人狼物語 三日月国


162 【身内】奇矯の森【R18G】

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視点:


【人】 包帯 タンジー

夕方の散歩はとっくに終えてタンジーは自室にいた。
眠るには少し早いし、何より寝付けないし。椅子に座って、鉛筆を握っていると微かに耳に届いた誰かの悲鳴。

どうしたのだろう。と、扉を開き廊下を覗くと、バタバタと響く大きな足音が聞こえてきた。
遊んで走っているのではなく、何か急いで、慌てているような。

不安に駆られて自分も廊下を走りだす。
あまり速くは走れないけれど、なるべく急いで。

「みんな。一体、なにが……」

話し声を頼りに辿り着いたのは主人の部屋で、僅かに呼吸を乱して、集まっている子たちに問い掛けようとした。
それを言い切る前に、視界に入ったのはベッドの上の──
(13) 2022/07/18(Mon) 0:17:46

【人】 包帯 タンジー

露わになっている目を見開いて、むせ返るような匂いに口元を押さえて後退る。
このままでは声を出す前に、違うものが口から溢れ出そうになるから。

フィラメントの大広間へという言葉にどうにか頷きだけは返して、それ以上は動けずにいた。
目を離したくても離せない、呼吸がうまく出来なくなっていく。
(20) 2022/07/18(Mon) 0:49:37

【人】 包帯 タンジー


──誰か、誰かがこれを?誰が?

届いてしまったユングフラウの声(>>21)に、「どうして」一色だった思考が塗り変わる。
近付いてくる気配にも気付けなくて、触れた瞬間ビクッと肩が弾んだ。

「あ、うん。大広間、だよね。わかってる……」

固まってしまっていた体は、どうにか動きそうだ。
石のように重い足取りで、廊下へと向かって歩いていく。
(28) 2022/07/18(Mon) 1:21:12

【人】 包帯 タンジー

ふらふらと辿り着いた大広間。皆が集まってからも座り込んだまま、自分から口を開く事はなく。
不安から自分の腕を握り込んで、そのまま服の上からガリガリと爪を立てていた。

「…………」

主人の死についての話が聞こえると、肩を弾ませて顔を上げる。
爪は腕に食い込んだまま、元々あった傷から血が滲んでいたとしても。

「……誰が、やったの。」

眉を寄せ、怯えた表情で皆の顔を見て、呟く。
ここに居る誰かがやったのだと、疑いたくはない。だがクロも言ったように、あの状況で外の人物がやったと言えるのだろうか。
(44) 2022/07/18(Mon) 18:37:10

【人】 包帯 タンジー

「──っ!わかった……。わかってる。」

突然の大声に一際大きく肩を弾ませて、ハグベリー(>>50)の方を見る。見てから、すぐに俯き視線を逸らして口を開く。

自分だって、皆の事を疑いたいわけではないのだから。


>>52 ノル

「………ノル。……うん、行こう。
そう。まずは、確認。確認しなくちゃ。」

下に向けていた視線を貴方に向けて、少しの間をあけてひとつ頷く。ずっと、きつく握っていた自分の腕を、ようやく離して立ち上がる。

それぞれの部屋に向かうなら、ゆっくりとした足取りでついて行くだろう。
(54) 2022/07/18(Mon) 22:10:12

【人】 包帯 タンジー

>>55 モノオキ

「……一緒に、いこうか。」

此方へと向けられた手に気付き、包帯を巻いた腕を伸ばして優しく握る。
どこから、誰の部屋から確認しようか。
向かう先は二人に任せて、並んで歩いていくのだろう。
(56) 2022/07/18(Mon) 22:52:34