人狼物語 三日月国


177 【誰歓RP】bAroQueチップで遊ぶ村【月見】

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視点:


【人】 和菓子屋 稲庭

―神社―

はっ、見とれている場合ではなかったのですぅ。

[蛇のような、龍のような不思議な生き物が姿を消し、うさぎ娘は我に返った。石段からひょこっと立ち上がると、再びたたたたと駆けまわる。

神社に折角来たのだからと手を合わせ、お賽銭をあげ。
それから一周しようとしてみたところ。]

はっ。

[神社の裏手に、目的の人を見つけた。>>2:51
それは、かの人が酒を飲み干していた後くらいだっただろうか。]
(0) 2022/10/05(Wed) 9:44:28

【人】 和菓子屋 稲庭

[しかし、いざ見つけるとどうしようか、少々迷う。

頂いた物を突っ返すのも失礼な気がするし。
お金……は一応持ってきたが、贈り物のように貰ったものに金銭を支払うのも違うような気がするし。

代わりに渡せる物と言えば、簪に釣り合うような素敵な物は持ち合わせていなかった。強いて言えば和菓子くらいなら渡せそうだが、あまり日持ちしない物を大量に渡されても困るだろう。お菓子は既にお買い上げ頂いている。

色々考えたものの、まずはお礼を言わねばならない。
思い切って、うさぎ娘は一歩踏み出すのである。]

あ、あのっ……
先ほどは、どうも……?

[そろりと美濃に声をかける。**]
(1) 2022/10/05(Wed) 9:49:11

【人】 和菓子屋 稲庭

お月見中でしたかぁ。
失礼致しますぅ。

[狐面の下の泣いた顔は、うさぎ娘には見えず。
だから普通に話しかけた。>>2

あの……先ほどは、簪をありがとうございました。

[どういう意図かはわからずとも。
まずは、きちんと礼を言うべきだとはわかっていたので。]

あの、とても綺麗で、私がつけていいのかなと思いましたけどぉ。とても良い物で、お返しが思いつかないのですけどもぉ。

[どう言ったらいいのか、考えながら喋る。]
(3) 2022/10/05(Wed) 17:34:14

【人】 和菓子屋 稲庭

……私、いずれ、うちの店を継ぐ予定ですぅ。
まだまだ修行中で、いつになるかはわかりませんけどぉ。

お客さま、旅の御方ですよねぇ?
また榛名に来られる頃、私が作ったお菓子もお出しできるよう頑張りますので。

その時は、ご馳走させて頂きますぅ。

[結局のところ、自分に出せるものはお菓子だろうと思ったので。こういう形になった。]

お客さま、お好きなお菓子は何でしょう?

[父と相談することにもなるかもだが、練習するつもりだ。**]
(4) 2022/10/05(Wed) 17:35:08

【人】 和菓子屋 稲庭

今の店主は「まだまだ現役だ」と言っておりますので、
本当にいつになるかはわかりませんねぇ。

[小さく笑った。>>5
現店主である父は大層元気である。]

私もどら焼き好きですぅ。
和菓子嫌いだったら継ごうなんて思いませんしねぇ。

ではでは、いつか食べて頂ける日を目指しましょう。

[そこで、娘は仮面を取った。>>6
次来る時に仮面をつけていなくてもわかるよう。
まだ幼さを残すどんぐり眼が現れて。]
(13) 2022/10/06(Thu) 9:53:34

【人】 和菓子屋 稲庭

[ついで、髪ゴムでちゃちゃっと髪を括って、もらった簪を挿してみる。鏡もなく、やっつけ仕事に近かったが、見れるものではあっただろう。]


それでは、うさぎ堂へのまたのお越しをお待ちしておりますぅ。


[ぺこりと頭を下げれば、黄色い石が共に揺れ。
月明りの元、うさぎが踊るように石畳の上を跳ねていくのだ。**]
(14) 2022/10/06(Thu) 9:54:14

 秋霖の 銀糸見つめる かんばせに
 夢忘れじと 明日を思ひて
  夢と現を ゆきつ戻りて


**

【人】 和菓子屋 稲庭

― 一二三と九朗が来ていた頃 ―

ああぅ。
私ももう子供じゃないのですよぅ。

[うさぎ面娘は若干不服そうな声も出す。>>28
けれど、口では咎めつつも、本気で嫌というわけでもなさそうだ。慣れや馴染みというものだ。

うさぎ堂を継ぐ予定の娘には、お付き合いしている人はおらず。また、婿を取るという形になりそうで、なかなか良縁に恵まれていない模様。とはいえ、本人はのんびりした物である。そのうちご縁もあるでしょうと。>>29

食べていかれますぅ?
はいはい、お団子二つにほうじ茶、塩こんぶですねぇ。

[注文を取ると、しばらく引っ込んだ。]
(45) 2022/10/07(Fri) 3:46:11

【人】 和菓子屋 稲庭

[それから、団子や茶を二人に運び。
深刻そうな話の触りを少しだけ小耳にはさみつつも、プライベートなことに触れるつもりはなく。

ごゆっくりどうぞと言い置いて、休憩に入り、店を出たのだった。**]
(46) 2022/10/07(Fri) 3:46:27

【人】 和菓子屋 稲庭

― 翌日 ―

[観月祭が終われば、翌日のうさぎ堂は縮小営業である。
飛ぶように売れた団子や和菓子を二日連続で買いに来る人はあまりいない。それでも、仕事や何やらで食べ損ねた人もいるので、休業にはしていないのだ。]

あぁ、お疲れ様ですねぇ私。

[昨日の魚竜についてのニュースがラジオから聞こえるが、何だか神秘は神秘なままの方がいいから、よく聞かないようにした。>>n0

客も少ないのをいいことに、ちゃっかりどら焼きを店の中で食べている娘である。今日はもう兎の面は付けていない。]

ふふ。また来年、ですねぇ。

[来年は、月のような簪をつけて店に出てみようか。
忙しかったが、嬉しい思い出もいくつか出来たから。

いい祭りだったし、来年も楽しみになるのだった。**]
(47) 2022/10/07(Fri) 3:57:37