【人】 地名 真昼[それらの言葉には根拠がない。 理非がない。 何より彼には、利益がない。] ……っっ [向こう見ずの勇気だから 真っ直ぐに突き刺さる。 顔の皮膚がビリビリと痺れる。 胸の奥、深いところが震え、手足へと伝わり、 元の震えを強めることとなった。] (76) 2020/11/29(Sun) 20:04:47 |
【人】 地名 真昼[頭を倒し、彼の肩に埋めた。 教室のときとは逆向き、正面から。 二人の間、重なる手の上に ぽたりとあたたかな雫が落ちる。] ……僕の、そばに 居てぇ……っ [――暫し、その体勢に甘えさせて貰っただろう。 肩を揺らす嗚咽が収まり また明日、と彼を帰すその時まで。] (77) 2020/11/29(Sun) 20:05:02 |
【人】 地名 真昼── その後 ── [食事が始まる時間も終わる時間も把握している。 団欒の終えた頃合い、ニノマエの屋敷の裏口に呼び出し 緊張を隠せていない顔が近づいて来るなり 喉を強く押し壁に叩きつけた。] ……、蹴った時、態と巻き込んだよね これはおかえしね べつに怒ってないけど [怒っていないのは事実。 寧ろ歯向かうことを覚えたのだから 褒めてやりたいくらいだけれど それはそれとして躾は必要だと思うのだ。 どちらの立場が上なのかを、忘れさせぬ為に。] (79) 2020/11/29(Sun) 21:51:41 |
【人】 一 夜端── 翌日 ── [小便しに行ったら、 手ェ洗ってる転入生を見つけた。 真昼の姿はないようだった。 こっちも取り巻きは連れてない。 転入生名前なんだっけ、知らねえ。 吉田も言ってなかったよな。 だからオイ、って話しかけた。] 真昼に関わんのはやめとけ [放課後がくる前にやる忠告は お前の為であり俺の為。*] (84) 2020/11/29(Sun) 22:38:35 |
【人】 Conqueror リヴァイ[月夜でなければ、略奪は常に慈悲深い。 その一手に命ごと掴み花散らす事が出来るなら 其処に伴う苦痛からの解放も早かろう。 それが罪なき平民たちであるなら猶更に。 然し───現実は理想通りに語らない。 仮に無残に枝折られし樹の声が聞こえるなら そのひとかけの慈悲でさえも飢えた獣のそれへと変わる。 そう─────あのときのように。] (86) 2020/11/30(Mon) 1:33:37 |
【人】 朽ち果てた日記 計画は思いのほか障害もなく進んでいる。 ビビの戦友、ジズとは学徒の頃から密かに文通を交わし、 月光病の治療方法について長年意見を交わしてきた。 ビビ 喰らってしまった戦友に関しては、 迫害に耐えれず逃げて行方不明──ということにしている。 そうでもしなければ、きっと信用なんて得られなかった。 戦争の絶えない祖国において、 少年兵の怪我など日常茶飯事だ。 迫害に苦しみ喘ぎ、隠れて生きている者ばかり。 卒業後、診療所を開きたいと言ったのはほんの気まぐれ。 ジズは大層喜んで、建物の準備までして待っていてくれた。 かりそめでも、彼等の心の拠り所となればいい。 この治りようのない絶望的な患者のホスピス代わり。 この国の全ての被害者が集まり、苦痛を和らげ、安らかに…… (87) 2020/11/30(Mon) 1:35:31 |
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