151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】
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「おや、思ったより票が割れたんですね」
もうちょっと俺に集まるかと思ってました、なんて気楽に呟いて。
軽い足取りで処刑室へと向かいながら。
「さーて処刑室はあちらですよー、道案内いります?」
「ふーん……」
投票結果を見て呟くのはそれだけ。
この後死ぬことを知らないので、それだけ。
「はいはーい、じゃあキエはついてきてくださいね!こっちです!
これから何度か来ることになりますから覚えといても損はないですよ」
少しペースを落として先導していく。
然程かからずに処刑室には到着するだろう。
「俺は
特に死亡条件はなし!
普通に死ぬ、普通の人間だね」
質問にもしれっといつも通りに答えて。元気なままだ。
「さーて、皆さん準備とか必要な武器のレンタルや選択、準備はきっちりしてくださいね!
半殺しで途中で悩まれると俺困っちゃいますから、そうゆうのは事前にーですよ!」
運営補佐らしく説明係も兼ねて、声をはって辺りを見渡した。
レヴァティ
「よくわかってるじゃないですか、ばっちり俺の1票です」
ノーカンになったけど間違いなくそこにある、1票。
レヴァティ
「死にますよ、場合によってはレヴァティさんが殺せますし」
これは真面目な説明のつもりの看守だ。
ニア?!?
大根を手に寄ってくる皇女に戸惑いを隠そうともせず。流石に武器を抜くのもどうかと思い躊躇っているうちにそれは目の前に。
「えっ、本当にそれでいくんでっ」
「…………」
キエの歌を聴きながら無言でニアとバラニに視線を。
男はファルシオンと呼ばれる武器を握っている。
それを握る力が徐々に増しているが。
「………………」
やはり無言だ。
ニア
「…ッ、く…ははッ。ホントに大根つかうんですもん、」
「痛いどころか、びっくりして頭の中がぐちゃぐちゃですよ、もう。」
漸くその手に武器を取ると振りかざされる大根をその刃で受け止めて。振り払う。
処刑室に似つかわしくない大根の斬れるザクっとした音が響いて、続いて切り落としたそれが床に落ちる音。
徐々に歌による高揚感のせいか、痛みも多少鈍くなってから。
「そろそろ俺の番、でいいですよねッ!!」
目の前の貴方の腕目掛けて、思い切り斬り払うだろう。
「…………そろそろ、動くか」
バラニがニアへ反撃する頃。
Klap。Klap。
二度の拍手音。
能力で2つの爆弾を作り出し、それを片手に。
もう片手には先程の通りファルシオンを握り。
──駆け出す。バラニへ向けて。
長物相手に飛び込むのは無謀とも言えるが、男は止まらない。
さて、バラニはどのような行動を起こすだろうか。
ヴェルク
斬り払った勢いのまま視線は次の近づいてくる気配へ。
くるりと一歩身を引き、貴方の片手にあるソレにちらりと視線をやって。
爆破の衝撃を警戒しながら武器を構え直せば鋭いそれで貴方の胴目掛け踏み込んで突きを。
バラニ
「……はッ!!いいねぇ!!!
」
攻撃の姿勢を見せたバラニに賞賛の声。
胴目掛けて突き出されたソレを避ける様子はなく。
深深と突き刺さり血反吐を吐くも、殆ど顔を歪めない。
寧ろ楽しげに笑って、手にしていた2つの爆弾を──投げた。
そして、爆弾を投げた手の方。指先は曲げられ。
手の甲付近から矢じりのようなものがついたワイヤーが射出される。
それはバラニの胸元に向けて。
ヴェルク
「そっちもね!!」
多少離れても回収できる、焦る事はないだろうと踏んでパッとハルバードから手を離しワイヤーと爆弾を避けることを優先する。
もしも回収できなくとも、今の俺の役目は死ぬ事だ。
飛び退いた先、着地すれば改めてそちらの出方を窺うだろう。
バラニ
──BOMB!!
…………と爆発はしなかった。
何故なら、合図は送っていない。
2つの爆弾は床に転がり、射出されたワイヤーは元に戻る。
男はバラニの武器──ハルバードを強く握ったまま後退。
それを引き抜く真似はせず、歪な笑みを浮かべて対象を見つめている。
レヴァティ
「じゃあここからならいいって事、ですね!?」
所持しているもう一方のキューブを展開する。中からアサルトライフルを取り出せば、時間が稼げればよいと2発ほどの威嚇射撃を。
当てる気のないそれでも驚かすには十分、かもしれない。
その隙に植物からの脱出を試みるだろう。
メレフ
植物による拘束から抜けだす前のそれを躱す事はなく。
貴方の狙い通り片腕は風の刃によって裂け。
「ぅぐっ、あァ!!!」
アサルトライフルを取り落とす事はないものの片腕での射撃だ、著しく精度も下がる。それでも尚貴方の方へと弾をバラまいて見せるだろう。
ソレはただの威嚇射撃か、狙って撃っているのか分からないかもしれない。
| 「ま〜正直同僚は殺したくないよ、俺もね」 「けどラニちゃんが自分でいいって言ってたからな〜」
「悪いな」と悪びれもなく伝えて。 己の爪を見るように自分に向けた掌の指を曲げる。
その手には何もない。 にもかかわらず、何かの闇が溶けるように。 影が揺れたかと思うと、武器庫の方へと消える。
最初に動いた竹刀armsを 己に手繰り寄せはしないで、ただそこに在るがまま。 (41) 2022/06/10(Fri) 0:52:04 |
「
はー
…っ、う、」
腕からは止め処なく
赤
が流れ、カーディガンが真っ赤に染まっている。けれど歌の効果か未だに意識はあるのだ。
「まだ、こんなもんじゃないんでしょう?
くるなら、来てください…!それ、とも…
はぁ
、失血死がお好みですか?」
誰を狙ったとも言い切れない位置へ再びの威嚇射撃。
その次の瞬間には足首(
)へ食らいつかれ、音に成らない声を上げて。
それでもまだ生きているから。
体勢を崩しながら足元…シャトの方に照準を合わせると2発ほど発砲した
| 「……あっやべ変な歌聞こえおまふざけ」 「待って待って待って俺今格好いい武器掴んでな」 「ああーーーっ!!!変な衝動がっっ!!!」 「ウオオオぉぉぉ!! くたばれ!!バラニッッッ!!!!」 見事な竹刀がッッッ!! 空から振り下ろされるッッッ!! ただそれだけでしかない!! 余りに捻りも何一つそこにはッ!ないッッ!! (42) 2022/06/10(Fri) 1:00:28 |
| アマノは、もうちょっと格好つけられる武器がよかった…… (a12) 2022/06/10(Fri) 1:00:47 |
男は、相変わらず黙って見つめている。
バラニが踊る様は見ていて
楽しい。面白い。
だから部屋を出るものの姿には気づかなかった。
それは処刑が終わってからも、そのように。
無理やり引き上げられた高揚感に酔いそうだ。
くらくらり。脳が揺れて可笑しくなりそうだ。
けれども耳は塞がない。好きにしろと、言っていたので。
ああ、いいな。鮮血が舞う。花が咲くように。
美しい。もっと、もっともっと。咲き誇れ。
アマノ
見事な竹刀が空から襲撃してくれば大声で主張する。
大根とか竹刀の特殊なラインナップ、けれど確実に痣になるだろうそれらは、十二分に、痛い。
| >>+19 バラニ 「知ってるかバラニ!教えてやろう!! 竹刀ってのは打つと表面は凄い痛いが! すっごい曲がって衝撃を逃す!! つまり!大事故に繋がるような事は!! このご時世最早っゼロッッ!!」 「いや大事故に繋がらせないと駄目だろうが! 何でこんなもん転がってんだよふざけんな!!」 一度バラニをシンプルに痛がらせた竹刀を手元に戻して、足元に ビターン!! と叩きつける。 こんな攻撃でも戦意ではあったので、僅かに落ち着いてしまったので叩きつけた竹刀を再び拾い上げ、元の棚にそっと戻した…… (44) 2022/06/10(Fri) 1:29:57 |
アマノ
「はぁ、は、ぅ…知らなかった!!!!新しい知識をありがとうアマノ!!!!」
「っ、でも次はちゃんと仕留めてもらえるようなのがいいなぁ!」
呼吸が乱れて、けれど相手の勢いについ合わせてしまって。
けほ、と咳をしながら、ふらつきながらもまだ此処に俺は在る。
| (a15) 2022/06/10(Fri) 1:50:33 |
| >>+20 バラニ 「だって俺の手に殺傷力あるのが入ってこなかったんだもん……」
元気がない。 後は見守る姿勢だったが、チラリと他の看守を一瞥。 まあサルガスもメレフもいるから自分がおらずともよいだろうと、片手を挨拶代わりにあげて部屋から立ち去るだろう。 (47) 2022/06/10(Fri) 1:54:00 |
ルヘナ
足が震えてる貴方をみて、そしてその得物をみて。
目を逸らしたままなのに疑問はあれど、高揚感では誤魔化しきれない失血と痛みに蝕まれている。
「けっこう、頑張ったかな
」
小さく呟かれたそれは貴方くらいにしか聞こえないだろう。
けれど確かに呟いて、不安定な貴方の得物が逸れない様に僅かに首を差し出した。
| アマノは、そう言えばサっちゃん帰ってたじゃん!踏みとどまった。 (a16) 2022/06/10(Fri) 1:59:43 |
あとはそれが振り下ろされるのを待って。
あぁ、やっと休める
次の瞬間。
鈍く肉を断つ音が、した気がした。
| 「……はい、終わりましたね〜っと」 踏みとどまってUターンの後、適当に座っても安全な武器に乗っていたが、緩く衣服をぱんぱんと払いながら立ち上がる。 「ま〜楽しくしてくれた方がラニちゃんも喜ぶんじゃね?いや、そこのレヴァティ囚人とはわちゃわちゃしてたからわからんけど」 肩が凝ったとばかりに軽く腕を振ってから、人が減るのを待っている。 他に後処理を担当したがる人間がいるならその人にパスするし、いないなら受け持つつもりだ。 (50) 2022/06/10(Fri) 2:39:27 |
| アマノは、「そんじゃ任せるかね〜」とシアンに後処理をパス。 (a21) 2022/06/10(Fri) 2:55:00 |
「……………………………………ふっ」
バラニが死に行く様を見て零したのはこれだけ。
各々が各々の行動を始める中、壁に背をつけたまま息を吐く。
昂った感情が酷く胸を震わす。
あぁ、全てを殺す勢いで能力を使えば。
残る理性で爆発しそうなこの思いを制御して。
そうすれば、見たいものをもっと見られただろうか。
ぐるぐると回る思考の波に、酔いが来た。
目を閉じ、数秒間そのように。
少ししてから胴に刺さるハルバードを投げ捨て、零れていく鮮血に視線を向ける。片付けのことは考えていない。
抜く一瞬だけは小さく呻いたが、それ以上の反応はない。
このまま何もせずにいれば男にも死が運ばれてきそうだが。
そういったことは望んでいないため、さっさと処刑室を後にして治療室へと向かうだろう。
尚、この後襲撃で死ぬ。
死を回避しきれなかった男は暫く姿を現さない。
マフィンfoodよろしくな。メッコールdrinkもな。
そうだ、俺は死んでいた。注文は生き返った後にくれ。
| 「なんか超疲れた……夜ご飯〜〜」 『チュリリ』 お好み焼きfoodと ラムネdrinkを注文して、取りに行くので面倒なので能力で引き寄せた。バラニの時に使ったからもういいだろうと言う開き直りだ。 (104) 2022/06/10(Fri) 21:33:26 |
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