人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a5) 2022/12/20(Tue) 1:09:10

[ 月には友がありました。
 友とは互い大事に思い合い成り立つものに
 ほかなりません。

 世話を焼く、焼かれる間柄であったとしても
 月もまた、友を大事に思っていました。

 行動で示すことは得意ではありませんでしたが
 その分、ことあるごとに言葉で、
 また、不器用ながらに贈り物などをし、
 己の気持ちを、伝えていたつもりでおりました。

 友の持つ贈り物、ちからが、
 いつしか友そのものを塗り替えてしまうと予見
 していたとしても

 月は教皇の、友であろうとしていたでしょう。

 時折思い詰めた表情を見せることがあろうとも
 苛烈な一面を見せることがあろうとも。 ]

 煮えきりませんね
 はっきりおっしゃいなさいな。

[ ある時、語り合いのなか決意に満ちた表情で
 あなたは語ってくれようとしたのに、どこか
 煮えきらないまま。取り出そうとした仕草を
 見せるも、結局は出てくることはありませんでした。 ]
 
 ――違えてはいけないと誰が言ったのですか?

 もういちど言うわ
 はっきりおっしゃいなさいな。

 貴方の願いなのでしょう
 友たるわたくしが、無下にしないと
 わかっていて、言うのであれば

 覚悟を持って、おっしゃいなさい。


 貴方とならば、刺し違える覚悟だって
 わたくしには持ち合わせがありましてよ。

[ だって、貴方がそう育ててくれたのでしょう。
 まるで、朝露に濡れる薔薇がきれいだったのよ、
 とでも言うように、さらりとそう口にした。 ]

[ 花の世話をしたいの。
 ああでも、わたくしときたら、
 枯らすばかりで、ねえどうしたらいいかしら。

 髪の毛が汚れてしまったの。
 切ってしまおうとおもって。
 え?切らずとも洗えばいいの?
 じゃあ、お願いしてもいいかしら。

 あなたと、わたくし。
 あげればきりがないほど。

 これまで話してきたじゃないの。
 思い合ってきたじゃないの。

 何を今更迷うことがあって?

 月は呑気に微笑んでいました。 ]

[ 貴方の葛藤も、ささいな変化も、
 教皇たる貴方をかたちづくるものなれば

 受け入れ、たっとび、
 貴方を愛した。

 箱庭に住まう他の者同様

 ――いいえ、やはり貴方はいくらか特別に。 ]

[ ――だけど、ごめんなさいね。

 わたくしは貴方を残し、死んでしまった。


 死にゆく中で、貴方の言葉が
 うかんでうかんで、

 浮かばれなかった。 ]

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――先生と――

寄り道だとか言って、そのまま行かない気でしょう。

[>>3:425そうではないのかもしれないが、それでも傍を離れがたくて、結局着いて歩いた。

 呆れられるのは慣れてるなんてもし聞けば、もっと気をつけてくださいだとか、わかってるのにどうして繰り返すんですかとか、ちくちくと小言めいた話をして引きずってでもアリアのところに連れて行ったろうから、封印されたのは正解だ。

 とは言え、まっすぐ彼女の部屋や薬草園に向かわないのには小言が顔を覗かせかけたけれど。
 幸いにして、他の話をしていた分口から滑って出てくることはなかった。
 
 
――うまく誤魔化された? そうは思いたくない良心。
]
(34) 2022/12/20(Tue) 2:12:35

【人】 XII『吊された男』 ユグ

何のために……ですか。
もう、簡単には箱庭を滅ぼさないため――? ううん、

[>>3:426それなら、みんなそうであってもおかしくはない。
 証持ち皆が死なない身体を持っていれば、かつての諍いのようなことを繰り返しはしないはずだ。
 無論、証持ちは丈夫な体を持ってはいるけれど――『世界』が死亡を噂されていたとおり、死なないわけではない。

 顎に手を当て、悩んで、そして。]
(35) 2022/12/20(Tue) 2:12:59

【人】 XII『吊された男』 ユグ

ご意思については、わかりかねますが。
それでも僕は、先生が生きていてくれるのは、嬉しいです。

[拗ねている、なんていうものだから、つい口元が緩んで。
 声まで笑ってしまわなければいい、と思いながら、喜びを伝えた。]
(36) 2022/12/20(Tue) 2:13:16

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……難しいのは、分かります。
正直、どうすればいいのか検討もつきません。

僕は、生まれた瞬間から、いらない子でした。
それだけ、村の人達の信仰は篤くて……証持ちに対しての風当たりも、強かった。
殺せないから、殺さないだけ。それが、ひしひしと伝わってきていた。

そんな人達の意識を変えるのは、簡単には、行かないと思います。
それでも。
(37) 2022/12/20(Tue) 2:13:35

【人】 XII『吊された男』 ユグ

やらずに諦めは、したくないです。
世界が残ることに決まってからの話ですが、残った人たちに、話をしてみたいと思います。

[夢物語だと、無理だと、笑う人もいるかもしれない。
 事実僕の生きているうちにも、無理かもしれない。
 それでも。いつか。
 そう思う。

 見守っている>>3:427、などと言われたら、照れ隠しに『協力してくださいよ』なんて言うけど。
 勝った>>3:429、なんてまた、そんな言い方。]
(38) 2022/12/20(Tue) 2:13:53
 
 ねぇ教皇、貴方はわたくしに何をねがい
 なにを託したかったの

 ……私を、どうか

 止めて欲しい?
 ごめんなさいね、それはできそうにないわ

 諌めて欲しい?
 ごめんなさいね、それもできそうにないの

 ころしてほしい?
 ……もっと早く、そう言ってくれれば
 きっと叶えて差し上げられたのに



[ 薄れゆく意識、泥水に沈むように、
 身動きが取れなくなっていく手足。

 それでも最後まで、わたくしは貴方に
 届かないと知って、手を伸ばしたわ。

 すこしだけ、うらめしそうにね。 ]

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[けれど、現実に。
 ユグの心は、固執した幻想かみさまから解き放たれた。

 それそのものは、神の傍若無人な振る舞いによって、かもしれないが。
 意識改革をして新しい世界へとまで思うようになったのは、それを見たいといった>>3:223『死神』先生の影響があったことも、また事実。]
(39) 2022/12/20(Tue) 2:14:22

 

 
[ だって。 ]


 

[ 私を、どうか

 ではなく、私と、どうか

 と――そう言ってほしかったもの。


 その未練が、うらめしさが、

 月に色濃く残ってしまったのでしょうね。* ]

【人】 XII『吊された男』 ユグ

カルクドラから?

[1週間前は茶会に同席をさせようとしたって、あんなに避ける雰囲気だったのに。
 過去の言い争いの様子までは知らない範囲だけれど、果たし状>>3:434、という表現は正しいのかもしれない。]

……お邪魔ですか?

[新たな世界を。諦めない。口ではそういうくせ、どうしていいかわからない。
 そんな大きな決断を前に弱る心が、師に甘えたがってこんな風に付き従ってしまっているが。
 因縁ある相手からの呼び出しとなれば、引き下がるくらいの理性はある。

 ――……それでも傍にいることを止められなかったのは、不安に揺れる思いが魂から伝わっていたのかも、しれない。
*]
(40) 2022/12/20(Tue) 2:15:24


[『ボクたち箱庭の子ら』は結局のところ、みんなひとりでしかなかった]


 
 



[生まれたばかりの頃は、そんなこと思いもしなかったよ。
ボクたち箱庭の子ら』は生まれた順番こそ違えど、
(そう、一番最後に生まれたのは『世界』だったね
どこまでも幸せに暮らしていくものだと思ってた。

だけどそうじゃなかった。
神様が生み出した『ボクたち箱庭の子ら』は、一度争い始めたら、
ひとつにまとまることなく次々に死んでいく、
そういう存在でしかなかった]

 



[守りたい子がいた。
一緒に死んだ子たちに焦がれたこともあった。
歯車が狂っていく音を聞いた。
いつしか『審判ボク』は狂った考えに取りつかれるようになった。
神様が望んでいるのは本当は、ひとりでも生きられる存在なんだと。

だから『月』を殺した。
もともとどこか気に食わないという感情を抱いていたうえに、
明らかにひとりでも生きられないように、『審判ボク』の目には見えていたから。
『教皇』と一緒でない時を狙って、『月』を落っことしたのだ。
咎を追及する者達の前で、ちゃんと言ってやった。こうするのが『月』のためだったのだ、と]

 



[その後はというと、
人の良さをかなぐり捨てた『教皇』と色々あったような気もするし、
あとは……そう、神様が全部悪いのだと恨みをぶつけもした。
審判ボク』の考えていた神様の望みなんて、確証のない当て推量だったのにね。


結論から言えば『審判ボク』はひとりぼっちで死んだ。


魂の奥底に眠る記憶は時折悪い夢となって悪さをする。
命尽きる間際に見えた記憶の中には以外にも色んな子がいたし、
みんなといるのは嫌いじゃなかったことを忘れかけて、
ひとりで死んだ記憶に囚われたままの魂は同じことを願い続けるだけだ]

 



  “次はちゃんと、
ひとりでも大丈夫になる
んだよ” **

 

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[道中シンに会った>>3:470のは、さてその”果たし状”の前か後か。
 もう刻限も近くなってしまったし、僕の心もまとまりつつあったけれど、それでも話をしたいと思っていた人だったから、今どう考えているかについては聞きたかった。

 『判断が出来ない』>>3:471と言われれば、回答はどうするのだろう、そのまま言うのだろうかと思いはするものの、それ自体には触れることなく。]

――ありがとう、ございます。
いえ、公正だと思いますよ。僕より、ずっと。

[世界に対して思い出がないから切り捨ててしまおう、という判断を下したユグより、ずっと。
 ユグにとっては、世界はどうなってもよいものだった。
 洋館ここに、箱庭に来るためだけに生きた世界に、思い入れはない。]
(41) 2022/12/20(Tue) 3:27:00

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[シンも、外の世界に思い入れはないんだろう。
 けれど、それがないからと言って、あっさり捨ててしまわない。
 天秤がフェアでないなら測れない、と判断するのは、ユグにとってはとても冷静な意見に見えた。

 そしてそれは、少しだけ、羨ましかった。
 耐え抜いて生き抜いた外界は、ユグの中で思い入れがないのプラマイゼロではなくて、無意識にいらないものマイナスの枠に入れてしまっていたのかもしれない、と感じたから。
 本当に『知らない』でいるのはきっと、ユグには出来なかった。
]
(42) 2022/12/20(Tue) 3:28:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……もうひとつだけ、いいですか。


シンは、この洋館が好きですか。幸せ――でしたか?


[考えが変わっていることもあるだろうと、『ですか』と進行形にはしなかった。
 答えがどうあれ、回答を得られたならまた、ありがとうございますと頭を下げ――]
(43) 2022/12/20(Tue) 3:29:05

【人】 XII『吊された男』 ユグ

そういえば。
先生の部屋にリンゴが置いてあったのですが、誰からの差し入れか、ご存じですか。

[張本人>>3:469だと知っていたわけではない。
 知っていたら、シンですか、と聞いたろう。
 ふと問いかけたのは、それこそ、長くこの洋館にいるから、そういうことをしそうなのが誰か、見当がつくんじゃないかと思っただけだ*]
(44) 2022/12/20(Tue) 3:29:24

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[さて、ところでカルクドラの元への訪問の前に、アリアのところを一度も経由しないようなら、ユグは大変に苦言を呈するし、やっぱりそのまま行かない気じゃないですか、などと言って先生の手を引くが。

 それでもカルクドラからの呼び出しの方に向かうなら、せめて端末経由でアリアに一報入れるくらいは勧めるだろう。
 魂の因縁同士話つけるときを邪魔したくはないが、どちらも大切だ**]
(45) 2022/12/20(Tue) 3:59:18
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a17) 2022/12/20(Tue) 4:11:25

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/20(Tue) 4:11:58


[── 穏やかな安寧の地、
 ここに居たらきっと永遠にそう過ごせるんだろう。
 別にそれも悪くはない。

 『神様』の事も、『箱庭』の事も、
 嫌いじゃなかったし、好きだった。

 あの楽しい日々が、大好きだった。]
 


[愛すべき『恋人』がいて、
 個性的なメンバーがいて、
 気に入らないヤツもそりゃいたけれど。

 『恋人』は愛しいし、
 『愚者』も可愛いし、
 『神様』も優しいし、

 皆のやり取りも楽しいし。


 だけど気付いてしまったんだ。
 水面下にあるそれらの存在に。

 別に誰が誰の事をどう思ってる、とか。
 きちんと知っていたわけじゃない。
 でも小さな衝突や残ったままの僅かな蟠り。

 綺麗な景色の中にある見えない澱み。]
 


[ ねえ、それをつついたらどうなる? ]
 


[どきどきした。わくわくした。
 些細な悪戯を思いついた時のような、
 塗りたての塗料に傷をつけるような、
 新雪に最初に足跡を残すような、
 未知へと踏み出す最初の一歩のような、
 果物をつついて腐らせるような、
 蛇の群れにねずみを投げ込むような、

 リンゴを、そこに一つだけ置くような、


 そんな気持ちで、


 溢れだす好奇心、背徳の誘惑、
 全然どうなるか解らなくって、
 きっと楽しい事になると思って、
 取り返しのつかない事をしたくって、

 そんな時、一つの疑問も思い浮かんでしまって、
 あの時、自分はそれに抗えなかった。]