人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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【人】 春日 幸貴

[小さい頃に数回、階段を途中まで昇ってダウンしたことがある。

 死ぬまでは行ってないから今があるわけだが、あのときは周りの人たちが超人みたいに見えたものだった。

 こんなに苦しくなるのに、なんでみんな平気で昇れるんだろうって、あのときは……羨ましいとか妬ましいとかよりも、恐怖が浮かんだ]
(57) 2021/03/14(Sun) 23:32:09

【人】 春日 幸貴

[それとは別に、異世界の記憶がある。
 あちらで体を動かした感覚は、当たり前だけど、この体には刻まれていない。
 頭ではわかっていても体が知らない。そんな状態だ。

 あっちでは階段を何段も駆け上がっても平気だったけれど、こっちでは階段なんかろくに使ったことがないわけで。

 つくづく奇妙な経験だった。

 あの体の軽さを思うと、この体の重さはとんでもないもので、でも……俺がずっと馴染んできたのもこの体。
 あっちで動けたくらいにこっちで動けるようになることは、きっとないんだろう]**
(58) 2021/03/14(Sun) 23:32:25

【人】 星見 朱里

[丘の上に住む自分は、これまでの人生で何段の階段を踏みしめたのだろうか。
 毎日の通学にも、駅前に遊びに行くときも、ちょっとした買い物のときにも、そして今日も――望んだわけではないにせよ階段とは慣れ親しんで来た。
 
 それがほとんど使ったことがない、とは。

 病床と共にあったことについて理解はしきれないかもしれないが、階段と縁が無いというのは恐ろしさをハッキリと感じる。
 
 だから1段ずつ、ゆっくりと。
 自分が蓄積してきたものが少しでも伝わるようにととった手を強めて。

 こちらにバランスを崩してくることはなかったけど、1段降りて進める足を切り替える瞬間にふらつくように見えた。]
(59) 2021/03/14(Sun) 23:59:49

【人】 星見 朱里


[半分降りて休憩タイム。
 踊り場の隅で休む彼に付き添って、しばらく呼吸が整うまで。]


 たぶんだけど…

 こう、次の足を出すときに片足になるから、それでバランス崩すんじゃないかなあ?


[彼の前で、最後の段に片足立ちして見せて、思ったことを解説。
 寝たきりなら足腰が強くないのは当然だろうと思った。]


 ……しばらくは杖とかあった方がいいかも?


[努力に水を差すかもしれないので口にしにくかったが、そんなことを勧めてみた。
**]
(60) 2021/03/15(Mon) 0:01:07
星見 朱里は、メモを貼った。
(a1) 2021/03/15(Mon) 0:07:26

春日 幸貴は、メモを貼った。
(a2) 2021/03/15(Mon) 0:09:19

【人】 春日 幸貴

[握り締めてくれる手に励まされて、階段は無事降りられたのだが、早々に力尽きる点はやはり悔しかった。

 人並みの生活が送りたい。

 学校は病気や障害のある人向けにエレベーターのあるところを選んだから、学校内の移動は最悪それでもいいんだけど。

 >>60そう思いながら朱里の説明を聞いた]


  あぁ……そうかも。
  片足になる機会なんかないからなあ。
  毎日ちょっとずつ階段上がり下りするか……。


[とにかくやってみなけりゃ話にならないわけで。
 回数の積み重ね。それが一番必要なことだと思う]
(61) 2021/03/15(Mon) 0:33:20

【人】 春日 幸貴

[杖と言われて、納得はした]


  一人でも挑戦しやすくていいかも。
  回数こなせるようになったらかな。
  今は1日何回もやることじゃなさそう……。


[といっても、回数がこなせる頃には退院していそうだ。
 そうすると家の階段になるが、狭くて壁が近いから、杖はいらないような気もする。

 それに、足が疲れるのは当たり前の話として、心臓への負担はさほど感じない。
 俺が動けなかった主な原因はやっぱり心臓だったんだと実感して、もっと早くに人工心臓をつけてもらっていればよかったんだと思った。

 けど……俺はそこまで生きる意欲がなかったし、手術にリスクはつきものだし。
 親が怯えてしまって、俺も意欲がないんじゃ、受けられるはずのないものだった]
(62) 2021/03/15(Mon) 0:35:00

【人】 春日 幸貴


  ……上がって戻ってみるかぁ。
  他のところ行くなら、エレベーターかな。


[しばらく休んだ末、朱里を見つめて言ってみた。
 昇るのと降りるのはどっちが大変なんだろう……。
 どっちも慣れないから、不安で仕方ない]**
(63) 2021/03/15(Mon) 0:35:16

【人】 星見 朱里

[ずっと階段ばかりな生活を送っていたものだから、高校はエレベーター付きと聞いて少しテンショ
ンが上がりかけたのだが……一般の生徒は荷物運搬時とかでなければ使用等止とあって落胆した覚え
がある…やはり当時の世界はくすんでいたのだ。]


 そうね、展望台の道は途中まではスロープもあるんだけど……すごく遠回りだし、最後はやっぱ
り階段だし…上り下りできた方がいいわ
(64) 2021/03/15(Mon) 11:00:13

【人】 星見 朱里

 杖は病院に言ったら貸してくれるんじゃないかな
 私がいるときは無くてもいいけど…

 ほら、階段って人来ないし


[健康な人でもエレベーターあるのに好き好んで階段を使う人はまずいない。
 廊下を歩く散歩では手を繋ぐのは恥ずかしくて無理だったけど、ここなら気にしなくていいし、
そもそも介助としての大義名分もある。
 杖は安全のためにも使ってほしいけれど………ひとりの時にはね。]
(65) 2021/03/15(Mon) 11:01:18

【人】 星見 朱里

[休憩が終われば、エレベーターで移動に変更に。
 ただ少なくとも踊り場から上がるか下がるかしなければならない。

 上がる方が大変だけど、下りるよりは安全だろうか。
 あとどっちにも慣れたほうがいいだろうし、彼の提案に従うことにした。]


 大丈夫
 今は私がいるから…ね?


[正しい介助の仕方は分からないけれど、せめて勇気の補助だけはできたいと。
 階段を登って廊下に出るまではこのてはしっかり繋いでおこう。]
(66) 2021/03/15(Mon) 11:06:05

【人】 星見 朱里

ー エレベーター ー


 ……。
 ………。


[よくよく考えたら、結構な密室だった。**]
(67) 2021/03/15(Mon) 11:07:31

【人】 春日 幸貴


  スロープ……
  坂でも歩くとキツくないか……?


[過去、歩いてて苦しいと感じる道は、だいたい“気づかない程度の登り坂”だった。
 それでも階段よりマシ……なのだろうか……?]


  そうだなあ、借りられるかも。
  あとで聞いてみる。


[病院の階段は、エレベーターが待てないほど急ぐ医師や看護師が走っていることはたまにある。
 もしくは健康志向の人か。

 まあ医師や看護師は専用の近道もあるらしいんだけど]
(68) 2021/03/15(Mon) 11:46:30

【人】 春日 幸貴


  うん、ありがと!


>>66「私がいるから」と言ってもらうと、とても頼もしくて、昇りも頑張ってみることにした。

 昇りは、下りと比べるとバランスを崩しかねないような怖い感覚は無かった。
 体重を持ち上げると思うと大変だが、いっそ1段ずつ両足で踏み締めていくと、それもそこまでじゃない。
 手すりを掴んで体を引き上げることもできる。

 案外昇りは怖くないかもしれない……心臓に負担がかかるのは下りより昇りだとは思うけど]
(69) 2021/03/15(Mon) 11:46:46

【人】 春日 幸貴

[そうして無事踊り場を脱出して、エレベーターに向かうとき。
 疲労で足がだいぶ重くなったのを感じながらゆっくり歩いていって、>>66朱里が望めば手を離して]


  子どもの頃、階段昇ろうとして
  途中で力尽きたことがあるんだ。

  どこの階段だったかな……病院かな?
  苦しくて気持ち悪くて、動けなくて、
  このまま死ぬのかと思ったな……

  気付いたら病室のベッドの上だった。


[踊り場で休んでいたときに思い出した話をぽつりと朱里に伝えた。>>57
 どのくらい大事だったのかはうろ覚えだが、一番ひどかったときの話はそんな感じだった。

 その前には、数段だけ昇って気持ち悪くなって、途中で休んでいたら親におんぶされたこともある。
 そんなことがあったのになんでまた昇ってみたくなったのかは、記憶が全然ない。誰かを追いかけたんだろうか……]
(70) 2021/03/15(Mon) 11:47:41

【人】 春日 幸貴

― エレベーター ―

[そうしてエレベーターに乗って、もう少し歩ける場所の広い1階に行ってみることにした。
 椅子もたくさんあるし、ロビーを歩くついでに売店を眺めに行ったりもできると思ったのだが]


  ……ど、どうかしたか?


>>67黙りこくる朱里を見ると、とても不安になった]**
(71) 2021/03/15(Mon) 11:47:57

【人】 星見 朱里

 キツイと言うより…遠回りは私が好きじゃないのよね
 春日くん家からまででも歩くんだし、さらにスロープ選んで歩くのもなー……


[もちろん程度にもよるけれど、自分の性質としては、目指すもの
にはまっすぐ行く方だろう。
 そしてまっすぐ来られる方が好ましいのもつい最近知ったし。
 彼の状態によってより適切な方を選ぶのは当然としても、やはり選べるのなら、自分も一緒にいるのなら階段、というところだろうか。]
(72) 2021/03/15(Mon) 14:47:58

【人】 星見 朱里


 それに……

 せっかく、こうして練習してるんだし、役に立った方が嬉しいもん


[結局のところこれに尽きるらしい]
(73) 2021/03/15(Mon) 14:49:00

【人】 星見 朱里

[登りは少なくとも落ちる心配をあまりしなくてよいのは有難い。
 いざとなったら自分が下敷きに、な気構えはあっても実際にそう体が動のかは別問題だし、彼の体格をカバーできるかとなると難しいし。]


 トン、トン、トン、タンっ


[踏みしめて、彼の手すりを掴む手に力が入って、体が引きあがる。……これに合わせて自分が握る手も引き上げる。
 音ゲーはそんなに経験ないけれど、彼の動きに合わせて、靴で床を鳴らしてタイミングを計る。
 ダンスのような一歩一歩は、たった数段だけでも楽しさを覚えた。
 ……もし調子乗ってペース上がってたらごめんなさいとしか。]
(74) 2021/03/15(Mon) 14:57:01

【人】 星見 朱里

[登り切ったあと、彼が階段にまつわる話をしてくれた。]


 ちょっとだけ、わかるかな…
 善い人も、悪い人も、モンスターも、みんな自分よりはるかに強いのって怖いもん


[さまざまな幸運が重なって死なずには済んだけれど、周囲より劣るというだけで恐ろしくなるのは経験した。
 奇しくも、ステラの場合は元が最強なぶん表ましい妬ましいの発想が無かったのも通じるものがあった。]
(75) 2021/03/15(Mon) 14:59:12

【人】 星見 朱里



 私にできることはあまり無いけど…
 でも、春日くんが力尽きて動けなくなっても…助けを呼べる、私がいるから

 人間いつか死んじゃうのは仕方が無いけど、 春日くんが独りでこのまま死ぬかもなんてもう無いから…ね?

[結局、一度離した手を思わずもう一度繋いで、そのままエレベーターまで進んだことになるだろう。]
(76) 2021/03/15(Mon) 15:01:50

【人】 星見 朱里

ー エレベーター ー


 病室はカーテンあるけど他の患者さんいるし…
 階段はまず人来ないけど、安心できるわけじゃないし……


[そんな状態でエレベーターに乗ったのもあって、この密室である。
 どうしたと聞かれればそう呟いて。*]
(77) 2021/03/15(Mon) 15:05:18

【人】 春日 幸貴


  遠回りは……俺は状況による、かなぁ……
  遠回りしたほうが楽しいとか。


>>72遠回りが好きでないと言われて、朱里は案外ストレートなんだなと気付いた。
 まっすぐに目的に向かっていくほうが良いんだろうか。

 俺はどっちかっていうと寄り道派だから、その辺は違うかもしれない。ゲームやってると本筋が進む前に寄り道要素を極めていくほうだ。
 そのせいでやたら時間がかかって進展が遅かったりする。黙って風景見てるだけだったり、音楽聴いてるだけだったりすることもあるし。普通行かない場所にわざわざ行くこともよくある。

 けど。
 誰かと一緒なら、その人が楽しんでる顔が見たい]


  んじゃ、朱里にいっぱい頼ろう。


>>73そういうわけで、そのときは遠慮なく頼ることにした]
(78) 2021/03/15(Mon) 17:48:42

【人】 春日 幸貴

>>74階段を昇るとき、朱里が足音でテンポを作ってくれた。
 だんだんにちょっと早くなった感じはしたけれど、それに合わせても心臓の苦しさが無いとわかったのは収穫だった。

 まぁ足は疲れるわけだが、俺は死の危険さえなければ疲れても構わないし。

 なによりも、階段を昇るのがゲームみたいになって楽しかった。

 楽しかったせいで、昇ってから疲れを痛感したけど。昔の話をしたのは、実は休憩を兼ねていた]
(79) 2021/03/15(Mon) 17:49:08

【人】 春日 幸貴

[羨ましいとか妬ましいとか、後々いろんな人に対して思うようになったんだけど。
 階段で意識を失ったときは、ただひたすらに怖かった。俺にはこんなに難しいことを、当たり前のようにこなしていく人たちが。
 死の恐怖と混ざって、余計に恐ろしく感じたのかもしれない。

 だから、朱里の言うことも実感が湧くけれど>>75


  それはステラの話……?

  馬から落としちゃいけないって
  あのとき思ってたんだけどさ。

  後からステータス知って血の気が引いた。


[この世界に戻ってきた後の話だけど。バグ中のステラってそんなに弱いのか、と調べて知って衝撃を受けた。

 「せめてHP2」という朱里の話に非常に納得したのも印象的だったんだが、俺がゲーム遊んでたときの記憶とチェスティーノの記憶を重ね合わせると、「かすったな」ってくらいの感覚で10は減っている。
 それでステラが死ぬって別の意味で怖すぎた]
(80) 2021/03/15(Mon) 17:49:59

【人】 春日 幸貴

>>76朱里がもう一度手を繋いでくれて、一緒に歩いてくれたとき、心強さが身に沁みた。

 ずっと、俺にちゃんと目を向けてくれる人なんていないと思っていたけど。
 俺が目を向けなかったから、誰も応えなかった……それが真相なんだろう]


  うん……本当にありがとな。
  ひとりであちこち行くのが不安なのは、
  あのとき怖かったせいもあるのかもしれない。

  ひとりじゃないって、仲間がいるって
  心強いな……。


[俺がずっと作れなかったもの。
 形だけいても、心を開けなかった。
 心を開いて通じ合える相手があの頃もいたなら、俺は勇者でなくなることなんてなかったんだろう。
 そういう相手を持つことが真の勇者たりえる条件だとあの世界で魔王をやりながら思っていたけど、本当にそうなんだと今、実感している。

 俺は真の勇者ではないが]
(81) 2021/03/15(Mon) 17:50:40

【人】 春日 幸貴

― エレベーター ―


  あー……うん……?


[そうか、今は二人きりなのか……と、朱里の言葉でやっと気がついた。>>77

 と言っても、エレベーターなんてほんの数秒で降りるし、他の人たちが乗ってくることだってあるわけだが]**
(82) 2021/03/15(Mon) 17:51:00

【人】 星見 朱里


 あっはは、もし落ちてたら絶対死んでたね


[自分のHPが2で、どれぐらいの落下によって1ダメージ受けるか知っている身としては、あの速度で走る馬から落ちたら即死は間違いない。
 乗せる方は血の気が引いたと言うが、当の本人はこうして笑うわけで…もはや笑うしか無いぐらい弱いという理由も確かにあるのだが…]


 …――ステラも私も、落ちることは全く思ってなかったよ?

 
[飛竜から落ちて学習したのはあるにせよ、今度は命の危険が明白になって以降だ。 馬に乗れば降りるまで死と隣り合わせだったに違いない――しかし揺れる馬上において、恐怖を覚えずに、死を連想せずに。]
(83) 2021/03/15(Mon) 20:38:18

【人】 星見 朱里


 だって、守ってくれる、頼れる人が一緒にいたんだもの…
 後ろだって、振り向けちゃった


[死に怯えずに、死を恐れずに。
 ただ、勇者の腕の中で馬に乗るお姫様であったからこそ…あの振り向きと、あの顔ができたのかもしれない。
 そうして信頼を寄せる人に向ける笑顔は、あのときとどう同じでどう違うかは分からないけれど。]
(84) 2021/03/15(Mon) 20:38:41

【人】 星見 朱里


[たぶん、朱里も世界がくすんで見えたのは――向き合って応え合える相手がいなかったせいだろう。
 しかと目を向けなかったのも同じかもしれない――それが偶然にもお互い違う姿で出会って、夢の欠片を求めて向き合ったから今があって。]


 ううん
 私だって、ひとりじゃない方がいいって教えてもらったんだもん

 お礼じゃなくて私がしたいことだし


 ――春日くんとなら、どこへだって真っ直ぐ遠回りするから 


[おかしな表現だけれど、今そばにいる人と共にいると。
 それを仲間と呼ぶかはともかく。**]
(85) 2021/03/15(Mon) 20:39:14

【人】 春日 幸貴

[あのとき、ステラが年相応の“女の子”に見えたのは――友達の命の危機も、馬上だということも忘れられるくらい、安心し切った笑顔だったからなのかもしれない。

 あのときの話をしながら笑顔になる朱里を見て、なんとなくそう思った>>83 >>84


  ……うん。
  絶対落とさないつもりだったからな。


[そのために一番いいと思ったのがあの乗せ方で。
 勇者とお姫様に見えうることに気付いたときは、恥ずかしさのあまりに飛び降りたくなったが……

 俺の腕の中で安心してくれる人がいると知れたのは、とても大きな経験だった。
 そんな風に誰かを抱き締めてもいいんだ、って思うことができた。

 それを思い出すたびに朱里を抱き締めたくなるんだけど、さすがに廊下でそれは……と思い止まった]
(86) 2021/03/15(Mon) 21:04:25