人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【人】 楢崎大地

「噂、広がってるんだな」

聞こえてくる声に、呟く
(5) 2021/10/31(Sun) 22:18:24
人目につかないよう登校してきた。

僕は朝が早い。
いつもかなり早くに登校して、ぼんやりと本なんかを読んでいる。

今日も半分くらいはいつもと同じだった。
早くの時間に登校をして、人気の少ない学内を抜けて。
普段なら教室へと向かうはずの足は、グラウンド横の自動販売機に向いていた。

小銭をひとつ、そこに入れる。
200mlのペットボトルを迷いなく選び、僕はその栓を開ける。

透明な濾過された水。
こんなに綺麗なものでなくても、僕には何も関係ない。
例え雨水だろうと泥水だろうと、僕は何の苦もなく飲み干せるだろう。




あぁ、そうだ
朝日も噂くらいは聞いたことあるだろうけど、
薬には気をつけろよ〜




まさかあんな話をした数時間後に、その噂の薬を手に入れるだなんて思わなかった。
そこまで考えた僕は首を振る。
これは、僕が僕の意思で手に入れたものだ。


……すみませんね、先輩


聞こえるはずもない呟きを落とす。
​──​──それでも僕は、何としてでも強くならなければならなくなった。

僕が弱いから、逆らえない。
群れの中の弱者は、強者に従うのが野生の世界の掟である。

それでも僕は、このまま弱者でいるのは嫌なんだ




僕は、人間だ


それを証明するために、藁をも掴む思いでこんなものに頼る。
あんなに大嫌いな異能の強化を願う。

嗚呼。本当に愚かだな、僕は。


片手で小瓶を転がした。
中に入っているのは水とは違う
無色透明の液体

200mlのペットボトルを見遣り、意を決した僕は、小瓶の中身をそこに注ぐと一気に飲み干した。

これは残り物でも何でもない。
でもそんなのは関係ない。
最初から、残り物だろうと福なんてない。

直後、眩暈のような感覚に襲われる。
グラウンドの真ん中で、僕は意識を失った。

人が近付けば、すぐ目を覚ます。
でも目を覚ますのは僕≠カゃない。

僕の中の獣の魂が、腹を空かせて獲物の姿を探す。

何よりも憎い、
あいつ
の姿を、匂いを、気配を探す。


だから、倒れた僕に駆け寄り声をかけるなら。
少し気を付けなければならないかもしれない。

【人】 楢崎大地

>>+4 朝日

グラウンドの中心で倒れている人物を目撃し、近寄る
最近多発している異能変容による体調不良で、どんな風に異能が発動するかわからないものの、放置するというのはできないので
(10) 2021/10/31(Sun) 23:04:51

【人】 楢崎大地

>>14 鏡沼

「本当、いつでもどこでもぬるって出てくるな。チェシャ猫か?
ま、猫の手も借りたいし、運んでもらえるなら助かる。保健室に運ぶぞ」

猫車でもいいけどそれだと室内用汚れるしな、などと付け足した
(15) 2021/10/31(Sun) 23:16:12
 楢崎 鏡沼

近付く気配に僕≠ヘ目を開く。
飛び退くようにキミたちを睨み付けた僕≠フ姿に覚えはあるだろう。
昨日の朝、動物園で警告を上げていた僕と同じ姿をしているはずだ。

でも今の僕は僕≠カゃない。
四つ足で低く身をかがめ、獣の様相でキミたちを警戒している。

その姿は笑っているように見えただろう。

なぜなら僕≠フ唸り声は、人間の笑い声に非常に近い。

8=>50で楢崎に襲いかかる。

 楢崎 鏡沼

僕≠ヘまだ襲いかかりはしなかった。
笑い声に似た唸り声を上げる口許から、人間にあるはずのない裂肉歯と骨砕歯が覗く。

明らかに異常だと、感じていい。

しかしキミたちがこれ以上近付くなら、今度こそ先に近づいた方へ飛びかかるだろう。

【人】 楢崎大地

>>+6 朝日

「……!」

今にも襲いかかりそうな様子に足を止める
これ以上近寄ると身の危険があるだろうと、本能が告げる

笑うような唸り声、骨砕歯……なるほど、これは

「ハイエナか。骨まで食われたくはないな」
(19) 2021/10/31(Sun) 23:27:56
 
ハイエナはサバンナの掃除人≠ニも呼ばれる肉食動物だ。

往々にして、横取りや屍肉を漁るイメージが強く卑怯者≠フレッテルを貼られることが多い。
しかしその実狩りの成功率は百獣の王と呼ばれるライオンより高く、ライオンの子供を狩ることすらあるという。

同じくにしてライオンからも敵視をされており、食用でもないのにライオンに殺されることも多々ある。
ハイエナの皮は硬く、その肉はどの肉食獣の餌にもならないほどにとても不味いらしい。

骨すら噛み砕く顎の力、その骨すら消化する強力な消化酵素、屍肉すらものともしない強靭な胃を持つハイエナは、サバンナに於いて一二を争うほどの強者である。
更に獲物を探す目、鼻、耳​──​──そのどれをとっても一級品とされる。

何よりも特筆すべきはそのスタミナだ。
知能も霊長類と並ぶとされるほど高く、狙った獲物が疲れ果てるまで的確に追い回し、その強い顎で餌食にする。

疲れを知らぬハイエナを止めることが出来るのは、更なる強者無力化できる異能の持ち主の存在か、【絶対王者飼い主】の言葉、又は雌の命令だけである。

ハイエナの社会は、絶対的な女社会、そして縦社会なのだ。
 

【人】 楢崎大地

>>18 >>+6 鏡沼 朝日

「俺は単独を止めるのには向いてない。
ってことで、様子見、及び周辺に人が来ないようにするしかないかな」

溜め息を吐く

「サバンナの掃除屋は、群れじゃないだけましとはいえ、ライオンよりも狩りが上手い生物だし」
(20) 2021/10/31(Sun) 23:31:37
 楢崎 鏡沼

「​──!」

ハイエナ

その言葉に反応したのは、もしかしたら僕≠カゃなかったのかもしれない。

大嫌いな大嫌いな、卑怯者の烙印。
それを聞いた僕≠ヘ目標を楢崎に定めた。

飛びかからないだけマシだろう。
けれど一度狙いを定めたハイエナはしつこいのだ。

楢崎はこの場から、逃れられなくなったと言っていい。

【人】 楢崎大地

>>+8 >>21 朝日 鏡沼

「あ、俺ロックオンされた気がする」

鋭い敵意に満ちた目線を受けて、ひきつった笑いをし

「んー、覚えてない。強いて言えば動物が苦手なもの全般?
まぁ、最悪共倒れにはできるとは思うし。
体調不良者を見るのは保険委員の仕事だからな」

ひりひりとした目に、冷や汗が背筋を流れる
とはいえ、まだ自分の身だけなら五体満足に納めれる自信はある。そして、そうならこの学校の保険医であればほぼ無傷までなるだろうという見込みもある

だから

「鏡沼は誰か呼べるか?」
(23) 2021/10/31(Sun) 23:43:37
朝日元親赤色の薬を飲んだ。

楢崎大地は、異能制御のアクセサリーを外した
(a11) 2021/10/31(Sun) 23:44:42

朝日元親のいるグラウンドを見た

【人】 楢崎大地

>>25 御旗

「……危ないから来なくていいのに」

実際は、少しでも人が増えて心強かったりはする

「安全第一、ってことで対策を考えてた。幸い、最後の理性か近寄らなきゃ襲わなさそうだし。
最終手段は俺とあっち、どっちが先に倒れるかのチキンレースだけど」
(31) 2021/10/31(Sun) 23:52:45
また異能騒ぎを起こした者がいるらしい。
人気のない、グラウンドの見える外階段でサボり中の竹村茜。

「…………」

ピルケースから取り出した赤色のカプセルを弄ぶ。何度か手のひらの上で転がして、それを飲み込んだ。

「…………」

静かにしてほしいな。

【人】 楢崎大地

>>32 市川

「雌の命令……あ、そういや雌がリーダーか、ハイエナは」

>>34 >>25 >>33 >>+8 鏡沼 御旗 シオン 朝日

「女子呼ぶか、それかシオン、ちょっとあれにおとなしくするように命令とかできるか? こう、強気に」
(37) 2021/11/01(Mon) 0:06:20
教員に朝日元親との同室申請を渡している。

同意があるのですぐに用意されると聞いた。ちなみに不如帰animalが付いてきたが一匹だけなので内密に帰した。

楢崎大地は、シオンの命令がダメならグラウンドの近くにいるあの女子に頼もうと思った
(a20) 2021/11/01(Mon) 0:15:36


「……!」


シオンの声 を受けて唸り声が小さくなる。
僕≠フ視線は楢崎でなくシオンへと移った。

「…………」

唸り声が収まる。
しかし僕≠フ警戒と興奮はまだ続いている。

グラウンドの騒ぎに気づいた

【人】 楢崎大地

>>41 笹原
「ちょっと落ち着いたかもしんない。ありがとう、助かった」

>>グラウンド全
「とりあえず、シオンを中心に様子を見る形に……興奮してる理由が……人が多いからか?」

悩んでる
(46) 2021/11/01(Mon) 0:24:08
「え?」


職員室から出たあと、不如帰と会話している。


「朝日が? へえ」

「大変そうだな。
 帰ったら何食べたいか聞いといてくれない?
 人の言語は話せないって? そっかー」

「行かないのかって?
 嫌だよ、だって俺が行ったら蹴られるから」

動くな
の命令を守っている。口許から見える牙は剥き出しに。

【人】 楢崎大地

「あー……運動得意なやつ頼む」
(51) 2021/11/01(Mon) 0:41:40
 シオン

一瞬また唸り声を上げかけた僕≠ヘ、しかしそうしなかった。
ハイエナの雄にとって雌は絶対だ。
たとえ雌の命令と王者の命令が並んだとして、優先されるのは雌の命令であるほどに。

掻き分けられた前髪の下の黒い瞳で従順にシオンの目を見る。
冷たい手に少しだけ驚くような身体の揺れの後、それでも僕≠ヘそれ以上動いたりしなかった。

3秒間は、滞りなく、直ぐに訪れる。

僕≠ヘ途端に、何事にも興味がなくなったように、その表情すら大人しくなった。
暴れる理由のなくなった僕≠ヘ、僕にその身体を返す。

僕を押さえつけていた人達は、僕から力が抜けたことが分かるはずだ。
そのまま僕は、また気を失うように倒れ込んだ。

あどけない、ネコ型亜目の獣の寝顔がそこにある。

【人】 楢崎大地

>>55 シオン

「……おつかれさん。助かった」

>>54 御旗

「あんたも押さえ込みの準備助かった」

>>47 笹原

「準備ありがとな。出番なくて良かったよ」

>>52 鏡沼

「鏡沼も、助かった。1人だとプレッシャーで気絶してたかも」
(58) 2021/11/01(Mon) 1:08:14

【人】 楢崎大地

「運ぶんなら俺かな。保険委員だし」

異能制御のアクセサリーをつけなおし
(59) 2021/11/01(Mon) 1:08:52

【人】 楢崎大地

>>62 鏡沼
「ハイエナ、動物のを写真とかで見る分には可愛いんだけどな……
うん、おつかれさん」
(65) 2021/11/01(Mon) 1:20:08

【人】 楢崎大地

>>+13 朝日 >>63 御旗

寝ている朝日を御旗と一緒に保健室に運ぼうとする
たぶん、2人なら運べるはず
(66) 2021/11/01(Mon) 1:22:08

その薬を飲んだのは、軽い気持ちからだったと思う。

異能が強くなる薬、の噂。
バカみたいに騒いでるクラスの連中を横目に見ながら、溜め息を吐く。
異能抑制剤だのなんだのっていう効いてんのかたどうかも分からない薬を服用して、それでもしょっちゅう『事故る』自分にとって、異能が強くなるなんてデメリットでしかない。

そもそも強くなるってなんだよ。
誰かに見間違えられるこの異能が強くなったらどうなるってんだ。
結局どうにもならないだろ、これ。
影響範囲が広がるとか? なお悪いわ。

……みたいなことを。
どうもぼくは口に出してしまっていたらしく。聞き付けたやつがいたらしく。

帰り際。
机の中身を鞄にしまおうとした時、ソレは出てきた。