名前：夜川 鷗助（やがわ ゆうすけ）
年齢：17
学校名/学年：天の原学園/2年
委員会、部活等：保健委員/帰宅部

ひとこと:「やれって言われるからにはやるけれど、もしもおれが誰かの秘密をばらしちゃっても怒らないで欲しいな。そういう遊びなんだからしょうがないしょうがない」

「……う……な、何でこんな強引なんですか…？



基本的に小声の少年は、視線が向けられた途端、
時折妙に早口にどもったり謝りつつ宣言を終える。

地獄の時間が終わったとばかりに、
一息ついてまた部屋の隅に縮こまって座る。


　……い、いえ、何でも……」

突然誰かの肩を見て声を上げて真っ青になったが、
すぐに目を逸らしてそれ以降無言を貫いた。

名前：不破 彰弘(ふわ あきひろ)
年齢：17
学校名/学年：封馬館高校/2年
委員会、部活等：封馬館怪奇倶楽部

ひとこと:
　

　　

「は？　ちょっ。
　俺もうすぐダンスバトル出るんだけど！
　　
　つーかなんでアンタ達がそんな事知ってんだよ、マジかよ
　」

やだやだごねながら連れてこられた少年は、実波学園の門の中にあえなく入れられてしまった。
ただし、地元ではなかなかお目にかかることが出来ない白銀の大地には心躍るものを感じているのも確かなようで、わさっと雪を掴んでこころなしか目を輝かせている。

「
　東京じゃこんな積もってるの滅多に見ねぇもんな。
　は？　ここ露天風呂とかあんの。
　学校っつーか旅行じゃんこれ！」

―――最初のごねた様子はどこへやら。

名前：堂本 棗（ﾄﾞｳﾓﾄ ﾅﾂﾒ）
年齢：17歳
学校名/学年：明晴学園/2年生
委員会、部活等：ダンス部

ひとこと:
「ちぃーっす。なんか偉い人に脅されて来ましたぁー。
　あ？　皆もそーなの？
　なぁんだ俺だけじゃなかったのか、そっかそっか！
　じゃー皆これから暫くよろしくな！
　気軽に棗って呼んでくれー」

「」

荷物をまとめ終わり食堂に向かう途中、なにやら怒っている少女とすれ違う。
「」

独り言ちながら集まっている人を見渡してマフラーを巻き直し、厚手の手袋を付けなおしながら椅子に座った。


「ここの目的はは皆伝えられてるんだよね？
それならいいんだけど…暖房の温度上げてもいいかな…？ダメならホッカイロと着る服追加…これ以上できるかわからないけど追加するよ。」

言うや否や新しいホッカイロを開けて手袋をつけたままもみもみ。

名前：偉智 要（よりさと かなめ）
年齢：18
学校名/学年：樺澤学園（からさわがくえん）/3年生
委員会、部活等：植物管理委員/帰宅部

ひとこと:「偉智　要…呼びやすい様に呼んでくれると嬉しい、かな…よろしくね？

雪合戦は審判役がいいな…あったかいお茶飲みながら眺めてたいけど…え、だめ？…困ったな…やるからには本気出すけどあったかい物は欲しいな…。」

ぬいぐるみで隠れていた、瞳が輝く。
　秘密のことも目的も全部頭から飛び出して、すっかり雪景色に夢中の無邪気な少女。



　遠くからは、小声で何かをこそこそと呟いているように見えるが……

名前：山田 花子 （ｻﾝﾀ ｶｼ）
年齢：16歳
学校名/学年：夢実女学院/一年生
委員会、部活等：世界征服委員会。工学部所属。

ひとこと:
「さ、サ…タカシ、です！？どようによろしくお願い あと、あ……う」

「不破に同意する。秘密なんて他人の手でひけらかされるものではないだろう。
　だからって不参加の択をとるわけじゃあないけど、勝手な話だ」

場の空気を慮った彼とは違い、青年はすっぱりとレクリエーションの意義を切り捨てた。
嫌がっているふうな顔ではなかったが、自分には関係のないもののような表情だ。
壁際のベンチにとっとと座ると、上着の裾を合わせて文庫本を開く。

「読みかけの本があるんだ。
　ウィンタースポーツに赴くのは書評が終わってからでいいか」

名前：蛇神 阿門（へびがみ あもん）
年齢：18
学校名/学年：唄種高校/3年
委員会、部活等：文芸部

ひとこと:
「頭数として揃えられたからには参加はするが、
　一応言っておくならば、やっぱりこれは趣味が悪い」

　
「……ん〜？
　あー、これ別に風邪とか体調悪いとかじゃなくて。
　そろそろ花粉の時期なんで、そういう。
　あとは強いて言うなら人相が悪いっていうかー…」

話す間も着けっぱなしのマスクに指を引っ掛けて、
内側に篭もった空気をちょっと換気中。
いまいち何処を見てるかわからない目がぐるりと周囲を見渡した。

「なんか、案外バレても気にしない人多い？
　それとも気にしなそ〜なフリしてるだけ？
　まあどっちでもいいけどさ〜。」

換気を終え、少しずれたマスクを引っ張り上げて。
畳の上に胡座をかいたまま考えるのは、この数日をどう過ごすか。

「どっちにしても、俺はちょっかい掛けたら面白そうだから…
　あ間違えた、興味あるから知りたいし？」

　
名前：雑司ヶ谷 累（ぞうしがや かさね）
年齢：17
学校名/学年：峯上高校/2年
委員会、部活等：文芸部

ひとこと:
「隠されたら知りたくなるのが人のさがってやつじゃんさ。
　ま、ぶつくさ言っても事態は好転しないっぽいし？
　ならぱーっと楽しんだ方がお得じゃんね〜。
　せっかくだし落としもの探してステゴロして雪合戦して
　それからついでに暖房の温度を上げるのはどう？」

「ええと」

困った様子で周囲を見回しています。
おろおろと部屋の隅で戸惑っていましたが、
やがて意を決したように。



「とりあえず、暖房は上げていいかな？
　寒がってるみたいだし、暑い人は──いないよね？
　それからそう、落とし物を探して、
　あと、部屋割りは？　これからのスケジュールは？
　引率役も居ない？　ああ──」

名前：水銀 莉桜（みずがね りお）
年齢：16
学校名/学年：杉宮大学附属高校/2年
委員会、部活等：帰宅部/趣味でピアノを弾いている

ひとこと:


「うう、どうしよう。あたしもう先行き不安だよ」

現代っ子にとっては何よりも回線が重要なのだ。

「女も時には度胸。起きたことには厳正に対処するけれど、
　回避できないことに悩み続けるのも後ろ向きすぎるからね」

ノートパソコンを有線接続した。

名前：氷室 凛乃(ひむろ りの)
年齢：18
学校名/学年：京和高校/3年
委員会、部活等：パソコン部

ひとこと:「回線速度は悪くないけどping値があんまりよくなくて、ネットゲームには向いてないかもしれないね」

「ええっ！
　ゲームで秘密を探り合うなんて……
　困る状況なのだろう！
　ボクのあんなことこんなことが白日の下に晒されてしまう、
　考えただけでどきどきものだよね。趣味は悪いけどね。」

周囲の様子をちょーっと窺ってから
コウコウセイとして模範的な元気な声を上げて、
少女は自身の頬に両手を添える。
　
悩むような数秒の間の後、
すう…と深々息を吸い込んで、口を開いたらば

「ふふ。まいったなあ。ばれたら困るものばかりだ。
　僕が実は辛党とか、高所恐怖症とか、猫より犬派とか、
　宿題は提出しない派とかクラスで一番逃げ足が速いとか、
　雪玉に石をつめるのが得意とか、ステゴロ上等だとか、
　落とし物発見名人と名高いとか？バレたら大変だもんね？
　
　やー、丁寧に隠すようにしなくっちゃ。がんばっちゃお！」

八割虚言の濁流を朗々とぶちまけた。

名前：夜川 彗　(やがわ すい)
年齢：１６
学校名/学年：天の原学園/１年生
委員会、部活等：緑化委員/文芸部

ひとこと:
「あは、可愛い子いっぱいで嬉しいな。
　僕達ね、きっと仲良しで素敵な間柄になれるよね。
　んー、楽しみ、あーあー　……ところで。
　暖房の温度上げるならぱっと上げてもらっていいかな？
　僕わりと今おなかが…ううん！雑草なんか食べてないよ？」