人狼物語 三日月国


245 【R18】×××な部屋に閉じ込められた王子様と騎士の選択

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【人】 王子 シール

[誕生日のお祝いとして贈られた花を手に、
従者と並んで街中を往く。
旅に必要な買い出しは、宿へ戻る帰り道に行う事にして>>38
人々が賑わう通りを眺めながら、気になる商店を覗いたりした]


 エース、…ちょっといいか?


[本屋の前で足を止め、少し先を歩く従者に声をかける。
店頭にある古ぼけた本を手にとると、表紙を捲った]


 古代魔術語の……辞書みたいだな。
 こんな小さいサイズのものがあるなんて、便利だ。


[わたしは剣士だが、魔術の心得も多少はある。
暗がりを探索する時の夜目ナイトビジョンや、地下迷路に印をつけるマッピング、ごく簡単な怪我を治す治療魔法など、どれもごく初歩的なものに過ぎないが。
旅の途中で魔術語が刻まれた石碑を見かけるなどして、
解読に成功すれば新たに魔法を習得する事もある。
辞書は願ってもないアイテムだ]
(41) 2024/01/17(Wed) 13:27:19

【人】 王子 シール

[ごく普通の魔法使いなら、この辞書に記載されている分はすべて頭に入っているのだろう。かつて魔術を学んだ誰かが、不要になって手放したものかもしれなかった]


 これが欲しい……、いいか?


[値段を見たが、高いか安いかはよくわからない。
昼食時に注文しようとした葡萄酒よりは、安いかもしれない。

わたしは過去に買い物で大失敗をやらかしたので、
今や財布は完全にこの従者が握っていた。
路銀にどのくらいの余裕があるか分からないので、
毎回このように伺いを立てることにしている。

旅の荷物は出来るだけ軽い方がいいが、
このくらいの辞書なら邪魔にはならないはずだと、
必要に応じて熱弁しよう。
果たして、辞書は無事に手に入れる事ができただろうか]
(42) 2024/01/17(Wed) 13:27:40

【人】 王子 シール

[本屋を出て、再び街の通りを往く。
それにしても、この辺りは本当に花の良い香りに満ち溢れている。
アロマの効果なのか、気候の良さも相俟って、ただ歩いているだけなのに気分がいい。
時折手元の花を眺めて、くすぐったそうに笑ったりもする。
幸せとは今のような一時をいうのだろう。

しばらくすると、今度は従者が声をかけてくる>>38]


 うん……、?


[改めて鼻を利かせると、確かに言われた通り。
付近に花屋がある訳でもないのに、周辺には
独特の香りが漂っていた。
こちらは大して気に留めなかったものの、
従者は好奇心を刺激されたらしい。
行ってみたいという案に反対する理由はなく、
促されるまま彼の背中をついていく]
(43) 2024/01/17(Wed) 13:27:59

【人】 王子 シール

 

 …───うわっ、
ぷ…



[複雑に入り組んだ路地を抜けた先で急に従者が立ち止まるので、
危うくその背中に追突しそうになった。
避けてもらった横からひょこっと顔を覗かせると、見慣れない光景が目に入る]


 ……あれは、……娼館?


[記憶の中にあるそうした建物よりは大分小綺麗に映るのは、
まだ日が高い時間帯だというのもありそうだけど、]


 ……洒落てる…?


[傍らの従者と、遠くにいる少女を交互に見て首を傾げる。
従者はこの顔なのだから、きっと百戦錬磨なのだろう。
慣れていそうな彼が、建物や少女を洒落ているというのだから、やっぱりちょっと良い意味で風変りなのだろう……けど、]
(44) 2024/01/17(Wed) 13:28:15

【人】 王子 シール

 

 エースは、ああいった場所を……
 利用したことが、あるのか…?


[わざわざあのような場所で金を出さずとも、街中で目当ての女に声をかければ用件は満たせそうな顔をしているけれども。
それはともかく洒落ていると言ったのだから、関心があるかもしれなくて]


 何なら、……今夜は自由にして、いいぞ。


[自身があの場所を利用する事よりは
隣人の関心があちらにあって、
夜の時間を過ごす事の方が気がかりだった]


 ……ああ、わたしは宿の部屋で過ごすから、
 心配は無用だ。留守番くらい出来る。
 それに、
 今夜は早く休もうと思うしな


[風呂に入って体を清めた後は、
部屋で手元の花を時々眺めながらゆっくりと過ごすのも悪くない、と思って。**]
(45) 2024/01/17(Wed) 13:28:35

【人】 王子 シール

[なお、娼館を利用したいのか?と聞かれたら、
きっとムキになって反発した]


 わっ、わたしはあのような場所で
 ハメを外したりしてはならんのだっ!

 そのっ、関心があるとかないとかではなく、
 ダメなものはダメなんだからなっ


[年頃の男子として、関心がないと言えば嘘くさいし、
あるというのも気恥ずかしい]


 そんなこと、いちいち聞くなっ
 
無礼者め……



[旅に出てからずっと無礼講なのだから、咎めたところで今さら感半端ない。そう思ったから、聞こえるかわからない小声で付け足すのが精一杯だった。**]
(46) 2024/01/17(Wed) 14:14:45

【人】 王子 シール

[娼館を訪れた事はあるのかと訊ねて>>45
すぐに返事が来るかと思ったらそうではなかった。>>51
こちらを憚ってる?
というわけでもなさそうで。


旅に出てから間もなく三年経とうとしているが、
自分の預かり知らぬ処で適当に欲求を解消しているかと思いきや、
(そうしてくれて一向に構わなかったのだが)
そうではなかったようで、逆にこちらが少し驚いてしまった]


 わたしを置いてそんな事しない……?>>51
 そうか、……
顔に似ず真面目なんだな



[顔に似ずと思わず言ってしまったのは、
顔が良いからこそ遊んでいそうといった先入観からで、すぐに失言だと気付くと従者に頭を下げた]
(55) 2024/01/17(Wed) 22:26:29

【人】 王子 シール

 

 いや、お前を不真面目と思った事は一度もないよ。
 すまない……、あと、驚いてしまって

 別に悪い意味ではなく
 ……わたしに遠慮せずとも?いいのに


[三年間共に旅をしてきて、
一度たりともムラムラした事はないのだろうか。
わたしに仕える前は、荒くれ者だったとは聞いている。

悪事三昧から改心したらしいが、やりたい放題から急に
禁欲生活に切り替える事など出来るのだろうか。
わたしには想像がつかないから、
ちょっとは事情を聞いてみたいとは思ったけども]
(56) 2024/01/17(Wed) 22:26:48

【人】 王子 シール

[わたしの興味は目の前の従者だけに向けられたものだったのに、
娼館に対してだと解釈したのか、急に強引に誘ってきて>>52]


 ヤダッ!!そんなのムリムリムリ!!
 そっ、それに、万が一どこぞで子でも成そうものなら、
 色々マズいのだ、っ、て、いやぁ〜!


[力でまともに張り合えば叶いっこないのだが、
わたしが子どものように駄々をこねて地面に足を踏ん張ると、
従者から先に手を離した。>>53
娼館の入口に立つ少女は、こちらの様子に気付いただろうか。
やりとりの声までは届かないにせよ、男同士で揉めている風にも見える光景は、一体どのように映ったのだろう]


 ……まぁ、どこぞの国では羽目を外す王子が
 いるかもしれないけどな。

 うかつに手を出して、王家以外に後胤を残すような
 真似はしたくない、という意味だ


[頭を垂れて詫びる従者にだけ聞こえように、もぞもぞと伝える。
お互いに目の前の建物には行かないという事だけが決まった]
(57) 2024/01/17(Wed) 22:27:33

【人】 王子 シール

[そして話は何だか妙な方向へ>>54]


 エロい話……だと?
 そんなの素面で語れるか!


[そもそもエロいネタも無ければ酒に酔った事もないが、
従者の経験談は聞いてみたい。
宿に戻る道すがら、旅の買い出しを済ませてから
再び昼間と同じ食堂の同じ席に着く。
もらった花は、部屋のベッドの脇に飾って置いてきた]


 さぁ、……もう夜だからな。
 エロい話をするなら、ワインで乾杯した後だ。
 
 うん?
 ワインも飲める大人だと言ったのはお前だぞ


[身を乗り出すようにして従者のグラスに注いだのは
念願の葡萄酒だったか]
(58) 2024/01/17(Wed) 22:29:05

【人】 王子 シール

 

 カンパ〜イ


[機嫌よくグラスを合わせてみたものの、
一口飲んだらクラッと世界が回って]


 ……うっ


[グラスを置いてテーブルの上に突っ伏す。
う〜〜……頭がグルグルして
話をするどころではなくなってしまった。*]
(59) 2024/01/17(Wed) 22:30:50

【人】 王子 シール

──回想・金銭でやらかした話──



[あれは三年前、
武者修行兼見聞の旅に出てまだ間もない頃だった。

旅立つ前は路銀はわたしが管理するようにと言われていた。
旅を共にする従者は忠実なる騎士だが、元はあらくれ者。
資金を持って、わたしから離れる事もあり得るかもしれない、
という懸念からだった。

そもそもどちらが持とうが、旅の途中で従者がわたしを
殺せば有り金を奪う事が出来たわけだが、
ここまで平和に旅が出来ているので、その点は杞憂だったわけだ。


そうして旅に出た訳だが、
旅に出る事は元より、今まで城下町ですら自ら買い物をしたことがなかったわたしが、まともな金銭感覚を持っている筈がなく。

城を出て数日後、賑やかなバザーに立ち寄った。
露店に並ぶ装飾品があまりに美しく見えたものだから、
思わず手に取って眺めてしまった]
(60) 2024/01/17(Wed) 23:26:41

【人】 王子 シール



 旅のお守りに良いと思わないか?
 お揃いのペンダントを持とう。


[わたしは商人のトークにすっかり乗せられて、
美しい装飾が施されたペアのペンダントに心奪われていた。
巷では恋人たちが持つようなものだが、
世間知らずなので、そのあたりの情報には疎い。

途中までは従者も側に居てこちらのやり取りを見守っていたが、
近くでスリ騒ぎがあったとかで、従者の気が逸れた隙に、商人の言い値で手に入れてしまった]
(61) 2024/01/17(Wed) 23:27:42

【人】 王子 シール

 

 とても縁起が良い石だそうだよ。
 うん、……よく似合う。


[自分の首に掛かったものと対になる装飾が施されたペンダントを
従者の首にも提げて満足する……までは、良かった。
超ゴキゲンな買い物を済ませた後で宿に向かったが、]
(62) 2024/01/17(Wed) 23:28:04

【人】 王子 シール

 

 ……あれ?
 金が足りない、……な?


[財布の残金をロクに確認せずに露店で使い果たしてしまったらしい。そう判明するや否や、従者は買ったばかりの二つのペンダントを持って、宿の外へと出て行ってしまった。
わたしには、この場から一歩も動くな、ときつく言いおいて]
(63) 2024/01/17(Wed) 23:28:33

【人】 王子 シール

[しばらく経った後で従者が戻ってきた時は、
掌中にはペンダントはなく、代わりにあの場で支払った金が丸々と収まっていた。
世間知らずの坊ちゃんは騙せても、元荒くれには通用しなかったという事だ。


以降、資金管理は従者が担う事になった。
無論、わたしはそれには従うしかなくて。

おかげで以降の旅は、贅沢出来ないものの、極端にひもじい思いもしなくて済んだ。
途中で冒険者向けの依頼をこなすなどして、
得た報酬を資金に足したりもして。
今でもこうして健やかに、食いつないで旅が出来ている。*]
(64) 2024/01/17(Wed) 23:31:02

【人】 王子 シール

[どこか遠くで、わたしを呼ぶ声がする>>68]


 ……う〜ん


[平衡感覚が狂って気持ち悪いけど、肩を支える手の力強さと伝わる体温は気持ちいい……あれ?わたしは今、何してるんだろう]


 うー……


[目を閉じたまま仰向けにされ、あーとかうーとか呻き声しか発する事ができない。口元にグラスの縁が当たると、慎重な手付きで少しずつ水が注がれる]
(70) 2024/01/18(Thu) 0:21:22

【人】 王子 シール

 

 ……んっ


[水を飲んでくれと言われるまま>>69
一回目は上手く飲めたけど、二回目の喉が鳴る前に口の端から水が溢れて顎や首が濡れてしまった。それに気付いたのか、すぐにグラスが口元から離される。
薄っすらと目を開けると、心配そうな顔をした従者と目が合った。
ゆっくりと瞬きすると、目尻から零れた涙が頬を伝った。
悪酔いで気分が悪くて]


 んうぅ……、気持ちワルイ……
 まだパイ食べてないのに……もう無理……


[空腹に初めての酒を入れたのが良くなかったのか、
胃の内側がドクドクして、胸がムカムカして、
喉に何も通せない気がする。
手つかずのパイを諦めないといけないのが悲しくて、さめざめと泣きながら、従者の手を借りて椅子から立ち上がろうとする]
(71) 2024/01/18(Thu) 0:24:43

【人】 王子 シール

 

 ……うっ


[部屋に戻ろうとするも、やはり足に力が入らない。
不本意だが、従者におんぶしてもらうしかなかった。
こちらに向けられた背にしなだれかかると、
後ろから肩に腕を回して両手をだらりと前に垂らす。
初めての酒が判断を鈍らせ、
これまで一度もしてこなかった体同士の接触を許す]
(72) 2024/01/18(Thu) 0:27:00

【人】 王子 シール

[部屋のベッドまで暴れずに大人しく運ばれる。
何にせよ、初めての飲酒体験は最悪の結果をもたらした。**]
(73) 2024/01/18(Thu) 0:28:19

【人】 王子 シール

──翌朝──



 ……う、んっ……。


[目覚めの気分は最悪だった。
ちょっとでも頭を動かすと、こめかみにズキリと強い痛みが走る。
刺激を与えないように、そーっとベッドの上に身を起こして]


 ……?


[あれ?
ここはわたしの部屋だ。どうやって戻ってきたんだっけ
と、疑問が湧いた後ですぐに、]


 
うわぁああ!!
…───イタ、タッ


[部屋の隅に居る人物>>76に驚いて悲鳴を上げて、
迂闊に大きく動いた拍子に頭を締め付けるような痛みに襲われて、
再びベッドの上に突っ伏した]
(77) 2024/01/18(Thu) 9:17:14

【人】 王子 シール

 

 
な、な、なんでお前がそこにいるんだっ?!



[恐らく様子を伺いに近寄ってきたであろう従者に声を荒げるが、二日酔いの喉はしわがれて思うように声が出ない。
……そんな事より]


 いや……いい、……先に水をくれ。
 頼む……



[こめかみの痛みを堪えながら、コップ一杯の水を所望した。**]
(78) 2024/01/18(Thu) 9:18:31

【人】 王子 シール

[水に入ったコップを受け取ると、中身を一気に飲み干した]


 ……っ、ふぅ……


[生き返った心地がして一息吐く。
手の甲で口元を拭ってから、従者を見上げた]


 ……で、お前はどうしてここに居るのだ?


[と、調子が戻った声で促せば、ゆうべの顛末を聞いただろうか。
話を聞いた後は、ここは自分の部屋だというのに、居心地の悪さを感じたかもしれなくて]
(79) 2024/01/18(Thu) 13:25:42

【人】 王子 シール

 

 そうか、……心配かけたな。
 お前にも食事を中断させて悪かった。

 それに一晩中そこに居たのだろう?
 ベッドで休ませる事が出来なくてすまない……


[従者から視線を逸らし、両手の中に収まった空のコップを見つめながら、罰が悪そうな顔をして詫びを重ねる]
(80) 2024/01/18(Thu) 13:26:43

【人】 王子 シール

[しかし、酒に関しては懲りたわけではなく、]
 

 ……酒の飲み方にしても、最初にしては無謀だった。
 まずは先に食べて腹を満たしてから、ワインではなく
 エールのようなアルコール度数の低い物からにすれば、
 次はきっと……。


[酒を飲む事自体を諦めてはいなかった。
お前は何か苦言を述べたかもしれないが、男子たる者いずれ酒を嗜む術は身に付けなければならぬ、と退ける。きりりっ]
(81) 2024/01/18(Thu) 13:29:03

【人】 王子 シール

 

 よし、……ではこの後で食事に行くか。
 ああ、もう立てるよ…大丈夫。

 いや、食事の前に風呂だな……。
 お前も部屋に戻って身を清めてくるといい。
 それか、部屋で休むなら食事を運ばせるが、どうだ?


[などと言って、今日のこの後の段取りを決めただろうか。
この街での滞在予定は明日まで。
買い出しは昨日済ませたから、今日は周辺の情報収集や今後の予定を決める事にする。
後で食堂で待ち合わせようと言って(きっと扉の外で待機しているだろうけど)退室を促した。**]
(82) 2024/01/18(Thu) 13:29:44
王子 シールは、メモを貼った。
(a3) 2024/01/18(Thu) 13:35:38

王子 シールは、メモを貼った。
(a4) 2024/01/18(Thu) 14:10:04

王子 シールは、メモを貼った。
(a5) 2024/01/18(Thu) 14:15:41

【人】 王子 シール

[従者を部屋から出した後で、湯を使い体を洗う。
昨日の買い出しついでに手に入れたアロマオイルを使えば、
二日酔いの気分も解消されたような気がした。
清涼感溢れる香りを髪から漂わせ、機嫌をよくして身支度を整えると部屋から出る。
相変わらずその場に従者は待っていた>>85けど、
昨日のように咎めはしなかった]


 待たせたな、では食事に行こう。


[自然と笑みが浮かんで声掛けすると、従者を伴い食堂へ向かう。
目の前に焼き立てのパイが出されれば、
二人とも食欲を思い出して、ゆうべ食べ損ねた分もあって
普段よりも多く食べてしまった]
(93) 2024/01/18(Thu) 21:57:14

【人】 王子 シール

[食事の後は、腹ごなしも兼ねて街へ探索に出る。
本日の天気が良い。花街の通りは今日も咲き誇る花が
そこら中にあって、眺めもいい]


 この街は本当に美しいな。
 二日といわず、もっと滞在したいものだが……


[明日でわたしが18歳になるということは、
王城に居る双子の兄も同じように成人の年を迎える。
お年を召した父王の事を考えれば、王子であるわたしが
いつまでも放浪しているわけにはいかない。
なので、のんびりもしていられず。
今はまさに、王都へ帰還の途中であった]
(94) 2024/01/18(Thu) 21:58:17

【人】 王子 シール

[賑わう通りを往きながら店先を眺め、合間に無事を伝える手紙を王都宛に出したりもする。半日を気ままに過ごした後で、とある情報を耳にした。>>86]


 試練の洞窟?


[軽めの昼食を摂るために立ち寄った店で、
従者が店の者と会話している処に入ると一緒に話を聞く]


 ふぅん……、この辺りでかつて行われた成人の儀か。
 いいな。わたしもちょうど明日で成人だ。
 腕試しと行こうか。


[無論従者も一緒だ。
わたしが乗り気になれば、彼も賛同する>>87
こうして、今日の残りの日程は洞窟探検へ向かう事になった]
(95) 2024/01/18(Thu) 21:58:36

【人】 王子 シール

 

 冒険者が腕試しで向かうとなると、
 それなりの準備が必要じゃないか?


[宿に戻って武装の準備が必要かとも思ったが、元は成人になる誰もが挑んだ試練なのだから、そこまで難易度は高くなさそうだ。
とはいえ、中には恐ろしい体験をした者がいると聞けば、手ぶらで向かうのは心許なくて]


 奥に祠があるなら、魔術語が刻まれた石碑が
 あるかもしれないな。
 昨日買ってもらった辞書を持って行っていいか?

 あと、成人の儀式なら昨日の花も身に付けたい。
 こういうのは、形式が大事だからな。


[昨日は身に付けなかったが、花屋からピンは受け取っていた。
宿の部屋に戻って、まだ咲いている白い花を手に取ると
ピンを取り付けて左胸の上に飾る]


 こうすると何だか、大人になるのだという自覚が
 芽生えて来た気がするな……


[簡単に準備を済ませた後、わたしたちはピクニックへ
向かうような軽い気持ちで街の近くにある洞窟へと向かった。*]
(96) 2024/01/18(Thu) 22:00:28
 




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