人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 部隊長 シュゼット

[―――さて。
僕がルークの顔の痣に気づいた後は大変だった。
僕は自分は強い痛みを感じることがほぼ無いのに
他の人が痛そうにしていると、
見ていられない気持ちになってしまう。

>>143ここに居ない、名前もまだわからない相手を
できることなら、この義手でぶんなぐってやりたい気分だ。]

  苦い薬と、おさらば……?
  そんなこと、その状態で言うか!?
  
  あぁ、ごめん。僕が、早く気づいてれば、
  『検査』があったから、冷やせなかったんだろ、
  いや、…もっと早く来れてれば、
  殴られる前に、止められたのに……!

[思わず声が大きくなって、ここに居ない相手への怒りと
ルークへの心配を混ぜこぜにして。
氷を持ってくれば、眉を下げて泣きそうな顔でおろおろ。
もし、何故心配するのかと不思議そうにするなら、
こう言うだろう。

――確かに、ルークは僕に苦い薬を出すけれど
   無理をさせたり、強引な治療は絶対しないから。
   いつも世話になっているんだ。
   心配しないなんて、ありえないよ。

……と。ここにいない誰かへの怒りの残る語調で。]
(217) 2020/05/19(Tue) 23:40:28


  『私はとても良い子です
   まだ椅子に座って音を聞いています

   ここはたくさんの音があって
   楽しいところと思います


   でも、穂村がいないのは
   ちょっと寂しいくて怖いですので
   なるべく早く帰ってきてください』

 

【人】 部隊長 シュゼット

― 外壁の外へ ―

[今日の『検査』が終わった今。
僕は外壁の『外』に、ルークと共に向かっている。

今日の検査はつつがなく終わって。
今日寝る前に飲むよう処方された薬も、
昨日よりはだいぶ量も種類も少なかった。
薬を減らしてもらえたことについては
素直に「副作用が減るのは嬉しい」と伝えた。
できれば検査は毎回ルークがいいとも思ったけど
それは僕が希望しても叶うものではないので、黙っておく。

次の見張り当番は明日の夜だったし、
今日これから何もないのは本当だったから、
彼の頼みについては、一つ返事で頷いた。
次に天から怪物が降ってくるまでには時間があるが、
この辺りは少ないとはいえ、周辺には野生生物も居るのだ。
外壁の外に行くなら、護衛は必要である。
武器の大剣を背中に背負って、同行しただろう。

(護衛の意味もあったが。殴られて平然としている彼は、
 とても危なっかしく見えてしまって。
 一人で外に行かせるのは、とてもできなかった。)]
(229) 2020/05/20(Wed) 0:28:19

【人】 部隊長 シュゼット

[まさか、ルークが同じようにしているとは思わずに。
外に出て、周囲を見回し、天を見上げた時には、
つい、草花の放つ輝きを目で追ってしまったりして。

……彼が歩き始めたのに気づけばすぐに、後を追った。
普通に歩けば僕の方が歩幅が広く早そうだったから
ランタンを手に持ち、彼に合わせてゆっくりと歩く。]

  残しているもの、……通信機、
  …………うん。何度あったか、数えてないけど。
  今までのは全部、解析を進めてるとは、聞いてるよ。
  
[ゆっくりと歩く僕たちの周囲では
青や赤、黄色など、色取り取りの淡い輝きがある。
頭上高くには大きな『月』が、昼間の『太陽』よりも
遥かに控えめに、黄色く輝いていた。

周囲を警戒しながら歩くけれど、
幸い、危険そうな獣はいなくて。
植物の影で小動物が寝ていたりするぐらい。

普段は、解析結果は文書に纏められて
軍内部で順番に回ってくるから
こうして、解析に関わった者から、
直接見解を聞くことが出来るのは稀なことで。
危険がないかにだけ気を払いながらも、
僕は、ルークの言葉に耳を傾けていた。]
(230) 2020/05/20(Wed) 0:29:26

【人】 部隊長 シュゼット

  あぁ。それは、僕も聞いている。
  なんで爆発したかまでは、伝わって無かったけど……
  あれは、機械の怪物が、原因だったのか。

[原因については、あり得る話だと思った。
あれだけ銃器を積んでいる機械の塊だ。
取り扱いを一歩間違えば、爆発するようなものだって
もしかしたらあるかもしれない―――と。]
(231) 2020/05/20(Wed) 0:33:12

【人】 部隊長 シュゼット

[でも、ルークが語るのは、僕の予想とは違う話で。
>>146驚いて、彼の方を見ただろう。]

  遠隔で……爆破された、と?
  でも、そうだ。
  怪物……機獣と呼べばいいか。
  機獣を操作する者がどこかにいるなら、
  あり得ない話では……無いと思う。

[ふむ、と考えながら進んでいれば。
いつの間にか、同じペースで歩いていたはずが、
彼は数歩後ろで立ち止まってしまっていた。
何かに耐えるように、顔を顰めている。

殴られた痕が痛むのだろうか。
それとも、何か、辛いことがあったのだろうか。
どう声をかけようか、悩んで。
力には自信があるからおぶっていこうかと
そう声をかける案を思いついたが一瞬で却下する。

何事もなかったかのように歩き始めてほっとしたが、
心配の種が自分の胸に芽生え、ざわついてしまう。
元気づける……とは違うかもしれないけれど、
彼に何かできないか、とまた考えながら、
>>147先になんていかない、との意で、首を振る。]
(232) 2020/05/20(Wed) 0:34:19

【人】 部隊長 シュゼット

  ルークの話を聞きながら行くのは、楽しいし。
  僕は、急ぐ性格じゃあ、無いから。
  
  うん、……そういうこと、なら。
  四つ足が、大きく破損したのはあっちだ。
  
[襲撃の当日に、戦った場所ならよく覚えている。
何か遺されているとすれば、大破の際に飛び散った破片に
含まれている可能性が高いと思った。

僕は、あっち。と、ランタンをその方向へ掲げて。
付かず離れずの距離を先導して歩く。

―――そうだ。と、一つ思いつき。
一緒に来ていたペンギンの方を見て、
もしその子と目が合えば、
ポケットから包みを取り出し、口元を緩めた。
>>142本当は、診察が終わった後に一緒に、と思ったけど
色々あって、そんな余裕はなくなってしまっていたから。
確か、ペンギン君もまだ食べずに持っているはずで。]
(233) 2020/05/20(Wed) 0:35:57

【人】 部隊長 シュゼット

[その紫の包みを、ルークの方へと軽く放り投げる。]

  甘いもの、頭を動かすにもいいらしいよ。
  体を動かすエネルギーにも、なるから。
  
  探し始める前に、皆で食べないか?

[ルークの手元には、紫色の飴玉が一つ。
味は勿論、ペンギンに上げたのと同じブドウ味だ。
甘すぎず、それでいて癖になる美味しさの飴。
今回、基地の売店に久しぶりに入荷していて、
数個手に入れるのにも苦労したのだ。

入手した四個の内一個は見張りの時に食べてしまったから
残りはここにある三個だけ。
僕は最後にポケットに残った自分の分を口へ入れると。
へらりと笑って、言ったのだった。]

  最初から、今日は三つ持ってきてた。
  だからそれは、ルークの分だ。
  
[周囲を探すと言うなら、本来夜行性である兎の
夜によく利く赤眼は役に立つはずだ。]**
(234) 2020/05/20(Wed) 0:39:18
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a22) 2020/05/20(Wed) 0:41:50



 『いいこなのは何より
  ユージンが楽しそうでよかった
  連れて来た甲斐があったよ

  そろそろ、そっちに戻るな』

 



 『一番手前の部屋でチェロ弾いてるのが
  さっき話してたウチのクラスのヤンさん

  フルネームは「楊文里」っていって
  「提督」と「ミラクル」が仇名だけど

  絶対にフルネームをいっちゃやばい
  絶対にフルネームをいったらやばい

  それだけは、忘れないように』

 

【人】 部隊長 シュゼット

>>242ルークの言うことがわからなくて
僕はこてりと首を傾げる。]

  うー、ん。
  そぶりを見せるも、なにも。
  嫌に思う理由が、無いし。
  苦い薬も……あれで治らないなら、そう思うかもだけど。
  
  元々、非番の今日は。
  『検査』の後、散歩に行こうと思ってたんだ。

>>0:18ルークの噂も知っていれば、
>>0:20普段の様子だって、見たこともある。
>>0:157確かに、逃げようとすることもあったけど
それは、苦い薬が嫌いだからと言う理由があるのであって。
その日に他の軍医が当直だったとしても、
まず僕は、逃げようとしただろう。

助けてくれたという恩があるとはいえ、
僕が苦手意識を持っている人物は、総司令ぐらいだった。
総司令はいつも、記憶が戻ればいいと微笑みながら言うが
色のついたレンズの奥にある目が、たまに見えた時。
僕を見る目は、いつも冷ややかな色をしているから。]
(292) 2020/05/20(Wed) 20:14:45

【人】 部隊長 シュゼット

  ……僕は、ルークの方が変わってると思うけど。
  人がにがにがに苦しんでるのを、楽しむなんて。

[ぷすっと息を吐いて、笑うルークをジト目で見る。
どこか、作った笑顔のような微笑みに。
揶揄われてるような気持ちになりかけた。
でも、……彼の言葉に裏はないように思えたから。
その言葉の意味を、なんとなく考えた。]
(293) 2020/05/20(Wed) 20:15:26

【人】 部隊長 シュゼット

["僕"が変わっているのは、良いとして
それは、いつからのことなのだろう。
今まで記憶を取り戻す『検査』を受け続けても
その後のことは全く考えたことはなくって。
思いついたことをそのまま、口に出してしまう。]

  でも。記憶を取り戻せたら……
  変わってる僕は、少しは、マトモになるかも。

[記憶を無くす前の自分を思い出してしまったら
彼の言う"変わっている"僕ではなくなってしまうかも。
そうしたら、こんな風に話すこともなくなってしまって
全然違う性格になって。考え方も全て変わってしまって。

―――過去の記憶に押し流されるようにして、
  今の僕が全てなくなるような想像をしたときに。
ぞっとして、頬が強張り。首を振って。
ルークへ見せたのはいつもの緩い笑顔ではなく、
怯えを残した硬い笑顔を。]
(294) 2020/05/20(Wed) 20:16:01

【人】 部隊長 シュゼット

  ……ごめん。変なことを言った。

[ふいとルークから顔を逸らして。
さあ行こうか、と先へ。]
[記憶は戻れば皆喜ぶだろうと。
今まで僕は、そんな風にしか考えてなかった。

……いや、違う。
考えそうになったことは、今まで何度もあった。
でも、いつも途中で恐ろしくなってしまって。
今みたいに、考えたことごと忘れようとしてきたんだ。]
(295) 2020/05/20(Wed) 20:16:17

【人】 部隊長 シュゼット

>>245見えた表情に思わず目を見張る。
さっき見た>>242笑みとは全然違う。
それは自然で、柔らかい微笑みで。
思わず、横に居たペンギンと顔を見合わせた。

受け取ってもらえないかもと思ってた。
本当は、受け取って、口に入れてくれただけでも
僕の好きな"甘い物"を、いつも苦いものばかり寄越す彼に
食べさせて、美味しさを知ってもらうことができただけで
 本当に、"甘い"と感じているかどうかなど
 僕にとってはその味は当たり前で、考えもしなかった。

僕は嬉しくて。それだけで満足だったのに。

作り笑いしかできないと思っていたが
それは失礼な考えだったと、漸く気付く。]

  だろう?
  次は、こういう味を頼むよ。

[また、次も苦い薬なんだろうと思いつつも。
ふいに見てしまったルークの表情にどきりとしたのを
隠してしまいたい気になった結果、返事は冗談交じりに。
そうして僕は、彼と同じようにして微笑んだ。]
(296) 2020/05/20(Wed) 20:24:27

【人】 部隊長 シュゼット

[かつては人々の住む地区でもあったここは
度重なる戦闘のせいで今は全てが使い物にならない状態。
壁一枚だけが残って居る家や、
屋内に置かれていた家具なども壊れ、
骨組みがむき出しの状態で転がっている。
現場に着けばあたりを見渡して、
落ちている木箱をブーツの先でつついた。]

  箱のようなもの……か。
  箱ならそこに、木箱が落ちてる。
  ……怪物のなら、金属製か。

>>243形は教えて貰ってはいたが、
物が多いこの場所で見つけられる自信は無かった。

自信が無かった、はずなのに。
ずきり、と。目の奥。頭の中が痛む。
何の痛みだろう。薬の後遺症だろうか。
予想外のタイミングの痛みに僅かに眉を寄せつつも、
いつものようにやり過ごそうとしたとき、だ。]
(297) 2020/05/20(Wed) 20:25:25

【人】 部隊長 シュゼット

  ぅ、…………

[ ―――、………、―――

 視界が、ブレていく。]
(298) 2020/05/20(Wed) 20:26:09

【人】 部隊長 シュゼット

["僕"が知らないはずの光景が見える。

どこか明るい研究所のような、工場のような場所。
誰かが僕に見せてくれた、設計図。
この間の四つ足と全く同じではないけれど
それと似たようなモデルの設計図面には、
様々な装備の装着箇所も書いてあって
四角い箱のようなものが、確かにその中に。

―――コアの場所と武器を装着させてる場所は
 必ず覚えておけ。あとはこの四角い機械も、大事だ。
 
そんな声が、どこかから、聞こえる。]
(299) 2020/05/20(Wed) 20:28:56

【人】 部隊長 シュゼット

[それはものの数秒の間のことだった。
夢を見ているようにぼんやりと視線を彷徨わせ。
機獣が大破した場所のある地点から飛び散った物を追うように
遥か高くを見上げた目線は、地面へと個を描く。]

  四角い、金属……あの怪物の作りなら、きっと

[そうして、僕は、無意識にそう呟くと、歩き始める。
たどり着いたのは、怪物から少し離れた瓦礫片の影だった。

  うん。あった。

[ルークが言っていた通りのものを見つければ
それまでの表情のない顔に瞬時に色が宿り。
それを彼に見えるように持ち上げ、笑った。
その時にはもう、僕の様子はいつも通り。
少し前の僕の様子や、見えたことなどは
綺麗に、記憶の彼方に忘れ去った状態で。]

  簡単に見つかってよかった。
  手がかりも少ないし、みつからないかと思ったよ。

[ルークの探し物がすぐ見つかってよかった。
"すぐ見つかったのは、運がよかったから―――"
そう思い込んだまま。]*
(300) 2020/05/20(Wed) 20:32:08
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a27) 2020/05/20(Wed) 20:34:51

【人】 部隊長 シュゼット

>>319兎から返る返事は無い。
肩に置かれた手を振り払うことはなかったが
それらに気を払うこともなく、ゆらりと歩き出す。]

  通信機は、攻撃されにくい場所に……
  背中の後ろ。そこから、飛んだはずだ。

>>320ルークの方を振り返ることなくそれだけを返し。
上を見上げる兎の赤い瞳は、
まるで、そこにいた四つ足の機獣の姿を視ているようで
誰も知るはずのなければ予測などできようがない
通信機の装備場所を目線で指した。

目的地までたどり着けば、すぐに。
目的の機械をみつけることができただろう。

ただ。>>317みつけた、からといって。
突然その機械を使うなんてことはせずに。
見つける、という役目を終えた後
何をすればいいかわからないような様子で
両手に抱え込んだ機械を、じっと見つめた後に。
振り返った時には、元通りの兎に戻っていたのだった。]
(348) 2020/05/20(Wed) 23:49:36

【人】 部隊長 シュゼット

>>321少し探しただけで見つけることができたのに
ルークは思ったより、嬉しそうじゃなかった。
喜ぶ言葉が聞けるかと思ってたから、
僕を心配するばかりの言葉に、きょとりと。]

  ……え?
  確かに少し、頭痛がした気がしたけど
  多分、薬の副作用だと思う。
  もう治ったから、大丈夫。
  
  でも……妙だったな。
  いつもの副作用なら、ずっと痛いのに。

[今はもう頭は痛くない。それに、
"適当に探しに行った先に運よく通信機があった"のだから、
時間をかけずに見つけられたと喜んでくれてもいいのに。]
(349) 2020/05/20(Wed) 23:50:34

【人】 部隊長 シュゼット

[ただ副作用で頭痛が起きたにしては、
どうも、ルークの様子が妙だ。
しまいには通信機を一人で持ち帰ると言い出す始末。]

  ルーク?……何か、変だ。
  僕の副作用は、いつものこと。
  だから、そんな心配しなくても……
  
[彼を宥めようとしても、僕が持つと言って聞かない。
帰ったら休むといい、なんて言われても。
今はもう頭痛もないのだから、いいじゃないか。

ペンギンも説得に加わってもらおうとそっちを見ると
何故か、この子もルークの味方のようで。
一緒になって、通信機へと手を伸ばしている。]
  
  って、待って、って!
  これ、重いから……!!あっ!!
  
[そうやって二人が無理やり持とうとするから、
持たせるつもりは無かったのに、手を放してしまう。]
(350) 2020/05/20(Wed) 23:51:49

【人】 部隊長 シュゼット

[……その瞬間。箱はずしんと地面へ落ちた。
持ち運びする用らしい取手に手をかけたまま
ルークは動かなくなっている。

…いや。よく見たら、持ち上げようと頑張っているようだ。
顔を赤くして、うーーん、と。力を入れて。
ペンギンも一緒になって頑張っていたけど
どう頑張っても無理そうだったので
僕はやれやれと息を吐いて、手を伸ばす。]

  言わんこっちゃない。
  荷運びぐらい、任せてよ。
  
[落として壊したりしないように両手でしっかり持つ。
ルーク達から見たら、軽々持ち上げたように見えただろう。
(実際、普段大剣を振り回したりしてる僕にとっては
 このぐらいどうってことないのだが。)

>>145"勝手に探しに行こうと思って"なんて言ってたから
このことが上に知られてもいいのか僕には判断がつかず
他の研究員も使う研究施設と、
ルークが個人で使っているような私室と
持ち帰るとしてどこに運べばいいか尋ねて。
言われた先へと足は向かう。]
(351) 2020/05/20(Wed) 23:53:54

【人】 部隊長 シュゼット

>>322ここまで素直に礼を言われてしまうと、
どう返していいやら反応に困ってしまう。
今までの彼とは違う一面を見て、嬉しいやら、戸惑うやら。]

  ……まだよく、わからないけど。

[持っている通信機と、ルークとを交互に見て。]

  さっき、通信機を持つって言ったの、
  心配して、くれたんだろう。
  義手の忠告をくれたのも、そうだ。

[彼の言葉を、思い返す。
声をかけるだけじゃなく、重い通信機を一人で
持って帰ろうとするなんて。
だからあれは、本気の心配だったのだろう。
でも、ただの頭痛ではないなら、なんだろうか。
……僕には、それが、わからない。

>>321義手についての忠告を聞いた時には
こればかりは自分が悪いから、
目を逸らして俯きがちに、ごにょごにょと。
「でも……僕は、ここの皆を、守りたい、から……」
と。いくら忠告を受けたとしても、
それが自分を心配しての言葉だろうと思ったとしても
"義手砲をもう使わない"とは、言わなかった。

……でも。他の軍医が絶対に言わないような
義手を使うなという忠告を僕にくれたことは
大事に、覚えておこうと思ったんだ。]
(353) 2020/05/20(Wed) 23:56:48

【人】 部隊長 シュゼット

  だから。……僕からも。ありがとう。
  やっぱり、ルークは噂のような人じゃないと思う。

  何かあったらまた言って。
  僕も、あの機械の獣の正体、知りたいと思っているし。
  ルークの頼みなら、聞きたいと思うから。

[ルークじゃなくても、僕は誰の頼みでも聞くのだろうか。
そう自問自答して、あり得ない考えに笑った。
ルークは、>>242"一緒に来てくれるのは君ぐらい"と言ったけど
僕だって、誰彼構わずここまで協力するわけじゃない。

……もし、ルーク以外の軍医に頼まれていたら?
その時は色々と理由をつけて、断っていた気がする。
"次の襲撃までにあの兎はちゃんと使えるまで回復するのか"なんて
軍の会議では、僕をモノのように扱う上官も居ると聞く。
そんな人に頼まれたとしても、僕は気乗りはしなかっただろう。

僕は、きっと、誰に対しても親切というわけではない。
ルークの頼み"なら"と言ったのは
本当に……そのままの、意味だった。]
(361) 2020/05/21(Thu) 0:13:23

【人】 部隊長 シュゼット

[所定の場所まで通信機を運べば、
部屋を去る前に一つ思い出して。
もう中身のない甘い飴の包み紙を見せ、頬を緩める。]

  僕も、また近いうちに。
  ルークが居るときに、医務室に行くよ。

  『検査』の時か昼間になるかは、わからないけど。
  話していて、少し……
  確認したいことが、できたのと。
  >>315『お返し』が、楽しみだから。

[僕は、甘い物の話は聞き逃さないのだ。
……今度こそ本当に、甘い物が出てくるかも。
そんな期待だって、まだ捨てちゃいない。
ルークがいつも苦い薬ばかり寄越す理由も
>>312今まで再三言われて、今日もまたされた義手の話で、
僕もいい加減、気づいてきていたことだ。

だから。僕は、ルークの『お返し』は
きっと意地悪で嘘を言ったんじゃないと信じながら。
機嫌よく、自分の部屋へと戻っていった。

―――さっきの、妙な頭痛は
 この日は幸いにも、再発することはなかった。]*
(362) 2020/05/21(Thu) 0:14:27

【人】 部隊長 シュゼット

―通信機を運んだ次の日の夜:見張り台―

[ルークのおかげで、副作用も気にならない程度になり
見張り台へ上る足取りも、ここ最近では一番軽かった。

僕は、着いてすぐ引き出しを開けたかった。
でも……自分で言ったくせに、
タブレットが無くなっていたらどうしようと
考えてしまうのはそればかりで、
すぐに確認するのはとても無理だった。

まずは周辺確認をしてしまおうと。
外を見れば、今日も周囲は平和そうだ。
見回り隊が戻ってくるのがみえたから
ランタンを掲げて、手を振った。
向こうからも、ちかちかと光が揺れるのが見えて
僕はそれを見て、ランタンを机の上に置く。

さあ。確認も済んだし、報告を書かねば。
いざ。引き出しに手をかけたとき。
期待と不安で、ごくりと喉が鳴った。]

  ……あ、った…………!!

[引き出しの奥の方にあった赤い袋を見つけて。
思わず、一気に安心して、声が漏れる。
さっさとノートに報告を書き上げて。
取り出したタブレットのロックが外れて
画面が映るまでを、固唾を飲んで待つ。]
(373) 2020/05/21(Thu) 1:26:31

【人】 部隊長 シュゼット

[―――また、増えている。
僕は、食い入るように、最後までを読んだ。

……ずきり。と。
追伸の部分を呼んだ時、また、頭が痛む。
頭を押さえる。昨日みたいな痛み方だ。]

  遺失技術……
  僕は……
  一体、何を、忘れているんだろう

[日記と一緒に増えていた写真を表示させて
それを、外の景色に合わせるように掲げた。
繋げられた光はペンギンのような形をしていて
基地にはたくさんのペンギン型お手伝い端末がいるのに
僕は、医務室のあのペンギンを思い出す。
忘れてしまった過去ではなく、
この基地での経験に思いを馳せている時は
頭へ走る痛みも、弱まっていた。]
(374) 2020/05/21(Thu) 1:27:49

【人】 部隊長 シュゼット

["夢は記憶を整理するもの"
"遺失技術の応用"
僕には、色んな本を読み漁るような勤勉さは無い。
遺失技術についても、人から聞いたことしか知らない。
硝子を加工する技術についての話なんて、
どう考えても、今初めて聞いたことだった。

あんな、夢に見た景色は、知らない。
少なくとも―――"今の僕"の記憶には。無い。
どうしても、考えてしまうことはあった。
"今の僕"にないのなら……
"今ではない僕"になら、あるのだろうか。]
(375) 2020/05/21(Thu) 1:29:20

【人】 部隊長 シュゼット

[色々と考えてしまうことがあって
今日はもうメッセージへの返事だけにしようと思ったが。
また、普通ではない夢を見たばかりだったのを思い出し
誰かに聞いてもらいたくもあったから。
返事の前に。僕は今日の日記を、書き始めた。

途中―――"通信機"と書こうとしたところを
思い直して、"何か"と書き直す。

頭は、夢を思い出そうとすると何故か痛みを増した。
でも、僕に耐えられない痛みではなかったから、
"慣れ切っていた副作用の頭痛"とそう変わらないと
僕はそう決めつけて。日記を書き上げ。

タブレットを机の奥へとしまい込んだ後は
見張り台の壁に凭れかかり、ずるずるとしゃがみこむ。

夢について日記を書いてからずっと止まない
僕へ何かを訴える頭痛が煩わしく。
いつもなら無視できるのに、
頭を掻きむしりたい衝動に駆られて。
なんとか止めようと。頭痛が収まるまで。
昨日のルークとの出来事を何度も、思い返していた。]*
(380) 2020/05/21(Thu) 1:36:24
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a29) 2020/05/21(Thu) 1:55:58