180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い
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| ── 1day昼休み:千葉くんと ── 「 あれ ? もしかして心配してくれてた ? 」 挨拶を飛ばせば早々に 『 元気か? 』なんて聞いてくるものだから。 >>1:505 思わず小悪魔顔が発動しちゃった ─── けれど (4) 2022/10/17(Mon) 0:43:57 |
| 「 ありがとう、元気だよ 」 心配してくれる人を揶揄う状況でもないよね。 少し真面目なトーンでお礼を述べた。 (5) 2022/10/17(Mon) 0:44:00 |
| 「 そ、そうだよ …… 一気に食べると喉つまらせちゃうからね …… ほら、戦国時代とか水を入れて …… 」 紙皿に書いたのはベースではなくひょうたんだと 僕の脳内で決定されてから、 繰り広げられるのは無意味なひょうたんトーク >>1:505 願いがひとつ叶うのなら、 あの絵を無かった事にして欲しい。切実に。 「 うん、料理部に来たら分かるよ 今回はね ……挑戦なんだ 保健室の予約も済ましてる 」 もし本当に来ることがあれば ──── ディープ・フライド・バター、 バターを衣につけて揚げ、更にあんこを挟んだ 兵器と呼ぶに相応しいサンドが出で来るだろう。 絶対に完全栄養食じゃないけど、 >>1:506 なんとなく否定しなかった。 (6) 2022/10/17(Mon) 0:44:03 |
| 「 うーん …… 僕は、決まってると言えば決まってるんだけど それを叶えてもらうべきかで 迷ってるところかな あ、お菓子は関係ないからね。 」 突如降って湧いた、願いの行使権。 お菓子絡みの願いって思われてそうだから >>1:507 そっと言葉を添えておこう。 まだ決まってないという彼の答えに ゆっくりでいいと思うよ、と僕は緩く笑う。 深刻な願いほど、 早々に決まっているモノだと思うし。* (7) 2022/10/17(Mon) 0:44:06 |
| ── 1day早朝・体育館:壮真センパイと ── 彼の" 後悔 "は" 願い "では なんともならない、らしい。 >>1:579 彼が零す言葉の断片だけで 何があったのか、知る事は叶わない。 それでも分かる事と言えば ──── 「 好きなんですね、今でも バスケが。 」 知りたい。何があったのか。 どうして辞めなければならなかったのか。 (25) 2022/10/17(Mon) 2:21:12 |
| 「 センパイ ……… ? 」 >>1:583 僕が言った" パス "だなんて言葉の比喩だ。 だって彼が辞める時、 バスケのボールが触れなくなった ──── >>1:576 そう聞かされていたんだから。 「 ………… !! 」 彼がボールに触れ、その場から投げれば ゴールへと吸い込まれていった。 嘘でしょ 大きく目を見開いたままの僕が、視線を戻すと " あの頃 "の彼が其処にいた。キラキラ、と。 >>1:584 (26) 2022/10/17(Mon) 2:21:15 |
| 「 ついでに ……… 僕に負けた事も内緒にしてあげますね 」 特別講師をしてくれるらしい。 >>1:585 だったら転がったボールを拾いあげ、1対1。 つまり1on1に挑む。 (27) 2022/10/17(Mon) 2:21:18 |
| 思い残す事がなくなるか バスケへの未練が残るか 貴方と僕でみつけたのは ─── >>1:586 (28) 2022/10/17(Mon) 2:21:22 |
| 朝練にやって来た 他の部員たちの足音が聞こえる。 ゼーハーと息を切らしている僕に彼が告げた >>1:587 「 ……… ご指導、ありがとうございました。 だけど、センパイ…… ? センパイにだって、未来を選んで欲しいです。 この道しかないと決めつけないで >>1:579 別の道も切り開いてください。 突破するドリブル……今でも健在でしたよ 」 貴方にとっての最良を見つけて欲しい 不器用で頑固な先輩へ それが後輩からの願いです * (29) 2022/10/17(Mon) 2:21:25 |
| ── 1day休み時間:彩葉ちゃんと ── 正気に戻るまでの事は忘れよう。ね? >>1:600>>1:601 さて、僕たちは休み時間 さっそく" 願い "についての話をする事になった。 「 うーん、なるほど。 誰かのため ………か。 その発想はなかった、かも ……… 」 僕は、その場で少し見上げて考え事。 そこで『 待って 』といわれたものだから ピタリと息を止め動きを制止させた。 (53) 2022/10/17(Mon) 3:09:52 |
| ポケットでスマホが震え、再び彼女が話せば >>1:603 僕は止めていた息をはぁ、と吐いた。 「 あ、りょうかい! じゃあ席に戻るね 」 お腹を鳴らしたり限界化したり、 さすがに休み時間も終わるだろうから、僕は席へ (54) 2022/10/17(Mon) 3:09:56 |
| 僕の願いは、平和と言えば平和なんだろうか。 失うモノとの天秤で揺れる重みなんだから。 でも、ずっと思ってた。 ああ、駄目だな ──── 過去を振り返れば傾き、今を思えばまた逆に傾く。 改めて思うよ、3日は短い。 名前の呼び方。 こう呼びたい、こう呼ばれたい それだけでいいんじゃないかなって思う。 気にしない人は、本当に気にしないし 距離感を気にする人は 仲良くなれば欲が出て、言ってくるんじゃないかな 片方は右京さんだけど、片方は苗字呼びでも 全く距離感感じない刑事ドラマもあるし えっと何の話だっけ ** (55) 2022/10/17(Mon) 3:10:05 |
| (a7) 2022/10/17(Mon) 3:19:10 |
| ── 1day昼休み:千葉くんと ── 「 うん、待ってるね。 >>19 来なかったら、むしろ行くね。 」 揚げバターだけでも高カロリーなのに、 今回はそれに餡子を加え、 更にバンズで挟んでみようという ─── " なぜ誰も止めなかった企画第3弾 "。 ユメリンも言ってる。いつか夢の向こうに、って。 彼に最初に食べてもらって、 そこから量を調節しようだなんて考えてません。 (154) 2022/10/17(Mon) 20:16:36 |
| 「 叶えるにしても 叶えないにしても後悔しそうなんだよね …… 話す事で気が楽になるのはお互い様。 うん、千葉くんも大切に悩んで。 」 お前たちに3000兆円やろう、ふぉふぉふぉ って感じの幽霊だったら わーい!で済んだのに。 ある程度制限された" 願い "だなんて、ねえ。 (155) 2022/10/17(Mon) 20:16:39 |
| ( ── 千葉くん&叶冬ちゃんと ── ) 「 うん、快晴だね ! 」 千葉くんとそんな話をしていたところに 『 いいお天気ですね 』と現れたのは叶冬ちゃん。 >>1:618 『 そうだな、晴れてよかった 』と答える千葉くんに 歩調を合わせ、僕も頷く。 僕に向けられた言葉が耳に届けば >>1:620 「 あっ、あっ、いやほんと楽しみだよね!あの、そうあれ知ってる!?今回のMVお城を借り切って撮影しt ………… 」 あ、あぶない ────。 休み時間の二の舞になるところだった。はい、深呼吸。 ちょうど千葉くんも彼女にハンカチを差し出してる? 元々用があったみたいだし 彼女には、またメッセージ送るよと言い残して 2人に手を振り、僕は食堂へ向かおうかな。 出遅れちゃうと席取りが熾烈なんだよね。 * (156) 2022/10/17(Mon) 20:16:47 |
| ちなみに、千葉くんがバターサンドを食した後 保健室へ向かう姿を見て >>30 残された僕たちは 彼が食べた量の4分の1ずつにしました。 味は美味しかったね! * (157) 2022/10/17(Mon) 20:16:52 |
| ── 1day休み時間:彩葉ちゃんと ── 「 ……… あ、そうなの ? えっと、なんだっけ ……… あ、そうそう その発想ステキだね ! 」 『 待って 』に 呼吸停止は含まれてなかったらしい。 >>56 そして考え事をしたまま、待ってたモノだから。 席に戻る直前で思い出し、ひとこと加えた。 それから授業中、コッソリとスマホいじり。 先生の目を盗むなんて ──── 早弁とか、漫画読んだりとか トランプ占いしたりぐらいしかないから なんだか悪いコトしてるみたいで、少し楽しい。 (194) 2022/10/17(Mon) 21:45:50 |
| ── 2day・朝 ── 朝、4時半に目が覚める。 否、厳密には目を覚まさせる。 ユメリンの" 夢舞台(改) "が大音量で部屋に流れる。 顔を洗い、身だしなみを整え。 制服に袖を通す時間─── 1日で一番嫌いな時間だ。 そしてまだ家族が寝静まったままの5時。家を出る。 1日分の笑顔は、学校で全て使い切る。 だから笑顔は、まだない。 電車内で流れる景色を追うでもなく、ただ目を細め。 地元で誰も通いもしない、遠く離れた高校へ。 そして駅を降りた頃、胸のスマホが震える。 今日、最初の笑みが生まれた。 (219) 2022/10/17(Mon) 23:03:21 |
| 体面にしろ、メッセージにしろ 誰かと関わればようやく切り替わる ───── (220) 2022/10/17(Mon) 23:03:27 |
| それにしても ──── 彼女はそんなに禁断のバターサンド、 気になってたんだろうか。 確かに将来有望なベーシストをひとり 犠牲にしてしまう程の物体だけど。 惜しい人を 昨日はあれから絵音、彼女と話したのかな 気にはなるけど ─── きっと自分から聞く事は無い。 僕にできる事っていったら 笑顔をふりまくことぐらいだからさ。 傷つきたくないんだ 僕は誰も傷つけたくないんだ * (221) 2022/10/17(Mon) 23:03:30 |
| ── 回想:探索前 大地センパイ ── 「 脅かされたい、って言うか 脅かしてる様子を観察したい、って言うか …… 」 苦手そうなイメージだからこそ、見てみたい的な。 『 そういうのは気配でバレる 』 >>259 想像から遠からずな言葉に、僕も歯を覗かせた。 もし、彼が去年の文化祭がお化け屋敷で ニコニコ看板持って手を振る役だった事を聞いたなら 「 あー適材適所! 」って僕は笑顔を向けるだろう。 卑下でも何でもなく、最初にホッと安心させておいて 屋敷の中で驚かす ────最高の狼男では? がお (442) 2022/10/18(Tue) 22:13:31 |
| 「 そうです。 空腹が最大の調味料なように 食べたい時に食べる。 一日三食なんて最近できた文化です。 」 一緒に作ったバームクーヘンが美味しかったのは >>260 " 仲間 "で食べたからですよ、なんて。 口に出して言ってもらったら 僕は恥ずかしがらず全力の笑顔で言いますよ。 僕はそういう奴です。 (443) 2022/10/18(Tue) 22:13:34 |
| 「 アッ なんとなくついてきた勢だ! 囲め囲め! 」 願いがあるって白状したら 囲まれそうになったので。 >>261 僕も彼の言葉を真似て囲もうと。 この時はまだ、半信半疑どころか ピクニック気分だったから、 何も考えずキャッキャはしゃいでたかな。* (444) 2022/10/18(Tue) 22:13:37 |
| ── 1day休み時間:彩葉ちゃんと ── 『 そうかな? 』という言葉に >>264 僕は席へ戻りながら「 そうだよ 」と頷く。 また話しこむには踵を返さないといけないし、 間違いなく授業が始まっちゃうので。 早弁も漫画もトランプもダメなの?きいてないよ とはいえ、教科書を立てたり漫画に挟んだり 引き出しの中でトランプ広げたり 悪いって言う自覚はアリアリなんだけどね
さすがに後方からの対策はしてなかったから 彩葉ちゃんの席からなら見られてたかもね 「 えーっと、わかりません 」 先生に問題を当てられて、 最短かつスマートな返答をしてから。 きょろきょろ、と辺りを見回して再びスマホを手に取る。 (451) 2022/10/18(Tue) 22:42:38 |
| ── 1day昼休み:叶冬ちゃん ── 彼女が投げた挨拶は 僕に冷静さを失わせるのに充分だった。 >>1:620 僕、ちょっと過呼吸してたし。 だったらその新曲MVを一緒に観よう!と 誘ったのだけど。 来週の発表日は、彼女が登校できるか未確定らしい。 病院の予約日とかかな、と少し心配顔になるけど。 別の提案があったので、僕はすぐさま返信した。 (478) 2022/10/18(Tue) 23:29:46 |
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