人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 工藤 彩葉

 
― 二日目・昼休み:天ヶ瀬くんと ―

[さて、いざお昼の放送。の、前に。
ドサドサのノート写しは順調だったかな。>>3:532
もしそれに願いを使いたいなんて聞いてたら、
コピー機でよくない?って言ったと思うけど。
自分で写した方が身に付くかどうかは
勉強のやり方次第かな…天ヶ瀬くんはどうだろうね?


人の願いに干渉する話については、
そう聞くと確かに、かなり難しそうだなと思った。
思ったんだけど、翌日のメッセージを見て
やっぱり気になっちゃったのは、またあとの話で。]



 ユメリンの音源は、大槻先輩のところへ行けば
 大抵借りられるから大丈夫だと思う。

 あ、天ヶ瀬くんも持ってるの?
 ならそっち借りようかな。


[即答された曲は、天ヶ瀬くんも持ってるなら>>3:533
その方が早いから、借りることにした。
もしかして四次元ポケットってこれのことかな
]
 
(12) 2022/10/21(Fri) 2:00:48

【人】 工藤 彩葉

 
[放送室に入れば、まずお昼ご飯を広げるのは
機材の反対側に置いてある机の上。
キャスター付きの椅子で行ったり来たりできるので
そう不便なものでもないと思うけど、
放送の合間に食べるの、落ち着かないとは思うから
終わってからの方が良ければそうしたかな。

天ヶ瀬くんのお昼がパンなのを見れば、
お弁当の私は、おかず少し食べる?と聞いたりして。]


 本日は、担当の鈴木さんがお休みのため
 急遽ゲストをお迎えしています。
 天ヶ瀬くん、よろしくお願いしますね。


[と、私はやっぱり真面目で、
面白みのない紹介から入ったんだけど。
天ヶ瀬くんのトーク力は私より全然高そうで>>3:534
レギュラー(?)としては複雑だけど、
すごく助かってしまった。]


 …えっと、よろしくね〜!


[一応私も、ついて行けるように頑張りました。
…頑張りました!]

 
(13) 2022/10/21(Fri) 2:00:51

【人】 工藤 彩葉

 

 それでは、次に行きましょう。
 天ヶ瀬くんもおすすめの一曲で、
 ユメリンの、

 『悩んだ数だけつよくなる』……


[そんな感じで。
リクエストしてもらった曲はきっちりかけつつ、
三十秒のお願いも、ちゃんと聞いて。

放送が終わったら、あらためて]


 今日は本当にありがとう。
 すごく助かっちゃった。


[と、しっかりお礼を言ってから教室に戻ったかな。]*
 
(14) 2022/10/21(Fri) 2:00:58

【人】 工藤 彩葉

 
[この長さの返信送るのと、
天ヶ瀬くんから次のメッセージが来るの
どっちが早かったかな。ことによっては返す順番が
逆になったかもしれないけど、

猫への返信を送る前に>>=3:68
私の手は一度止まって。

後ろの席から、
そのメッセージを送ってくれた>>=3:69
天ヶ瀬くんの背中を見つめた。]
 
(15) 2022/10/21(Fri) 2:01:05

【人】 工藤 彩葉

 
[すぐに返事をしたくて、ひとまずそれだけ。
だって、すごく勇気が要ったでしょ。

そんな願い事は想像していなかった。
でも、言えなかった理由はもう想像できたから。

急いで、言いたいことが先行して。
あ、大事なこと伝えてなかったって
また慌ててメッセージを打ち込んだ。
文字を打つスピードの遅さがもどかしい。]
 
(16) 2022/10/21(Fri) 2:01:11

【人】 工藤 彩葉

 
[やっと、前の席の背中を見れば
私は何か、窺い知ることができただろうか。

もしも振り返ってくれたなら、
微笑んで手を振る私と目が合ったかもしれないけど。

二人して先生に叱られてしまいそうだから
今はやめておいた方がいいかもね。
だってそう、授業中なので。


でも、何を選んでも、あなたはあなただと思う。
今までも、これからも。

それを前向きな意味で伝えられるように
私は明日、もしくはまた今度、
これからの機会がほしかった。]**

 
(17) 2022/10/21(Fri) 2:01:21

【人】 工藤 彩葉

 
― 三日目・夜:千葉くん ―

[私が旧校舎に着いたのは、>>18
約束の時間の五分前くらいだったと思う。

千葉くんの方が先に待っていてくれたら
お疲れさまを言って、
私の方が先だったら、お帰りなさいって出迎えた。

仮に、迎えに行くだけになったとしても
私は全然かまわなかったけど。
予行演習の姿とか見てたら、ほら>>3:577

でもどうせなら、行く前にもう一度
頑張って、行ってらっしゃいって
声をかけたかった気もしていて。
さすがにお節介がすぎるかなと思ったから
こうして、約束通りの時間に来たんだけどね。

そんな感じだったから、
お土産をくれるなんて予想もしていなかった。]
 
(88) 2022/10/21(Fri) 22:54:54

【人】 工藤 彩葉

 

 え、これ


[なんだろう、と思って差し出した両手の上、
そこに落とされた一枚のピック。>>19

これが楽器屋さんの帰りだったら、
お土産と言われてもそこまで驚かなかっただろう。
だけど旧校舎で拾えるようなものじゃなし、
つまりこれは]


 わ、私に……?
 記念品とってきてくれたの?
 千葉くんの、お願い事使って?


[驚いてしまって。受け取った手は固まったまま
私は、千葉くんの顔を見上げた。

証拠の品をもらってくるとは聞いていたけど、
まさかそれを、私にくれるなんて思っていなかった。
でも選ばれた品を見れば、千葉くんが最初から
そう考えていてくれたことは明らかで。]
 
(89) 2022/10/21(Fri) 22:54:56

【人】 工藤 彩葉

 
[応援しようと思っていた私の方が、応援されて。
喜ばないはずがないんだけど、突然のことに
それをどう表わしたらいいのかわからない。
千葉くんの言葉を聞けば、>>20
私はまた手の平に視線を戻し]


 あ、ありがとう……。


[まだ戸惑うような声でお礼を言って、
受け取ったひとひらを、両手でそっと握りしめた。
ほころんだ顔が月明りに照らされたなら、
ちゃんと喜んでいるのは伝わったと思う…のだけど]


 ふ ふふ、あはは。 もう、千葉くんってば。


[最後のそれは、言わなきゃいいのに。
って思わず笑ってしまった。]


 ちゃんとわかってるよ。…大切にするね。
 じゃあ、私も行ってきます。


[そう言って、大事なお土産を握りしめたまま、
私も旧校舎へ足を踏み入れた。]
(90) 2022/10/21(Fri) 22:54:59

【人】 工藤 彩葉

 
[思いがけない出来事のおかげで、
旧校舎に入った私の顔には笑みが浮かんでいた。

少し、肩の力も抜けたような気がする。
特に緊張していたつもりはなかったんだけど、
やっぱりどこか身構えていたのかもしれない。

せっかくもらったお土産は、なくしたら大変だから
一旦お財布にしまっておくことにして。

途切れてしまったギターの練習。
昨日話した、『あるがまま』の願い。


これを選んでくれた意味を考えながら、
私は幽霊の元へ向かった。]**
 
(91) 2022/10/21(Fri) 22:55:02

【人】 工藤 彩葉

 
― 三日目・昼休み:かなちゃん ―

[今日も、教室から出てゆく姿を>>42
黙って見送ってしまった。

クラスメイトの女子が私の机でお弁当を広げ、
私も同じようにしようとして、

その前に見たスマホの、全体メッセージ。>>3:=20
私は既読だけつけて、席を立った。]


 ごめん、私、ちょっと用事


[お弁当は机の上に置いたまま。
すぐ戻ってくると思われたのだろう、私の背には、
いってらっしゃーいと軽く声がかけられた。]
 
(110) 2022/10/22(Sat) 3:42:17

【人】 工藤 彩葉

 
[私が向かったのは一階の廊下、
裏庭の、美化委員の管理している花壇が
窓から見えるところ。
探していた姿を認めれば、少し窓を開き。

かなちゃんの願いを知らない私は、
どんな後悔がそこに横たわるのかもまだ知らず。
ぼんやりとした予感だけでは、
自分の存在を告げるには至らなかった。


私、なにしてるんだろう…って俯きながら、
お昼の放送が流れるのをただ聞いて。


『月影のさやけさ 秘めたる願い』>>-124



そのメロディーへ重なる声に、ふと気付いた。>>44]
 
(111) 2022/10/22(Sat) 3:42:19

【人】 工藤 彩葉

 
[かなちゃんの、ユメリンに対する想いを
共有するのはきっと、私じゃなくて。

ただ、一人で爪弾く音と
誰かと奏でる音は違うんだって、
今の私は知っていたから。


ほんの少しだけ開いた窓越しに、
同じメロディーを口遊んだ。

存在を主張することのない声量は、
きっとただの自己満足で。


そんな僅かなものでも、
何もしないより、今はここに残して行きたかった。
後悔をする前に。]**

 
(112) 2022/10/22(Sat) 3:42:22

【人】 工藤 彩葉

 
― 旧校舎 ―

[旧校舎の中は静かだった。
みんな一緒だった前回と違って、
自分の足音がはっきりと響く。

ぎし、ぎし、と床を鳴らす音はスローテンポ。
幽霊の元へ辿り着くまでの道のりに、
私は考え事をしていた。

後悔しないために。]
 
(290) 2022/10/23(Sun) 1:51:42

【人】 工藤 彩葉

 
[ギターを弾けるようにしてください、
は願わないと決めた。>>3:515
それは自分で頑張るとして、じゃあ、何を願うのか。


おじいちゃんに、私のこと思い出してほしい?
それはあまりにも自分本位。忘れられて、
もっと辛い思いをしてる家族がいると知ってるのに。
記憶を全部取り戻しても、今後忘れない保証はないし
なら死ぬまで完全な記憶を持ち続けられるように?は
何も忘れられないことで逆に苦しめてしまわないか。


だったらやっぱり、宝くじ当選がいいのかも。
あれ、わりと、本気で言っていたの。
一等じゃなくてもいい。今、まとまったお金があれば
家族みんなで、海の向こうへ会いに行けるから。
今すぐに。二度と会えなくなる前に。
それがきっと、一番平等で、罪悪感もなく
後悔の残らない選択なんだろうけど……



 私が選ぶのは、

          ────────………… ]
 
(291) 2022/10/23(Sun) 1:51:45

【人】 工藤 彩葉

 
[砂時計の残り時間はわからない。
私にチャンスがあるのかどうか、わからない。
約束を守るための時間も。会いに行くまでの時間も。

でもそんなの、本当は誰だって同じなんだ。

だから、>>3:92>>=0



二階の廊下。
幽霊の元へ辿り着く前に、私はスマホを取り出した。]
 
(292) 2022/10/23(Sun) 1:51:51

【人】 工藤 彩葉

 
[話は少し遡って、日が暮れる前のこと。

千葉くんのメッセージに考える時間をもらったのは
私も確認したいことがあったからで。>>3:=75

日中に、あおちゃんと
話のできる時間はあったかな。
なかったら、メッセージで。

今日何時頃に行くの、って私は確認をした。
言葉だけで終わらせるつもりはなかった。>>=2]
 
(293) 2022/10/23(Sun) 1:51:56

【人】 工藤 彩葉

 
[授業中、机に突っ伏してしまった
あおちゃんの後ろ姿を見て。>>225
黒板向いてた先生がそっち見ないかハラハラしつつ


届いたメッセージには、>>=15
クッションの上で丸くなる猫スタンプをひとつ送信。

私はその後、ひっそりと
この三日間のメッセージを読み返していた。]
 
(294) 2022/10/23(Sun) 1:51:59

【人】 工藤 彩葉

 
[『もしも』の時の話をしていた。>>3:532

でも両立させたい二つの願い事が、
たとえば読み返していたメッセージの
どこかに紛れ込んでいた、
あなただけの『もしも』を
叶えるためのものであっても。

必要としてくれるなら、私はそれを願いたいって。

あおちゃんが旧校舎へ向かう時間を
教えてくれていたなら、
私はそのやり取りの間に、伝えていただろう。]
 
(295) 2022/10/23(Sun) 1:52:05

【人】 工藤 彩葉

 
[そうしてスマホをしまい込んだなら。
もう、願う事は決まっていたはず。]


 こんばんは、幽霊さん。
 私の願いを聞いてくれますか?


[続けて告げた私の言葉に、
白く浮かび上がる彼女は、微笑みをくれて。

何を選んでも、それは自分で願うと決めたこと。
だから、間違いなく私の願い事。



願いはきっと、叶えられた。]*
 
(296) 2022/10/23(Sun) 1:52:09

【人】 工藤 彩葉

 
― 夜の旧校舎・その後:千葉くんと ―


 いけない、ゆっくりしすぎたかも。
 早く戻らないと…!


[願い事を告げた、その後。
私は一言二言幽霊に声をかけたりして、
そう、一言二言のつもりだったんだけど…
あれ。意外と時間が経っていたかも?

それに気付いたら、暗い中待たせてしまっている
千葉くんのことを思い出して、申し訳なくなり。

やや小走りになって、
今度はバタバタと来た道を引き返した。
一応、足元注意は忘れずにね。]
 
(319) 2022/10/23(Sun) 8:13:48

【人】 工藤 彩葉

 
[駆け戻って来た足音は、地面に着いてる時点で
幽霊ではないと認識してもらえたんじゃないかな。
壁にもたれる姿が見えたら、>>109
先に声をかけてから近付いた。]


 千葉くん、ごめんね!
 お待たせしちゃって。

 ただいま。


[さっき千葉くんの口から聞いた言葉を、
今度は私が口にして。

それどころか、私は見送りまでしてもらったんだから
なんだかすごく過保護じゃない?って
今更少し、恥ずかしくなってしまう。

千葉くんがこういう場所苦手だって、
今は知っているのに。私ったら。]


 ほ、ほんとにごめんね


[もう一回謝りながら、
待っていてくれた千葉くんの様子を窺った。]
 
(320) 2022/10/23(Sun) 8:13:52

【人】 工藤 彩葉

 
[でも、もし私の方がお見送りしていても。>>106

昨夜の予行演習、>>3:577
千葉くんが驚いた回数自体は多かったけど。
体が動いちゃったのは、
その半分くらいだったじゃない?
声に出ちゃったのなんて、
ずいぶん少なかったでしょ?
多分、そういうことかなって、私は解釈しました


これは頑張ってるんだなあって、
口には出さなかったけど応援していたんだよ。
休憩中には「ほんとにお疲れさま」って
心から声をかけてしまったくらいに。
よく考えると、送ってもらっておいて
その声のかけ方はどうなのって感じだったけど


だからきっと、その通りの結果が出せるなら>>11
本番も大丈夫だったと思うな。]

 
(321) 2022/10/23(Sun) 8:13:55

【人】 工藤 彩葉

 
[そういう感じで、戻って来た私は
少し落ち着かなかったけど。

あらためて千葉くんの前に立ったら、
顔を見上げて、ちゃんとお礼を言った。]


 千葉くん、本当にありがとうね。
 お守りのことも、…それ以外のことも。

 おかげでこの三日間、
 いろんなこと考えて、答えを出せた気がする。


[そう言う私の顔には、
戻ってきた時の千葉くんのように>>20
笑みが浮かんでいて。

そういえばほら、また普通に笑えていたじゃない?
私が旧校舎にいる間、千葉くんの苦手なもの
思い出さなかったくらいには、頼もしかったよ。]

 
(322) 2022/10/23(Sun) 8:13:58

【人】 工藤 彩葉

 
[だけど、私の方はお土産を持ってこられなかったから
言葉以上のお礼が思い付かなくて。
うーん、と考え込む顔になり。]


 でも私、記念品はもらわなかったから
 お礼に渡せるものが何もないな…。
 どうしよう。

 今度何か用意するね。
 千葉くん、欲しいものとかある?


[気が利かなくて申し訳ないんだけど、
この際だから、本人に直接聞いてしまおうか。]**
 
(323) 2022/10/23(Sun) 8:14:00

【人】 工藤 彩葉

 
― 旧校舎:あおちゃんと ―

[あおちゃんからの返信が届けば>>=17
私は彼女に短い返信をして、
その足音が近付いてくるのを待った。>>330]


 私こういうの、わりと平気なタイプだから。
 …それにやっぱりね、あの幽霊のこと、
 あんまり怖いと思えなくて。


[勇気あるねと言われたら、>>331
肩をすくめて微笑みつつ、声の方を見た。
代償の話を聞いた時には色々考えもしたけど、
結局あの幽霊のこと、危険な存在と思えないまま。

でも、よく考えたら私
見守り登校(?)してもらってたわけで
全く偉そうに言える立場 では
あとで羞恥心を覚えたのは>>320
今の会話を思い出したせいだったかもしれない]

 
(475) 2022/10/23(Sun) 21:10:50

【人】 工藤 彩葉

 
[窓から柔らかく射す月明りの元。すぐ近くに来るまで
あおちゃんの表情はよく見えなかった。
でもお互いの声色で、怯えがないのは見て取れる。

手元の花束を見つけて、それどうしたの、と尋ねれば
プレゼントと返ってきた声に、私は数度瞬きをして。]


 あおちゃんは、優しいね。


[と、また笑みを浮かべながら言いつつ、
一緒に幽霊の前へ足を進めた。

昨日、かなちゃんにメッセージを送った時>>3:=4
私は幽霊に返事をしてもらえないんじゃないかって
そう思ったのは、私の聞きたいことが彼女を通して
別の人のいつかの姿を思い浮かべていたからで。

幽霊さん自身に向き合える人だったら
別の結果になるんじゃないか、なんて考えていたから
紫色の花束を供えて優しい声をかける>>332
あおちゃんの隣で、話の行く末を
見守っていたんだけど。]
 
(476) 2022/10/23(Sun) 21:10:53

【人】 工藤 彩葉

 
[あれ。やっぱり難しかった?
と肩を落としかけた時。
三つ目の質問には返答があったようで>>333
私はつい両手を握りしめ、やったね!みたいな
リアクションをしてしまった。

やっぱりあおちゃんの場合、料理の話題が
一番心を通じ合わせられたのかもしれないね。
という感想は場違いかもしれないので
私も今はダンマリしておこう。


でも。後悔しないようにと考えた時、
自分と、近しい人のことばかり思い浮かべていた私は
あおちゃんが何を考えていたのか、>>334
その結果、口に出された願いも>>336
全く予想できていなくて。]


 えっ!?


[と思わず声をもらして、
幽霊ではなく隣のあおちゃんを凝視してしまった。]
 
(477) 2022/10/23(Sun) 21:10:56

【人】 工藤 彩葉

 
[口に出してしまったなら、
すでに願いの回数は消費されているのだろうか。
私は二の句が継げないまま、
続くあおちゃんの声に耳を傾けて。>>337]


 ……やっぱり、あおちゃん優しいね。
 優しすぎて、心配になっちゃうくらい。


[ごめんね、という一言に>>338
まずは困ったような笑みを浮かべてしまった。
困った、というよりも言葉の通り、
心配からくるものだったけれど。

誰かのために使うなら、って話はしたけど
まさか幽霊のために願いを使うなんて。

でも、あおちゃんの苦笑いがにっこりに変われば
私がその選択を否定する理由もなく。]
 

 土壇場だったの?
 もう、しょうがないなあ。


[気付けば、そんな気の抜けた声と
穏やかな笑みを浮かべていたのだった。]
 
(478) 2022/10/23(Sun) 21:10:58

【人】 工藤 彩葉

 
[それから一度、幽霊の方に視線を向けて。
急かすような様子は見えないのを確かめてから、
私はあおちゃんに向き直り。]


 私の願い事はもう決まってる。
 今一番叶えたいのは、あおちゃんの願いだから。

 だから…、教えてほしいの。
 私はどんなふうに願えばいい?


[おんなのこになりたい、は
彼女が天秤にかけていただろうものを思えば、
抽象的すぎるようにも思えて。]


 あおちゃんは、いつ、どうやって、
 どんな女の子になりたいの?


[真剣な顔で尋ねて、あおちゃんを見つめた。
首を傾げられるようなら、少し、相談しようか。]
 
(479) 2022/10/23(Sun) 21:11:01