人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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 おいしい?良かった。
 好きな子が料理人だと緊張すんね!


[そっと零された言葉に身体を振るわせて安堵の溜息を吐く。
勿論味見はしたし、自分の舌には自信があるが、それとこれとは別の話だ。

メインも芙蓉蟹のジェネリックとばかりカニカマを使っている。
次に作る時には鮭とか鯖とかを用意しておこうと思うが、食卓に込めた願いを思えば今日はこれで良いと自分に言い聞かせた。]


 帰んなくていーよ。

[思いの外真剣な響きになってしまった。]

 ていうか、「ここ」に帰っておいでよ。

[言ってから、それを切望している自分を実感する。
単なる徹夜ハイの譫言ではなく]

 住んでみて窮屈だったら別の部屋探すから、
 完全な「お引越し」はちょっとだけ待ってもらうことにして。

[気の早さを競おうか。]


 今日は昨日買ったお泊りセットの残りを置いて帰って、
 それがなくなる前には「いつもの」をこっちに持ってきてもらって。

 新しい衣装ケース……クローゼット?は
 次の休みにでも。

[彼女がもし「ちょっと言ってみただけ」なら、引かれてしまうだろうか。
使われないなら衣装ケースは新しい本棚として使おう。
そんな計画。]

[夜から仕事だという彼女を車で送っていくことにした。
少しでも独り占めの時間を長引かせたくて。
荷物を纏めて出ようとしたら、彼女から思いもよらないお願いが。]


 へっ?!
 ス、スウェットでいいの?
 寂しくなったら僕がいるけど、  って自分のスウェットに嫉妬してどうする僕、
 えーと、

[ちゃんと毎回洗濯はしているけれど、臭くないかな。
少し焦る。
夜に着ていたものをそのまま持って帰る?
いやそっちは僕が欲しいな?!


えーと、
えーっと、]

 じゃあ、選ぶ……?

[てんぱった結果、変なことを口走った気がする。
彼女に二択を迫るのか?!*]

メモを貼った。

――鴨肉の日――

[ひとつの恋が成就しようとしている時、「やあ、空いてる?」と来店する。
テーブル席は良い雰囲気。

「えっあの二人まだつきあってないの?」なんて、空気の読めないことは言わない。]

 店長、こないだそば入れといてって頼んでたからあるよね?
 あるでしょ?!

 鴨!と来たら!

 鴨南蛮そば!!くださいな!!

―― 初鰹の日 ――

 鰹かぁいいね
 え?鴨肉もあるの?

 鴨、好きなんだよなぁ

[ 珍しく、悩んでしまったので、
 注文はまだしていない。手元には
 とりあえず、の定番ビールがあるだけ。

 なにやら春めいた匂いのするテーブルには
 顔見知りの姿

 ああ、デートってお肉の彼だったの
 ふぅん、って楽しげな視線と、会釈だけは
 投げた。

 だってずいぶんめかし込んでいるからね。
 気づいちゃってもしょうがないでしょ。 ]

 ロースト、……南蛮……

[ まさに今来た彼の言うように、
 南蛮そばにも心惹かれる俺はまだ、
 メニューを悩んでいる。* ]

 

  やだ、……って言ったら、どうします?


[ 少し遠くに、まだ終電を迎えていない電車が走る音
  帰れない時間ではないことを今更実感したけれど
  その時はまだ お泊りへの情緒は中学生より下だった。
  だからかもしれない。
  早鐘を打つ心臓に気付いていながら、
  差し出されたお願いへ、そんな意地悪を言えたのは。

  杏仁マンゴータルトの味もしっかり記憶でき、
 お風呂を上がるまでは至って普通の顔で過ごしていたが。
  恋と女心というものを知れても、
  彼の理性を己が危ぶませていることは分からなかった。
 
何せこちらは初恋で、初めてのお付き合いなので。
 ]

 

 

[ 浮かべられた苦笑に、いよいよ顔が沸騰しそう。
  手を頬へ宛がい、うさぎ林檎のような顔を隠そうとして、
  ろくな言葉も出て来やしなかった。 ]


  り、りせい、


[ 削ってるんですか。私が。一体なにで。
  あ、いえ答えなくていいんです、しんでしまう予感がする。
 
  理性が何を言わんとしているかくらいは分かります。
  でも、私、やっぱり少しおかしいかもしれません
  ……理性を削られてくれるくらい、
  好きでいてくれるのがうれしいと 思ってしまう、ので ]

 

 

[ でも、彼からの言葉は、きちんと聞き続けた。
  いやじゃない。こわくもない。
  そういうコトを、したくないってわけでも、ない。

  自分から据え膳のお皿へ乗っかりに行ったようなものなのに
  彼は肝心なところで鈍感な自分の、
  我儘を「嬉しい」と言ってくれる。
  他の誰でもない、"大咲真白"を幸せにしたいから、と。 ]


  ……ううん。私の方こそ、ありがとうございます。
  その……全然、気付いてなくて
  本当に脈無しだと思ってた分、夜綿さんが
  私をそう見てくれる実感がなかった、と、いうか……


[ 寧ろ、恋にケリをつけるくらいの気持ちだったから。
  うさぎのクッキーを「美味しい」とさえ言って貰えれば
  この恋が結ばれなくても、前を向いて生きていけるって。

  いつの間にか心に住んでいた、特別な人
  ──ああ、恋ってほんとうに私をばかにするのかも。 ]

 

 

[ 仕事終わりの──連勤明けで疲れた私じゃなくて
  お休みの日に、最高に可愛い私を見せたいんです。
  髪型もメイクも服もちゃんと納得行くまで仕上げてから
  胸を張って 貴方の彼女です、と言えるように。
 
私だって他の子を牽制したい気持ち、あるんですよ。


  そんな我儘は、貴方だから自然に出てきたこと。
  きっと嫌いも面倒くさがったりもしないって分かってる。
  ちゃんと言わせてくれる優しさが、あたたかい。 ]


  ……店長に、近いうちに二日間、お休み貰います。
  それまでは……その
  ぐらぐらして、私のことばっかり考えててください

  その代わり、……というとアレかもしれませんけど…。


[ 上手く言葉が出てくれなくて、でも、
  精一杯、精一杯。

  指先を引く前に。 ]

 

 


  わがままで、今日は待たせちゃうので
  ……一番幸せにしてくれる日は
  夜綿さんの すきに して、ください

  私も、それがいちばん、しあわせ です…。



[ 言いたいことはちゃんと言いましょうって
  私も過去に散々教訓は得ていますからね!

  ……キスしたいですとか、そういう率直な物言いは
  経験不足なので代わりの仕草でどうにか、こうにか。
  今はまだ、ご勘弁願えればと思いますが。
  指先を引いてお願いした「少しだけ」の信頼ひとさじ、
 なぜか貴方の"かわいい"のコップが溢れたらしい ]

 

 


  …………私のことかわいく見えるのは
  夜綿さんと過ごす私だから……かな……?


[ 好きな人を好きだと思っているだけなので。
  でも、よく言うじゃないですか。

  人が一番きらきらしたり、輝く時って
  好きなものを見つめている時なんだよ、って。
  あれ、わりと真理かもしれません。

  桃色に染め上げた私の顔に影が差す。
  合図を受け取り、桜が落ちる時のように穏やかに瞼を閉じ
  聞こえてしまう喉の音が、我慢を示すようで。 ]

 

 



       [  
さで心が満たされる。  ]



 

 

[ 初めてのキスはレモンの味がするという噂話は、
  どうやら嘘の様子。
  耳まで真っ赤になった私は、彼がくつくつと笑う声へ
  満足に反応も出来ないまま。 ]


  ……白って、何色にも染まるんです、よ


[ 今は貴方のおかげでまっかです。
  しかも何度か甘さとやわさを教えられてしまえば
  最後はつい、「ぁ…」と寂し気な声さえ零れ落ちるのに。

  親指が私の唇へ触れれば、もう、大咲は敗北です
  ──ほんとに理性とやらはぐらついてるんですか?
  全然余裕ありげに見えて、なんだか悔しいような
  味見だけにさせたのは私なのに
  …………最後まで食べて欲しいと思う、のも、ああもう ]

 

 


  ……お、おやすみなさいっ!


[ 恋って滅茶苦茶な感情ばっかり!

  変なことを口走らないよう、手を繋いで布団へ潜り込む。
  疲れ切った体は少しの間の後
  静かな寝息を立てて、眠りの海へ。* ]

 

[ ――ところで。

 別に態度をいつもとなにか
 変えているわけではないのだけど、
 杏の姿を見かけたら
 いや、見かける度、

 ちょっと落ち着かない表情をしていた
 男が一人、居たそうな。

 あちら、ご存知なのでしょうか。
 ご存知でしたら挨拶すべきでしょうか。
 
 そんな風にそわそわしているの
 どう見られていただろう。* ]

 ― いただきますと、それから ―



  ぅ……ちょっと、ねむくて
  かお、あらいます……


[ 自宅なら二度寝を決め込んでいるかもしれない。
  しかしここは彼の家だし、起こして貰った立場なので
  朝から元気な彼に後押しされ、顔を洗う。
  尚、テンションの理由は「朝に強い」と思い込んでいた。
  徹夜してもペースが変わらないタイプである、
  ……それも想像に至らない理由のひとつかもしれない。

  初恋の大咲には。
  据え膳を前にしても人は別に眠れるという
  考えがまだ、堂々頭の中に存在するのだ。 ]

 

 

  浮かれてるのは、私もです
  ──……うれしい。好きです。


[ 自然と、好き、が零れ落ちた。
  泣き止むのを待ってくれる彼に甘え、少しの時間を貰い
  一緒に手を合わせてからご飯を食べる。

  インパクト重視。
  そんな優しい嘘をつけるところが、すきです。
  まだ言わない私と、尊重しながらも示してくれる貴方

  ──私、ちゃんと向き合っていきたいです。
  けいちゃんにも、自業自得の私自身にも、
  こうやって道をそっと照らしてくれる貴方にも。 ]

 

 

[ 料理人だと緊張する、と言われれば
  ふふ と微かな笑い声を零し ]


  特別な人が作ってくれたものなら、なんだって。
  美味しくないわけ、ないですよ


[ それに、料理人の自分も二回目のうさぎクッキーは
  情けないくらい緊張して震えてしまったのだし?
  うさぎの穴の先輩面子に比べればまだまだひよっこ。
 
カクテル作りは自信ありますけどね!


  思わず言ってしまった「帰りたくなくなる」という言葉へ
  返って来たのは、存外、真剣な響き。
  ぱちぱちと瞳が瞬いた。 ]

 

 

  ──い、いいんですか?


[ いつか一緒に住もうね、とか。
  そういう未来の約束が結べたりするのかもと
  期待していなかったといえば噓になるが。
  気の早さ選手権、エントリーは二名、敗北者は大咲。 ]


  私、ご存知の通り仕事も夜遅くまでだし……
  コスメとか服とか、かわいいアクセサリーとか。
  つい集めちゃうから 場所も取ってしまうかも、ですよ?


[ いや、そうなったら彼が言う通り
  一緒に"お引越し"の物件を探せば良いだけなのか?
  幸い買い物以上に仕事の時間が多いから
  貯蓄はあるし、家具の買い足しも余裕だけれど。 ]

 

 

  えっと、その、
  とりあえず今日は、お泊りセットの残り…置いていきます
  ……私 本気にします、よ?


[ 大咲のスキンケアやコスメはいわゆるライン使いだ。
  薄桃にオフホワイトカラーのパッケージに
  リボンやクリスタルが飾られた、
  百貨店のコスメ売り場で人気のブランドのひとつ。

  結構、その、お部屋をメルヘンに変えてしまいそうですが
  本当に良いんですか、と確認して ]

 

 

[ 車で送ってくれるという提案は、有難く受け取った。
  もう少しだけでも二人でいたくて。
  下地だけでも持ち歩いておくんだった…と後悔しつつ
  家を出る前に、お願い一つ。

 
何故か二択を迫られた。

  選ぶ? 偉ぶってなにをですか!? わたしが!?
  スウェットか夜綿さんかを!? ]


  え、え、あの
  それは両方欲しいので、選べないです……?


[ 動揺が伝染してなぜか語尾に疑問符がつきましたが
  こちら、大咲の本音です。* ]

 

メモを貼った。

メモを貼った。

["恋人"を始めるための最初の願いは、叶えられる。
 いつか耳にした台詞よりも、

 ずっと身近に感じられるような。
 純粋で素直な言葉に。

 また一つ、ラジオでは聴けない彼を知る。

 最後まで言葉が紡がれたか、どうか。
 語尾は掠れて――……、]


  
……――――、



[掌とは違う柔らかさを唇に感じたなら。
 ゆっくりと瞬きを一つして。
 ふわりと、同じくらいの柔らかな笑みを浮かべる。

 僅かに苦味の走るブラックのコーヒーの味は、
 自身だけではなく、彼の唇にも残して。]

[彼の手元には宝物がまた一つ、増える。
 俺もくださいね、とさらりと共有を申し出て。 
 
 落ちてきた夕陽が湖に溶けていく。
 その頃には、風も少し出てきていただろうか。

 帰ろうの、一言に。
 少し名残惜しさを感じながらも、後に続く。

 砂利を歩きながら、夢と語る内容に。
 最高だと、笑う横顔に。

 小さく、息を呑んだのは。
 その横顔に少し見惚れたから。]


  ……一度だけじゃないんでしょう?
  

[息を吐くように、そう相槌を返す。

 叶えた夢は、これからは二人の現実リアルにして欲しい。
 一度じゃなく、何度でも。
 紺色のうさぎのヘルメットに埃が被らないように。]



[バイクに二つ並ぶように備え付けられた、
 黒のメタリック、紺のうさぎのヘルメット。
 これからは、もっと活躍を目にすることだろう。

 四季を巡って、来年の同じ時期にもまた。
 道々で桜を探しながら、此処へ訪れられるように。

[陽が落ちてくれば温度も下がる。
 来た時よりも腰に回す腕に躊躇いはなくなっていた。

 コンビニに立ち寄った時には、
 頬が風に当たりすぎて少し冷えていただろうか。

 照明の明るさで表情を確認しながら、
 夕飯と誘いの声。

 その後に、少しだけ独占欲が見えたらなら。
 また、ついと笑みが零れてしまう。

 どうやら彼と居ると表情筋が緩むらしい。]

 

  いいですけど。
  飯、どうします?

  キッチン借りれるなら、何か作りましょうか?
  コンビニで揃えられるものなら、
  少し手を抜いたものになりますけど。


[昼食を食べて以降食事はしていないから。
 そろそろ美味しいものが恋しくなる頃。

 ああ、今日のうさぎたちは
 どう過ごしているだろうか。

 紺のキャスケットは今日は出番がない。
 その代わりに、出来たばかりの恋人に。
 胃袋を掴んだという手料理を、ご馳走しようか。*]

メモを貼った。

[どんどん自分の心臓と理性を摺りつぶすのが上手くなる彼女に負けないように理性を鍛えるにはどうすれば良いのか。

「やだ」って!!

言われたら勿論、漏れなく僕が握られたゴムのアヒルみたいな声を出すだけです。
君への恋心の大きさ以外は何もかも平均的な平凡な男でも、大好きな子には格好いいと思われたいというささやかな願いはある訳で。
それを言ってしまう時点で格好良さから離れているのは気づかない振り。]

[なにで、って――
言葉にしてしまえばそれこそそれを聞いた彼女の反応で此方が削られ切ってしまうのがわかりきっているので、ぐっと堪えましたとも。

無防備に無自覚に煽っておいて、
いざそれを自覚すると急にもじもじするところとか、
(臨界点越えると少し舌足らずになるの堪んない)

自分が必死に直接ぶつけないように抑えている慾を
向けられそうでも寧ろ嬉しそうなところとか、
(「嫌じゃない」って顔に出てるんだもんなぁ)


それをそもそも風呂上りの乾かしたての髪
(下ろしてるのも似合う。可愛い)

自分のスウェットを上だけ着て
(ちょっとよろけたらうっかり見えてしまうのでは?)

湯上りの肌を真っ赤に染めて
(化粧落とした顔にも惚れ直しちゃう)


脳内で挙げているだけで、血液の流れが偏ってしまいそうなので、深呼吸。]