人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 工藤 彩葉

 

 …あのね、これはさすがに…
 その、自惚れがすぎるかなって
 言えてなかったんだけど。

 私には、幽霊さんみたいな力はない。
 でも、あおちゃんの望みには全然足りなくても、
 少しならその願い、叶えられるんじゃないかって。

 打ち明けてくれた時から、思っていて。


 …つまりね、これからずっと。
 明日からの三か月もだよ。ずっとね、
 私の前では青葉ちゃんだから。


 あおちゃんは、ずっと女の子だからね。

 
(570) 2022/10/24(Mon) 2:50:37

【人】 工藤 彩葉

 
[そう言ってまた、照れくさそうに笑って。
でも私は、目を逸らさなかったよ?

今度、お店に行く約束は
もちろん覚えていてくれるよね。
三か月の間にも機会があったら、
私の制服着てみる?と聞いてみようか。
あおちゃん、髪を伸ばしたりしないのかな。
今の長さでも、少し巻いてみたら可愛いかも。
私、それだけは得意なのよって
腕前披露の機会も狙ってみよう。

その先も、たくさん、たくさん、
一緒にやってみたいことがあって。
私たち同じこと考えてたねって、
いつかきっと、答え合わせができるはず。


…そうして話が一段落したら、
私は慌てて、一旦外に
走って行ってしまったんだけど。>>542

慌ただしくてごめんねって、あとで謝って。]


 また明日ね!


[と笑って、その日はお別れできたと思う。]*
 
(571) 2022/10/24(Mon) 2:50:41

【人】 工藤 彩葉

 
― 夜・旧校舎の外で ―


 かなちゃん、


[その姿を認めたのは、>>518
千葉くんと話をしていたあとのこと。>>542
千葉くんも気付いたみたいで、>>558
少しみんなで言葉を交わすことはできたかな。]


 うん、幽霊さんには
 もう一回声をかけてみたんだけどね。
 やっぱり、名前を聞くこともできなくって。

 あ、でもあおちゃ…、天ヶ瀬くん、には
 少しお話してくれたみたい。すごいよね。


[幽霊の話には、そう返したんだけど。>>519
あおちゃんのみんなの前での呼び方、
さっき確認しておけばよかったって、内心焦った。
どうしよう、私もう馴染んじゃって、
最初に出てきてしまう。
まだ色々内緒だったら気をつけないと…
なんてこっそり頭の中で考えて。]

 
(583) 2022/10/24(Mon) 4:52:42

【人】 工藤 彩葉

 
[それから、少しの間。

私、何を言われるのか
ちっとも予想できていなかったから。

かなちゃんの願い事は何だろう、
良くないことだったらどうしよう、
この時間なら、もう行ってきたあとかな、
そうだよね、悪いことは何もないよね。


なんて、顔には笑顔を浮かべているくせに、
頭の中ではぐるぐる考えて。
それでもやっぱり、聞けないでいたんだけど。]
 
(584) 2022/10/24(Mon) 4:52:45

【人】 工藤 彩葉

 

  
──────── え、



          [その言葉を聞いて。>>522
          喉に詰まったような声が出た。]

 
(585) 2022/10/24(Mon) 4:52:48

【人】 工藤 彩葉

 
[少し、青ざめていたかもしれない。
月明りの下じゃ、わからない程度だったと思うけど。

続けられた声、その言葉を嬉しいと思うのに。>>523
どこか、上滑りして行くような感触があった。

それはかなちゃんのせいじゃなくて。
私がずっと、うまく受け止められていないせいで。]



 …私のこと、友達って言ってくれるんだね。
 私はうまく言えなかったのに。
 いつも、いつも……


[やっと形になったのは、返事と言えないような言葉。


自分の声が少し掠れているのに気付いたら、
この場にいるのは私たち二人だけじゃないって、
そのことをようやく思い出した。]
 
(586) 2022/10/24(Mon) 4:52:50

【人】 工藤 彩葉

 

 ……かなちゃん。私も、
 話したかったことがあるの。

 …その、少し、二人で。
 聞いてくれるかな。


[ちょっと、言いにくい話だから。

ちらりと周りを見て、
のけ者にするつもりじゃないんだけど
ごめんねって、申し訳なさそうな視線を送り。

私はかなちゃんを、少し離れた場所に
引っ張って行った。
完全に聞こえない場所じゃなかっただろうけど、
こう、気持ちの問題だから。]

 
(587) 2022/10/24(Mon) 4:52:53

【人】 工藤 彩葉

 
[まず、私はかなちゃんに、中学時代の話をした。

事情は違うけど、かなちゃんと同じようなきっかけで
仲良くしてた
つもりだった
同級生がいたこと。

荷物とか、プリント届けたりとか。
お昼を一緒に食べた回数は、
多分かなちゃんよりも多かった。
だって先生に頼まれてたから


彼女は見えないところでいじめられていて。
だんだん、保健室登校の日が多くなって。

なんでも言ってね、友達でしょ、って
そう言ってみたけど、答えはなくて。
もしかしたら、私も安心していたのかもしれない。
だって、私に何ができるかわからなかった。


その関係を、私は
傲慢にも
友達と呼んでいたけど。
彼女にとってはそうじゃなかった。
私の『一番』は他にいて、
そうじゃない友達だって、何人もいて。
彼女には、――――……


…やっぱり事情は違うけど、彼女は最後、
今のかなちゃんのように学校をやめると言った。

そんな、面白くもない話。]
 
(588) 2022/10/24(Mon) 4:52:56

【人】 工藤 彩葉

 

 それで、言われたの。
 私のしてきたこと…全部、何もかも、
 最初から気に入らなかったって。
 本当はずっと、私のことが嫌いだったって。

 ――かなちゃんをね、
 その子と重ねて見てたわけじゃない。
 そんなつもり、全然なかったのに。

 …でも、気付いたら、
 あの時のこと思い出しちゃって…私……

 
(589) 2022/10/24(Mon) 4:52:59

【人】 工藤 彩葉

 

 …………かなちゃんは、
 私のこと嫌じゃなかった?

 嫌に、ならなかった? 今、話していて、


[ずっと言えなかった理由はこれだった。


お前なんか友達じゃないって、
そんな資格はないんだって、
いつか言われるんじゃないか。
いつも考えてしまって。


だから、これ以上近付けなかった。


でもこの先に進むなら、言わなくちゃいけない。
掠れた声がこんなふうに、震えてしまっても。]
 
(590) 2022/10/24(Mon) 4:53:01

【人】 工藤 彩葉

 

 もし、嫌じゃなかったら……

 私も、かなちゃんのことが好きだから。

 こちらこそ、これからも。
 友達でいてください。


[幽霊じゃなくて友達に叶えてほしい
願い事をひとつ、かなちゃんへ。]

 
(591) 2022/10/24(Mon) 4:53:04

【人】 工藤 彩葉

 
[…かなちゃんが頷いてくれたなら。
私は緊張で詰めていた息を吐きだして、
情けない顔で笑いながら、
それでもありがとうって言ったと思う。

グループ以外の連絡先も交換しようね。
くだらない話でいいから、いくらでも話をしよう。


それで私は、こう言うの。]


 …かなちゃん、今度、
 調子のいい時に。

 一緒にカラオケに行こうよ。
 それで私、ユメリンの曲覚えてくるから、

 かなちゃんと一緒に、歌いたいな。
 ……駄目?


[かなちゃんの方が、知らなくても。
私はかなちゃんの歌声を知っているから。>>527
その時がきたら、私もかなちゃんの声が好きなこと、
あらためて伝えられるかな。

え?もしかして、配信されてないとかあります?
そこに持ち込み音源がありますよね]

 
(592) 2022/10/24(Mon) 4:53:07

【人】 工藤 彩葉

 
[私の話は、これでおしまい。
引っ張ってきちゃってごめんねと言いつつ
元の場所に戻ったのは、
かなちゃんの願い事を聞く前だったかな。>>526

ユメリンみたいになりたいと、
その声が確かに届いたら。>>528]


 うん、応援してる。

 かなちゃんならきっと、
 夢の向こうにも手が届くって信じているから。


[お辞儀するかなちゃんに微笑んで。
私ははっきりと、そう伝えよう。]**
 
(593) 2022/10/24(Mon) 4:53:11

【人】 工藤 彩葉

 
― Stand by me ―

[月明りの下で、俯いた私の目には
千葉くんの手の動きがしっかり見えていて。>>582

照れ隠しの必要は全くなかったと思う。
そんなことしなくても、私は顔を上げられなかったし
隠し事を暴く余裕なんてちっともなかったの、
千葉くんも気付かなくていいからね。

ただ、触れた手を握り返した。
その感触が、楽器と触れ合った時間の長さを物語る。
私の手からは真逆のことが伝わってるんだろうなと、
そう思えば恥ずかしさが別種のもので上書きされて。
急に感じた、秋の夜長と思えないような暑さも
いくらか和らいだ気がした。

千葉くんが何も言わないから、
私も何も言わず。

多分、言えなかっただけなんだけど


昨日より話し声も少ない、暗い帰り道なのに
今日はあんまり驚かないんだね、
なんて頭の中では考えていた。]
 
(834) 2022/10/24(Mon) 23:22:20

【人】 工藤 彩葉

 
[なんで?って思っても>>548
聞かなかったのは、
私も同じ理由だったのかもしれない。>>578

それに気付いたのは、
あるいは考え始めたのは、

この夜がきっかけだったんだと思う。]
 
(835) 2022/10/24(Mon) 23:22:23

【人】 工藤 彩葉

 

 私、この手が
好き
だな。すごく。


[それを伝えられたのは、
やっぱりまだ先の話になったんだけど。]
 
(836) 2022/10/24(Mon) 23:22:26

【人】 工藤 彩葉

 
[思えばその感触を知る前から、私はずっと、
千葉くんの指先を目で追っていた。>>0:460

だからかな?千葉くんが意外と気にしてた
表情の、硬さ?…ではないかもしれないけど、
そっちは全然気にならなかったの。

なんて、今は案外、
笑顔が可愛いんだってことも知ってるんだけど。
言ったら見せてくれなくなるかもしれないから
今のところ、教えてあげるつもりはなかった。

でも、笑顔が見たいなって思うのは。
つまり、そういうことなんだろうなって、
私はもうわかっている。]
 
(837) 2022/10/24(Mon) 23:22:29

【人】 工藤 彩葉

 
[さて、互いの指先の感触を知ったところで、
私がその差について思い知ることになったのは
数か月も経ったころだったかな。]


 千葉くん、どうしよう
 指が痛くて練習が捗らないの……


[どこからどう見ても泣き言なんだけど、
千葉くんならこれで、私が真面目にやってるってこと
わかってくれると信じてるから。

冬の乾燥が私に追い打ちをかけたに違いない]

 
(838) 2022/10/24(Mon) 23:22:32

【人】 工藤 彩葉

 
[そうは言っても、勉強はしっかりしてたし。
複数の誰かさんとも一緒に試験勉強とか
休み中の課題、こなしたりしたかもね。
頑張ろうね


自分の部活も、ちゃんとやっていた。
そういえばユメリンの曲、ついに私も買っちゃった。
それから、前より少し、ロックバンドの曲を
流す機会が増えたかもしれない。


でも息抜きだって大事だから。
いろんな人と、いろんな所へ
遊びに行ったりもしていただろう。
クリスマスパーティーみんなでやらない?
って言ってみたりとか。
補習がなかったらね

お正月も、今度は神社に願掛けに行ってみる?
バレンタインは深く考えず、友チョコ交換しようって
言ってしまって、あとで後悔したかもしれない…
料理上手な友達がいたら、私だって手を抜けないし
すごく頑張って手作りしたと思う。
誰かさんにもお裾分けするね。まだそういう名目。]

 
(839) 2022/10/24(Mon) 23:22:35

【人】 工藤 彩葉

 
[おじいちゃんとの約束を果たせたのは、
三年生になってからだった。

演奏難易度のこともあるけど、
せっかく覚えたんだからって、弾き語りにして。

直接会いに行くのはやっぱり難しくて、
画面越しにはなってしまったけど。
それに意味がないとは思わない。

もちろんそれまでの間、
千葉くんには練習を見てもらっていたから。
『 Let It Be 』は聴き飽きちゃったかもしれないね?

いろんなこと、千葉くんにはもう話していた。>>581
でも終わったあとに、私が伝えたのは]


 おじいちゃん、すごく喜んでくれたよ。
 大好きな曲なんだって。

 千葉くんのおかげだね。本当にありがとう。


[それだけ。それで十分だった。
私にとっても、十分だった。]

 
(840) 2022/10/24(Mon) 23:22:38

【人】 工藤 彩葉

 
[お別れの時がやってきたのは、
それよりもう少し後。

うちの両親は、今は学業に専念すべきって方針で
高校生の間アルバイトは禁止されていたから。
大学に進学したらバイトしてお金を貯めて、
イギリスに会いに行きたいな。
なんて未来の話をしていた矢先のこと。

再び、風邪をこじらせての肺炎で
心の準備している暇もなくて、あっという間だった。

本格的に受験シーズンを迎える前だったのは、
私にとって、幸いだったんだと思う。

家族全員は無理だったけど。かろうじて、
お母さんと私だけは駆け付けることができた。
最期の時の準備を、両親はすでにしていたのだった。]
 
(841) 2022/10/24(Mon) 23:22:41

【人】 工藤 彩葉

 
[幽霊に会いに行ったあの日。
本当はもう一つ、選択肢があった。>>291
孫も、実の娘のことも忘れてしまったおじいちゃん。
でも、おばあちゃんのことだけは忘れなかったから。
このまま一生、最期のその瞬間まで
おばあちゃんのことを覚えていてくれますように。
二人が幸せに暮らせますように。

でも私はそれを選ばなかった。

「私の顔はすっかり忘れたくせに、
 ママのことは時々思い出すんだから、
 愛妻家っていうか何ていうか。」

なんて、笑って言ったお母さん。
もし私が願っていたら、その『時々』を
なくすことができたのだろうけど。
その言葉に、私は笑って頷けなったかもしれない。
代償ってやっぱり、そういうことなんだろう。

結果論になってしまうけど、
私はこれでよかったんだと、心から思っている。
思えている。


でも、もしおじいちゃんが何もかも忘れてしまって、
おばあちゃんやお母さんが悲しんでいても、
私はあの日の選択を後悔しない。
そういう覚悟はちゃんと持っていたつもり。]

 
(842) 2022/10/24(Mon) 23:22:44

【人】 工藤 彩葉

 
[日本に帰ってくるまで、不思議と涙は出なかった。
おじいちゃんの死に顔が安らかだったからかな。

少しの間、学校を休むことになったから
友達にはちゃんと理由を伝えていた。
次に登校したのは週明けのこと。
私はちゃんと笑えていたから、
心配はかけなかったと思う。

でもその前の週末に、私はまたギターを取り出して。
家族のいる家で弾く気にはなれなかったから、
天気のいい日に練習に使っていた河川敷に行って
私はもう一度、あの曲を奏でた。]


 Let it be, let it be
 Let it be, let it be

 Yeah, there will be an answer

 Let it be ... ふっ…… う


[どうしてかな。急に泣けてきて。
歌にはそういう力があるのかもしれないね。
思い出も涙も、全部、
私にとって必要なことだったんだろう。
だから、本当にありがとう。]

 
(843) 2022/10/24(Mon) 23:22:46

【人】 工藤 彩葉

 
[千葉くんの好きな曲を聞いたのは、>>637
気持ちを切り替えた後のことになったかな。
お互いの進路も決まる頃だったかもしれない。]


 あ、その曲も知ってる。
 映画も観たよ、スタンド・バイ・ミー。


[その曲も、っていうのは
『 Let It Be 』の件もあったけど。

千葉くんの好きな曲、今は色々知っていたし>>1:549
なんなら、私もたくさん聴いていたから。
ギター演奏の参考にしたいから色々教えて、
って言ったのは信じてもらえてたんだったかな


だから、千葉くんが普段、
どんな曲を好んで聴くのか私は知っていて。

その歌が単純に、好みだけで選ばれたんじゃないと
わかってしまって。

さすがにね、このくらい続けてると
千葉くんが練習したのかどうかも気付けるし。]
 
(844) 2022/10/24(Mon) 23:22:50

【人】 工藤 彩葉

 

 ……ありがとう。


[お手本を聴き終わって口にした一言には、
たくさんの想いを込めて。

でもそうだね、私もあの月明りを思い浮かべていた。]

 
(845) 2022/10/24(Mon) 23:22:53

【人】 工藤 彩葉

 
[その曲を私が歌って、奏でた日。
私たちの関係は、何か変わっていたかな。]


 それじゃ、聴いてください。
 ……やっぱりちょっと、恥ずかしいな。

 一緒に歌ってくれてもいいんだよ?


[なんて笑いながら。

もう『お礼』という名目も、
必要なくなっていたかもしれないね。]
 
(846) 2022/10/24(Mon) 23:22:56

【人】 工藤 彩葉

 

And darlin', darlin'


(その言葉はもうきっと言えていた>>836


Stand by me, oh stand by me


(少なくとも、とっくに友達と呼んでいた)


Oh stand now


(だからこう呼びかけてみたの 郁也くん)


Stand by me, stand by me


(恥ずかしくて死んじゃいそうだから一時保留)


 
(847) 2022/10/24(Mon) 23:23:24

【人】 工藤 彩葉

 

Whenever you're in trouble


(喧嘩をした日もあったかな)


Won't you stand by me


(それでもまた会いたくて)


Oh stand by me


(教本はもらうんじゃなくて、ずっと借りておくね)


Oh won't you stand now


(返す日は来なくていいと、そう思ってるから)


 
(848) 2022/10/24(Mon) 23:23:28

【人】 工藤 彩葉

 

Oh stand


私もそばにいたい



Stand by me...


そばにいてほしいです。
あなたに、ずっと。


 
(849) 2022/10/24(Mon) 23:23:31

【人】 工藤 彩葉

 

…………おしまい。 それで、感想は? **


 
(850) 2022/10/24(Mon) 23:23:34