【人】 踊子 リリー────……っ、 [ 抱き寄せられた腰と、深くなる口付けに 焦りで女の双眸がちかちかと瞬いた。 いつマスターが準備をしに来るかも分からないうえ、 フェス中なら従業員だって早々来てもおかしくない。 ──どうにか声を抑え切った女は、 衣装の結び目を引っ張る不埒な指先を感じ取り 「だめ」と言うように、青年の腕へ触れた。 ] …………っあ、当たり前、でしょ… 誰か来たらどうするの……! [ 実際気まずいどころの話ではない。 …分かってくれるでしょう、と訴えるように、 青年の瞳をじいと見つめて。** ] (78) 2022/11/25(Fri) 11:39:55 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a44) 2022/11/25(Fri) 11:42:06 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a45) 2022/11/25(Fri) 11:52:10 |
【人】 画術師 リュディガーー美術館ー げ。 [>>74 唐突に声をかけられたと思えば、館の主人がそこに来ていた。] >>75 別に乏してなんていませんよ?好みに合わなかっただけなので。 [一応は体裁を繕って対する。「上流階級と交流するときは礼節を踏まえよ」と言っていたのは確か母だったか。] >>76 おや、珍しい。光栄ですね、是非見に行きましょう。 [そう言って、男の後を着いていく。向かった先はアトリエ街だった。彼が見出して集めたのであろう芸術家たちが、己と向き合いながら苦しみ続ける場所へ。] (79) 2022/11/25(Fri) 12:01:22 |
【人】 画術師 リュディガー(なるほど、これは……) [確かに、先程の場所よりもずっと『綺麗』だと思える場所だった。未だ開かない「才能」や「魂」を求めて、多くの芸術家が燻り続けている。 なおも諦めきれない「情熱」に縋る姿には、確かに心打たれるものは多少あったのだが。] (……でも、なんだろう。「彼」までは届かないや。) [脳裏によぎったのは、見目を整える『美』とそれに反する容姿をした男である。 ここにいる芸術家たちと、彼とで、何の違いがあるのか、それは分かりはしなかったけど。] 『綺麗』ですけど、なんだか……飼い殺された籠の鳥のようで、落ち着かないですね。 [素直に感想を述べた。言えば、きっと激怒されるだろう事はわかっていたけれど。] (80) 2022/11/25(Fri) 12:02:31 |
【人】 画術師 リュディガー大変な非礼をお詫びします、埋め合わせはいずれ。 ただ報復についてはお薦めはできません。 いくら貴方様でも、「ドメネク家」を相手取るのは骨が折れるでしょう? [内心怒りで煮えたぎっているであろう男に、形だけの謝罪と共に牽制を混ぜる。 一代で財を成した男、シメオン・ジョスイの権力は確かに脅威的である、が。 我が家は長年に渡りこの街で『芸術一族』と名を馳せて来たのだ。パトロンでもあり、『美を魅せる芸術家軍団』でもあるドメネク家の「権力」は、彼にも引けを取らない。 きっとおれはシメオンのじーさんの『美』を理解できない。彼の力に惹かれてしまった芸術家達を否定するつもりはないのだけど、きっと迎合はできない。 彼の在り方は己の矜持に反するから。 たとえ末席に位置し『美』を理解できない「デキソコナイ」であろうとも。一族の持つ矜持は、おれにもあるのだから。 先祖代々から受け継がれて来た『魔力と技術力』だけの絵師でも、そこは曲げたく無かった。] (81) 2022/11/25(Fri) 12:04:25 |
【人】 画術師 リュディガーでは、さようなら。 [以前は腕の立つ武人であったと知っている。あらかじめ用意しておいた『逃げの画術』を利用し、その場から姿を眩ませた。 ……あとで両親から、この一件で滅茶苦茶叱られたのは言うまでもない。 後始末が大変だったと、延々聞かされ続けた。]** (82) 2022/11/25(Fri) 12:04:54 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a46) 2022/11/25(Fri) 12:08:36 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a47) 2022/11/25(Fri) 12:24:37 |
【人】 大富豪 シメオン─ 工房 ─ それは脅しか? [男の空気が変わり、不機嫌そうだった表情は凪いだ] ドメネクがどうした。 私がその程度のことを気にするとでも思うのか、 [それは明らかな怒りだった。 いやそれは怒りを通り越して既に敵意と化している。] 小娘、ドメネクの名を出して、この私を恫喝したな。 [骨を折るなどということはどうということはない。 男には家族はなく、唯一友と呼べる者も今はいない。あるのは財と権力、それも男にとっては手段でしかない。守るものなどありはしない。 対してドメネクはどうか。この男とやりあって『芸術の一族』がここで潰える覚悟はあるか。] (83) 2022/11/25(Fri) 12:48:11 |
【人】 大富豪 シメオン[娘が画術を使うならばその魔法は発動と共に掻き消える。 姿を眩ませたと思ったのなら、それは甘いと言わざるを得ない。 ここは男の巣の中なのだ。 アンチマジックフィールド。 この男が己の住処に何も仕込まないことなどありはしないことなど明白なことである。身一つでやってきて、男を挑発することの危うさを知らなかったのであれば、それは迂闊であり、致命的なミスだった。] 私の庭で好きに魔法が使えると思ったのか? [男の右手にはいつの間にか『カタナ』が握られている。] 無知な小娘と笑って見逃すと思うか? [男は笑わない。その表情は未だ凪。] (84) 2022/11/25(Fri) 12:49:13 |
【人】 大富豪 シメオン[刹那。 男の左手が振るわれる。 神速とは言わないまでも、それは武芸の心得なしに追えるものではない。] このジョスイを侮ったこと、その身で贖え。 [声が先か、それとも衝撃が先だったか。 ゴン と、娘の頭で大きな音が鳴った。] (85) 2022/11/25(Fri) 12:49:54 |
【人】 大富豪 シメオン[振るわれたのは右手の刀ではなく、左手による手刀。 つまり、脳天にチョップ。] リュディガー、相手を見て物を言え。 それにドメネクの名を使うのは百年早い。 [男ため息を一つつくと、その表情には呆れが浮かんでいた。] 小娘の無礼でドメネクをどうこうする訳がなかろう。 この調子では父君も苦労が絶えないな。 [少なくとも男は『芸術の一族』に敬意を持っている。 でなければ、いかな有力者の頼みでも小娘に自分のコレクションを見せる訳がない。親しからずともそれなりに良好な仲なのだ、娘の父とは。] (86) 2022/11/25(Fri) 12:51:19 |
【人】 大富豪 シメオン帰るなら、正面から堂々と帰れ。 [手をシッシと振ると「さっさと去ね」と残して、それで男は刀を納めてスタスタと屋敷の方へと歩き始めた。 勿論、後日この話は酒の肴にドメネクに聞かせた。 それによってドメネクはジョスイに詫びを入れる羽目になったし、リュディガーが滅茶苦茶に叱られたのはきっとそうなのだろう。 そんなつもりはなかったのだが。*] (87) 2022/11/25(Fri) 12:52:43 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a48) 2022/11/25(Fri) 12:56:14 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a49) 2022/11/25(Fri) 13:02:22 |
【人】 画術師 リュディガーいってえ!? [>>84>>85>>86 瞬間で掻き消された魔法陣と、刹那降ってきた手刀に膝をつく。 ……老いてなお、健在か。見通しが甘かった事に反省する。] ちょっと今の結構な自信作……も〜……やられたなあ。 ハイハイ、ごめんなさいね。次に父さんに会った時はよろしく言っておいて。 >>87 手厳しいなあ、全く。それじゃあね。 [起き上がっていつもの調子に戻る。 全力で喧嘩を売った自覚はあったから、もっと手酷い事をされる覚悟もあった。シメオンのじーさんの憤りは最もであるけど、やっぱり伝えるべき事は伝えたかったので。 なんだかんだで父が彼と仲が良くてよかった、この程度で済んで助かった、と思いながら。 正面玄関から堂々と立ち去った。] (88) 2022/11/25(Fri) 13:12:06 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a50) 2022/11/25(Fri) 13:16:34 |
【人】 「怪人」 ファントムこちらを見つめる彼女の仕草は、おびえる小動物を思い起こさせる。 このまま強引に事に及んだとして、彼女は抵抗出来ないだろう。 それでもーー… 「大丈夫、全て脱がしてしまったりなどしないよ。 それに、約束する。 『今日は触れるだけ、それ以上はしない。』 今の君を見てると、私も気が引けてしまうしね。」 彼女が、自然と受け入れられるまで待つ事を選んだ。 自身の欲求より、彼女に対する思いが勝った。 ーーだからといって彼女に対する欲求を我慢するほど、堪え性のある性格ではない。 (90) 2022/11/25(Fri) 14:09:36 |
【人】 「怪人」 ファントムふいに、彼女の首元に揺れるリボンを解くと、彼女の両手首を結えてしまう。 簡単な結び目なので、彼女が本気で抵抗すればわけも無く解けてしまうだろうが、その余裕を彼女に与えない。 続いて、彼女の片足を膝から抱き上げるようにして腕をまわす。 そのまま、腰を抱き留めて自身に密着させる。 ーー両手を結えられて、片足を高く上げた状態。 バランスも悪く、自分に寄りかかる他ないだろう。 更に、スカートの下に隠れていた場所は、すっかり曝け出されてしまっている。 果たして、そこはどんな様子だったろうか。 (91) 2022/11/25(Fri) 14:10:29 |
【人】 「怪人」 ファントムそうして、腰に回した手が衣装の結び目を緩めてしまう。 彼女の上半身に纏った衣装がはだけて、その下を隠す事が叶わなくなる。 ーー確かに全て脱がせてはいない、約束は守っている。 「綺麗だよ、君は。」 すっかり露わにされた彼女の姿を見て、一言添えた。** (92) 2022/11/25(Fri) 14:11:02 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a51) 2022/11/25(Fri) 14:13:08 |
【人】 踊子 リリーっぬ、脱がさないって、言った……! [ 確かにこれは全部ではないけれど。 彼は口にした約束を、違えてもいないけれど。 優しくする振りをして、 なんだか着実に逃げ道を奪われた気がする。 添えられた一言が耳に入れば 「…知らない」と少し顔を背けて。 ] (95) 2022/11/25(Fri) 17:14:13 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a52) 2022/11/25(Fri) 17:17:24 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a53) 2022/11/25(Fri) 18:17:17 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a54) 2022/11/25(Fri) 19:14:32 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a55) 2022/11/25(Fri) 19:55:36 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a56) 2022/11/25(Fri) 20:05:12 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a57) 2022/11/25(Fri) 20:21:04 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a58) 2022/11/25(Fri) 20:29:13 |
【人】 踊子 リリー ― 追想 ― [ 「その髪と瞳がなければ貴女じゃない」と、 いつか遠い日、母は言った。 ──姉の美が損なわれ、 姉が海へ身を投げた日の夜だった。 ] (96) 2022/11/25(Fri) 20:55:55 |
【人】 踊子 リリー[ 父の姿は記憶の中には存在しない。 私が生まれてすぐに、美を失った母を捨てて どこか違うところへ行ったのだと聞いた。 それでも母の手元には 異なる毛色の、けれど美を備えた娘二人が残った。 この街では、美≠ヘ多様な概念を擁するけれど 母が執着したのは、一目でわかる見目の方。 ひとつも欠けないよう、丁寧に籠の中へ入れ 娘の栄誉が己の道になると信じ、投影を重ね。 間違ってるよ、とは言えなかった。 けれど、どんなに嫌われても言った方が良かったと、 ──そのことに気付いたのは、 姉の背へ「出来損ない」と罵る母の顔を見てからだ。 ] (97) 2022/11/25(Fri) 20:56:02 |
【人】 踊子 リリー[ だから私は母の望むままに踊った。 私が何を考えて、何を思っているかも知らずに、 この道が自分の栄誉に近付いていると信じ切って 疑いもせず歩む母の手を引いた。 ──ねえ。心のまま、自由に踊るなんて未来 本当は、踏み出すつもりもなかったの。 誰の手も入らない、母が望んだ踊りで、 母の乞うままの私で、女神様に認められれば。 「 望むものを手に入れられる 」のでしょう? 私、女神様にこう願うつもりで、ここに来たの。 ] (99) 2022/11/25(Fri) 20:56:09 |
【人】 踊子 リリー「 それじゃあ、私と母を殺してくれる? 」 [ 大きな舞台も要らない。夢もいらない。 それが母への復讐だと思ったから。 ──この、荒唐無稽な街でなら。 ] (100) 2022/11/25(Fri) 20:56:14 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a59) 2022/11/25(Fri) 20:57:47 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a60) 2022/11/25(Fri) 21:00:56 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a61) 2022/11/25(Fri) 21:02:32 |
【人】 大富豪 シメオン[シメオン・ジョスイは誰にも何も命じてはいない。 女を舞台に上げるなとも、干せとも何も言ってはいない。 ただ「あれは気に入らない」とそう呟いただけ。 それだけで女の未来は簡単に道を閉ざされようとしている。 無論のこと、男はそうなることをわかっていたのだ。 それこそが男の力の一旦。] (102) 2022/11/25(Fri) 21:28:28 |
【人】 大富豪 シメオン[確かに男は女に『美』を見出していた。 その舞いに『美』の片鱗を見ていたのだ。 踊りに込められた妄執。 自分の執念とはまた違う形の何か。 男はそれに興味を持ったからこそ声をかけた。 だが、女は男の手を掴まなかった。 「覚悟はある」とそう啖呵を切った女。 そのせいで、女は今、道を閉ざされようとしている。 男は何もせぬままに嘲笑う。 この苦境を乗り越えるために、お前は私に何を見せてくれるのかと。*] (103) 2022/11/25(Fri) 21:28:54 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a62) 2022/11/25(Fri) 21:30:43 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a63) 2022/11/25(Fri) 21:38:58 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a64) 2022/11/25(Fri) 21:53:43 |
【人】 大富豪 シメオン─ 魔女への頼み事 ─ [それはいつのタイミングだったか。 しかし、それはさして重要なことではない。] 一日でいい。 いや、半日でもいい。 薬でも魔法でも構わん、私の全盛期を取り戻したい。 [過ぎ去った時を戻すことなど出来はしない。 それは神の定めた摂理に反すること。 だが、この魔女はそれを可能だと言った、相応の対価を支払うことで可能なのだと。] 対価はお前の望むだけ…… [たとえそれで残りの時間全てを奪われることになったとしても構わなかった。本当にそれが叶うのならば男はそれだけの価値があると思えたのだ。] 私の時間をくれてやる。 [影街の一角にあるとある店。 男はそこで店の主人たる魔女へとそう告げた。*] (104) 2022/11/25(Fri) 22:22:31 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a65) 2022/11/25(Fri) 22:23:40 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a66) 2022/11/25(Fri) 22:34:34 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a67) 2022/11/25(Fri) 23:01:33 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a68) 2022/11/25(Fri) 23:33:49 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a69) 2022/11/26(Sat) 0:07:33 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a70) 2022/11/26(Sat) 0:17:37 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a71) 2022/11/26(Sat) 0:18:55 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a72) 2022/11/26(Sat) 0:24:31 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a73) 2022/11/26(Sat) 0:52:58 |
【人】 「怪人」 ファントム次に彼女が目を開ければ、そこは夕暮れ時の居住区。 フェスを終えた人たちが、明日に向けて家路へと向かう。 そこに、仮面の男の姿は無かったろう。** (105) 2022/11/26(Sat) 1:05:42 |
(a74) 2022/11/26(Sat) 1:08:27 |
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