだ。
  皆の作る料理が美味しいことはよーく知っている。
  もちろん、見習いの知恵も含めて。

  完全に食べる側の意見として話題に頭を突っ込んだ。* ]

 
(585) 2023/03/04(Sat) 21:49:55

【人】 厨房担当 マシロ

 ― うさぎの甘い幕間 ―



[ 唐揚げ風ナゲットは唐揚げじゃないには
  諸手を上げて賛同し回る意見ではあるけれど。>>361
  本日の本題はシュークリームの大きさや如何に、であり
  更にそれを一緒に食べようという約束なのだ。 ]


  んーん。先輩が謝ることじゃないですよ?
  受け止め切れないものを受け止める必要がないのと同じで
  食べ切れないのに、無理に食べなくて良いんです。

  ほら、私と半分この口実にもなるでしょ?
  私は約束出来て、嬉しいですよ。


[ 前から、と聞かされれば
  思わずぽや…と頬を桃色に染め、「私もです」と返す。
  縮ませてしまった声を聴くのは本意ではないし
  今言ったことは全部本音だ。 ]

 
(594) 2023/03/04(Sat) 22:07:14

【人】 厨房担当 マシロ

 

  えへへ。約束ですよ、せんぱい。


[ シュークリーム、買って来て良かったなぁと
  大咲は数時間前の自分へ深く感謝した。

  余談だが、イメチェンしたらしい同僚の一人も>>308
  お返しとしてつまみ食い用あられピザをくれたので
  大咲はそれもちゃっかり美味しく頂くことになる。
  いやあ、イケメン同僚の貴重なイメチェン眼鏡姿に
  美味しいつまみ食いおやつも重なれば
  なんだかツケの請求が来そうだな?* ]

 
(595) 2023/03/04(Sat) 22:07:19

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ、おかえりなさい、神田さん


[ 祖母との温かい思い出で泣く青年を見守っていれば
  神田が外から帰って来ていることに気が付き>>599
  ふ、と顔を上げ、微笑んで声を掛ける。
  誰かに笑顔になってほしいとこの店の扉を叩いたくせに
  たったひとつのピースをいつまでも嵌められない、
  自分への歯痒さは一旦、心の内へ追いやって。 ]


  はい?


[ 微かに首を傾ぎ、差し出された一枚を見遣る瞳は
  ぱち、ぱち、と幾度か不思議そうに瞬いて。
  それから指先を伸ばしてその一枚を受け取った。 ]
 
(618) 2023/03/04(Sat) 22:45:16

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 冗談めかして笑いながら告げられた言葉は、
  完全に予想もしていなかった内容。
  確かにそんな人も存在しなかったこともないけれど
  神田は信頼出来る常連だ。

  故に、冗談には「ふふ」と笑い声を零して
  同じような声音と口調で言葉を返す。 ]


  えー。神田さんにならナンパされても歓迎ですよ?
  なんて、そんなの今更心配しませんよ〜!


[ しかしこの一枚は何なのか。
  ナンパじゃないことは理解しているけれど。写真?
  今見ても良いやつですか? とだけは一応尋ねて
  了承が得られたならその一枚を確認しようとしながら。 ]

 
(621) 2023/03/04(Sat) 22:46:35

【人】 厨房担当 マシロ

 

  シードルって言ってたので、対比がいいかなぁって。
  お砂糖少なめでシェイクしたら
  次のお料理のために、舌もリセット出来るでしょう?

  うさぎと対に……みたいな感じでもないんですけど
  折角なら、違うモチーフが楽しいかなって。
  喜んでもらえて嬉しいです。


[ だからこの泣いていた美澄にも、最後には
  笑顔になって帰って欲しい。
  知恵と似たような思考だ。>>601

  そしてそれは、勿論、お客様皆に思っているし
  ここの従業員も全員 同じ気持ちだと、思うのだ。* ]

 
(622) 2023/03/04(Sat) 22:46:42
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a81) 2023/03/04(Sat) 23:01:03

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 誰も知らないうさぎのこと ―



[ 遠藤とシュークリーム半分この約束を果たしたのは、
  クローズ後か、それとも客足も落ち着いた休憩中だったか。
 先輩と半分こに上機嫌の大咲は、
 それはもうにこにこ笑顔で色々な話をしたことだろう。

  そしてその日の最終退店者は大咲だった。
  今日色々ヘルプさせたお詫びだと、後片付けを
  いつもより多めに請け負ったから。

  故に大咲がロッカーの中に差し込まれたメモ一枚を>>544
  読んだ時、大咲以外には、そこに誰もいなかったはずで。
  実際他に大咲が気付かぬ誰かがまだ残っていたとしても
  大咲の顔は、見なかったに違いない ]

 
(646) 2023/03/04(Sat) 23:33:07

【人】 厨房担当 マシロ

 


  ( ──────…… )



[ 一度きりのクッキー。
  試作だから、と提供したランチタイム後の速崎の意見は
  ……実を言えば、大咲は自分で、店長に宣言済みだった。

  だから居合わせた大咲も、臆さず率直に物を言った速崎を
  気まずく思うどころか「そうだろうな」とさえ感じて。
  デザートを作らない理由は聞かなくても
  そういうところにはきちんと踏み込む人なのだ、と。 ]


  …………ばかだな、けいちゃんって


[ スターゲイジーパイ伝説を知る前に一時期だけ呼んでいた
  あだ名をぽつん、と呟いた。 ]
 
(647) 2023/03/04(Sat) 23:33:22

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ( 迷ってる人が作るデザートは、
    正式な商品としては向かないって分かってた。
    ……そうじゃないの? けいちゃんも、さ )


[ もし仮に大咲があのまま「いけます」と続けていても
  辛くなって駄目になる方が早かっただろうと分かっている。

  一緒に、という文字を何度も追った。
  気が向いたら。……いつか。いつの日か。
 
そう言って何回先延ばしで逃げて来たんだろう。
 ]


  ……。


[ メモとペンを事務用品置き場から借りて、
  速崎のロッカーへ、置手紙をお返しに差し込んだ ]

 
(648) 2023/03/04(Sat) 23:33:36

【人】 厨房担当 マシロ

 


   『  一緒になら、
作れる

            
作る



      作りたい
      私の勇気が出た時に
      だから準備して待っててよ


                 真白  』


 
(649) 2023/03/04(Sat) 23:34:10

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 大咲の手紙を速崎が読むか読まないか
  運命のいたずらで届きはしないのか。

  それは未来の速崎だけが知っている。* ]

 
(650) 2023/03/04(Sat) 23:36:26

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 「幸せプラス」の言葉にはにかんで。
  見ていいよ、と降りた許可を有難く頂戴し>>658
  裏面の白をひっくり返し、写真を見る。

  ──いつかの、うさぎクッキーの写真だった。
  そういえばランチの時に見せて貰ったな、だとか
  写真を本心から喜んだことも記憶に新しい。
  目を見開いて数秒固まり、予想外の写真のプレゼントに
  大咲は写真を持っていない方の手を思わず握り込んだ。

  嬉しいと言ったのを覚えていて、
  わざわざプリントしてきてくれたのだろうか。
  >>644 美澄にも何か、写真を渡しているのが見える。
  ……神田が席を立った後で良かった、と思った。 ]

 
(668) 2023/03/05(Sun) 0:25:21

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 写真の中でバニラ味のうさぎクッキーが笑っている。
  食べてくれた人の笑顔を思い出す。
  ──また作る時は、と約束した自分は

  そのいつか を
  いつ、遂げるつもりでいるんだろうな、と
  今日だけで得た幾つもの歯痒さが想起されて
  堪らずに一瞬だけ、痛い顔を浮かべそうになり、


       しかし 大咲はうさぎの穴の店員だ。
       ぐっと堪え、ポケットに写真を仕舞う ]

 
(669) 2023/03/05(Sun) 0:25:36

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 作れたらな、と思うことは、今日だけで幾つもあった。

  もし作れたら 美澄の心を甘味で癒せたかもしれないし
  もし作れたら 栗花落の誕生日も自分なりに祝えた。

  でもこの狭いようで広い世界に。
  私のお菓子じゃなきゃ駄目なことって、あるのかな、と
  自分の料理で誰かを笑顔にしたいと思う心は本心なのに
  馬鹿みたいな二律背反を抱えている。
 
いつまでも捨てられない記憶が心に住んでいる。
 ]

 
(670) 2023/03/05(Sun) 0:26:11

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ それでもこの写真は確かに、
  大咲に、「クッキーを喜んでくれた人がいる」ことを
  形として教えてくれるものだった。

  ……だから大咲は、その日の夜に
  速崎へ、あの手紙を残せたのかもしれない。* ]


 
(671) 2023/03/05(Sun) 0:26:18

【人】 厨房担当 マシロ

 ― シュークリームとうさぎ ―



[ 半分この約束は、閉店間際に果たされた。>>660
  「今どれくらいならいけます?」と遠藤へ確認し
  なかなかの難題であるシュークリーム切り分け作業を
  大咲は歴史の偉人めいたドヤ顔で成し遂げた。 
  単純な半分ではなく、食べられる量を配慮して切るのは
  塩梅が難しいけれど 全く苦ではない。 ]


  私も、結構久しぶりかもです
  あんまり甘いもの、自分で買ったりもしなくて。
  ここのデザートが美味しいおかげもあるし。


[ ひとつを両側から食べてもね、いいですけどね?
  それって恋とか始まったりしませんか?
  とはさすがに言わない。
  まあ、パスタやらエクレアよりマシな絵面には……
  いやクリームが零れる。無し寄りの無し。 ]

 
(675) 2023/03/05(Sun) 0:38:04

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ん。ありがとうはこっちのセリフですよ〜っ
  半分こで、一緒に食べてくれて、ありがとうございます

  ……こういうのって、種類とか関係なく
  ひとりで食べるの……寂しいし。
  だから、シャミ先輩が一緒に食べようって誘ってくれて

  ほんとに私、…うれしい、です


[ めまいがするくらい甘いのは、先輩とだから。
  頬にクリームのひとつくらい付けてくれたら
  「ついてますよ」なーんて言えるのにな。
  少食の遠藤にはクリームがつく食べ方は無いだろう。

  少女漫画みたいな発想は多分、
  今日の春にあてられている。** ]

 
(676) 2023/03/05(Sun) 0:38:07
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a87) 2023/03/05(Sun) 0:39:40