人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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宵闇の曲 に耳を傾けた。

【人】 巡査長 清和

「……」

記憶にもやがかかったように思える、この家に両親が残っていた?
思い出そうとしても、何かよくわからない違和感に阻まれてしまう。

そのまま、ゆっくりと我が家のような家の方に歩いていくと、
懐かしく、思いがけないものがあった。

「……どうしてお前がここにいるんだよ、相棒」

はは、と呆れるように笑って、置いてあったバイクに触れる。
かつて乗り回したそれと、まったく変わらない、清和の相棒。

ヘルメットを被り、刺さったままだったキーを回す。轟くエンジン音。

そのまま海の方向に走り出し、10年ぶりに相棒とのひと時を過ごす。

風を切って走る感覚が、
よくわからない違和感も、なにもかもを忘れさせてくれるような気がした。
(77) 2021/08/14(Sat) 0:34:54
御山洗は、宵闇の唄に耳をそばだてている。
(a26) 2021/08/14(Sat) 0:42:49

清和は、バイクで風を切りながら、海に向かった。
(a27) 2021/08/14(Sat) 0:44:13

【人】 おかえり 御山洗

>>+18 夕凪

「そうだね、自然の色の移り変わりは、きれいだから……都会のそれとは違うし。
 ゆっくり変化していく山々の表情っていうのは、インスピレーションになるかもね」

都会の色が変わっていくのは、商業戦略と華美主義による目まぐるしさに過ぎない。
テンプレートをなぞっただけの色彩は、自然のそれとは全く違う。

「今はネットも早いしここまで届いてるし、こっちで色々出来たらそうしたいよな。
 そりゃ物資は不便になるけど……駆けずり回るよりずっといいかも」

海を背にして集落の方を見る。屋根が木々の合間から見え、そこに生活があることを思わせる。
太陽の逆光のように青々しく逞しい緑は、都会で同じようには見つけられない。
(78) 2021/08/14(Sat) 0:48:55

【人】 巡査部長 鬼走

>>54 御山洗 【夜の河原】
「向き不向きもあるだろ。職業柄必要と言うならそれは必要だがな。元々彰良は昔から口頭での指摘は苦手でも気は回るし観察眼はあった。それだけで十分だ」

言うのが他者より苦手なのは事実だと鬼走も思っている。その上で各々に長所があった。それを無いと悩む人間もいる中で、彼はそれが得意な部類にも感じた。かつての消極的な少年にも、当時似たような事を言った記憶はあるが、幼かった貴方にそれは伝わったか。伝わったとして受け入れられたかは未だわからない。自分だって注意か叱るとき以外は、ただ不器用な会話しかできず聞き手に回るのが大半だ。

「怖い?……怖いか。お前自身を苛むその感情は何なんだ」
(79) 2021/08/14(Sat) 0:49:26

【人】 音楽家 宵闇

>>74 
(続き)


──優しい彼女は夢を見る

歌い出し。穏やかだけれどどこか切なさを孕んだメロディ
空にたとえるならば、夕暮れから夜。
海にたとえるならば、波のない静けさをまとった瞬間。
そうして、気だるそうな低音が詩を紡ぐ。

──ガラス瓶の中に想いを詰め込んだら
──海風が運んでくれないだろうか

だけれどサビに入れば、波間が揺れる。
戸惑い、葛藤、寂しさ、渇望、満たされない想い。

──ここに風など吹いていない
──誰が拾ってくれるのか

爽やかな昼の海辺には似合わぬ曲、けれども
男はそれを心を込めて、最後まで歌いきるだろう。

男は本当はもっと明るい曲を即興で
新たに書き下ろそうと思ったが手が何も綴れなかったのだ。
(80) 2021/08/14(Sat) 0:58:07
宵闇は、歌い終わると、どう?とギターを降ろした。
(a28) 2021/08/14(Sat) 1:02:28

【人】 巡査部長 鬼走

>>@11【海の洞窟】夜長
黙って彼が珍しく長く続ける言葉に耳を傾ける。少しずつ細かい疑念が芽生えていく。むしろ何故気付かなかったのか分からない程に、一つ一つの違和感は、合わさると最早疑念に変わる。

「その問いに答えてやる。代わりに、俺の問いにも答えろよ」

彼の答えを斬り捨て続けて一体何になるのと言うのか。頭を打ったとか記憶障害だと病院にすぐ連れて行くのが当然の対応だ。万が一、目の前の男が「和臣」じゃなかったとして、それなら何なんだ。ひと時の幻でいいじゃないか。

成り済ました人間の存在をそう楽観的で曖昧に済ませられる職業に男は就かなかった。それを後悔こそせずとも、今この瞬間はほんの僅かに残念に思った。違和感はあれども、初日から過ごした「彼」の事は気に入っていたから。

「翔についてはまだしも、瑠夏と久については散々話題に出した事がある。写真すら見せた事がある。雪子から聞いた上で気づかないにしては少々不器用同士の俺達にしても鈍すぎるな」

男は世界の違和感には気付かない。彼は気付きかけている。だから全ての解答と差異を一切の躊躇もせずに告げた。鬼走が知っている「和臣」について明らかな差異を誤魔化されない様に。想い出の名残、望郷の欠片に当てていた灯りを貴方に向けて問いかけた。

「 お前は、誰だ? 」


鬼走雅也は人の違和感には気付く。
今はまだ
それだけだ。
(81) 2021/08/14(Sat) 1:10:20
夜長は、鬼走にどうしてそんなことを聞かれるのか、わからなかった。
(t16) 2021/08/14(Sat) 1:16:04

清和は、宵闇がちょうど歌い終わった頃に、海に到着した。
(a29) 2021/08/14(Sat) 1:19:24

清和は、ヘルメットを取って、みんなが集まっている場所にやってくる。
(a30) 2021/08/14(Sat) 1:20:02

砂浜を歩いている。首にかけているのはインスタントカメラだ。

【人】 学生 涼風

>>c16

 砂浜を歩いている人物に気づく。
 岩に座って海と戯れていたが、ほんの少し体を浮かせて身を乗り出すように様子を伺った。

「……あ、卯波くん!来ていたんだね…………ってあれ……?」

 頭の上に疑問符を浮かべるかの如く、首を傾げて不思議そうな顔をした。
 昨日まで持っていたカメラは、いったい何処に?
(82) 2021/08/14(Sat) 1:55:05
涼風

「あ!薫兄!どうしたんですか、
 なんか変なとこでも……ああ」

胸元に下げているものへの視線が、
何を疑問に思ったかを教えてくれた。

「これ、晶兄とお揃いのやつで、
 田舎の思い出も詰まってるし、折角だから持ってこようと思って。

 ああ勿論デジタルカメラの方も、写真も持ってきてるから大丈夫ですよ。こっちは防水じゃないので、波のあるとこには持ってけませんしね」

緩く掲げれば、
『晶』と文字が記されているのが見える。
利便性よりも田舎の思い出が勝っているのは、何か心変わりがあったのか。

【見】 天狼の子 夜長

>>81>>t16【海の洞窟】鬼走

 向けられた光に目を細める。彼にこんな責められるような物言いをされたことははじめてで、疑問符が頭を埋めつくすのがしばらく続いた。

「 臣ですよ、雅也さん、……?」

 やっぱり、なんでだか音が出なかった。言えているはずなのに。

「喉や耳がおかしくなったとは思う」

 こくり、頷く。事実を改めて認識しただけの、淡々としたもの。

「……それと俺は、散々、と頭につけられるほど特別多く、
 雅也さんから瑠夏さんと久さんの話を聞いた覚えはないです」

 夜長のその認識はそれほど間違っていないし、鬼走の和臣に対してしたことの認識も間違っていない。本当に、どちらも間違っていない。

「一緒に働いているのは知っているが……翔さんの話よりも、
 そんなに多かったですか? 村の話はいつも雪子さんから
 始まるから、俺はそう思ったことはなかったな」

 あんまりに御伽噺のようなことだから、すぐには浮かばなかったのかもしれないが。"彼のこの姿が幻かもしれない"ということを考えれば、ただの和臣の偽者である以外の可能性も、あなたは思い付くのではないだろうか。

 雪子のことをさん付けで呼んだり、母さんと呼んだりする人物の心当たりは、きっと一つだけ。そんな立場の人物が、他にいるわけもない。
(@12) 2021/08/14(Sat) 2:07:47

【人】 青嵐

>>+14 夕凪

「正直あんま考えたことないからアレだけど…。
まぁ好きとかじゃなくてもさ、笑ってくれてたらうれしーもんじゃん?」

マジで言えば好きになった子がタイプ。これに尽きる。
もしかしたら全然笑わない子も好きになるかも知れない。
アキラとかずっと友達だけど表情筋死んでるしなぁ…。
まぁアイツはアイツで表情はあるっちゃあるか。

「え、俺格好良い?
お、おう……そっか…。サンキュー…?
美人からのアドバイスは身に染みるわ」

くるりと背を向けて歩く彼女に向けて
「またな」と手を振った。
その背をぼんやりと見送ってから自分も海に行く支度の為に一度家に戻ることにした。

「俺って格好良いのか………」
(83) 2021/08/14(Sat) 2:24:18

【人】 学生 涼風

>>+19 卯波

 説明を貰ったカメラをまじまじと見つめる。

「編笠くんと?それは素敵だね。ふふ、お互いの名前が書いてあるんだ」

 掲げられたカメラを見て柔らかく目を細める。こちらに『晶』と書かれているのなら、きっと彼の持っているカメラには『卯波』と書かれているのだろう。
 全て読み取ることはできないが、どれだけ親しい関係なのかほんの少し垣間見て微笑ましくなった。

「ああでも、インスタントカメラだと撮るのって難しいんじゃない?カメラについて詳しくないから、私はよく分からないけれど。
 てっきり思い出のカメラを一緒に連れてきているけど、撮るのはデジタルカメラのほうだと思ってた」

 だって確か、防水ではなくても昨日の川遊びでも同じポラロイドカメラを首から下げていたような気がしたが、どうだっただろうか?
 なにか心変わりがあったのだろうか、なんとなく感じて首を傾げた。
(84) 2021/08/14(Sat) 2:25:24

【人】 青嵐

家に戻って適当なリュックに着替えを詰める。
暑い日はやっぱ水被んなきゃやってられねーなー
スイカ割りはもう始まってるんだろうか。
ビーチバレー用のボールとか持ってたっけな。
誰かが持ってくるか?等と考えながら身支度を整えた所でふと顔をあげる。

「………?」

呼ばれたような気がした。

周囲を見回して、一人であることを確認する。
気のせいかとリュックを背負って家を出ようとして、

「……っ、いて…」

ズキリと、頭が痛んだ。
何かが欠けてる様な、そんな気分。

「…アイス食いすぎた?」

言い知れぬ違和感は首を降って忘れる。
今日を謳歌するために、彼は海へと足を運ぶのだ。
(85) 2021/08/14(Sat) 2:37:54
 御山洗

「お兄さんは、今どこで暮らしているんでしたっけ?
 夜凪は大学を卒業してから、家を出るか悩んでいるところで」

自分で言った言葉に違和感を感じて首を傾げました。
不思議と家を出ていこうとする理由が明るい気持ちだと思えなかったから。
だけどなぜ実家から離れようとするのか思い出せなくなってしまっていて、その違和感にも気づくことができませんでした。

「……ここで暮らせたら本当に自由、なのかな?」

同じように集落に視線を向けた、美しい山はだに陽が照らされて村の色彩を引き立たせてくれる。
樫の香りと潮風とが混ざってそんな景色が陽炎のように揺らいで見えた。

  宵闇

「…あ……・」

一本一本の糸から走った音が海の香りを夏を導いて奏でられていく。
不思議と涙がこぼれ落ちそうになって思わず拍手を遅らせてしまいました。

「ありがとう、ございます。
 素敵な曲でした、宵お兄さんのような……なんていえばいいのでしょうか。
 綺麗で、少し寂しくて、切ないのに、また聞きたいと思えるような曲でした。
 優しい歌だったわ……?」


小さな声が紡がれて、暫くの間言葉を発せずにいたが、やっと思い出したように笑みを浮かべる。

「―――いい歌だった、お兄さん。
 中毒性があるっていうのかな、どんな風に曲を作っているんだろう。
 やっぱり誰かを思い浮かべたり、何かを考えているんですよね?」

編笠は、その歌を最後まで聞いて、へえ、と感嘆した。
(a31) 2021/08/14(Sat) 2:50:11

 涼風

昨日は確かにデジタルカメラを提げていた。
晶兄が持ってきたのをみて、
やっと自分が持ってきたのを思い出したくらいだ。

覚えてもいないのにどうやって持ってこれたのかは定かではないが、今は関係の無い話だ。


「……そうだね、こっちは補正とか気の利いたものついてないし。ブレるのは味といえばいいんですけどね。
 でも小さい頃から使ってるから勝手は分かってるし、それでも、」

それでも。心に変化があったのには間違いなく、

「今日はこれがいいの」

前後の文脈をすっ飛ばして、
そう言って笑みを浮かべる。

恋するような、悪戯でもするような、
もしくはちょっとした獰猛さが滲み出すような。
少なくとも、作り物ではない表情だった。

「ごめんね、何のことかわかんないでしょ。
 でも、薫兄を失望させるようなのは撮らないって約束しますよ!これだけが、唯一の取り得ですから」

 編笠

「あははっ、変な声。
 驚かせてごめん、だけど面白くって。
 ……そろそろ人も集まってきたし他の遊びでも――」

海の生き物たちはすぐに解放してあげて楽しんでいたが、
一度離れる前に気になったことを一つだけ聞いておいた。

「なんだかそれを聞いてると、
 夜凪がすきなのか夕凪が好きなのかわからないね?」

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 海の家を出て、波打ち際をずうっと歩いていった。

 寄せては返す波が時折サンダルを突っ掛けた足を濡らしても
 今日こそは水遊びで濡れてもいいように、
 適当なシャツとハーフパンツに着替えて来たのだから
 それを厭う理由なんて何処にも無かった。

 遠くから、宵闇の歌が聞こえる。

 遠くの方に皆が集まっているのが見えて、
 そちらの方へと足を向けて、声が聞こえる所まで近付けば
 どうやら歌い終えて暫くした頃のようで、
 おうい、と声を掛けて手を振った。

 その背を押すように一際強く風が吹いて、
 
一瞬、風に弄ばれる長い髪に違和感を覚えた。


 
「──アタシも髪、短くしようかなあ」


「…なあに、真似っ子?僕は呼子お姉の髪、長い方が好きだけど」
(86) 2021/08/14(Sat) 3:07:03
百千鳥は、違和感の正体は掴めなかった。ならきっと、大したことではなかったんだ。
(a32) 2021/08/14(Sat) 3:07:48

【人】 青嵐

「おっ、皆やってんな〜。
スイカ割りは…まだっぽいか?」

海へとやってきて辺りを見回す。
見知った顔がはしゃいでるのを確認してから
自分は熱された白い砂を踏みし…めずに防波堤へと向かう。

青嵐瞬!いきまーーす!!!


海で遊んでる友人たちに、砂浜で見守る兄貴分達に、
村の皆に聞こえるように高らかに宣言して助走を付ける。
防波堤の端っこで足を踏み切れば ふわりと身体が浮いた。
一瞬の浮遊感の後、そのまま重力に従って落ちた身体は

バッシャーン!!


大きく水飛沫が舞い、防波堤を濡らす。
そんなに高くはないので海面に叩きつけられても痛くはないのだが
昔はこの高さでも酷く怖がったものだ。

「あっははは!超きもちー!」

水面から顔を出してザブザブと泳いで砂浜へと戻る。
全身びしょ濡れだが心置きなく遊ぶために着替えを用意したからいいのだ。
(87) 2021/08/14(Sat) 3:18:18

【人】 少年 編笠

「……あーあ。
 ズルいよなあいつ」

海と川では勝手が違う。
海水で濡れた服は乾けば塩でバリバリになるし、
何より俺と違って下半身だけじゃなく上半身まで迷いなく濡らしている。
飛び込むための言い訳も理由も必要なくて、
ただそうすると気持ちがいいからで一番最初に飛び込む。

打算も計算もない。
雲一つないような親友の笑顔。

「……いっしょに飛び込んでたはずなんだけどな」
(88) 2021/08/14(Sat) 3:26:24

【人】 警部補 添木

>>68 御山洗【昼 添木家】
「今度から、グラスをちゃんと配る方式にしよよ。御山洗さんは、コップにストロー。いやいや、体質はしょうがないから。今度はお茶でも飲もうよ」

なんて、困ったように笑う。
……御山洗は、この人は、何故だかいつも優しくしてくれた。
気が弱い、というだけなら、不良然としていた自分に話しかけてくれただろうか。
それが、どれだけ、自分が気にしていないと思っていても、「お前はお前のままで変わらない」と肯定されたような気がして、嬉しくて。少しだけ救いになっていた。彼に、わざわざそれを言わないけれど。

「ああ、ありがと〜。助かる〜。布団類、お願いできるかな。埃もたっぷりついてるだろうから気を付けて。」
(89) 2021/08/14(Sat) 3:27:59

【人】 警部補 添木

>>70 鬼走【3日目 朝 旅館】
「内臓が潰れてる(笑)。怖すぎる表現なんですけど〜?僕は死んじゃってるのかな!全く……。ゴリラオヤジ……」

ぶつぶつ……、と呟いた。

「へえ〜。そうなの?別によかったけどね、”俺”」は

(90) 2021/08/14(Sat) 3:28:07
添木は、鬼走の首元に口づけをした。
(a33) 2021/08/14(Sat) 3:28:41


「水着に着替えないの!?」


拝啓、十年前の俺。
十年後も振り回されております。

「相変わらず無茶しますね、瞬兄は。
 一番昔から変わってないんじゃないんですか」

背中を追う、という点でいえば、
一番追いつきようがなかったのが彼だ。
向こう見ずでどこまでも走って、どこまでも男らしく格好良くって、もしかしたら自分の対極にいるんじゃないかとすらも思ったことがある。

彼を四角形に収める為に、カメラ扱いの腕を必至こいてあげたのは良い思い出だ。

「早く着替えてくださいね、風邪ひきますよ」

自分も飛び込んでみたら驚かれるかな、
なんて、子供っぽいことも考えてみる。

【人】 警部補 添木

>>70 鬼走【3日目 朝 旅館】

―― 人目につかないところまでいってから、そうした。

「大事な部下の前で、威厳の無い姿をさらしていただいても。まったく。 でもま、気を使ったでしょ」
(91) 2021/08/14(Sat) 3:30:02

【人】 学生 涼風

>>+22 卯波

「……卯波くん?」


 そんな笑顔、昔見せてくれたことがあっただろうか。

 目をぱちぱち。瞬きを数回。きょとんとした様子を見せたのも一瞬のこと、「そっか」と呟いて再び微笑んだ。カメラについて詳しくない。だから、貴方に委ねることにした。
 でも、訂正すべき点が一つある。

「楽しみにしているし、期待はしているけれど。失望なんてする筈ないよ。一度だってそんな事なかったもの。
 ああ、余計にハードルをあげようとしている訳じゃない。君が君の思うまま、好きに撮る世界が好きなんだ」

 思い返す。写真を撮って回っていたあの日の彼を。

「何気ない一瞬も、すくいあげて四角形の中に収めてしまえば特別なものになる。どうしてそこを撮ろうと思ったのか、その中にあるドラマに想いを馳せることができる。
 それを君の口から語るのも、想像するのも、思い出すのも……みんな楽しいんだ。

 写真の楽しさを教えてくれた君に感謝こそすれ、失望するなんてことはないよ」
(92) 2021/08/14(Sat) 3:30:33
涼風は、ちょっと考えた。
(a34) 2021/08/14(Sat) 3:33:33

涼風は、卯波の耳元に薄い唇を寄せて、そっと囁く。「卯波くんは海、楽しまないの?」
(a35) 2021/08/14(Sat) 3:34:11

涼風は、飛び込んじゃいなよ!と言わんばかりの顔で微笑んでいる。
(a36) 2021/08/14(Sat) 3:35:04

驚いた表情を浮かべて、微笑んで。

 編笠

「浮かない顔じゃないですか、晶兄」

その姿を見つければ、サンダルを鳴らして歩み寄る。
首には晶という文字の目立つそれが提げられていた。

「今更時間の変化に気づいちゃったりしてます?
 ノスタルジアに浸るのもいいけど、
 折角の海なのに楽しまなくちゃ勿体ないですよ」

追いつけないなら、別のやり方もある。
後ろからではダメで、横にも並べなくて、

じゃあ、あとできることは『真正面からぶつかる』くらいしかないだろう、と、結論付けたから。

編笠に手を伸ばす。念の為、カメラは涼風に預けて。

【人】 迷子の少女 竹村茜

「───それっ!」

ぼんやりしている周りの人達に、足元の海水を掬って引っ掛ける。
どうせなら全員で濡れてしまったほうが楽しいから。
(93) 2021/08/14(Sat) 3:38:27
涼風は、カメラをしっかりと預かり、楽しそうに微笑んだ。いってらっしゃい!
(a37) 2021/08/14(Sat) 3:40:00

髪置は、ひとまず山で一人虫を採っていた。余裕があれば海にも行く。
(a38) 2021/08/14(Sat) 3:40:56

【人】 巡査部長 鬼走

>>t16 >>@12【海の洞窟】夜長

『 臣』
聞き取れなかった名前。銃口のように向けられた懐中電灯の灯り。一つ一つしらみ潰しのように、解答を投げた。回答はずれてはいる。「和臣」なら知らない訳がないことしかない。それにしては似過ぎているし、看破をされて困った素振りも何も見えない。見えるのはどうしてそんな顔をするという困惑ばかりだ。

「どうなってやがる?お前は和臣じゃないなら、アイツに双子の弟などの血縁者なんて聞いたことも──」

血、縁者?
彼が何度も言っていた言葉
『母さんは』

和臣が雪子の事で拗ねる?アイツが?

ただ和臣が田舎慣れしてないと思っていた。
でも俺と一歳差の男が、釣りであんな挙動をするだろうか。変な生物を踏むくらいの事は雪子と付き合っていたなら散々あったはずだ。「和臣」なら。

そんな馬鹿なことがあるはずがない。どう見ても外見は自分の一個下の和臣と変わらない。ただ、一つ浮かんだある仮定を照らし合わせると彼の言動は何一つ、嘘はついていない。

「お前に。……お前にしか、渡してない物があるはずだ。何か、言えるか」

それを知っているのは、ひとりしかいない。
(94) 2021/08/14(Sat) 3:43:32

【人】 少年 編笠

少しだけ珍しく驚きの表情。

「卯波、ここにいたのか。
 どっか行っちまったかと思って焦って探してたんだぞ」

首から下げられているカメラに目をやって、
少しばかり安心したような目をする。

「……なんでわかるかな。
 昔から傍にいると分かるもんなんかいそういうの。
 いや待てこっちにもお前の考えてることくらいわかるぞ、
 残念ながら編笠の兄貴はそう簡単に――ウワッ」

と言ったところでどこかから海水が飛んできてそれを避けようとして、
卯波の身体を掴んだまま海の方に落下した。
咄嗟に相手が頭打つんじゃないかと搔き抱いて。
大きな水しぶき。
(95) 2021/08/14(Sat) 3:50:17
思わず「えっ」と言った。

編笠は、思わず「おわっ」と言った。
(a39) 2021/08/14(Sat) 3:53:56

卯波をみて、「あっ」と笑っていた。

涼風は、二人をみて、「わあ」と笑っていた。
(a40) 2021/08/14(Sat) 3:58:28

【人】 青嵐

「…?アイツなんかしけた顔してね?」

砂浜でびしょびしょのTシャツを絞りながら
こちらを見てる(様な気がする)親友を気にかける。

「アーキラー!お前も飛び込めよー!!気持ちいぞー!」

親友に向けて大きく手を振る。
晴れやかな笑顔を見せてから、声をかけてくれた後輩に目をやった

「おー、卯波。言ったな?
これでもやんちゃ坊主が爽やかイケメンに育ったと好評だぞ。」

ケラケラと笑いながら冗談めかして応える。
濡れた前髪をかきあげて、絞り終わったTシャツをバサバサと扇いだ

「へーきへーき。こんだけ暑けりゃすぐ乾くだろ。ちゃんと着替え持ってきてるし。そうだ、卯波も一緒に飛びこもーぜ。」

来いよ、と一つ下の後輩の手を軽く引く。
行くか行かないかはあなた次第だ。
(96) 2021/08/14(Sat) 3:58:58

【人】 迷子の少女 竹村茜

>>50 花ちゃん
「あ、花ちゃん!

 この間は妖怪から守ってくれてありがと〜」

やっほ〜、とスニーカーごと海に入って浅瀬を歩いている。
貴方の姿を見ると、手を軽く振った。

「何だかんだゆっくり話せてないねえ」
(97) 2021/08/14(Sat) 4:00:05
竹村茜は、ニヤニヤと笑っている。
(a41) 2021/08/14(Sat) 4:00:47