人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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(a26) 2022/07/19(Tue) 22:42:58

ルヴァ。

[メインデッキでか、別の場所でか。
彼の姿を見かけたら]

酒盛りがどうとか言っていたが。何かあるのか?

…多少なら、付き合う分には構わない。

[と、少し沈鬱げに声をかけた**]

→メインデッキ

[そこには一足先にダビーの姿があったかもしれない。

アンテナ喋ってる!?!?!?
って驚いたけど
そういえばラサルハグがそんなこと言ってたなって思い出して
必要なときっていうのは今なのかと―――

いや、それよりも。
静かなメインデッキにはどこか異様な空気が漂っていて。]

……す、ピカ……??

[一見一生懸命仕事をしているように見えるスピカ
他の二人とどうにも会話がかみ合っていない。
やがてバーナードと、チャンドラと。
不穏な空気が転がっていって、
ぱちんと糸が切れたように、弾ける。]

っ、――――

[チャンドラの怒声が、びりびりとこちらまで響いた気がした。]


……そんな言い方するなよ。

[ややあって。
バーナードと同じセリフがついこぼれたけど
これはチャンドラに向けてじゃない。
アンテナに向けてだ。]

やめろよ。
それじゃ、……それじゃまるで
チャンドラなら仕方ない
って言ってるみたいじゃないかよ…!!

[わかってる。
これは、残りたいと告げる
バーナードを説得するための言葉で。
チャンドラに聞かせるものではない。

全員生還の確率を上げるためには
医師が残るのが順当なのもわかる。
わかるけど。

そんな言葉、聞きたくなかった。
皆のために誰かが死ぬのは仕方がないなんて、僕は。]

[―――あのチャンドラの叫びは、理不尽への憤りだ。
自分だけが死にたくないという慟哭だ。

チャンドラは。
確かにしっかりしてて、いつも冷静で、
皆のサポートに回ることが多い立場だけど。
確かに僕とは個人的な話をするほど
親しくはなれなかったかもしれないけど。

でも仲間で。
自分たちと何ら変わらず、
悩んだり迷ったりするひとりの人間で。

でも、ここに残らないといけなくて。

それが辛いのだと言っているのに、
その場にいる誰も耳を傾けてやらないなんて
いくら何でもあんまりじゃないかよ。]

[ああ、でも冷静な部分ではわかるよ。
バーナードもスピカも、今はきっと余裕がない。
目の前のことで手いっぱいなんだって。

そしてやはり見ているだけの僕には何もできないのだ。
声をかけてあげることすらも。]

…………クソッタレが。


[ああ、何度だって吐き捨てるとも。
それが生かされる者の義務だ。*]

[チャンドラがその場から去ったあと
スピカとバーナードは暫くその場で仕事をしていたけれど。
なんだかそれ以上見ている気にもなれなくて。

どこに行こうかと思っていると
ダビーが声をかけてくる。]

あー、ダビー。見守りはもういいの?

いやー、何かって言うほどの何かはないよお。
ただ"いま"がいつまで続くのかも分かんないでしょ。
ちょっと気晴らしになったらな〜って思っただけ。

[この時間がどれだけ続くのかもよく分からないけど
あまり深刻になりすぎると潰れてしまいそうだなという予測。
ダビーの沈んだ顔を見ても、それはあながち的外れでもないように思う。]


今からオレンジジュースで飲み会する?
場所は......希望なければ展望デッキとか?


[同意が得られるなら、
食堂でゲイザーからジュースを失敬してくるけど。
サダルも誘おうかなと思ったけど、
ゾズマが用ありげなことも言ってたからとりあえず二人で。**]

メモを貼った。



[悪いことなど、言われていない。
俺は首を横に振り、絞り出すように声を出す。]

…………違う……っ。

[ラサルハグは"打算的で好きを天秤にかける人物"なんかじゃない。そんなこと、ずっと、知ってる。もうずっと昔からだ。

でも、ラサルハグの脚に執着する理由を言われた時には、返す言葉も無かった。

自覚はなかったけれど、それは確かに、奴の言う通りだっただろうから。]


────俺、きっと、怖かったんだ。

お前からの好意を期待して違っていたら、本当に俺は、俺には、誰も居なくなってしまうから。

お前は、俺など居なくても宇宙そらを飛べる力と仲間が居るけど、俺にはそういうの、何も無いから。

"勘違いするな、好かれているわけじゃない"って、ずっと、自分に言い聞かせていた。

[そう、それはきっと、ラサルハグがかけたという呪いよりも、ずっと昔からの強固な呪い。

「とても好きだ」 と眼前で言われても、なお、信じられない、根深いもの。]


俺、だって。
俺だって好きだ。

出会った時から好きだ。

[先刻の「好き」はろくに目も合わせられないままに告げたけど。
今度はラサルハグの眼を見てはっきりと口にした。]

ああそうとも、頭おかしいレベルで好きだ。

あのキスがあれからずっと頭から離れないし、あれは何だったんだ、期待して良いものじゃないはずだ、って、ずっと否定して、でも、どこか、期待してる気持ちもずっと消えなくて。

お前は俺の唯一無二の存在だけど、お前が俺を唯一無二の存在にしてくれるなんて、そんな未来、ありはしないのに、って言い聞かせて。

お前が欲しいなんて、どの口で言えるって言うんだ。

[家族?恋人?伴侶?どんな言葉でも言い表せない。

ただただ、ラサルハグが、欲しい。それだけ。

漸くに抱えた諸々をぶちまけた情緒13歳は、これ以上ない求愛の言葉を口にしているとは、あまり気付いちゃいなかったんだ。*]

[スリープ処理にかけられて、そのすぐ後、一度覚醒した。
ラサルハグに「おつかれさま」と言われ でもその後、再び少し眠りに落ちて。

次に覚醒した時 には、先に眠った面々も周囲に居ることに漸く気がついた。

ルヴァ に色々告げたいことがあった気もするし(いくつか謝らなきゃいけない事があった気がするが、いまいち頭が働かない)、ゾズマ が少しもの言いたげな視線を送ってくれていたことにも気付いていたけれど、俺はふわふわと歩き出して。

まだ活動する者のない朝の宇宙船内、ルヴァ言うところの"痴話げんか"らしきものをラサルハグ相手にやりあって、それが一段落した頃に、漸く俺は冷静に周囲を見渡すことができた。

話しかけてきてくれたダビー と、初めてまともにやりとりらしいことが出来たのも、ちょうど、その頃。]


【メインデッキ】

俺と同じこと、言ってるな。バーナード。

["僕のスリープを、チャンドラに譲れないの"と訴える奴 の傍らに立ち、小さく笑う。

昨日のあれよりも更にある意味悪い状態にあるように見えるスピカの状態も気になったし、気丈に振る舞っていた風に見えてもやはり色々限界だった風なチャンドラの叫び も目の当たりにした。

でも俺が一番気がかりだったのはバーナードで。]

"後を頼む"と託すのも、充分、呪いだったよな。

["アマノ。僕は期待に答えられてるか" 、奴の思いが胸に届いていたなら、無理するな馬鹿、と小突くくらいなら出来たかもしれないけれど。

俺は暫く、バーナードの後をついて憑いて歩いていたのと思う。**]

メモを貼った。



ヒロミは、もっと自信をもっていい
多分、少し、目を開けば、ヒロミと一緒にお喋りしたいって人、きっと多いよ。
でも、怖いなら、唯一、絶対にヒロミのことが大好きな俺がいること、忘れないで欲しい。

[俺はちょっとヒロミのベッドにむしろ寝たままで笑んでみた。ちょっとね。
起き上がりたくても、身体に力が出なくなってるかもしれない。このベッドが本当だったらいいな、って思ったら、
 それはできたみたいで、
 いつのまにか、この夢の中のベッドに身体を横たえてたんだ。
 うん、この状態になって3日目だっけ。
 そろそろ、脳も眠ろうとしてるかもしれないな]



出会った時から?
そうかな?だいぶ警戒してたぞ?

[やっと好意を口にしてくれるヒロミにくすくす笑った。
 でも、頭おかしいレベル、と言われると、
 また少し真顔になって、また笑みが零れた]

 大丈夫だよ。
 俺はヒロミが好きだよ。
 これで足りないなら、愛してるっていう。
 ヒロミが生まれてくれて、
 そしてこの世にいてくれて、
 そして、傍にいてくれて、
 とても嬉しい。
 お前は唯一無二だよ。

[多分、口に出さないと、また迷子になってしまうかもしれないからな、と。そのままヒロミの言葉を折り返して]

 欲しいなら、やるよ。
 生きて還ってからも、全部やるよ。

[またキスしてあげたいな、と思うけど、
 ちょっと起き上がれないんだよな。
 少し、寝たら元気になると思うので、
 そしたら、また髪を撫ぜて抱きしめてあげよう]
 

少し、困った顔をしている。



疲れたみたいだ。
少し、俺も寝る。
ベッド借りるな。


[目を閉じた]**



────自信……?

[研究対象についてだったら──あと、最近の事もだったら料理も入れて良いんだろうか──、この上ない自信はあるけどな。
一点集中全振りで、他の事への自信と言われると、ほぼゼロだというのに。

でも、"一緒にお喋りしたいって人"には心当たりがあった。

今まさにこの船内で、"最後の1人"になったチャンドラを見送ろうとしている、スピカとバーナード。
話したくなったら話そうと笑ってくれた。
誰かとの食事は苦痛なのだと零したら、悲しそうにされた。

結局のところ、人との関わりの諸々は、俺から遠くに在ったんじゃなく、俺が勝手に遠ざかっていたのだと、知りつつはある。

けれど、でも、だからと言って、ラサルハグへの思いが薄らぐなどということも、なくて。]


や、うん…………警戒は、してた……かな。

[確かに、最初は逃げていた。
眼が合うと近付いてくる奴の言葉3つに対して1つ返すのが精々だった。

でも、眼が合うということは、俺もずっと、ラサルハグを眼で追ってたってことなんだよ。
お前はそうと気付いてなかったかもしれないけれど。]

────うん。欲しい。お前が、欲しい。

["欲しいなら、やる"と言われて、即答した。

抱え込んだ思いは口にしなければ煮詰まって捻じ曲がっていくだけで、結局、誰より傷つけたくない人を傷つけてしまうと学んだばかり。

欲しいものは欲しいと、口にしなければいけないのだと。
自分で踏み出さないといけないのだと。]

ぜんぶ、くれ。
ぜんぶ、やるから。

[お前の夢も、未来も、右脚も。
俺のものだ。]


[そしてラサルハグは眠りに落ちた。

スリープポッドに帰らないで良いのかと一瞬思ったけれど、精神体が──ひいては脳が?──休めるなら、場所はどこでも構わないのかなと思い直す。]

おやすみ。
良い夢を。

[寛ぎまくった風な緩んだ顔で寝る奴の顔が、あまりにも俺の知るいつも通りなものだったから。

俺はつい、幾度かそうしてきたように、奴の髪に手を伸ばし、少し伸びた前髪にさらりと触れる。]

…………ありがとう、な。

[唇、とか。いや、頬でも額でも、そこはあまりにも俺には難易度が高すぎて。

囁くように告げた俺は、持ち上げたその前髪へと、おずおずと口づけた。


────そういえば、他の皆は。
バーナードは、チャンドラは、スピカは。

そちらも気になった俺は、するりと自室を抜け出した。
できればラサルハグが目覚めた時には傍らに居たかったから、余所を歩いては自室に戻るという行為を、うろうろと繰り返すことになるのだが。**]

ラサルハグを探している奴が居たら、「俺の部屋で寝てる」と答えるしかないなと思いつつ。

メモを貼った。

メモを貼った。

【コールドスリープルームから】

[精神が安定しそう、とはサダルを出迎えた時に言われたこと。“残された者を見届けに行く”と決めたその時のゾズマは無論、“問題ナシ”とばかりに頷いていた。
 ……実際には別件で問題アリだったことを暗に示す妙な宣言が、去っていくサダルの背中を震わせていたことには気づかないまま。
(尤もこの“問題”、もっと深刻な“問題”に比べれば些細だっただろう)]

[そしてこの妙な宣言で、共にいたルヴァまでもびくっとさせてしまった。これにはゾズマも流石に気づいた。]

 あ。えっと。うん。
 大丈夫。だいじょーぶ。いや、マジで。

[気づかわし気な眼差しに、とっさにふるりと首を横に振る。気丈さは保てど、笑顔までは作れなかった。
 あんなおかしな宣言を放った切欠は間違いなくルヴァの告白であり、今後の可能性を否定しなかったゾズマに対しての彼の念押しであった訳だが、カウンセリングを考える程のこの“問題”はあくまで自分自身の心の問題であることも解っていた。故にルヴァに対してここでとやかく言うことはしなかった。
 この説明の欠如が勘違いの継続を招く、とまでゾズマは考えていない。]

[ともあれ、皆を探そうというルヴァにうんと頷いて
 あくまでこの時は本当に気丈に、残る3人を探しに向かっていたのだが――]

( ……、もう大丈夫、だから )

[それでも、やっぱり“大丈夫”になれなくなるかもしれない――漠然と過るそんな気掛かりを封じ込める。
 もしかしたら、先ほどアマノがこちらのことなど眼中にもなさげに素通りしたのも、“残された者たち”への気掛かりが――自分の知らない場面も多々含めて――あったが故かもしれないと、その真相ちわげんかを与り知らぬままに思いながら。]

【メインデッキに至り】

[ルヴァの隣で、その光景を目の当たりにした。

 アンテナのヒトガタがいつもより多く話していた。笑顔すら形作っていた――というのはこの時は見間違いだったかもしれないが、そう思えるほどにいつもより“ヒト”らしい佇まいに見えた。
 ――そういえばそんな機能、あったっけ?
 常日頃からなんだかんだでアンテナに対しては(ヒトガタに対してもそうでなくとも)人間相手のように話しかけていたゾズマだったが、この“機能”に関しては何故かうろ覚えだった。
 けれど今、問題だったのはそこではなくて]


 …………、スピカ、

[タスクに臨むその手元が覚束ないのは一目瞭然。そしてこの場にいない筈のラサルハグの名を出した、という事実もそこにはあった。
 自分とダビーが眠ってからの昨日のスピカの精神状態も、涙も叫びもその本音も、アマノが作ったハヤシライスのことも知らずとも――知らずに逃げてきたのだ――想定できたはずのこと。
 どこか人間じみた調子のアンテナは、確かにスピカの側にいた。彼女の手を握ったかは兎も角として、側にいてくれた
 それでもスピカの現状は、目前にあるこの通りの有様だ。]


 スピカ!
 何言ってんの、しっかりし―― …

[思わず声を張ってしまうも、“眠っている”自分の声が彼女に届くはずなんてない、とすぐに気づいて口を閉ざす。
 彼女と共にいま“残されている”バーナードは言葉を詰まらせている様子で――抱えていた無力感はゾズマには覚れないまま
 さらにもうひとり、チャンドラからも暫くは何の言葉もなくて――その涙の痕にも気づけないまま
 誰一人として――自分も含めて――スピカをどうすることもできない、と言わんばかりの光景を知る。
 このままスピカが“最後まで残される”というのであれば――]

  ばっ、か。
  どうして。どうして。  ……ばか。

[誰に対して、何に関してぶつければいいかわからない罵倒が、誰の目と耳にも構うことなく零れ落ちる。
 ……本当に“最後まで残される”のが誰なのか、ゾズマはこの時まで、知らなかった。]


 え?
 ……そっか。そうだったん、だ。

[聞き逃した放送が告げていた内容。それはバーナード、そしてスピカが今日の眠りに就くということ。
 そしてそれはすなわち、チャンドラが“確実に死を迎える”役になること(少なくともゾズマは、“確実な死”だと捉えていた)。
 その“最後のひとり”の吐露と、去り際の罵倒
 そこにいたのはきっと、“スピカや皆を支えてくれるドクター”なんかではなく、“死にたくない”ただのひとりの生身の人間なのだ、と。]

  …………そうだったん、だ。

[ドクターなら大丈夫、と勝手に思いたかった自分がいたことを思う。
 心配が全く無かったわけではない。それこそ、「身体、大事にして」という一言が零れてしまう程度には。けれども。
 ゾズマが眠りに就く時だって、チャンドラはあくまで“頼れる船医”であり“意地悪なドクター”であり、柔らかな笑みをくれる人だった――そう見えていた。
 職業上も艦での立ち位置上も、そうした立ち振る舞いは“作り物”かもしれない、と想像して良かったはずだ。その想像を、人の機微を悟るに疎いゾズマはしてこなかった。]

[それでも、同時に]

 ( ――…スピカは、生きのびられるんだ。
    良かった。ホントに、良かった。
    ちゃんと、会えたら、抱きしめなくちゃ )

 ( そうだ、……。
   バーニーの遺書読み役、ならないで済んだ。
    笑ってられる自信、なかった、かも、だし  )

   ( ……良かった )

 ( ……良くないよ、ドクター )

   ( アタシ、なんなん、だろ )

 ( ママ。 ママだったら、どうした? )

   ( ルヴァ、ルヴァなら――… )

[濃くなったり淡くなったりする思念がぐるぐると混ざり合って、カタチも色も定かな筈のそれらの形状が解らなくなっていく。]


[……そんな所為で、「譲れないの」というバーナードのダメモトの問いも、ルヴァが異を唱えたアンテナの判断も――小さく吐き捨てられた言葉も、耳には入った筈なのに深く考えることができないでいた。
 ――やっぱり、“大丈夫”じゃなくなった。
 一時、俯いて目を閉じて、額を両手で抱えて]
 


 ―――…っと、えっと。
 なんだっけ。ルヴァ、それにダビーも。
 ダビーも、うん、やっぱり……堪えるよね。

[この場を訪れ、少し声に覇気なく聞こえたダビーとルヴァの遣り取りで、はっと目を覚ましたように顔を上げる。「なんだっけ」なんていう脈絡ない一言を発したその声は、いつも通りのゾズマの声調だった。]

 気晴らしー、か。
 そうだね。うん、二人で行ってきなよ。
 あ、でもダビーのお茶また飲みたいかなー…。

[なんていう優柔不断な言葉を(自分が誘われた訳でもないのに)発する口も、いつも通り、無表情ながらも屈託なく話すゾズマのそれだった。]

  ……、ううん。
  時間なんて、どうせまだいっぱい
  ありそうだし、やっぱり二人で行ってきて。

[サダルを含め他の者の存在をここでカウントしなかったのは、単にこの場にいる二人だけを意識したが故のことで]


 アタシ、ちょっと出かけてくる。

[そう、努めて笑顔を作って告げた時。
 あの時自分の両目に湧きあがっていた涙を、顔を起こした際にぬぐい切れていなかったことに、ゾズマは気付いていなかった。
 この場のダビーも、ルヴァすらも頼ろうとせずに、ひとりでその場を離れていった。

 こうして、メインデッキから廊下へ――。
 自然に足が赴いていたのはカウンセリングルームの前だったが、ゾズマにそうさせた理由が果たして何だったのかは、この時の彼女自身にも定かではなかった。**]

メモを貼った。

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