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【人】 ]『運命の輪』 クロ…………。 [けれど、シトラの誕生日には、きちんと羊のぬいぐるみを用意していた。正直苦手だけれど、嫌い……とまでは、思っていない。多分。それに、一人だけあげないのは余計に溝が深まりそうで。] ねぇねぇ羊さん。 僕は泣いているあの子を撫でられないんだ。 だから、僕の代わりに慰めてあげてほしいのさー。 [自分色の黒にするのは憚られ、羊の色は問答無用で白。彼女を撫でる代わり、白羊を存分になでなでして。 意を決して迎えた彼女の誕生日。 小脇にモフモフを抱え、決戦へと挑んだ。] (321) 2022/12/15(Thu) 13:20:24 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ……はい。 [そっと差し出す、白い羊。>>0:639 色んな感情を心の下の方に押し込めて、「プレゼントを渡す」「誕生日を祝う」それだけを考えるようにした。 シトラも驚いている様子。今まで距離をとってきたのだ、当然か。緊張していたが、何とか任務完了して、内心で息を吐いた。 もう少し、もう少し。 前世なんか知らない、僕だけの感情を。] あ……あんまり泣かないでよね。 [どうにか絞り出した言葉は、慰めのつもりなのに、メソメソするのを直せと非難しているようにも聞こえたか。] ……おめでと。 [そうして、そそくさとシトラから離れてしまったのだった。**] (322) 2022/12/15(Thu) 13:22:45 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ―― 回想/パーティーの1週間前 ―― [1日半ぶりの再会をシャルレーヌはとても喜んでいる様子だった。 おかえりを言うことができた後。 彼女の話>>260に耳を傾ければ笑みとともに頷いた] よくがんばりましたー。 成果は、うん、明日聴くとして、頑張り過ぎはあんまりよくないからね? [ついつい歳下の子を構うような振舞いを見せてしまうが、 彼女とチェレスタ、同い年。 この辺りは持って生まれた性格とか環境の違いも出てきてるんだろうか] カスタネット……いったいどうして……。 それはそれで面白そうだけど。 [『力』の青年、フォルスの発想は時折ぶっ飛んでいる。いい意味で。 しかしシャルレーヌの望みが歌い手としての推薦ならやることはひとつ] (323) 2022/12/15(Thu) 13:26:55 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタオーディションといってもね。 ちょっと歌ってもらうだけよ。 [シャルレーヌがそう言うなら破壊的な歌声ではなさそうか……などと、 つらつら考えていたが、続いた言葉に瞳を瞬かせ] フォルスとお出かけって、 それって、つまり、 デート ……あっ。[声がちょっと大きくなりすぎた。慌てて辺りを見回す。 別に冷やかしたいわけじゃなかったからね。 目的はプレゼント探しのお手伝い、とのことなので、ちゃんと真面目に考えておすすめのお店をいくつか教えた。 そのうちのひとつに、仲の良い二人組向けのお揃いのものをよく取り揃えている、 アクセサリー屋さんがあったというのはまったくの余談である*] (324) 2022/12/15(Thu) 13:27:58 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[一方、『魔術師』の証持ちたるシンが、 ただいまの風景をちらっと見ていたことを全く気付いていなかったが、>>0:461 チェレスタの中での(勝手な)認識では、ちょっとした遠出から帰ってくれば、 そのうちひょっこりと顔を出してくるのが彼だ。 今となっては見慣れた、楽しそうな笑顔とともに。 「楽しかった?」という聞き慣れた問いには、] 今回も楽しかったよ。 [と答えたことだろう。あとは、] お祝いの歌、楽器で参加するのは君的にどう? カスタネット、とか……、いやまあ、 君に似合いそうなのは島群風の鈴のような気もするけど。 [いい感じのところで提案ひとつ添え。 シャルレーヌの話を聞いた影響がもろに出ている] (325) 2022/12/15(Thu) 13:30:57 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[洋館にただ遊びに行ってた頃と比べて、 外の話はしなくなってしまった。 何せ、一座が洋館最寄りの街か、あってその近隣区域にいなければ、 チェレスタは出張お手伝いに行かない。 とはいえ、身振り手振りも交えて演目内容を語る姿は、 いつだってとてもとても楽しそうだ。 そこに本当の気持ちと真反対なものはひとつもない。 だから大丈夫。 パーティー1週間前の日は、 おおむねこんな風に過ぎていったわけだ*] (326) 2022/12/15(Thu) 13:31:41 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a50) 2022/12/15(Thu) 13:31:49 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ―― パーティーの翌朝 ―― [チェレスタの朝は早い。 いくらアリスの誕生日パーティーのおかげで普段より遅く寝たとしても、 どうしても決まった時間に目が覚めてしまう。 一座にいた頃いつも起きていた時間だ。 朝ご飯にはまだ早い。 それでも身支度をすると外に出る。中庭あたりで楽器の演奏でもしようと思ってのこと。 チェレスタの演奏(時々弾き語り)を目覚まし代わりとする証持ちもきっといるんじゃなかろうか。 だが、自室を出た矢先、どこか慌てた様子の職員に声をかけられた。 そうして言われるがままやって来た玄関ホールで、>>3 一人の男の姿を見た] (327) 2022/12/15(Thu) 13:32:55 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ…………。 あなた、前に、どこかで……。 思い出した、ヴェルト、さん……だね。 [『世界』の証持ちたるその人と、 洋館に遊びに行くようになって間もない頃、一度だけ言葉を交わしたことがあった。>>0:4 あれは、そう、ささやかな、『この世界』にまつわる話―― だが、それだけだ。つながりといえば。 だから、帰還を喜ぶ気持ちにも、どうして今頃帰ってきたのかと詰め寄る気持ちにもなれなかった。 舞台袖で演目を見ている気分で立ち尽くしていた。 しかし己の役割はそうではないのだと、“彼”の一言で思い知ることになる。>>5>>6] (328) 2022/12/15(Thu) 13:34:04 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ…………。 何それ。 私たちは、貴方のオモチャなんかじゃないのよ……。 [すべてを聞き終えて、ようやく絞り出した言葉がそれだった。 なんたることか、魂の奥底から湧き出てきた強い感情>>7とは怒りであった。 『箱庭の神』への怒り。 それがどういう類のものであるか、手に取るように分かってしまう。 混乱の中、何かを引き金に狂わされ、 これがあいつの為だと嘯きながら、『月』を殺してしまったことも含めた、 己の咎を創造主になすりつけようとしている] (329) 2022/12/15(Thu) 13:36:28 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[『箱庭の神』から告げられた言葉が天上からの音楽だとすれば、 (チェレスタには全くそのように感じられなかったが) 『箱庭の神』が立ち去った後の今のざわめきは正しく不協和音だ。 怒りのこもった言葉の後とは思えないくらいに、 つきものが落ちたかの様子でぼんやりと佇んでいたが、 名前を呼ぶ声に振り返る。>>247 心ここにあらずといった表情を取り繕うこともなく] …………。 あ、……ヒナギク。 アリスが……? (330) 2022/12/15(Thu) 13:40:27 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[そこにはヒナギクに抱き寄せられているアリスの姿。>>@0 はっ、と目を見開く。何をやってたんだという苦々しい感情は押し込めて、] 怯えてる。かわいそう。 あの子には刺激の強すぎる話だった、し……。 どこかで休ませてあげたほう、が、いいかも。 [気休めにしかならないかもしれないが。 徐々に大きくなる笑い声を聞けば尚更、>>295>>296 一度ここから遠ざかるべきではないかと思う。 遠ざかって、それからどうする?] (331) 2022/12/15(Thu) 13:44:09 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ……… [無言で彼女を見詰める。 気軽な拒絶はどこか固く響いた気もするが、 自分の気のせいかもしれない。 自室に戻る彼女を結局何も言わずに見送り、 取られなかった手を見下ろして、それを軽く握りしめた。] (333) 2022/12/15(Thu) 13:59:48 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ…フラれたか。 でも、君はそれを選ぶんだな。 [小さく呟く。 苦笑を浮かべ自分も玄関ホールを後にする。 引き止められたら会話をしたかもしれない。 それが例え『吊された男』であっても。*] (334) 2022/12/15(Thu) 14:00:19 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――『 世界 』 ………今なんて? [ 聞き返したのは冗談だと思ったから ――けれど彼が よりにもよってスミスが そんな性質の悪い冗談を言う筈が無い 彼が平静を装いきれない様子を 今まで一度だって見たことが無い それら一切が言葉に現実味を帯びさせる ざわつく風 繰り返された声に 見えない玄関の方を見ていた>>3 ] (335) 2022/12/15(Thu) 14:05:07 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ もう帰らないと受け入れた ふらりと帰ってくる気がした また逢いたいと願った 二度とは帰らぬ現実を少女に見た 彼が帰ってきたというなら 今この世界に証持ちは何人居る 容易いはずの呼吸を脳髄が拒む 訳がわからない 処理が追いつかない ……なのに。 全部どうでもよくなった それぐらい嬉しかった " おかえり ヴェルト " ――それさえ言えたら どうだって良かった ] * (336) 2022/12/15(Thu) 14:06:09 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ…………。 [アリスの身を案じる姿がもうひとつ。>>265 『箱庭の神』の言葉に恍惚と頷いていた>>204のを思い出す。 チェレスタの中には彼のような“何か”は、ない。 だから内なる『審判』の怒りに流されてしまう] ユグ、君にとっては望むべき時が来た、 そういうことになるんだね……。 [ではチェレスタにとってはどうなのか。 問われれば応えはするりと出てくるが、 それを、怯えるアリスや己にとっての『太陽』たるヒナギクの前で言うことはためらわれた。 だから、問うだけだ。今のところは**] (337) 2022/12/15(Thu) 14:07:06 |
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。 (a51) 2022/12/15(Thu) 14:15:10 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロなあ、お前は、 また俺が箱庭を壊すかも、なんて 思わないのか? また『悪魔』が、経典通りに、 "あそびはじめたら"。 今度こそ止めるつもりでもあるわけ? (339) 2022/12/15(Thu) 14:24:35 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――玄関ホール [ 愛しい子が怯えている 愛しい子が呆けている 愛しい子が涙を流している 愛しい子が竦んでいる 愛しい子が声を失っている 母たる神が嬉しそうに笑っている 己がいつも通りに見えたなら それは、傍らに感じる存在のおかげだった ] (341) 2022/12/15(Thu) 14:29:59 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a52) 2022/12/15(Thu) 14:30:33 |
【人】 [『 力 』 フォルス (342) 2022/12/15(Thu) 14:32:33 |
【人】 [『 力 』 フォルス (344) 2022/12/15(Thu) 14:35:40 |
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。 (a53) 2022/12/15(Thu) 14:44:47 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a54) 2022/12/15(Thu) 15:44:44 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[アリスの様子は気がかりだった。 昨日、あんなにも楽しそうにしていたのに。 突然の世界――ひいては神様の来訪に不安を抱いたのなら、それを宥めてあげたかった。何も憂うことなどなく、これは喜びなのだと伝えたかった。 その間にも、様々な思惑は行き交う。] (345) 2022/12/15(Thu) 16:35:28 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[耳についたのは笑い声>>296。それから視線>>297。 『誰かさん』などと言いながらこちらを見てくるのだから意地が悪い。 昨日も、一昨日も、そうだ。 アリスの誕生日。愚者たる彼女を悪魔が祝福する姿がそこにあれば、いつかの悲劇も遠のくのではないか。それをかたちで示せるのではないか。 そう思って何度も追いかけても、言葉交わせたのは一度だけ。 しかも得られた答えも芳しくなく、歌ってる間なら僕が避けられるから顔を出す、というような話。 とはいえ、その理屈は否定しかねるところもあり、せめて顔を出してくれるなら、と了承したのだけれど。 結局クリスタベルと中座したのを知っているし(歌い終えたからかもしれないが)、今もそうだ。 どちらでもいい、なんて曖昧な意見を出しながら、クリスタベルに手を述べている>>298。] (346) 2022/12/15(Thu) 16:35:46 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[いっそ、そこまでゼロと想い合うなら、クリスタベルも彼の参加に協力してほしいものなのだけれど。 全面的にゼロの味方らしいクリスタベルは、僕らを近づけない方向には動くことがあっても、近づけてはくれない。 共同生活なのだから、クリスタベルだってゼロが過ごしやすいほうがいいだろうに。 あのふたりについては、どうして、とどうすれば、が胃の腑の中に溜まるばかりだ。 その手が繋がらず、ごめんね、フラれた、という言葉でふたりが別々にホールを離れても>>317>>334。 珍しいこともあるなと思うばかり。 ゼロと言葉交わす絶好の好機だったとは知らない。 ]たらればの世界だ。 (347) 2022/12/15(Thu) 16:36:03 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[怖い、という声も聞こえた。クロだった>>307。 見えにくいかもしれないが、その感覚は少しだけわかる。 壊す必要はないと思っていた。僕らがひとつになれば崩壊は起きず、幸福で、人々もこちらを敵視せずに平穏に暮らせると思っていた。 だから、ほんの僅かの逡巡――否、驚きのようなものはあったのだけど。] (348) 2022/12/15(Thu) 16:39:20 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[けれど、僕らが傷つけられてきたのは確かで。 僕の仲間が蔑まれてきたのも事実で。 そうでない証持ちたちも、ここに隔離されるように集められているのが現実で。 そんな不平等で、僕らが愛されない世界など不要だと。 他ならぬ あのひと が言うのなら。] (349) 2022/12/15(Thu) 16:39:44 |
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