54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】
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『真里花はしっかりしてるからお母さん助かるわ』
『真里花ちゃん、何でも一人でできちゃうんだね』
『おかあさん!まりお姉ちゃんがやさしくしてくれない!』
『おとうさん!まりお姉ちゃんが柚理と遊んでくれない!』
『あらあら"お姉ちゃん"なんだから』
「……うん、でもこれはだめ。他のであそぼ」
[ 妹の、見えるところに置いていたわたしがわるい。
――いつでも見える場所に、置いておきたかったのに
妹が興味を示すようなものなのだから
隠して置かなかった、私が悪い?
――兄がプレゼントしてくれたもので遊べるのは、
妹が寝静まった後の話。
いつも、遊べなくても。
いつも、眺められなくても。
汚されたり、壊されたりするよりはずっとまし。
妹は、姉の持っているものを自分も持ちたがり、
姉のやっていることはなんでもやりたいと言う
かわいいいもうとで。
姉は、そんな妹のわがままにすべて「いいよ」で
答えなければいけない、
てのかからないあね なのだから――。 ]
| [自分を正してくれる妹は 何より大切な……、 大切に しなくてはならない 存在。 妹が居てくれたから 独りにしてくれなかったから オレはいつも、いつでも、 意識した、 ……させられた、 ] (86) 2021/01/11(Mon) 11:27:46 |
| [ 自分が、間違った存在だということ。 ] (87) 2021/01/11(Mon) 11:27:51 |
| [オレが、聴こえの良い上澄み液だけ 掬い取って伝えるから。
想う彼の前で良い人のフリをしてしまうから。
優しくあたたかな評価を貰えると 少し胸が痛くなる。
真に真っ直ぐで美しいのは涛駕さんだ。] (88) 2021/01/11(Mon) 11:27:56 |
| ……はい、妹のお陰なんです! [明るく肯定して卑屈な自分を隠す。 >>45 陽だまりのような貴方のことを考えて 嫌な感情が溢れないようにする。 そうしていれば 他人にかける迷惑を減らせるのだから……。] (89) 2021/01/11(Mon) 11:28:04 |
| [それにしても。]
(羨ましいって、……そうか……)
[根からの善人である涛駕さんと妹。 二人は少し似ている。 そう思えば惹かれあうのは納得だ。 よくお似合いだとも思う。]
(オレより、貴方の方が想われてますから……、 安心してください)
[胸が締め付けられつつも心の中で応援する。 幸せになるべき、二人を。] (90) 2021/01/11(Mon) 11:28:12 |
| セーマでどう過ごしてたか、ですか [そんなに気になるのか……。 主語が省かれていたから、 妹のことを知りたいのだと受け取った。 >>47 彼は、妹の心のケアを考えてくれているのだ。 自分で妹の話題を出したから 思考が引き摺られての勘違いだが こんなにも想われている妹に妬いてしまう。] (91) 2021/01/11(Mon) 11:28:17 |
| [妹を奪われた兄とは情けない生き物だ。 そんなオレの体面まで 気遣ってくれる彼は本当に出来た人。 >>48 ならばつまらぬ嫉妬で 閉口するわけにいかないだろう。 元々、応援しているから、教えるつもりだが。 ……と、勘違いは続く。] (92) 2021/01/11(Mon) 11:28:23 |
|
オレが指示に従いさえすれば 妹には何もしない約束でした
月に何度か小さな窓越しに 顔を合わせることが許されて 酷い仕打ちを受けていないことは 毎回確認していました
不安な思いはさせてしまったけど…… 無事です、妹は
[拷問の様な事はなかったし身体は清らかなまま。 宇宙の平和を守る貴方は背負うものが多いのだから 少しでも安心して欲しくて微笑んだ。] (93) 2021/01/11(Mon) 11:28:31 |
| [もし、自分のことを訊ねられるなら……、
どうして自分のことを、と 気にして貰えることに戸惑いつつ 胸が高鳴ってしまう。]
……えと、オレは……
[何を話そうか迷いながら口を開き。
地球に降りて能力によって人々の悪しき心を 増長した上で回収させられていたことは 彼も知っている所だろう。
そうやってオレ達は、何度も衝突してきたのだから。] (94) 2021/01/11(Mon) 11:28:42 |
| [彼の知らない、セーマでの活動、生活……、 と言えば過るのは、首領との日々。 >>1:&2] ……っっ、 [ぞくぞくと甘い痺れが背筋に走り 頬や耳まで燃える様に熱く 卑しい雌犬の顔になってしまう。 こんな所で、バカだ。 慌てて目を逸らし 「……ちょっと上せたみたいで、先上がってます」 と話を切り上げタオルで股間を隠しながら立ち上がり 部屋へ戻って行こうとしただろう。**] (95) 2021/01/11(Mon) 11:28:57 |
こわいゆめみたの
いっしょにねて
[ そうじゃなくたって、潜り込むくせに。
わたしはいいわけをしては、
兄の布団に転がり込んでた。 ]
おばけがきたら
こわいから
[ ただただ、一緒に寝たいと
そう口にすることも時々はあったかな。 ]
―とある青年のこれから―
[脱衣所の棚へと何種類も詰め込まれた入浴剤に、
うんざりと詰め込んだ犯人を見上げる。]
おまえ、これどうやって消費しやがれってんです。
[抗議の視線も何のその、
気分で使い分けなよとへらりと笑われては、
二の句は飲み込むことになった。
いくつかは妹にもおすそ分けしよう。そうしよう。
妹から送られてきた誕生日プレゼントに
すっぽり収まったまま、片足で犯人に蹴りをいれておく。
そうして自分はリビングへと引き上げた。
調子っぱずれの鼻歌が聞こえるあたり、奴の機嫌は上々だ]
[ほんの数時間の不思議な小旅行から帰ってきてからというもの、
とりあえず変わったことといえば、
まずはメッセージアプリのIDを伝えたこと、
年に数度の特別なやりとりが、日常に馴染みつつあること、
それから、]
「じーんー、これとこれどっちつかっていいやつー?」
ひだり。
「こっちね」
おれからみて左だ。
[はいはーい、とわかっているんだかわかっていないんだか、
間延びした声を返して今度はキッチンに引っ込んだ、
件のこの"友人"との関係性が、少し変わってきたこととか。]
[誕生日のメッセージはいつも日替わりギリギリに届く。
――毎年律儀に。
なぜ迎えた直後でないのかと聞けば、
それは妹ちゃんのもの、と殊勝な答えをよこしたので、
いちいち祝わなくていい、なんて無粋はやめておいた。
だから今年もメッセージを受信した直後に、
初めてコールバックした。]
『珍しいなァ、誕生日おめでと〜』
どーも。
温泉に行ってきたんですよ、この前。
『へえ、いいじゃん。どこの?』
遠いとこ。まぁそれはいいです、
んでおまえ、前土産に入浴剤よこしかけたでしょう。
『雑だな! うん、オマエがいらねーっていったやつね』
あれまだあります?
それと、こないだ言ってた果樹園に、
今度妹来た時行きますよ。食事場所は任せました。
未成年入れるところで。
[旅館に居た間に書き込んでいた脳内タスクを、
これでもか、と一度に放出して、ふうと息をつく。
戻ってきたのは、ふわふわとした笑い声だった。]
『めっちゃ一気に言うじゃんオマエさァ』
[言葉ばかりは呆れたようなふりをして、
声音には喜色が滲んでいた。
思わず唇をもごつかせて、]
……まあ、十年分ぐらいありますし。
『いーよいーよ、オレがちゃあんと準備しといてあげる』
[今度こそ閉口した。
もしやと思うが、自分が妹に声をかけているときも、
こんな声音なんだろうか。
こんな、
愛おしくてたまらない、というような、
――途端に恥ずかしいような面映いような、
なんとも言えない感情が押し寄せて、スマホが軋む]
――それだけですんで、
[いたたまれなくなって、通話を強制終了した。]
[ソファの上で、毛布にくるまって縮こまる。
思い出してはならないものを思い出した気がする。
無心で最近置物を脱しつつあるテレビのスイッチを入れて、
クリスマス特集!の音声で問答無用でチャンネルを変えた。
――世間はクリスマスだ。
きっと、妹のところにも、"プレゼント"が届いたころだろう。]
「楽しみだなァ妹ちゃんに会うの」
おまえに会わせるために呼んだわけじゃねぇですけど。
「えー会わせてくれるんじゃねぇの?」
…………くれぐれも言動には気をつけるように。
[ココアを入れたマグを持って、隣に腰を下ろした顔を盗み見る。
終始ご機嫌らしい横顔は、視線に気づくとうん?と首を傾ぐ。
自分の分で両手を温めながら、ふいと視線を外した。
――あの電話以来、万事が万事この調子で、まるでぬるま湯だ]
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