人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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視点:


【人】 船医 チャンドラ

─ ??? ─

[スリープ装置の中で眠るゾズマの表情が柔らかくなったように見えて、少しだけ安堵の表情を見せる。
ずっと何かに悩んでいるかのような翳りが消えている──ような、気がして]

……うん、いい顔になったじゃないか。

[そう、呟いた]
(339) 2022/07/23(Sat) 14:50:43

【人】 船医 チャンドラ

― ??? ―

[突然始まったアンテナとの『ごっこ遊び』はどれだけ続いたか、日誌に記してはいないので正確なところは分からない。
お菓子作りをすると言って走っていったアンテナ>>-1084>>-1086は、きっとこれから通信のチェックを行うのだろう]

……コーヒー用の砂糖くらいなら、まだ残っていたかな。
もうアマノのは飲めないけど、サダルのはどうだったろう。

[そんな遣り取りを、表面では『人間らしい生活』として受け入れるのは必要な事なのだろう]
(514) 2022/07/24(Sun) 20:16:14

【人】 船医 チャンドラ

[一度、アンテナに乞うてみた事がある]

……ねぇアンテナ。
『お母さん』じゃなくてさ、名前を呼んで頭を撫でてみてくれない?

[ごろんと、身長のそう変わらないアンテナの細い膝に頭を預けて目を閉じる。
アンテナは不思議そうにしながらも受け入れ、小さな掌で髪を撫でてくれる]

――……うーん、やっぱり違うかも。

[撫でられながら、苦笑する]
(515) 2022/07/24(Sun) 20:16:29

【人】 船医 チャンドラ

宇宙船の中ってさ、色んな人が居て、生活していて。
一日の間で全然顔を合わせない人だっているんだけど――でも、小さな家族みたいなものかなって思って。

そうしたらアンテナ、君は皆の『お母さん』なのかなと思ったのだけど。

[瞼を開き、身を起こしてから。
やっぱり不思議そうにしている――ように見える――アンテナの短い髪を撫でる]

……やっぱり君は君、アンテナだね。
(516) 2022/07/24(Sun) 20:16:39

【人】 船医 チャンドラ

[寝る前の日誌を付けた後、もう一つ書いておくべきものを片付ける]

[いつかの日、「まだ早い」と思っていた乗組員へ遺す>>3:17もの。
こうなってもまだ書けずにいたけれど、きっとそう長く時は残されてはいないから]

うーん……とは言っても、なぁ。

[乗組員とは、運航中、事務的な会話ばかりしていたように思う。
個人が望むもの、遺したいものもそうは思い浮かばず]
(517) 2022/07/24(Sun) 20:17:03

【人】 船医 チャンドラ

……ああ、アレだけはどうにかしておかないと。

[ごそごそと、寝床の近くから『はじめての一人暮らしごはん』を引き寄せると、最終ページを開く。
ペンで、慣れない言語の形に苦労しながら『
天野 大海
』と署名をする]

うん、これでこれはアマノのもの。
後で食堂に置いておこう。

[自分の物だったと分からないように雑な偽装工作をして、満足そうに笑う。
ついでに途中のページに『ありがとう、おいしかった』とメモを挟んでおいた]
(518) 2022/07/24(Sun) 20:18:08

【人】 船医 チャンドラ

[結局、悩んで悩んで、再生医療関連の書籍だけはアマノに譲り、他の乗組員には船内の私物を好きに持って行ってもらう形にした]

[かつて父が母に贈ったという月型のピンだけは、自分と共に埋められてしまうのも寂しい気がして――『その時』が来たら、アンテナに託そう>>8と思う。
アンテナならば必要な者が居たなら察して計算して渡してくれるだろうし、
必要な者が居ないと判断されたとしても、自分を母と呼ぶ彼女が持っていてくれるのなら、気持ちが慰められる気がした]

[その後、アンテナが処分>>218され、ゾズマが回収>>486してくれるところまでは想像もしていなかったけれど]
(519) 2022/07/24(Sun) 20:18:42

【人】 船医 チャンドラ

[形見分けではないけれど、バーナードには一つ頼み事を残しておくことにした]

[自分がもし死んでしまった時は、喪主を務めて欲しいと。
血縁も無ければ婚姻関係も無い彼に頼むのは筋違いなのだけれど、
別れ際に「こんなことしか出来なくてごめん」>>5:154と言ってくれていた彼だから、最後に一つくらい無茶な頼みをしても許して欲しい]
(520) 2022/07/24(Sun) 20:19:09

【人】 船医 チャンドラ

[とても不本意ではあるけれど、各地にあるセリーニの名を冠する医院と本家との断絶は、自分の力不足から表沙汰には出来ていない。
そして、その各地の医院は、恐らくバーナードの出身地のお得意様・・・・だろう。
上がこの遺書をどう扱うかは分からないけれど、この『セリーニの名を伴った頼み事』が、多少でも牽制になれば良いと思う]

[彼に見送って欲しいという我儘な気持ちが無いとは、言わないけれど]
(521) 2022/07/24(Sun) 20:19:31

【人】 船医 チャンドラ

― ??? ―

[医療ポッドに入って、どれくらいが経っただろう]

[うとうとと、ぼんやりと、眠っているような感覚。
時折、意識が浮かび掛けてはまた沈んで、微睡みの中に戻って]

[医療ポッドに入る前から続くアンテナの習慣>>15が、幾度繰り返されたか。
芽が出ては枯れる植物、それの意味も何も考えられず、感じもせず]

[ただ、誰かの気配に包まれている>>259気がして、不思議と寂しくは無かった。
その気配>>260は哀しくて、最後に聞いたバーナードの言葉>>5:162をぼんやりと思い出す]

『謝るよりも、感謝して欲しいなぁ』

[――なんとなく、そう思った]
(522) 2022/07/24(Sun) 20:19:52

【人】 船医 チャンドラ

― 帰還のとき ―

[アンテナの声>>16に、意識が浮上する。
瞼を開き応えたかったけれど、踊る少女>>17>>18に笑い掛けてあげたかったけれど、指の一本も動かすことは出来なくて]

――――――……

[良かったと、心の中でだけ呟いた]
(523) 2022/07/24(Sun) 20:20:04

【人】 船医 チャンドラ

[心残りは、たくさんある]

[自分の病院を持ちたかったし、家族も持てるなら持ちたかった。
まだ再生医療の成果だって出せていないし――バーナードにだって、教えなければいけないことはきっともっと沢山あった]

[けれど、再生医療の研究についてはきっとアマノが成就してくれる。
バーナードに掛かっていた『呪い』も、きっと解けた筈。
あとは誰か、彼を想う、自分よりも優しくて根気強い人が現れてくれることを祈るだけ]

[それはそれでとても面白くない気がしたのだけれど、そんな自分の心の都合よりも彼が幸せになることの方が大事だから]

――――――……

[誰も彼も、皆が幸せになって欲しいと、そう思って]]


[――あとはもう、何も覚えてはいない]
(524) 2022/07/24(Sun) 20:20:47

【人】 船医 チャンドラ

[人は死んだらどうなるのだろう]

[天に昇るのか、地上に意識のみ残して漂ってしまうのか、はたまた生まれ直し地上へと戻ってくるのか]

[自分はどれも信じてはいなくて。
だから自分はただ、消え去るだけだろう]
(525) 2022/07/24(Sun) 20:22:02

【人】 船医 チャンドラ

[――だから]

[誰かの夢の中で、ペンダント>>330>>481を身に着けて、慣れないヒールの高い靴を履き笑う自分>>-1253は居ないし]

[日誌から食生活を垣間見られ>>180て、慌てる自分も居ないし]

[ラサルハグの見る空>>448の中にも、自分は居ない]
(526) 2022/07/24(Sun) 20:22:23

【人】 船医 チャンドラ




「君なら何でもできるよ。好きなことをするといい」


[――誰か>>471に、
そんなふうに笑い掛ける自分も、また居ないのだろう*]
 
(527) 2022/07/24(Sun) 20:23:27
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a59) 2022/07/24(Sun) 20:39:02

【人】 船医 チャンドラ

― 宇宙船・ミスティックアンテナ号の帰還より約1年と少し後 ―

[医師チャンドラ・L・セリーニの葬儀は、
抜けるような青空の日>>320に、厳かに、ひっそりと執り行われた]

[群がるマスコミ関係者を排し、事故当時の乗組員や、故人の知人友人のみで行われる見送りの儀式]

[そこで語られる出来事、光景、それは死者には知り得ないこと]
(556) 2022/07/24(Sun) 23:21:50

【人】 船医 チャンドラ

[遺書>>3:18の公開と執行は、特に問題無く遂行されたようだ]

[研究所への条件――名を『セリーニ』に改める事については少しばかり揉めたようだけれど、
結果、名より実を取る研究員のみ残る形となり、組織の清浄化が行われたことで解決を見せた]

[膠着状態にあった研究も、とある若き研究者>>439の協力により、飛躍的に進捗したらしい。
別分野の技術を取り入れられた事が良かったのだろう――そう、古株の研究員は語った]

[四肢、臓器、生殖器官――これからも、徐々に造り出せるものが増えていくことだろう]
(557) 2022/07/24(Sun) 23:22:03

【人】 船医 チャンドラ

[それと共に、不要となるものもある]

[臓器の為に売られてゆく者、移植の為だけに生み出されたクローンや、便利に利用されていた実験体など。
そういった者達の受け入れには、大きくなりゆく研究所から独立した保護施設が充てられた]

[その頃から、それ以前にあった制限の緩和>>266と併せ、彼等の人権について取り沙汰され。
中には人間と同じように扱うべきだという声も上がり始めている]

[これから5年、10年、或いはもっと先――
いつの日にか、彼等が人と同じように暮らせる日が来るのかもしれない]

[生きていさえすれば、『希望RUKKA』はあるのだから――*]
(558) 2022/07/24(Sun) 23:22:22