人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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視点:


【人】 中等部 バラニ

今日も日課のように食堂にいる生徒の数を数える。
足りない人数は昨日までは一人、今日は……四人。

「まさか、ね……」

独り言のような呟きを零してから。
頭を振って、悪い考えを振り払うように。

「……こんな日でも朝食は、しっかりと食べないと。
 私も配膳をする珍しい機会かもしれないけれど……
 誰か、他には手伝ってくれる良い子はいないかね?」

なんて声を掛けながら、いつもならばテラがする仕事をやり始めた。
(3) 2022/05/02(Mon) 21:28:49

【人】 中等部 バラニ

「ありがとう、クロノくん」

配膳を手伝ってくれる下級生に優しく感謝の言葉を。
不安がっているのなんてその表情を見ればすぐにわかったから。
少しでもそれを和らげることができたらと思って、明るく振る舞って見せる。
(6) 2022/05/02(Mon) 21:43:16
 
 その夜に琴の音は一度も鳴らず、
 頼まれていた世話を果たす先が不在な事も知らず、

 誰も居ない室内に鉢と焼き菓子は放置されたまま、
 一度も遅れた事のなかった会議は、
 連絡の取りようもないまま過ぎ去った。

──結果として、
 本来は竪琴ライアーの意味から命名された病を患う男は、
  学生時代にそう呼ばれたように「嘘つき」ライアーになった。

メモを貼った。

バラニは、トットに「気を付けたまえよ」と言葉をかけて、見送った。
(a5) 2022/05/02(Mon) 23:32:55

誰のものでもないその部屋に、誰かの気配が残り香のようにある。
湿った、背筋の凍るような、神経に不快感を及ぼす何か。
しっかりと清掃され清潔であるように保つ努力を経てもなお、
言い様のない警鐘の残滓が僅かに空気に染み付いている。
それは朝も午前も超えて、白日が名月へと交代するほんの間際の頃だった。
そこにはもう誰もいない。

メモを貼った。

メモを貼った。

【人】 中等部 バラニ

「…………」

この日、お昼を過ぎた頃からどこか浮かない顔のままふらふらとこの学び舎を歩き回っているバラニがいた。

いつものような明朗さはどこへやら、ぼんやりとしていた心ここに在らずと言った具合で。

何をしているのかと尋ねれば、姿が見えない子を探していると答えるが、きっとそれだけだろう。
(50) 2022/05/04(Wed) 20:11:57
バラニは、珍しく勉強会に参加する気分にはなれなかった。
(a35) 2022/05/04(Wed) 20:13:08

バラニは、それから、部屋の外に出た後に誰かと出会った。
(a43) 2022/05/04(Wed) 20:55:34

バラニは、とある貴族の跡取りだ。その病気を治療することを、強く求められている。
(a44) 2022/05/04(Wed) 20:55:54

バラニは、けれども、そんな方法で病気を治療したいと思ってはいなくて。
(a46) 2022/05/04(Wed) 20:56:11

バラニは、けれど、それを許されるような人間ではなかったのだ。
(a48) 2022/05/04(Wed) 20:56:49

バラニは、その夜……部屋に帰ることはなかった。
(a49) 2022/05/04(Wed) 20:57:57