人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XIII『死神』 タナトス

― 回想 ―


  わ。シンに見つかった。
  逃げろー


[ 逃げる気なんてまるでない。
  シンにもきっと伝わると思ってる。
  ……恐らく。

  シンが隣に並んで、
  訪れてしまった小さな終焉に
  同じように手を合わせてくれたからね。

  彼はいつまでも無邪気な少年のようだった。
  吹き抜ける風と同じような。]

  手を引いてくれるのはどうしてかな。
  俺も君も、
  そこそこお兄さんになったのだけれど?

  
 [ だとか言いながら。
  君に手を引かれるのは嫌いじゃないから、
  解かれるまでは多分引っ張られている。

  今更誰かがそれに違和感を覚えることもないだろう。
  ようは よくある光景ってことだよ。 ]
(36) 2022/12/14(Wed) 1:25:17

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 洋館につれてこられて 幾日。 
  死体のような姿から、人にもどれた。

  記憶が少し、曖昧だった。
  
  ただひとつ、鮮明なのは、
  殺されそうになった時のこと。
  

  魂が震える、恐怖する。
  俺と、    
わたし?

 
  


  ぼんやりとした意識のなか
  この屋敷のなかで、俺ははじめて
  誰かの声を聞いたんだ>>0:474


  ……シン、
  ヴェルト、


[ 魔術師と、世界の証持ち。
  初めて出会った 自分以外の証持ち。

  それ以前に
  俺にとっては初めての、友達。
(37) 2022/12/14(Wed) 1:26:46

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 明るい君の声は、
  かなり俺の救いになった。


  俺の始まりは君から。
  年頃も近い君のこと、
  俺も気安く感じているし

  もし何かあったら力になりたい、
  ぐらいには、思っている。 ]

 
(41) 2022/12/14(Wed) 1:28:33

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ シンがヴェルトを慕うように、
  俺もヴェルトには心地よさを覚えていた。 ]


  ……名前か。
  俺には 無いんだ。


  だから 『 』

  そうだ ヴェルト
  君がつけてくれないかい?
  おにーちゃんがつけてくれるなら
  それがいいと思うんだよ。


[ ね、と。シンに同意を求めた。
  いつかの夜のお話会。

  ヴェルトはどこかの言葉で『世界』を表すらしい。
  と、ヴェルトは持っていた本を指差した。

  どこかの言葉で「 死 」をあらわす、らしい
  タナトス。
  
  そのままだけれど。
  俺には相応しい。 そう思うよ 
  それが俺の中にある、『世界』との思い出。* ]
(43) 2022/12/14(Wed) 1:31:59

【人】 XIII『死神』 タナトス

― 対峙 ―

[ 洋館にはいろんな境遇の証持ちがいる。
  いろんな思想の証持ちがいる。

  シンのように友達と呼べるものもいれば
  簡単には絆されてくれない悪魔のようなものいる。

  吊るされた男を迎えにいく、前の話。
  その時はやってきた。 ]
(85) 2022/12/14(Wed) 2:55:14

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 彼の名はカルクドラと言う。
  『 教皇 』の証持ち。


  過去の死神はそれはもう。
  教皇に憎まれて憎まれて。
  念入りに殺された。


  なら。
  多分俺と君は関わらないのが正解だ。


  殺される痛みは 今も知ってる。
  ……彼が俺を殺すわけじゃないのも、わかってる。
  俺にだってこわいものはあるよ。
  けれどそれは、
  理不尽に向けられたいものじゃないはずだからね。

  だから、

  彼が来た事を知っても、
  暫くは会わないように注意もした。

  それでも同じ館にいる以上。
  いつまでもそれが叶うわけじゃない。 ]

 
(86) 2022/12/14(Wed) 2:58:37



  なぜあなたがいて
  だれもすくえないのですか?

  すくうきもちは ほんとうにありましたか?


 [ 死神は叫びました。
   穏やかで、平穏な箱庭。

   教皇の存在は、死神にとって
   

   意味のない、自分とは違って



   まるで箱庭そのもののようだと、感じていました。
   
   慈愛の聖者。
   死神は、信じていました。

   あなたを ]

 

【人】 XIII『死神』 タナトス

― ・・

 あ


[ 確かにここは 倉庫だった。
  誰も使ってはいない筈の。
  だからそれを君が祈祷室に変えてしまったところで
  何一つ問題はない。


  ……そうだね、
  ここには傷ついた子もたくさんいて
  誰かに話を聞いてもらう。
  そんな機会は確かに必要だったろうね。  ]


  

  あなたが?それを?
  なんのつもりで?



 
(87) 2022/12/14(Wed) 3:00:33

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 君よりも先に屋敷に来たから
  少しだけ、君より屋敷の思い出は多いんだ。


  誰も使っていない倉庫。
  ここはね、俺が時々忍び込んでた場所だった。


  時折思い出す、死んだときのこと。
  眠れなくて、苦しくて。
  まだ克服しきっていない頃の話。


  シンには心配をかけたくなかった。
  一人、怯えている俺を
  時折ヴェルトがここで、話を聞いてくれていた。


  掴みどころも、
  時折謎かけみたいな事も言うけれど
  ヴェルトが居てくれると心が休まって
  ちゃんと俺はもう一度朝を迎えられたんだ。

  よりにもよって、君なんだね。 ]

 
 
(88) 2022/12/14(Wed) 3:01:25

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 祈祷室に見事変貌を遂げた、倉庫の扉。
  誰も居ないと思ってあけたから。

  カルクドラは居たかもしれないね。
  いないかもしれない。
  
  どちらにしたって多分声は漏れてしまった。 ]

 
(89) 2022/12/14(Wed) 3:04:31

【人】 XIII『死神』 タナトス




  つぎはうまく やれるといいね



[ ……さあ。
  どうしてこの言葉が漏れたのかは

  俺にはわからないや ]**
(90) 2022/12/14(Wed) 3:08:13
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a11) 2022/12/14(Wed) 3:16:09

あの子
『運命の輪』
が、幸運と不運を繰り返す存在なら、

 
『正義』
は、幸福と不幸を裏表にさせる存在だった。

 それら
幸不幸
二つは常に釣り合っていなければならない。

 誰かの
幸福
不幸
と、別の誰かの
幸福
不幸
もまた、
 釣り合わなければならない。

 均衡が崩れることが、どうしても赦せなかった。

 22人でバランスよく保たれていたはずの均衡が、
 一人を欠いて崩れ始めた時、

 
『正義』
『正義』
公平の定義
った。]

[例えば球体を作ろうとした時。

 粘土や張子で作るなら、
 足りない部分を補えば良い。

 けれど、例えば木片から削り出した球が、
 凹んで欠けて、歪になってしまったら?

 足すもの
代用品
も存在しなかったなら?


 反対側を、削るしかない。

 そうして反対側を削ったならば、
 歪になった球体が、
 余計に歪さを増すだけだとしても。



 そうして、かつて、『正義』は────、]

[もしも、『正義』が『運命の輪』のように、
 変化を受け入れることができたなら、

 もしかしたら、『正義』は────、


 なんて、
 そんなたらればは、何の意味もない。

 その不寛容さこそが、
 『正義』に与えられた性質のひとつだったのだから。

 『正義』はかつて、
 均衡が崩されることを、ひどく嫌悪し……


               
れていた。]

 
[ 箱庭に居た『教皇』デセスパール
 
自らを失う瞬間まで

 自分自身を、神を恨んでいたことを。
 
 
理性を失ってからは

 ただ破滅のみを願ったことを。

 憎んでいたはずの神と

 同じ願いを持ってしまったことを。]

 


[ それは深い闇だった。

 とうに温度を失った抜け殻を抱きながら、
 ずっとずっと考えていた。

 考えて、考えて、考えて――

 そうして思った。

 死とは唯一の不変。永久の安寧。魂の救済なのだと。
 あの子にとって救いはもうそこにしかなかったのだ。
 
そう結論付けてなお、受け入れることなどできなかった
]
 


[ 世界はとっくに壊れているのに、
あの子はもういないのに

 どうしてそれでも回るのか。

 失われた命を、あの子を、僕を置き去りにしておいて。
 どうしてどうしてどうして。
 くだらない混乱はいつまで経っても終わる気配もなく
 取り返しの付かない死はやがて過去になり風化する
 誤りも罪も罰も忘れられてしまえばただ死んだだけだ
 そうやってただあの子の存在が消えていくこんな世界で
 のうのうと生きて息をする有象無象の全てが憎くて、
 疎ましくて羨ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくて――


 ふっと気付いた。

 どうせ混乱は果てまでも転がり続けるだろう。
 どうせ壊れる世界なら、僕が壊したって変わらない。 ]
 


[ わかってほしかった。
 この闇を。痛みを。絶望を。

 …… もしかしたら、

 彼女なら、彼女だけは、理解してくれるかもしれない。

 
の眼をした怪物はそう思った。
 何故って、彼女もまた、自分だけの光を持っていたから。

 けれど――少なくとも、
 彼女はその手で、怪物と成り果てたそれに幕を引いた。

 当然だったのかもしれない。
 だって彼女の「光」は、まだそこに生きていたのだから。 ]
 



 
『僕は僕の、君は君のなすべきことをした。それだけだよ』


 


[ それはかつて友であったきみへの、最期の贈り物。
 たとえ落ちる砂をひととき止めただけだとしても、
 きみの決断は正しいのだと保証する肯定。

 …… でも、僕の言葉なんかでは
    きみの心を軽くすることはできなかったらしい。

 まあそれは、当然といえば至極当然のことなんだけどさ *]
 


『どうして僕たちはひとつになれないのでしょう』

 

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ アリス。
  小さなアリスの誕生日はきっと、
  賑やかで楽しいものになるだろう。


  シールもそばに居たのなら、 
  楽しんでおいでと彼らの頭を撫でた。
  君達の育てた野菜をとどけたら
  俺は退散するつもりだった。



  先生は来てくれないの?と、
  小さなアリスから寂しげな声が漏れるから
  ちょっと心は痛んでしまってね。
  シールまで物言いたげだ。

  うん、困ったね。 ]

 
(272) 2022/12/15(Thu) 3:04:04

【人】 XIII『死神』 タナトス



 ……わかった。

 でも、行けるのは合唱が終わったあとだよ。
 先生が歌うと館の照明が何故か落ちてしまってね。
 迷える友達の悪戯かな。
 カルクドラ先生の名演奏を台無しにしてしまったら
 申し訳がたたないんだ。

 
[ いつものように。
  いつかのように。
  目線は彼らにあわせて微笑んだ。

  納得するような、しないような表情だけど
  必ず行くよの言葉には、納得してくれたみたいだ。 

  もう一度頭を撫でてやって、
  俺はその場をあとにして。]
(273) 2022/12/15(Thu) 3:04:51

【人】 XIII『死神』 タナトス





[ 『 誕生日 』  が君が生まれた日なら


  は一番遠い方がいい。



  そう、願うが故の
  言わば願掛けのようなものだよ。


  誕生日、と聞けば
  俺はいつもユグの事を思い出すんだ。 ]



  
(274) 2022/12/15(Thu) 3:05:23

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 迎えに行くよう、彼ら政府に伝えられた時。
  彼の身の上を聞いたうえで
  最初に俺が抱いたのは同情心のようなものだった筈だ。

  だからこそ、あの言葉を選んだ筈で。

  出会って、心から安堵した。
  ユグが生きていることに。


  君だけは 死なないって
  俺の魂は どこかで信じていた。 

  安堵と、悲しみと。

  理由は俺にはわからない。  ]
  

     
(275) 2022/12/15(Thu) 3:08:16



  わかりません。
  わかりません、……わかりません。


  ……どうして、
  
  


【人】 XIII『死神』 タナトス



[ ユグはとても強かった。
  最初こそ俺が手を貸したけれど
  ユグは生きること全てに真摯だった。


  俺に同じ事はきっとできない。

  
  先生、なんて呼んでくれるけれど
  俺は、

  俺の方が君を尊敬しているくらいだったよ。
  ユグがいるなら大丈夫。
  ユグは大いなる祝福を知っているから。

  彼が返してくれたローブ。
  別にそのまま使ってくれても良かったけれど
  新たな白を纏う君を、
  俺はそっと応援したいと思ったから

  あの日受け取った何の変哲もないローブは
  また俺と共にある。]
 
(276) 2022/12/15(Thu) 3:23:23

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 約束したから、誕生日会の終盤には顔を見せた。



 

 多分俺は願っている。
 願っていたと思う。


 終わりが、訪れないことを。


 それはあり得ないことを
 俺が一番、よく知っている筈なのにね。

 ]
(277) 2022/12/15(Thu) 3:24:09

【人】 XIII『死神』 タナトス





[ 予感は、あったのかもしれない。 ]




 
(278) 2022/12/15(Thu) 3:25:00

【人】 XIII『死神』 タナトス






 ヴェル、  ト





[ 愚者の誕生日のその翌日。


  『 世界 』の帰還。


  なにかの感情を思い出す前に、
  時は動き出した。 ]

 
  
(279) 2022/12/15(Thu) 3:27:16