人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 軍医 ルーク

[ 視界のすべてが赤かった。
 炎は消し止められたようだ。
 耳音で滴る水の音に、
 ああ、流れている血だなと――そう思った。

 辺り一面の瓦礫の山、
 吹き飛んだ天井の向こうは、一面の闇だ。
 誰かの声が聞こえる、誰かの動き回る音、
 瓦礫をかき分ける音。

 彼らの声が、ひとつも意味を為さない。
 頭の中はぐらぐらと揺さぶられて、
 目に飛び込んでくる景色も一秒後には捻じれ、
 水にぬれて絞られる布のような心地がした。

 身をよじり、身体を動かそうとする。
 けれど、からり、と手元の破片が音を立てた、それだけで。

 そうだ、繋いでいた手が、あったはずだった。]
(394) 2020/05/17(Sun) 22:37:57

【人】 軍医 ルーク

[ 首を傾ける。
 小さな傷だらけの手は、確かにそこにあった。
 自分の右手と、つないだままだった。


 ――その手“だけ”が、あった。

 動いた視界の先に、大きな瓦礫がある。
 その下にあるものは――ああ、位置的にはわたしの脚か、と、
 他人事のように、思う。

 音のすべてが遠ざかる。
 けれど、鼓膜は大丈夫。
 視界に問題はない、赤いのは、血が入っているから。
 そんな風に淡々と分析しながら、
 駆け寄ってくる誰かの足音を聞きながら、

 まるで、ピアノを弾いている指の上に
 蓋を思い切り閉められたように、
 自分の中に『何か』が致命的に断ち切れたということに、
 気づいては、いた。

 そのときは、それは両脚のことだと思った。
 切れてしまった糸はそれだけではなかったということを、
 病室で自分を診察した医師のカルテを盗み見て、知る。

 ―― そのときも、もう、何も感じなかった。]
(395) 2020/05/17(Sun) 22:39:33

【人】 軍医 ルーク

      [ ――… ]


[ 目を覚ます。
 最初に目に入ってきたものは、医務室の固い床と、]


  ……ぺんぎん……


[ そう、ぺんぎん。
 目の前で此方を覗き込みながら、必死の様子でぺちぺちと、
 頬を羽で柔らかく叩いている。
 ああ、そうか、寝入った。
 あと三時間もすれば、仮眠をとる予定だったのだけれど。
 のろりと身体を起こし、揺れる頭を騙すように目を閉じて、
 少し待ち、開く。]
(396) 2020/05/17(Sun) 22:40:40

【人】 軍医 ルーク


  今夜は、勤務はない……
  起こしてもらったところ悪いけれど、
  それは明日だよ。


[ そうじゃないそうじゃない、とばかりに
 ぺんぎんはぷるぷる首を振る。
 しかし、この調子では明日の勤務に差し触るか。
 食事だけでも、と、机の上の瓶を取ろうとしたところで、
 ぺんぎんが机の上に飛び乗り、袖をぐいぐいと引く。
 今日は何がしたいのだろう、一向に分からない。
 手を止めて、とりあえず椅子に腰かけていると、
 どこから調達してきたのか、
 丸パンを一つぐいぐいと押し付けてきた。]


  ……食えと? 
  栄養なら、錠剤の方があるのに。
  君のすることは、不思議。


[ 首を傾げるが、食べれば気が済むのだろうか――と、
 千切って口に運ぶ。]
(397) 2020/05/17(Sun) 22:41:35

【人】 軍医 ルーク

[ まるで味がしないそれを飲み下せば、
 久方ぶりの固形物に驚いた身体が全力で抵抗し、
 飲んだものをそのまま吐き出させようとする。

 ああ、吐いたら面倒だな――と、口元を押さえ、
 机の上にあった瓶を片手で開け、中身をパンごと流し込んだ。

 AME015。

 味のない液体で、味のないパンを流し込み、食事を終える。
 ぺんぎんは、ふー、と大きく息をついて、
 机の上に座り込んでいる。
 栄養剤の効果は抜群で、暫くすれば、
 動くのに差しさわりがないくらいに体調も戻る。

 これから徹夜が続いたときはこれを飲めばよいか。
 自分用にも少しばかり発注しておこう。]
(398) 2020/05/17(Sun) 22:43:01

【人】 軍医 ルーク

[ 明け方近い時間帯、人気のない基地の中をゆっくりと歩く。
 ひとりと一羽の、ゆっくりとした足音。
 自室には向かわなかった。 
 この東棟の、外壁へと。

 いつからだろうか、外壁を訪れて外を見るようになった。
 目的は、大穴の『観察』。
 毎日というわけではない。
 ただ、あの大穴を見上げながら――時折、手を翳してみる。
 天を眺めている。
 夜目は効くが、視力自体はそこまで強くない。
 生き物の影までは見えず、
 天で発光する植物や苔の明かりは、少しぼやけていた。

 見張りは外を見張っている。
 内部寄りの見つかりにくい場所なら分かっていた。]
(399) 2020/05/17(Sun) 22:44:11

【人】 軍医 ルーク

[ やがて、『月』の時間が終わり、
 『太陽』に切り替り始めるころ、
 足元に壁面の、そして自身の影が差し、
 それに追い立てられるように外壁を離れる。

 立ち去り際、見張り台に寄ることにする。
 この時間帯は、見張りは此処にはいない。
 自分が立ち入る領域ではないのだが、
 今朝見たものの記録を取るため、机を借りようと思ったのだ。
 尤も、気づいたことなどそれほど多くはない。
 只、あの大穴の向こうに何も見えないことに関する
 仮説を一つふたつ――…

 胸元のポケットに入れた用紙の束メモを取ろうとして、
 ペンがないことに気付く。
 ああ、寝ていた時に医務室に落としたのか。
 今から取りに戻るのは面倒、申し訳ないが借りるとしよう。
 引き出しを開ければ、そこにあったのは誰かの私物。
 ノートや煙草だの双眼鏡だの、雑多なものだった。

 そのくせ、見張り台だというのに筆記具は見つからない。
 もしかしたらそれは他の引き出しにあるのかどうか。
 手を奥に差し入れ、何か固いものに触れる。
 なんだろう、と引き出してみれば]
(400) 2020/05/17(Sun) 22:45:53

【人】 軍医 ルーク


  ……タブレット。


[ 不用心なことだ、盗られたらどうするのだろう。
 ひとのものを盗ったり読んだりする趣味はない。
 そのまま奥に戻そうとして、
 その手が止まったのは――見てしまったから。

 赤い布の袋から覗く裏面の角にある、ひとつの『印』。
 一見すると只の引っかき傷のように見える、それは。]

  
  ―――…


[ 心臓が、どくりと鳴った。
 これは、基地の人員に支給されているものだったはず。
 発掘された遺失技術の産物の一つで、
 何処かで大量に発見されたものと聞く。

 ……いつ、どこで、
 だれが?

 タブレットを取り出し、画面に指を滑らせる。
 ロックがかかっている。
 思いつくパスワードをいくつか入れてみるが、
 どれもエラーに弾かれる。
 当然だ、これを使っているのは――父ではない。
 諦めきれずに、単語を無差別に入れてみても、駄目だ。]
(401) 2020/05/17(Sun) 22:47:51

【人】 軍医 ルーク

[ 恐らくは、発掘と研究に携わっていたのだろう。
 発見されたそれらが回収されて、
 期間を置いて実用に至り、基地に支給された。
 父が居た頃、この地域で発掘されたものかもしれない。
 だとしたらこの中身はとっくに初期化されて、
 痕跡なんて、何も残っているはずがない。
 そのまま袋に戻して立ち去ろうとして、ふと――…

 魔が差した、というのだろうか、
 あるいはある種の天啓だったのか。
 不意に指先が綴ったのは、どうしてか。
 先ほど自分が口にした、薬の名前。
 ……棚の中にある、捨ててしまおうと思った、
 それと同じ名前。

 ――画面が、切り替わった。]*
(402) 2020/05/17(Sun) 22:49:34

【人】 ミア



 [ 頭の良い武器なのだろう。
  頭の悪い奴の感想は、大概頭が悪かった。

  乗り込んで直接殴れれば
  そんな面倒くさいこと 考えなくてすむのに、とは、
  失うものを知らない立場の戯れ言だ きっと。 ]

 
(403) 2020/05/17(Sun) 22:50:44

【人】 ミア



    「 ……帰ってこないと駄目なの? 」

 [ 読めない紙を手渡されて、読めないと正直に答えて、
  ひとつ、ひとつ、内容を反芻している時だった。

  ……よく分からないうちに拾われて、
  飼われてしまったのならそうするべきだろうけど、
  帰巣本能なんて賢いものは遠いし、
  何より そんな 戻れるかなんてちっとも知らない。
  飼われているにしたって!

  "死んだ"時だって、
  引き摺られた跡に赤が伸びていた。
  犬の牙じゃあない ─── そういうことだ、つまり。 ]


 
(404) 2020/05/17(Sun) 22:51:54

【人】 ミア



   兎ができるよ。

 [ 単に行儀の問題か、敬意も何にも無いのか、
  銀の切っ先を 林檎と異なる赤色へ向けて。

  ……反抗したら如何するんだろう。
  と 僅かに思えど、
  これまで一度もしなかったし、
  多分、これからも、しない。不思議なこと!


    とはいえ、
    したら したで、死ぬだけだろう。自分が。 ]

 
(405) 2020/05/17(Sun) 22:52:31

【人】 ミア



  ………… でも、それより外に出れば良いのに。
  あのひとたち さっき言ってたよ。
  なんとかさんから招待状が来てるって。

  多分えらいひとでしょ?

 [ あのひとたち。
  今度切っ先が示すのは 扉の向こう。

  お行儀良く座るのに飽きたにんげんは、
  ずる、と 滑っては、肘掛けに凭れる体勢。
  いよいよ犬じみている。

    ─── 違い。そう言えば 首輪も無かった。 ]

 
(406) 2020/05/17(Sun) 22:53:24

【人】 ミア



 [ オレンジのひとつを手に取り、
  遊ぶよに一度放って、また 手に取る。

  寝転がりながらするものじゃあないけれど、
  文字を綴るよりこっちのほうが断然やりやすい。
  縁に切っ先を刺し、くり抜いて、
  ……嗚呼 途中から胡座に変わった! ]

 
(407) 2020/05/17(Sun) 22:53:45

【人】 ミア



   いかないの?
   ……"あぶない"なら、
   いい人連れて行けば 盾にはなるかもよ。

 [ 白すぎる いろを、見上げつつ。
  毒は食べたこと無いかも、とか、なんの冗談だか。 ]

 
(408) 2020/05/17(Sun) 22:54:18

【人】 ミア



 [ 薔薇の飾り切りが 軈て、机を彩る。
   良い出来映え!─── 満足そうに わらっていた。

  成程確かに こういうものは、
  何かしらで残したくなるのだろうか なんて、
  ぼんやり 思って。 ]

 
(409) 2020/05/17(Sun) 22:55:37

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ ベランダに出ても片手に持っていたスマホから
  ぴろりん、と着信音が鳴る。
  彼の返信に少しだけ ─── >>284
  少しだけ、ムッとした。
 
  別に、揶揄うような文面にではなく。
  かわいいスタンプなんて添えている事にでもなく。


     ホント、身勝手な理由なんだけど ──── ]
 
(410) 2020/05/17(Sun) 23:35:48

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
  [ " 五十嵐さん " って苗字呼びされることに ]
 
 
(411) 2020/05/17(Sun) 23:35:51

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ ああ、もう。
  だから分かってるってば、身勝手だって。
 
  そもそも皆の前で苗字呼びに変えたの、
  
                 私からなんだから。 ]
 
(412) 2020/05/17(Sun) 23:35:53

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ しっかりと覚えてる ────
  あれは、小5のバレンタインデーだった。
 
  しずちゃんが雪也くんに" 告白する "と言いだした。
  だから放課後に彼を体育館裏へ呼び出して欲しいって。
  普段から私と彼が仲良しなの
  しずちゃんも知ってるから、お願いされたみたい。
 
         ────── きょとん、としたよ
 
  恋をしている彼女を見て
  初めて 男の子と女の子の溝を感じたっていうか
 
             意識しだしたっていうか。 ]
 
(413) 2020/05/17(Sun) 23:35:56

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 目を丸くしている私に、
 『 雨音ちゃんは、そういうのじゃないんだよね ? 』
  そう、しずちゃんが聞いてくるから
  流されるままに ぎこちなく頷いて。
 
  放課後、彼の手を引っ張って
  体育館裏まで連れて行ったあとは
  私は逃げるように家まで走って帰った。
 
  その時の結末は、今でも聞いてはいないけれど
  翌日以降ふたりの態度で何かを悟ったんだと思う。
 
 
  ともかく、それからかな
  彼を幼馴染だけでなく 男の子と意識しはじめたのは。
  そうなると、苗字で呼ぶようになった。
  皆の前で『 雪也くん 』って呼べなくなった。 ]
 
(414) 2020/05/17(Sun) 23:35:59

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 


            [ でもね、 ────── ]
 
(415) 2020/05/17(Sun) 23:36:01

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ ふたりしかいないトコだと、苗字で呼ぶ方が怖いの。
 
  全部を苗字呼びにしちゃうと
  " 幼馴染 "っていうのまで消えてしまいそうで。
 
 
         うんうん、だから分かってるって
                 身勝手だ、って。 ]
 
(416) 2020/05/17(Sun) 23:36:04

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
   やっほ、雪也くん !
 
 
[ ベランダから出てきて手を挙げる彼に >>285
  私は昔ながらの挨拶。
  私がおすそ分けしたヒマワリ柄のマスク姿を見れば
  似合ってる、似合ってると笑って。 ]
 
 
   あ、でも登校する時は別のマスクにしてよ ?
   おそろなんは ちょっと恥ずかしいし
 
   私が 違う柄のマスクつけてもええけど
 
 
[ マスク姿で真顔に徹していれば
  彼も私の感情は読めないでしょう。距離もあるし。
  
ほんと、頬の色づきまで隠せるマスクは便利ね。
 ]
 
(417) 2020/05/17(Sun) 23:36:07

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
   私はタツノオトシゴが見たいなぁ
 

[ 天王寺なんて提案されてたら、>>287
  あべのハルカスの展望台から通天閣見たいって
  騒いでたかな。ほら、今緑色らしいから。
  でも本当は 何処だっていいんだよ。


       
貴方と 日常に戻ったその先の ───

 
        
ありきたりな未来の話がしたいんだ
 ]
 
(418) 2020/05/17(Sun) 23:36:10

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
       え、……… なに ?
 
 
[ 名前を呼ばれて >>329
  不思議そうな瞳を彼に向ける。
  次の言葉まで間が開けば、首を傾げたりして。 ]
 
(419) 2020/05/17(Sun) 23:36:13

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
   ……… うん、
いく !!

 
 
[ 公園へ散歩、なんて乗らない筈が無くて。
  慌てて部屋着から着替えて ───
  もう日差しも強いからノースリーブの白ワンピ。
 
  彼も家から出てくれば
  『 濃厚密着はダメだからね 』
  なんて冗談?を飛ばしつつ 歩き出そう。 ]
 
(420) 2020/05/17(Sun) 23:36:15

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
   ノートかぁ ……
   新学期だし、私も新しいの買おうかな
 
 
[ 彼が買い物もするのなら、
  もしノートを買うのなら、私も同じものを。
  ノートぐらいおそろでも誰も何も言わないでしょ。 ]
 
(421) 2020/05/17(Sun) 23:36:18

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
   はあ、暑いね ……
   日傘持ってくればよかった
 
 
[ ようやく自粛が明けるのはいい事だけど
  その間に季節は" 春 "を丸ごと切り取られて
  もう" 夏 "に向かっているかのような陽射しで。
 
            次の春は ─────
            一緒に思い出を作れる春は
            ちゃんと来年やってくるのかな


      眩しそうに てのひらで太陽を隠しながら 
      私は少しだけ、そんな事を考えていた。 ]**
 
(422) 2020/05/17(Sun) 23:36:21
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a57) 2020/05/17(Sun) 23:37:48

軍医 ルークは、メモを貼った。
(a58) 2020/05/17(Sun) 23:42:55