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【人】 澤邑[ 商業地区の一角。観光客なども多く訪れる場所に先祖伝来店を構える呉服問屋。 だったのだが今は息子に家業を譲り、商売には触れないことにしているため細いことは判然としないが、若い娘が店先に団子になっているから繁盛はしているのだろう。] ここの戸を開けておいてはいけないと言っただろう [ つい小言を言ってしまうのは、猫を飼うようになってからのこと。店の奥に家族の住まう住居があるのだが、店舗へつながる通路の扉を開けっぱなしにするなと何度も口すっぱく言っている。 猫が外に出てしまうではないかと心配してのことだ。 これまでは全て使用人や家族に止められていたようだが。まれに店舗で商品の上に寝転がっていたなんて報告もある。] (9) 2022/04/09(Sat) 3:36:19 |
【人】 澤邑全く大変なものを引き受けてしまった [ 白い子猫はお隣から無理矢理に押し付けられたものだ。縁下で見つけたもので他の兄弟たちは貰われていったのに最後の一匹が残っているんだという。珍しい目をしているから余り物なんていうのはちょっと信じ難いのだが、大方貰い手が検分に来た時にふらふらと他所で遊んでいたとかなのだろう。 隣はすでに大人の猫が二匹もいてこれ以上は増やせないと言うから、仕方なくだ。 一番奥の箪笥置き場を猫の部屋にすることにして、寝床やはばかりをしつらえたのだが、ちっともじっとしていない。 その上孫たちが追い回すからしばらくは自分の部屋に匿っていたのだがどうも勘違いしたようで勝手に眠るようになってしまった。] 可愛がってなんかいないよ [ すっかり猫が来てからお父さんが丸くなってなどと皆が言うから否定を返す。預かったからには危険な目に遭わせるわけにはいかないだろう、それだけのことだ。**] (10) 2022/04/09(Sat) 3:41:00 |
【人】 澤邑[ 何を買ってきたんです?と聞かれて、少々バツが悪い。犬猫の装具を扱う店で手に入れたのは猫ようのハーネスだ。] そろそろ桜が見所だからな [ 返答にならないことを言っている。先ずは室内で少し練習をしてから外に出かけてみようかと思う。**] (11) 2022/04/09(Sat) 3:43:57 |
澤邑は、メモを貼った。 (a2) 2022/04/09(Sat) 3:47:19 |
【人】 澤邑 ゆきちゃん、あれ?こゆきー [ >>13襖をそっと開けて足元を見て、油断すれば人の出入りの際に子猫は逃げ出してしまう。だが今日は姿が見えない。 用心深く襖を閉めて、紙袋からハーネスを取り出すと、子猫にあてがってみようと考えていたのだが、まだ見つからない。] こたつの中かな [ 帰ってきて子猫が飛び出してきたなどと言う話は聞いていないからこの部屋か、奥の箪笥部屋にいるはずなのだが。 箪笥の部屋の入り口は猫1匹分がいつも開けてある。猫は広さよりも高さが必要とのことで、大きさ様々な箪笥の凸凹は良い遊び場のようだ。 こたつの中を確認して、見当たらないようなら奥の部屋へいくつもりだ。**] (14) 2022/04/09(Sat) 14:08:46 |
【人】 澤邑[ >>24炬燵をめくって中を見ていたところ背後から声がした。いつの間に?と声の方向を見れば子猫の姿があった。] あれ、どこにいたんだろう まあいいか、おいでおいで [ しっかりと確認したはずなのに、部屋の中にそう隠れられる場所は無さそうなのだが、炬燵布団の弛んだところや、屑入れの背後など死角がまだ色々あったのかもしれない。 おいでと言って従うことなんて稀だが一応の声かけ。紙袋のガサガサとした音が興味を引いたのか炬燵の天板へと飛び乗りスンスンと鼻先を押し付けたりしている。腕に鼻先が当たると少しひんやりする。中身を取り出して説明を読んでいる間、子猫は紙袋が楽しげに見えたのか中へもぐりたそうにしていてひどく可愛らしい。 紙袋の口をしっかりと開いてあげれば中にすっぽり収まったりしていたかも。] ああ、と、上に載っちゃダメだよ [ これもまた、言葉で言ったところで通じやしないのだが、説明書を読み終え、天板の上の小さな体を抱き抱えて膝の上に。孫たちが抱え上げればジタバタと逃れようと必死なのだが果たして。 自分に対しても未だ大差ないといえば大差ないが。最初の少しだけはじっとしていたかもしれない。飽きれば暴れ出す。それまでに片付けなければ。] こうかな、よし、練習してみよう [ 小さな体にハーネスをあてがい、寸法を調整してすり抜けられないようにしてしまう。両方の腕?前足を通す部分があるからちょっとやそっとじゃ外れることはないだろう。 上半身をしっかり包み込んで背中から紐で繋がれている。首に負担も少なくてこれなら良さそうだと思う。] 家の中を散歩してみよう [ こゆきを自由にしてやり畳の上へ。もちろんしっかり手綱は握っている。**] (29) 2022/04/09(Sat) 22:22:01 |
【人】 澤邑[ >>35紙袋のそばへ手を出すと白い手がたしたしと己の手の甲へと伸びてくる。まだ戯れ付きなのか爪は出ていない。 袋の奥で丸まって抵抗していたがなにぶん小さな子猫だし逃げ場はなくて膝の上に乗せて仕舞えばしばらくはじっとしていた。] ごめんごめん [ とうとう好き勝手にされるのに飽きたのかうーと抗議の声を上げ始めたのと、設えが終わるのが同時で助かった。 こゆきを畳の上に下ろすと見慣れないものが体についている事に興味を示したあと、背中から伸びる紐にじゃれつき始めた。] よしよし [ ころころと転がって床でしばらく紐を追いかけているのを好きにさせている。目を細めて眺めている様が丸くなったなどと言われる所以なのかもしれないが気付いてはいない。] 庭に出てみようかゆきちゃん [ こゆきを抱えると座敷に続く襖とは別に、縁側に出る障子を開けて、さらに庭に続くガラス戸を開ける。商業区の一角であるから庭と言っても限られたスペースではあるが。今は桜の時期で鉢に植えた躑躅(つつじ)も綺麗だ。 突っ掛けを履いて、こゆきを地面へと下ろす。春先の緩いような冷たいような風が吹いている。**] (43) 2022/04/10(Sun) 14:31:30 |
【人】 澤邑[ 澤邑の手の甲や手首などは小さな引っ掻き傷がたくさんあるのだが、全く気にならなくなってしまった。遊びの延長や勢い余っての子猫から付けられた傷だ。 今も抱き抱える際に戯れつかれた挙句後ろ足で蹴られてしまった。魚のおもちゃでも買ってあげようかなと思ったりする。 それと猫の鈴も買ってやりたいものだ。チリチリと音がすれば、隙をつかれて逃すことも減るかもしれない。] よしよし 怖くないよ、お父さんがいるからね [ 庭に出れば外の喧騒がより近くに聞こえる。蒸気帆船の到着を知らせる汽笛や、鳥の声に風が鳴らす草木の葉音。 こゆきは最初のうちは緊張して、耳を立てておっかなびっくりのようだったが>>44そのうち自分を脅かすものは無いとわかったのか興味の赴くまま駆け出した。] おっと、 [ 手首に輪っかを通してさらに掴んでいるという念の入り方だったから逃すということはないが、紐がピンと張ってこゆきはそれ以上進むことができずにツンのめっている。] (46) 2022/04/10(Sun) 19:01:25 |
【人】 澤邑まったまった [ ごめんねとこゆきに近づけば、紐が撓んだ分また動く。少しすれば慣れたようで庭を少し一人と一匹でうろうろとしたのだが、カサカサなんて茂みの方で音がすればこゆきが駆け寄ってしまうのでやっぱりピンと紐が張り詰めてしまったかもしれない。 もう少し練習が要りそうだ。] おーい、足拭きを持ってきてくれ [ それから半刻ほど遊んでから、家の中にそんな声をかけた。家人の誰かが濡れた布など持ってきてくれるだろう。 こゆきの体を拭いて、それから四つ足を丁寧に拭うつもり。**] (47) 2022/04/10(Sun) 19:02:43 |
【人】 澤邑あはは、ゆっくりでないと 追いつかないよ [ 紐がピンと張り詰めて、いく手を阻まれたこゆきが抗議の声をあげているように聞こえてつい言い訳を言ってしまう。 何度か繰り返した後、こちらを振り返るようになってきた。] ふふ [ かわいいなあと言いかけて笑うに止める。家人に聞かれていたら大変だ。十分手遅れなことに気づいていない。] ああ [ うまく歩けたのに、やっぱり土の上に転がることが何度かあって、さすがにこゆきも疲れてしまったようだ。 全力まで遊んで電池が切れたように眠るのが子猫だ。今日は十分疲れるくらいに遊べたらしい。] (67) 2022/04/11(Mon) 2:03:30 |
【人】 澤邑…… [ 縁側に腰掛けて、真っ白な柔らかな毛に絡みついた小さな葉っぱのかけらなどを取り除いた後、よく絞った湿った布で拭っていく。 その後は手足を摘んで、指の間の泥などを落としていくと、その都度不満ですよといった声を上げるのが可愛らしい。 まだ怒りとかではないようだ。 んなと声が上がるたびに、ごめんね後少しなどと言葉をかけてしまう。] もう少し練習したら花見に行くぞ [ 声をかけたところで通じやしないが、そんな言葉をかけて。>>59薄墨神社の階段を上がって参道を行けば、灰色の石畳に薄紅色の桜がすごく映えるのだ。 今年は三神さん縁の子が踊るそうだし、それとは別に>>28旅芸人も毎年訪れるからすごく楽しみだ。 こゆきはじっとしてられるだろうか、さすがに人混みは手綱を短く握って抱き抱えていよう。怯えてしまうかもしれないから、商店街を歩く練習もする。 ついにうとうとして膝の上で眠ってしまったこゆきをそうっと抱えて自室へと連れていく。 濡れた布をそのままにしていたから後で小言を言われてしまいそうだ。 まだ片付けられずにいるこたつに腰掛けてこゆきを膝の上に下ろした。まだ起きずに眠っていただろうか。 昨日読みかけにしていた本が近くにあったから眼鏡をかけてそれを読み始める。**] (68) 2022/04/11(Mon) 2:12:25 |
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