情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 天ヶ瀬 青葉「 生徒会と部活との掛け持ちは 流石に大変そうですもんね。 生徒会活動、お疲れさまでした。 ああ、………それに 」 僕はにっこりと笑いながら彼を見上げ、続ける。 「 苦手なものを正直に言えるのって すごくカッコいいです。 」 そう思ったのだから、思ったまま伝えておこう。** (8) 2022/10/15(Sat) 0:24:44 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 現在:グラウンド ── 「 ……………。 」 気が付けば、グラウンドにいた。>>n7 自分で頭の中を整理するために言うが、 部活の為にいる訳じゃない。 旧校舎の中に入って、トシ先輩の悲鳴に驚いて >>1 僕も「 きゃああああ 」と悲鳴をあげ、 その立ち止まっている先 ─── 本当にいた。>>n1 「 " 願い " …… 本当に、かなう ? 」 もし幽霊が手の込んだイタズラだったとしても グラウンドまでワープ?した理由がつかない。 弱々しくぽつりと呟いた言葉は、 すぐさまグラウンドの闇に呑まれた。 それから、この事は秘密にしておくこと >>3 メッセージグループを作っておくこと >>4 まだふわふわな気分のまま、会長の指示に頷いて。 (15) 2022/10/15(Sat) 1:11:11 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 え………、と。 ミルフィーユ、よかったら食べていってね。 」 日常をミルフィーユに縋るかのように 僕はぎこちなく笑った。** (16) 2022/10/15(Sat) 1:11:14 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ─── 回想:叶冬ちゃんと ─── 教室に残された彼女の鞄に こっそりとユメリンぬいを結びつけた日。>>0:389 帰宅して湯船に浸かりながら、 僕は、ふと大事なことに気付いた。 「 あれって …… プレゼントだと気付かないんじゃ ……… 」 そもそも、彼女が鞄にストラップをつけていただけで 勝手に" 同志 "だと思い込んでしまっているし。 もしかしたらストラップも誰かに貰っただけで ユメリンの事、全然知らないのかもしれない。 同志だったとしても 公式グッズしか興味ない人なのかもしれない。 そしてなにより ──── 見覚えのない手作りのヌイグルミがつけられていて 怖がらせているかもしれない。 (88) 2022/10/15(Sat) 9:07:11 |
【人】 天ヶ瀬 青葉同志に喜んでもらう事だけ考えて行動したら あまりにも迂闊すぎる" 〜かもしれない "想定が どんどんと浮かび上がってきて。 僕は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆った。 「 あ〜〜 これだからオタクは ……… 」 そのまま、 ぶくぶくと頭のてっぺんまで湯船に沈めていく。 推しの事になると、他の知能がほぼゼロなんだから。 はい、僕のコトです。 明日ちゃんと謝ろうと決意して、この日は眠りについた。 (89) 2022/10/15(Sat) 9:07:13 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 それで ……その。 叶冬ちゃんの為に作ったから 嫌じゃなければ もらってほしいな ? 」 誤解や不安を与えないように 僕はちゃんと言葉にできたかな ? 受け取ってくれるなら良し、 突っ返されたのなら仕方ない。 もし、貰うだけで気が引けるっていうのなら そのヌイグルミについたリボンだけ貰おうかな そしたら、 僕の鞄につけてるユメリンぬいに結び付けよう。 ユメリンが繋いだ同志の輪、ってコトで。 ** (91) 2022/10/15(Sat) 9:07:18 |
【人】 天ヶ瀬 青葉勧めたミルフィーユ。 >>16 昇降口に置いたままだったバスケットを持って来て 希望があった人には皿によそい、配る。 僕がいない間にも 食べてくれていた人がいたみたいで、 >>0:456 有難い事にミルフィーユの在庫は少し減ってた。 バスケットが空になれば帰ろうかと思うんだけど 結果的に皆が帰りだしても最後の方まで残っていた。 絵音は黙々と食べていた。 >>23 もっと美味しそうに食べてよ、なんて冗談は 音には出せなかった。 近寄ってきた千葉くんには >>30 " 千葉様専用 "の取り置き分を差し出した。 " 様 "にツッコミを入れないあたり、 彼もまた平常ではなかった気がする。 それでもお礼を言われれば >>31 どういたしまして、と僕は口角を少しだけ上げた。 (127) 2022/10/15(Sat) 13:12:37 |
【人】 天ヶ瀬 青葉ミルフィーユに手を伸ばした大木センパイは ── >>82 あれ、出発前と変わらないな。 動揺してない筈はないと思うんだけど、 立ち直りが早いと言うか。これが生徒会クオリティ ? 「 え?あっ、 ありがとうございます …… 」 普段を知っている訳じゃないけど、 普段と変わらないであろう誉め言葉に少し気圧されて。 けれど、彼が続けた言葉が耳に届けば、 >>83 僕は肩のチカラがすぅと抜けていくのを感じた。 「 じゃあ今思った事も素直に言いますね。 安心感のカタマリですね、センパイ。 なんだかホッとします。 」 幽霊なんか見てなかったんじゃないか っていうぐらい普段の会話。 おかげさまで、自然な笑みを浮かべられる程度には 落ち着いてきました。 にこり、とそれも付け加えて。* (128) 2022/10/15(Sat) 13:12:41 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 翌朝 ── ・・・・・ いつも通り、僕は朝の6時には体育館にいた。 バスケ部の朝練が始まるのは朝の7時。 だから、朝練前の自主練とでもいうのかな。 朝の光が差し込む静かな体育館に ひとり、ダン、ダン、とボールの音を響かせていた。 料理部をメインにしている以上、 少しでも周りとの練習量を埋める為に始めた事だけど 結構、このひとりの時間が好きだったりする。 だけど、今日の3Pシュートは全然入らない。 リングに弾かれ、ゴール下に転がったボールを ため息混じりで拾いに行く。 「 ……… もし、もしも、叶ったら。 キミとはお別れ、かなぁ 」 拾い上げたボールに話しかけると、 反対側のゴールへドリブルしつつ全力で走り レイアップでゴールのネットを揺らした。 ** (129) 2022/10/15(Sat) 13:12:46 |
天ヶ瀬 青葉は、メモを貼った。 (a15) 2022/10/15(Sat) 13:40:57 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 いえ、僕が食べてもらいたいだけなので。 もしよかったら、いつも料理部で 何かしら作ってますんで。 いつでも遊びに来てくださいね。 」 彼からの労いの言葉には、 >>135 " 日常 "でのお誘いで返した。 願いが叶うのか叶わないのか、まだ良くわからないけど そういった日常まで無くなりませんように、と。 食べるの後にしといて良かったのは、どうしてだろう。 出発前に食べておいた方が味わえた気がするけど。 あ、食べて少し落ち着いたって事かな ? ──── それも、うれしい。 食べ終えた皿を回収しながら、月夜を見上げるほどに。 彼と話した後は いつしか穏やかさを取り戻していた。 * (199) 2022/10/15(Sat) 17:49:18 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 回想:大地センパイと ── 「 あれ ? 大地センパイも来てたんですね。 今日は幽霊の助っ人ですか ? 」 探索前、誰かにミルフィーユを配っている横から ひょっこり現れたのは、見知った顔の先輩だった。>>136 最初に出会ったのは1年前。 料理部で校外学習という名のキャンプに行った時で。 『 今日は頼もしい助っ人を連れてきたから! 』 そんな先輩の言葉に続いて現れたのが彼だった。 バームクーヘンを作る為、 ふたりで竹筒をクルクル回したり テントを張ったり、薪を割ったり ──── 重労働担当だったけど、楽しかった。 それからも時々手伝いに来てくれては話すようになって。 昨日の文化祭では、 僕が直接お願いして来てもらったっけ。設営で。 (215) 2022/10/15(Sat) 18:57:24 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 はーいはい ! お世話になってますからね、センパイには。 昨日と味は変わらないですけど、どうぞ ! 」 モノによっては大盛りサービスとかしたい処だけど、 これは事前に切り分けられたミルフィーユ。 サービス出来ない代わりに ─── 「 一度横に倒してから食べるとね なんと!フォークが通りやすくなって 上手に食べられますよ ! 」 ニッコリ笑んで、そんな情報を提供いたしましょう。 え?他の人にも教えてやれって? だって四苦八苦しながら食べる姿もかわいいじゃない。 (216) 2022/10/15(Sat) 18:57:27 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 体育館:壮真センパイと ── 「 ふぇ ……… !? 」 変な声が出た。 跳ねるボールに向けた視線の、更に向こう ──── 開いたドアに寄りかかる形で 壮真センパイがこっちを見ていたのだ。 忍者? (247) 2022/10/15(Sat) 21:35:34 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 壮真……センパイ 」 僕は少し目を細め、光で霞むシルエット姿を見やる。 彼が昨夜、一緒に参加していた事は気付いていた。 けれど、僕から声を掛ける事は出来なかった。 昨日だけじゃない。彼が去ってからは 廊下ですれ違っても軽く会釈をする程度。 もちろん料理の試食に呼んだこともない。 3年の引退を待たずして部を去った彼 ─── 今、彼はバスケットにどんな心境を抱いているのか その答えを 僕は知らないままだったから。 中途半端な掛け持ちでバスケを続けている僕の存在が 彼を傷つける事になるんじゃないか、って。 (248) 2022/10/15(Sat) 21:35:37 |
【人】 天ヶ瀬 青葉そして、願うつもりかと聞かれれば >>211 僕はコクリと頷きをいれてから 「 でも、まだ分からないです。 願いが叶えば失ってしまいそうなモノ …… 今はそれを探しています。 センパイに話す…… ? ……… ありがとうございます。 そうですね、答えが出せなかったら どうしようもなくなったら …… またパスを出してもいいですか、センパイ 」 彼とレギュラー時期が重なった事はないけど、 僕が控えから出場するような試合は何度かあった。 ディフェンスを切り崩せなくてどうしようもない時、 パスを投げれば、先輩がいつも突破してくれていた。 今は、そこまで甘えるつもりは無いけれど ─── (251) 2022/10/15(Sat) 21:35:44 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 センパイも たまにはパスくださいね 少しは上達しましたから いいパス返しますよ ……… きっと。 」 翌日の朝。 貴方とこうして話している事は きっと必然で。 重ねた言葉が、答えを導くための1ピース。 ─── ですよね? 壮真センパイ * (252) 2022/10/15(Sat) 21:35:46 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 2−A教室 ── 壮真センパイとはいつまで話しただろう。 7時になって他の部員もチラホラ集まりだした頃には 姿を消していたかもしれないし、 そのままドアと同化してたかもしれない。 朝練が終われば制服に着替え、僕は教室へと向かう。 その途中、スマホを手に取り 昨夜登録したメッセージグループを覗いてみる。 「 大木センパイ …… 」 真面目なメッセージの方が 浮いて見えるのはどうしてだろう。少し不憫に感じた。 僕も生存報告しておこうか ──── (272) 2022/10/15(Sat) 22:41:27 |
【人】 天ヶ瀬 青葉そして、書き込みながら ──── 願いがひとつ、浮かんでしまった。 どれだけ食べても太らない身体が欲しい。要検討。 2−Aの教室に入れば、昨夜一緒だった 叶冬ちゃんや彩葉ちゃんの姿はあっただろうか。 見かければ、無事に帰れたか声を掛けただろうけど。 元生徒会副会長代理、的な立ち位置で。* (273) 2022/10/15(Sat) 22:41:32 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 ところでさ、彩葉ちゃんってユメリン推し? 最近お昼の放送でユメリン特集みたいな神回が 時々あるからさ ! 」 あれ? 昨日の幽霊の話をしようとした筈なのに口が勝手に。 この身体をオタクが解放してくれたら 今後の相談もしますとも、きっと。** (328) 2022/10/16(Sun) 1:30:33 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ── 昼休み:千葉くんと ── 毎朝、5時には家を出る僕にとって " お弁当 "なんてのは夢のまた夢であって。 そんな早い時間から親に頼むのは気が引けるし、 家のキッチンで僕が何かを作る事は無い。今は。 昨日のミルフィーユは昼に調理室で作ってから、 一旦学校の外に出て。夜になるのを待って 門から昇降口へ持って行ったモノでした。 内緒の探索なんかするんだから アリバイ工作はしっかりしておかないとね。 だから通学途中、 コンビニでなにか買ってから学校に来るか 学校の食堂に行くか。だいたいその二択だ。 今日コンビニで買ってきていれば ─── 休み時間、お腹を鳴らした彩葉ちゃんに もう少しマシなものを提供できたのだけど。 昨日の事を考えながら歩いていたら コンビニに寄るのも忘れて学校に着いてしまっていた。 そんなわけで、食堂に向かうべく 教室を出ようとしたところで、 2−Aを覗きに来た千葉くんと出会った。 >>317 (475) 2022/10/16(Sun) 15:31:38 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新