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【人】 鈴掛 未早[ 本当は、「後悔する自分がいなくなる」 思いつきがもうひとつだけあった 「好き」であることを忘れられれば 痛みは消えて生きやすくなるんだろうと …… でもきっと、ピアノは弾けなくなる 私にとって両者は切り離せないもの、 あの日々の記憶を失うってことだと思うから。 それは―― 嫌だと思ってしまった 私はやっぱり、それでも触れることをやめたくなかった ] (727) 2022/10/24(Mon) 21:00:53 |
【人】 鈴掛 未早秋ちゃん、その時は聞きに来てよ オープンキャンパスのついでにさ [ サークルの公開練習なんてよくある話でしょ? 肯いてくれるなら、私はきっとふふって笑って ああ、こんな風に笑うの久々かもなぁって 誰かに言われたのと似たようなことを、思ったんだ *] (729) 2022/10/24(Mon) 21:03:02 |
【人】 鈴掛 未早―― Nightschool at xx:xx [ 今日も家には誰もいない。 三年前の一件があって、 結婚する時に辞めた看護師の仕事に復帰した母は、 今ではおよそ私とは反対の時間を生きている。 つまり夜勤が多いってこと。 洒落っ気のないウインドブレーカーと ゆるっとしたシルエットのボトムス。 マフラーをぐるぐる巻いて、そうすれば きっと近い距離でエンカウントしない限り 知り合いだって鈴掛未早だとは気付けない。 さすがに制服姿で深夜に出歩いたら色々問題でしょ? ] (821) 2022/10/24(Mon) 23:10:29 |
【人】 鈴掛 未早[ 願い事がないわけではなかった。 それを形にすることができなくて、 どうにも行き詰まっていた。それだけ。 願って得るようなもので 渇望を埋めることはできないとわかっていたから。 なら何を願えばいいのか、 思っても何も見えなくて、考えあぐねていただけ。 考えて、考えて、 ――― 振り返ってみれば、 答えは案外その中に転がっているものだよ ] (822) 2022/10/24(Mon) 23:11:16 |
【人】 鈴掛 未早 [ 「やっぱり億万長者にしとけばよかった」とか しょうもない後悔をする瞬間は絶対ある。 この先の人生絶対に何度だってある。 でもそのくらい、許してよ ] (823) 2022/10/24(Mon) 23:12:04 |
【人】 鈴掛 未早[ あの日行った道を辿る私は 絶対どう考えても不審者だった。 誰かに見られたら驚かせたかもね でも、たぶんそういうことはない…といいな おまえそれ間に合う? ぐらいの 深夜に出てくる高校生、いない方が良いに決まってる ] ―― こんばんは ねがいごと、決めたよ [ 旧校舎の奥、あの日と同じ場所、 変わらない姿をした、白い幽霊。 その姿を見据えて、私はすっと笑みを浮かべた ] (824) 2022/10/24(Mon) 23:12:28 |
【人】 鈴掛 未早―― それから [ 長いような短いような三日が過ぎて、 四日目が来ても聖奈はいなくて、 えっ本当に生きてる…? って思ってたら 突然「何も覚えてない!」とかメッセージが来て>>679 いやどういうことなのか私も聞きたいが!? とか思いながら、お見舞いに行ったりして。 期末やばいなって思ってる?>>752 なら助ける気はあるよ、できる限り。 だから戻ってきた聖奈を囲んで 期末対策集中コースとか開かれたかもしれない。 囲んでって? って思った? そこはほら、夏実とか大木とか巻き込んじゃえ。 だって私一人じゃ手に負えないかもしれない ] (871) 2022/10/24(Mon) 23:47:06 |
【人】 鈴掛 未早[ 聖奈のように記憶が飛んでいるわけではないし 突然ピアノの音が変わったということも―― 人前で弾く機会がないだけじゃなくないし きっと誰が見ても、 何も変わっていないように見える。 だって実際、何も変わってないし。 それでよかった。 私が欲しいものは、願って得るものじゃないから ] (872) 2022/10/24(Mon) 23:47:29 |
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