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![]() | 【人】 白昼夢 アルレシャ「……じゃあ、僕は様子見しようかな」 楽しんでたメンツの自覚があるので。 まだ武器も持たず、処刑室の入り口付近、周りの様子がよく見える位置に陣取った。 (0) 2022/02/27(Sun) 21:13:24 |
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![]() | 【人】 疾風迅雷 バーナード「俺も様子見。俺に殺されたいならまあ、動くけど」 処刑室には赴くものの後方に下がる。楽しむべき人間は他にいくらでもいるだろう。戦意のない俺以外にもたくさん。 この時はまだ戦意がなかった。知らなかったから。 (2) 2022/02/27(Sun) 21:20:32 |
![]() | 【人】 狂信看守 エルナト投票結果を見て、小走りに処刑室へと向かう。看守の処刑を楽しみにしていたので。 「さ、参加してもいいんですか?私も?そんなことが許されるんですか……!?」 選び取ったナイフを片手に、ワクワクした顔で待機している。一番手になる気はないらしい。 (3) 2022/02/27(Sun) 21:23:48 |
![]() | 【人】 『巫覡』 ロベリア「……………」 自分に扱えるものは教わったピストルのみ。 それを一応は手にしているものの特に動きはなく羊を眺めているだけだ。 (4) 2022/02/27(Sun) 21:26:44 |
![]() | 【人】 人形師 シェルタン「……ふむ。」 処刑室に入り、処刑対象の声を聞けば少々考え込む姿勢。 抵抗しないとの事ならば、普段使わない得物を選んでみようか、と。並んだ武器の中から片手で扱えるサイズの草刈り鎌を手に取った。 とはいえこれまでも処刑を楽しんでいた勢なので、楽しんでいなかった面子に先を譲るつもりだ。 全員が様子見をしている様なら向かうが。 (5) 2022/02/27(Sun) 21:33:50 |
![]() | 【人】 泰然自若 シトゥラ「戦意高い奴がこぞって様子見に回ってんなァ」 これまで楽しめなかった面子って事だしそりゃそうか。 とはいえ多くに参加して欲しいともご要望だ。 ナフが物足りなそうなら参加する。シトゥラはそういうスタンスでいよう。囚人が好きに動けんのもそろそろ終いだしなァ。 ……って事でシェルタン。決まってんなら行っていいんじゃないか? (7) 2022/02/27(Sun) 21:41:50 |
ロベリアは、周囲を見回す。 (a0) 2022/02/27(Sun) 21:42:32 |
![]() | 【人】 白昼夢 アルレシャ「手は出すよ」 きっぱりと言い切った。 「でも今じゃない。ナフが十分傷付いてから、かなぁ」 そんなことを宣言し、また様子を見るに戻る。 (8) 2022/02/27(Sun) 21:48:17 |
シェルタンは、自身の手に返り血が飛ぶのを感じながら、一度下がっていく。 (a1) 2022/02/27(Sun) 22:10:28 |
アルレシャは、悲鳴を聞いている。 (a3) 2022/02/27(Sun) 22:27:49 |
![]() | 【人】 狂信看守 エルナト「あぁ、あぁ……!最高です、ナフ様!」 興奮に頬を赤らめ目を細める。 求めていたものがここにある。無礼講に自ら参加してまで欲しかったものが、今目の前にある! 「私のようなものでも参加しても良いと言われたので、失礼して」 そばに寄り、肩にナイフを突き立てると、そのまま指先まで一気に引き裂く。 本当は遠くから投げて終わりにするつもりだったが、こうも見せつけられては我慢ができない。 (12) 2022/02/27(Sun) 22:50:02 |
ロベリアは、何かを考えるような表情でナフへと近付く。 (a4) 2022/02/27(Sun) 23:04:55 |
![]() | 【人】 『巫覡』 ロベリア「………さっきの答えだけどさ、」 近付いてすぐ、ナフの肩辺りに自身の左手を置き美しき紅の双眸を見つめる。 それと同時に右手に握るピストルの安全装置を外した。 「――… とっても最悪だよ 」重ねた手の上、銃口を乗せてトリガーに指をかける。 「だからさ、無抵抗な君に一発あげるんじゃなくて……ボクは、 今度は こうするよ。……ただ他者を満たす為の存在なんて、歪んでるもの」 それだけ告げて、そのまま引き金を引いた。 その銃弾はロベリアの手の甲を貫いてナフの肩へ。 ピストルは弾かれたように音を立てて床に落ちた。 同じもの なんだ。君の声がどうなんてボクには関係の無いこと。…ひとつ違えば、ボクは君だった。「……ぐッ、ぅ……ふ、…………は、……はァ……ッ」 それを拾うこと無く痛みによる呻きを漏らしながらふらふらと後ろへ下がる。 まだ他にもこちら側がいるのだから、邪魔にならぬようにという訳だ。 弾が上手く貫通仕切っていればいいなと思考するが、そこまで確認する余裕も無い。 左の手首をもう片方の手で強く握りしめ、処刑が終わるまで羊の様子をじっと眺め続けていた。 (14) 2022/02/27(Sun) 23:10:10 |
アルレシャは、じっと様子を見ている。目に収めている。 (a6) 2022/02/27(Sun) 23:35:45 |
![]() | 【人】 時魔嬢 クロノ「…なんだ、ほんとに抵抗しないのね」 ひとしきり様子をみて、ため息を吐いて、武器をとる。 小ぶりのダガーナイフ。 カツ、カツ、と靴音を処刑室に響かせて処刑者の目の前に立つ。 「…いいの?」 厚手の手袋を外して、刃先を自分の指先でなぞってみる。 陶器を思わせる白い肌がぱっくりと割れて、深紅の液体が溢れ出る。 「痛いわよ」 すでに幾度と負傷している処刑者にとっては、的外れな問い。 (15) 2022/02/28(Mon) 0:21:09 |
アルレシャは、しれっとしながら舞台を眺めている。 (a7) 2022/02/28(Mon) 1:03:11 |
シトゥラは、僕を混ぜるな (a8) 2022/02/28(Mon) 1:06:47 |
シトゥラは、甚振るのが好きと思われてたのか?????? (a9) 2022/02/28(Mon) 1:11:50 |
![]() | 【人】 人形師 シェルタン一通り処刑の意思のある相手が全員、対象を傷付けた頃。 「……すみ、ません。もう一回、だけ」 別に傷付けるのは一度だけというルールは無い。無いのだけれど、 けれど、宴の 贄 の悲鳴を聞くたびに、衝動が身を走り頭の中を渦巻いていく。その男の本性を見たいからでも(だって人らしさを感じない)。疑似的な手術感を味わいたいからでもない。 純粋な、人の業として具えられた 暴力衝動 。だからこそ混乱を起こしている。 再び近付けば、今度は手に持った草刈り鎌を……片方の腿に突き刺す。 一度ではない。二度、三度、もしかするともっと、 念入りに。 ……暫くそうして突き刺した後、口元を抑えてふらふらと戻っていく。 (16) 2022/02/28(Mon) 1:18:31 |
アルレシャは、責任感だったらシトゥラ、僕と模擬戦してくれてないよなぁ、と思ったとか。 (a10) 2022/02/28(Mon) 1:21:05 |
バーナードは、見ているだけだ。手は出さない。 (a11) 2022/02/28(Mon) 1:27:26 |
![]() | 【人】 白昼夢 アルレシャ傷付き血を流しぼろぼろになって、切り分けられ貪り喰われるような贄を見る。 痛そうなのに嬉しそうなのは、冷静なのは、まぁいいとして。 傷付ける手が止まったどこかの場面で。 アルレシャは、 今日の晩餐 に近付いていった。 (17) 2022/02/28(Mon) 1:41:10 |
アルレシャは、ここから先は、ナフへしか聞こえない声で。 (a12) 2022/02/28(Mon) 1:41:51 |
バーナードは、首を左右に振った。「それはお前に渡したいものじゃない」 (a13) 2022/02/28(Mon) 1:42:05 |
アルレシャは、自分の身体で、何をしているかを隠しながら。 (a14) 2022/02/28(Mon) 1:42:12 |
アルレシャは、それらが終われば、きっと 真っ赤な手 で元の位置へ戻ったはずだ。 (a15) 2022/02/28(Mon) 1:43:40 |
![]() | 【人】 時魔嬢 クロノ「…そ、」 返事は、それだけだ。 ただ、それをみる目には苛立ちが混じっているかもしれない。 私はアンタの気持ちなんて分からないから、 アンタの望む死に様に付き合うつもりは毛頭ない。 「それじゃ、死ぬといいわ」 別れの挨拶。ナイフを手に携えたまま。 そこから、動くことは無い。 クロノは既に、結果の先にいる。 (18) 2022/02/28(Mon) 1:56:15 |
![]() | 【置】 時魔嬢 クロノ初めに。 例え瞬きをせずとも、その一部始終を目に出来るものはいない。 処刑対象の胸にはナイフが突き刺さっている。 血は既に致死量が溢れて床に滴りおちているだろう。 痛みはあるが、それは少し前からずっとあったようなもの。 気づいた今となって、既に慣れてしまう程度の。 明確なのは、身体から熱が奪われていく感覚。 微睡むのならば、その底には死が確かにあるだろう。 意識はまだ残っているし、他の者の攻撃への反応も出来るだろう。 ただ、その致命を与えたであろう本人は、辺りを見渡しても見つかることは無い。 処刑室の外で、遠ざかる靴音だけが響いている。 (L0) 2022/02/28(Mon) 1:58:08 公開: 2022/02/28(Mon) 2:30:00 |
バーナードは、処刑が終わってから、最後まで――少なくとも蘇生装置を申請するまでは――残っていただろう。 (a16) 2022/02/28(Mon) 3:44:26 |
アルレシャは、全て終わるまで眺めて……蘇生装置を呼びもせず、処刑室から離れただろう。 (a17) 2022/02/28(Mon) 5:55:23 |
白昼夢 アルレシャ(匿名)は、メモを貼った。 ![]() 2022/02/28(Mon) 5:57:05 |
エルナトは、処刑が終わってからもしばらくその場に残っています。緩む頬を両手で押さえながら。 (a18) 2022/02/28(Mon) 8:46:15 |
シェルタンは、一人の『人間』が死したのを確認すれば、足早に処刑室を立ち去った。 (a19) 2022/02/28(Mon) 16:48:46 |
ロベリアは、手の穴を見つめ息を吐く。その後は静かに処刑室を後にしたことだろう。 (a20) 2022/02/28(Mon) 17:59:27 |
シトゥラは、ただ、見届けた。蘇生装置の申請が為されたのを確認して処刑室を後にする。 (a21) 2022/02/28(Mon) 18:31:04 |
シェルタンは、食堂に向かおうとしたが、スティングヘッドの凄い臭いにUターンした。 (a22) 2022/02/28(Mon) 20:29:15 |
シェルタンは、仕方ないのでトレーニングルームで洞窟whereの投影をしつつ夕食にします。 (a23) 2022/02/28(Mon) 20:31:08 |
![]() | 【人】 人形師 シェルタン洞穴内の泉のほとりとかそういう所でご飯中。 適当に選んだけど、それにしたってマニアックな場所が出たな……まあいいか…… 食べているのはおにぎり。中身は梅。 (19) 2022/02/28(Mon) 20:35:38 |
エルナトは、食堂に顔を出しましたがすぐに退散しました。後で出直します。 (a24) 2022/02/28(Mon) 21:04:44 |
アルレシャは、漸く身体を起こす。 (a26) 2022/02/28(Mon) 22:20:59 |
アルレシャは、約束を思い出して、トレーニングルームまで足を運ぶ。 (a27) 2022/02/28(Mon) 22:22:43 |
アルレシャは、中に入る前に一度背筋を伸ばして深呼吸をした。 (a28) 2022/02/28(Mon) 22:23:14 |
![]() | 【人】 白昼夢 アルレシャ「おはようー」 いつものあいさつと共にトレーニングルームの中へ。おはようの時間では全くないが。 「あれ、もしかして待たせちゃった?ごめんね」 スピカとテンガンがいるのを見て、小走りで二人の近くへと。 (21) 2022/02/28(Mon) 22:25:15 |
![]() | 【人】 人形師 シェルタン「おや、噂をすれば」 やって来たアルレシャの方に目を向ける。 おにぎりは炒飯おにぎりだったかもしれない。 「何か始まるんですか?」 模擬戦ならそのまま観客席に移動するつもりだ。 (23) 2022/02/28(Mon) 22:32:04 |
アルレシャは、おにぎりと共に観戦、ちょっとピクニックみたいだなぁとか思った。 (a29) 2022/02/28(Mon) 22:45:45 |
シェルタンは、ピクニックかも。 (a30) 2022/02/28(Mon) 22:50:16 |
アルレシャは、可愛くない? (a31) 2022/02/28(Mon) 22:58:23 |
シェルタンは、コヨーテやナフ様にもおにぎりを勧める。 (a32) 2022/02/28(Mon) 23:12:29 |
ロベリアは、目が覚めた。 (a33) 2022/03/01(Tue) 0:04:05 |
ロベリアは、自身の首に触れて………。 (a34) 2022/03/01(Tue) 0:04:25 |
![]() | 【人】 白昼夢 アルレシャ>>+63 >>+64 スピカ、テンガン 手枷を外せないくらいに認識しているのにこれだけ動けるなら、もう少し枷を重くしたほうがいいんじゃないか?と頭の中でちょっと思う。 いやでもあんまり重くしたら逆にトレーニングだな…… テンガンが何かしようとしているのも見えたので、持っていたエアガンは手放した。 投げ飛ばされそうなら、グッと力を込めた。掴まれている手首はこれ以上やったら折れそうだが。 まぁいい。 他者にしか能力の効果出ない丸腰が防御できると思うてか。 場所を入れ替えるならスピカの上、壁にされる形。かといってテンガンの靴を避けることもない。見えないしな。 けれど押し付けられる様は分かったので、膝を立てるようにしてスピカの腹に乗せてしまおうと。 対処できないならスピカの腹には、膝という狭い範囲でテンガンとアルレシャの体重が乗ることになる。 アルレシャの背中もミシミシ鳴っているだろうが。 (35) 2022/03/01(Tue) 20:18:55 |
バーナードは、眠りという逃避から現実へと引き戻される。 (a38) 2022/03/01(Tue) 20:24:12 |
バーナードは、自室にひとりである事実に半ば追い立てられるように蘇生室へ。 (a39) 2022/03/01(Tue) 20:24:17 |
バーナードは、与太時空でアン フロランタンvilを注文したいと思う。景気づけに。 (a40) 2022/03/01(Tue) 22:03:03 |
バーナードは、アン フロランタンを自室で食べているかもしれない。与太時空なら普通にその辺で食べてる。 (a41) 2022/03/01(Tue) 22:03:31 |
人形師 シェルタンは、メモを貼った。 ![]() (a42) 2022/03/01(Tue) 22:45:12 |
ロベリアは、関係ないが補給用輸血パックvilを食べてみたい。……一口。 (a43) 2022/03/01(Tue) 23:00:26 |
ロベリアは、ごめん、何かの間違いだと思う。 (a44) 2022/03/01(Tue) 23:00:35 |
(a45) 2022/03/01(Tue) 23:01:05 |
ロベリアは、後半の方でお願いします。 (a46) 2022/03/01(Tue) 23:02:00 |
ロベリアは、………まともなもの来たな。 (a47) 2022/03/01(Tue) 23:03:42 |
ロベリアは、確かに食べたいなって思ったよ。 (a48) 2022/03/01(Tue) 23:06:58 |
![]() | 【人】 『巫覡』 ロベリアこれはお荷物が届いたロベリア。 「??? 」 届いたものを見て首を傾げる。 なんでボクが食べたいこと分かったの? 怖い。 (37) 2022/03/01(Tue) 23:08:10 |
![]() | 【人】 『巫覡』 ロベリアショコラパンケーキを見ている。 たまたま食堂に出てきたらショコラパンケーキが。 1口、1口………にするには結構重量がある。 お残しは良くないなとは思うけど。 あまり濃いものは他の味と混ざってしまう。 (39) 2022/03/01(Tue) 23:18:32 |
ロベリアは、ゆっくり食べる事にした。 (a49) 2022/03/01(Tue) 23:20:30 |
ロベリアは、以前フルーツオレか何かを押し付けたことがある為。 (a53) 2022/03/01(Tue) 23:36:25 |
シェルタンは、模擬戦時空の方では凄い模擬戦だったな……と思っていた。 (a54) 2022/03/01(Tue) 23:38:45 |
アルレシャは、手首の骨がくっつくまでは暇そうにする羽目になる。なった。 (a55) 2022/03/01(Tue) 23:44:51 |
ロベリアは、(7)1d10口目でショコラパンケーキを食べる手が止まった。 (a56) 2022/03/01(Tue) 23:45:04 |
![]() | 【人】 『巫覡』 ロベリア「……………」 からん、とフォークが皿に落ちる。 人が増えた事により口の中の味が大変。 7口、頑張ったと思う。 でも実は半分もいっていない。 眉間に皺が寄った。 (41) 2022/03/01(Tue) 23:48:52 |
アルレシャは、あとでテンガンペシャンコにしよう、と決意したとかしないとか。 (a57) 2022/03/02(Wed) 0:14:46 |
アルレシャは、ロビーの端でのんびりしている。 (a58) 2022/03/02(Wed) 15:34:06 |
アルレシャは、ギモーヴvilを頼んでみた。 (a59) 2022/03/02(Wed) 17:43:17 |
アルレシャは、ふわ……しゅわ……。 (a60) 2022/03/02(Wed) 17:43:38 |
![]() | 【置】 疾風迅雷 バーナード 「子どもは親の背中を見て育つ」とはよく言ったもので、子どもは生活の中で親からさまざまなことを吸収する。言葉遣いから良し悪しに至るまでを無意識に親から学び、そうした経験が子ども自身の人格形成に大きな影響を与えていく。 一般的に人格の土台は3歳くらいに形成され、10歳くらいまでに確定するそうだ。そして、人格形成に一番重要なのは 「人から愛されている」 という実感や「必要とされている」 と感じることなのだという。 少年は「愛されている」実感を両親から得て不仲な両親の橋渡し役となり、それが「必要とされている」証であると認識していた。 父が母の飯を不味いと拒めば少年が作ってやった。母が父の服を触りたくないと聞けば少年が洗ってやった。父の愚痴を聞いては優しく礼を言われ愛を実感し、母の愚痴を聞いては優しく微笑まれ愛を実感し、二人ともに愛されている自分がこの家族を守るんだと決意を固くした。 いつしかそんな歪な愛の中で少年が抱いたのは 「自分に誰かを従わせる喜び」 と「自分に誰かが従い続ける怒り」 だった。自分のお願いを聞いてくれる両親が好きだ。自分がお願いしなくても動いてほしくて腹が立った。それでも二人には自分が必要だと分かっていたし自分が頑張れば両親と一緒に過ごせると思っていた。しかし、そんな幻想は家庭とともに崩壊する。 両親の不仲は傷害事件という形で白日の元に晒され、少年が守ってきた大切なものはその悉くが崩れ去り消えた。父に与えられたものも、母から貰ったものも、両親と過ごした小さな部屋すら誰のものでもなくなって、そうして少年のものはなにもなくなった。 ▽ (L1) 2022/03/02(Wed) 19:28:44 公開: 2022/03/02(Wed) 21:00:00 |
![]() | 【置】 疾風迅雷 バーナード孤児院に引き取られた少年は、培ってきた面倒見の良さを遺憾なく発揮することとなる。ごくたまに傲慢さを見せることがあっても、指摘されるうちにそれもすっかりなりを潜めて善良で心優しい人間になっていった。 孤児院の皆に与えられるものを大切にし、他の子どもが欲しがるようであれば、自分に分け与えられたものであっても喜んで差し出す。そうして少年から他者に差し出されたものは食べ物に限らず、文具や衣類、部屋に至るまで多岐に渡った。少年は、孤児院の大人達が子ども達にそうしていたように子ども達を大切にした。 少年は語った。皆のものを皆に与えただけだと。皆に与えられたものを皆に返しただけだと。自分のものじゃないからいいのだと。 かつての少年は語る。 やっと自分が欲しがっていいものが見つかったのだと。 本気で欲しくてたまらないものができたのだと。 ――だから、またうしないたくはなかったのだと。 (L2) 2022/03/02(Wed) 19:28:49 公開: 2022/03/02(Wed) 21:00:00 |
![]() | 【人】 『巫覡』 ロベリア>>+86 スピカ 「……………知らなくて、いいよ。 君に見えるものが全てだ。 ボクの全てを知らずとも、それでいい」 正直すぎて逆に戸惑う。 こうして言葉を返してしまう自分にも。 「ふわふわの、飴? 飴ってふわふわなの? マカロンは……あの丸いやつか。それからパン……」 どのパンだろう。パンいっぱいあるから。 全く分からないけど頷いてみた。 少し考える素振りとそれから周りに視線を向けて、席から立ち上がる。 何パンか気になるけどショコラパンケーキの威力もあってちょっと辛い。 でも結構美味しかった。………と思う。 「……人、増えてきたな。話の途中だけどボクはもう行く。 次に話す機会があればそのパン教えてよ。……それじゃあね、スピカ」 ひらりと手を振る。振り返る事はしないけど、立ち去る際にほんの一瞬口元に笑みを浮かべていたかもしれない。 (48) 2022/03/02(Wed) 20:28:50 |
![]() | 【人】 疾風迅雷 バーナード 男は処刑時間の少し前にロビーに訪れる。 何かを食べるでもなく、何かを飲むでもなく、適当な席に腰掛けてから静かにその時を待つ。 ……この沈黙を壊す時、どんな言葉を紡ぐことになるのか。 (49) 2022/03/02(Wed) 20:55:48 |
バーナードは、数分後の未来を知らない。 (a61) 2022/03/02(Wed) 20:55:56 |
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