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人狼物語 三日月国


52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


 
[ 両親が死んで、兄妹とも死に別れて。
  ただただ生きるのに必死であった。

  何も考えずに、ただ生きろと。
  脅迫的にそう思い続けていた。

  人の物を盗み、命を奪い、
  金を手に入れる事全て生きる為であった。

  なのに、今、こうして苦しんで。
  どうしてそこまでして
  生きなければいけないのか。

  胸に浮ぶは迷いばかり]

 

 

[ 何の為に■と■を犠牲にしたのだろう ]


 

 

[ そんな胸の呟きに、耳の奥で誰かが囁く ]


 

 

「生きる為に、仕方がなかったんだよ……」


 

 
[ 暫くした後で、ゆっくりと身体を持ち上げる。
  開いた瞳には何の感情も宿さない
  光を浮かべたまま。

  そうしてそのまま二階へと向かい
  風呂に入り身体を清めた後
  服を着替え、身支度を整え。

  全て準備を整えた後
  館の入り口まで足を向けた]*
 



 ……おう、来たか。


[いわゆるダンジョン探索用の装備一式に身を包み、
館の入口で移動の為の魔法陣をテストしていると……

ゆらりと幽鬼の如し身のこなしで
アシュレイちゃんが奥の部屋からやって来た]


 ふむ、武器をそいつにしたとはお目が高い。

 お前さんの元の短剣に似ちゃいるが────
 

[振り返り、言いかけた言葉が途切れる。


めっちゃ、目が死んでいた]



 やっちまったかこりゃ……


[心当たりはある。ありまくる。
思わず額を掌で抑えながら、歯噛みした。

いやだってなぁ、めちゃくちゃ好みだったっつか
我慢できなかったっつうか……

正直俺様の顔も見たくないだろうに、
身だしなみを整えて此処まで来れたって事は
一応言葉は聞こえているようだが。

そもそも今のままでダンジョンに潜ったとして、
果たしてまともに戦えるかどうか、だ]


 しゃあねぇ、今日はやめだやめ。
 アシュレイちゃんの歓迎会にすっか。


[溜息をつきつつ、魔法陣の一部をガリガリと書き換えていく]


  あー────そんじゃ、まずはその服を脱ごうか?

─魔王様と一緒─


[ゲロと涙に塗れた服を
真紅のドレスとハイヒールに着替えさせて。


やって来たのはとある大都市の一角。
ドレスコードのある飲食店だった。
当然、俺様も三つ揃えのスーツと洒落込んで]


 どうせお前さんは食事っつと
 冒険者の酒場くらいしか知らんだろうが。

 俺様は仮にもお尋ね者なんでな。
 逆にこういう所じゃないと来れないってワケだ。

 お忍びの貴族とその連れって事になってるから、
 下手かますなよー?


[ま、認識阻害の魔術ももちろん使っているんだが。

とりま怪しまれずに店に入る事には成功したらしい。
通された個室の外からは、
ピアノの旋律が小さく聞こえてきて]



 適当にコースで良いか。

 ほれ、まずは食前酒でも飲みやがれ。


[と、運ばれてきた赤ワインでも薦めてみようか。

俺様もまた、向かい合い、グラスをゆるり傾けて]


 ……ったく。
 もう生きててもしょうが無いって顔しやがって。
 
 ────まず最初に言っとくと、
 今のお前さんは、俺様の許し無しには
 死ぬにも死ね無いからな?

 ただまぁ、判ってるように痛みはあるし、
 新しい身体作んのはめちゃくちゃ手間だから
 死なん様にはしてもらいたいんだが……


[果たして聞こえているのかどうか───…
彼女へと、言葉を紡ぐ]