ランダム機能


ユーザ登録




人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 宝石人 リリス

そんなやり取りを続けているとバザーに到着しました。
手を繋いで暫くは一緒に歩きます。
賑やかながら、基本的に周りの視線は本に向けられていました。
リリスも本のタイトルに視線を落とします。
気になる本があると、つい足が止まりました。繋いだ手が離れることはなかったけれど、足が止まって本をジッと見てる、時には手に取る、なんてことはすぐにあったでしょう。
手に取るタイトルはまちまちです。
古代文字の話であったり、光魔法の応用であったり、魔石の加工法であったり。


「…うん。一時間後。
 えっと、この針が一周したら、だよね。」


そんなふうに他に意識が向いてしまったので返事は一拍遅れましたが、スノウの方を向いてにっこりと頷きました。
懐中時計>>114の見方も確認してバッチリです。
小さく手を振ってからまた視線は本へと落ちていきます。
(119) 2023/06/26(Mon) 20:27:41

【人】 宝石人 リリス

リリスの場合いろんなものに興味があるのでどうしても進みが遅いですが、購入まで進んだのは生活魔法の本でした。
リリスは火の属性がありませんから、火の魔法は一切できません。
けれど、生活魔法の範囲なら、もしかしたら魔力自体を操作して火起こしくらいできるようになるかもしれないからです。
ついでにそこに並んでいた料理の本も買いました。
そして、少し気になって見ようとしたのは"反転"の言葉があるものです。


「反転。反転。はんてん。
 …うーん、無いなあ。」


今のスノウのままでもちろん大好きです。
でも、スノウはもしかしたら、元の属性に戻りたいのでは無いでしょうか。
もしそうなったとしても、絶対にスノウのことが好きなままでしょう。
でも、もしそうする手助けができたならと探してみたのですが…ありません。
懐中時計を見るとそろそろ針が一周しそうです。
アルマジロの所に戻らなきゃ。そう思って元来た道を戻ろうとしました。
(120) 2023/06/26(Mon) 20:28:03

【人】 宝石人 リリス

ところで、宝石人は希少種です。
あまり知られていない種族ですからダークエルフかその亜種ではないか、と間違えられることがあります。>>0:135
だからエルフの一部には冷ややかな目を向ける人も居ました。
もちろん、良いエルフの方が多いですけれどね。
そんな視線をリリスは気にしません。と言うかあまり気づきません。
自分に関わってこないなら、気にする時間が惜しいと思います。
関わってこれたら「違うよ、宝石人だよ?」とはっきり言えるのですけれど。
ただ…。


『ねえ、君って本当に宝石人?』


こんなふうに、この種族に関わることを求めるような人の方が、ちょっと迷惑だったりします。

ただ他者を傷つける事を目的とした者。
無知に付け込んで、闇に引き込もうとする者。
そうと望んでいない他者の心を操り、闇に堕とそうとする者。
こうした人たちは防護結界に阻まれて学院から追放されると聞いています。>>0:L2
でも、中には好奇心であったり、彼らの中の善意からであったり、研究熱心さ故に持論を展開する人も中にはいるのです。
そして今回の場合は。
(121) 2023/06/26(Mon) 20:28:50

【人】 宝石人 リリス

『ね、卒業したらうちに就職しない?
 魔石を提供してくれるなら学院から出ても
 きちんと保護してあげるよ!
 もし宝石人を他にも見つけることができたら
 ちゃんとその子も二人の子も保護してあげるから!』


「やだ!知らない!そう言うのキライ!」


断っても『君にとって悪い話じゃ無い』だとか『よくよく考えてみなさい』なんて言うあたり、彼らの中の善意+研究熱心タイプのようでした。
ヤダヤダと拙い言葉ながら拒絶しながら相手を早足で撒こうとするリリスの足はどんどんアルマジロから遠ざかっていってしまいました。*
(122) 2023/06/26(Mon) 20:29:57

【人】 宝石人 リリス

−2日目・魔導書バザー−

攻撃のための魔法は好きではありません。
もしここでそんなものを使って、悪意を持って傷つけたと判定されて追い出されるのだけは避けたかったからです。
だからリリスは物陰に回り込んだ後、光魔法の応用で自分の光を消し、影に紛れて例の人を撒いたのでした。
もしかしたら、まだ近くには
『宝石人の子、見なかったかい?』
『保護の条件が嫌だったのかなあ』
なんて話している人がいたかもしれません。
ああ言う人は少し怖いです。
自由を知る前のリリスなら、是非そうしてくださいと身柄を預けたかもしれません。
でも、自分で生きてきたくてここに来て生活を始めていたリリスにはもうそんなのは窮屈でしかなかったのです。
自分のことは自分で決める。
そうして生きていきたいと考えていたのですから。

カチコチカチコチ。懐中時計を見るともう約束の時間を過ぎてしまっています。
そろそろ大丈夫かな、と物陰からひっそり姿を現しました。
まだ、自分の光は抑えています。慌てていたから辺りは見覚えのない本ばかりが並んでいて、リリスはどうしようかと途方に暮れました。
そんな時です。
(132) 2023/06/26(Mon) 21:32:38

【人】 宝石人 リリス

白いツバメが飛んできて>>128>>129ビクッと体を震わせて警戒します。
思わず顔をこわばらせて、辺りを見渡しました。
けれど視線の先にスノウ>>129がいたから、目をまん丸に見開いてスノウの元へと走り出します。


「スノウ!スノウ!
 良かった…やだだった…あの人キライ…。」


その胸に飛び込む勢いで駆け込みました。
しがみついて、ぐりぐりと頭を擦り寄せながら泣き言を溢してしまいます。
こう言うことは、入学当初に比べたら大分減りました。それでもまだ時々あるのです。
(133) 2023/06/26(Mon) 21:33:05

【人】 宝石人 リリス

「遅れて、ごめんね。来てくれて嬉しい…。」


やっと、リリスの光が戻ってきます。
ふわふわ、ふわふわと、安心したように。*
(134) 2023/06/26(Mon) 21:33:27

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウと一緒−

実は、一時期は"魔法生物"という言葉にも拒否を示していました。
人によっては、魔法生物も宝石人も"研究対象"と一括りにしてしまうからです。
魔法生物を愛でて大切にする人は沢山います。
同じように希少な研究対象として、涙を提供するように言われ、同種がいたら番うように言われるのは嫌でした。
リリスはヒトとしてこの学院に入学し、保護されているのです。
決して、研究対象として保護し観察され実験されているわけではないのです。

でも、場合によってはその方がマシである事も知っています。
家族で捕らえられてしまった時は悲惨でした。
涙を無理やり流すために辛いことを見せられ、両親は体を痛めつけられました。
そして、最期には。
(141) 2023/06/26(Mon) 22:34:51

【人】 宝石人 リリス

リリスがこの学院に保護されたことは幸運なのです。
運良く発見され、保護され、両親の最期の願いを叶えることができる立場を得たのですから。

今は宝石人の"所持"は禁止され、ヒトとして人権が認められる立場となっているはずです。
それでも、宝石人を、リリスをヒトではなく"希少種"としか見ないヒトも確かにいるのです。
その多くが、善意の元協力しようとしてくれます。
その協力が欲しいのではなくて、ヒトとして一人前に生きていきたいのに。
(142) 2023/06/26(Mon) 22:35:16

【人】 宝石人 リリス

「うん、ちょっと、怖かった。
 こう言うの減った。だけど、たまにまだ居る。
 …悪いヒトじゃ、ないはず。」


悪意を持って接してるわけじゃない。
だけどリリスを同等のヒトとして見ていないのです。
頭を撫でられて、スノウの温もりに暖められて、だんだん気持ちが落ち着いてきます。
すー、はあ、と深呼吸をしました。
肺いっぱいにスノウの香りを取り込みます。


「あっ、そうだ、お料理の本買ったよ。
 生活魔法の本と一緒に。
 わたし、お料理覚えたい!」


そして、明るい話題に変えようとします。
あんまり気にしていたらいつまでも引きずってしまいそうで嫌でした。

せっかくのグランドです。
楽しみたいでは、ありませんか?*
(143) 2023/06/26(Mon) 22:35:36

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウと一緒−

もしかしたらいつか、そんな日>>144が来てしまうかもしれません。
リリスの方から自分を"所持"して欲しいなんて願ってしまう日が来てしまう可能性も、ゼロとは言い難いのです。
でも、想いが、気持ちが先にあるのと無いのとでは違うではありませんか。
確かに一番最初はスノウも魔石を求めてきました。
でもスノウは優しくて、泣くのを強要したりはせずそれどころか謝罪までしてくれたのです。
そんな優しいヒトだと知っているのですから、だんだんと惹かれていったのです。

ちなみに、汗のにおいだってスノウのにおいなら落ち着きます。
…昨日を思い出してしまうなんて事は、今のところはありませんよ?
(150) 2023/06/26(Mon) 23:21:36

【人】 宝石人 リリス

「うん、美味しいものたくさん、覚えたい。
 一緒に作ろ、一緒に食べよ?」


そもそも、これはスノウに食べてほしくて、そのために勉強したくて買いました。
スノウが一緒に楽しんでくれるなら心強いですし嬉しいです。
今度一緒にやって見よう、なんて笑顔が戻ります。


「うん?うん、ローブだけ。
 入学の時に支給されたけど…良いの?
 私、よく分からないから、スノウが選んでくれる?」


実際、洋服はよくわかりません。
黒いローブは隠れるのにも便利でしたし、ブカブカなのでのんびり過ごせます。
でも、他の子たちを見ていて可愛いと思った事だってありました。
それが、自分が着るという思いに繋がらなかっただけ。
だから、スノウが選んでくれるのなら着てみたいと思いました。
きっと今日の宝物の一つになるでしょう。
手を繋いで、彼と共に洋服を買える場所まで向かいます。
いろんな色が好きですが、今回はスノウに全部選んで、と言って笑いました。*
(151) 2023/06/26(Mon) 23:22:01