人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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こんばんは、父親はアロサウルスです。
この共鳴の空間を、不思議なテレパシーか
二人きりの場所か決めたいと思うのですが、どちらが良いと思いますか?

「………………」

朝食とは別の時間帯。
食堂や生徒達が集まる場所からは少し離れた空き教室の一つ。
使われていない教室の机や床は少し埃を被っている。
最低限必要な椅子と机だけ軽く掃除を済ませてから、黒板の前に。

かつ、かつ、かつ。

チョークが黒板を叩く音。
狼を呼ぶ合図の音だ。

チョークが黒板を叩く音。
それが何なのかを、知っている。
大人たち≠手伝わなければならないと
言いつけられた自分たちに教えられた、合図のひとつ。

「……」

恐る恐る。
廊下に誰も居ない事を確かめてから、
そっと開いた扉から身体を滑り込ませた。

トットタッタ、トットタッタ。
軽い足取りは秘密の教室へ。
ひょっこり顔を出せば、『なかまたち』の姿を見つけてニンマリ笑顔になる。

騒がしいトットではあるけれど、これが秘密であることは知っている。
一言も声は出さずに入って、椅子に座った。

「♪」

『よくできました』

静かに部屋に集まった仲間達にまずはご褒美。
この班の中で大人たちからの言いつけを受けたのは、ここにいる自分たちらしい。

『皆さん、自分に与えられたお仕事の名前は覚えていますか?』

チョークの音だけを響かせて、その下に"凶狼"と書く。
大人を手伝うものに与えられた特別な呼称。
きっとそれぞれが持っている筈だ。

【人】 神経質 フィウクス

「…………」

食堂の片隅、人気の疎らなテーブル。
いつも通りに朝食には手を付けず、いつも通りに視線は窓の外。
少し違うのは、いつもと違うざわめきと。

「……どうでもいい…」

一つ、言い聞かせるように零した言葉。
直後、ざわめきから賑やかに変わり始めた声に嘆息した。

「今だけは、ジャステシアが羨ましいとさえ思えるな」
(17) 2022/04/29(Fri) 21:43:24
「えっへへへ」
「はいはいっ おれねー えとねー なんだっけ……」

褒められればまた笑顔に花を咲かせ。
書き記された質問には、ピッと手を上げてから、ちょっと考えて……。

「白……のやつです 白狼っ!」

「う、うん……。
 えっと、……おう……皇狼?だって」

馴染んだ顔を見て、ほっとしそうな反面
大人たちから与えられた役割を思うと、
あまりほっとも出来ないクロノは、
変わらず陰った少女の顔のまま。

「……大人たちの手伝い……、
 わたしに、出来るのかなあ……」


『──大丈夫だ、    。』

『人の機微に聡い君なら、きっと見付けられる。』

『……ああ、わかっている。勿論だとも。』


『君の働き次第では、君の────』

『白狼と皇狼ですね。わかりました』

一つ頷く。
己も気が進まない面があるのだけれど、寮長というものは自然、大人に近い存在で。
"そういう役目"が回ってきてしまったのだった。
それに年少の二人の前で、不安そうな所を見せるわけにはいかない。

『上手くできるように、みんなで頑張りましょう。
 最初はお手本……もとい練習のようなものです。
 今日連れて行く人は、もう決めてありますよ』

姿の見えない何者か。
それが誰かは、きっともう周知のことだ。

「ん〜〜……できるかどうかはわかんないけどお」
「言われたらやらなくちゃだもんね。できなかったらこわいし」

「まっ!ダイジョブだって!なんとかなるよ!」

笑って見せているトットも……どこかいつもより固いものがあるが。

「んで」
「連れて行く人って〜〜……あのこでしょ。かわいそ〜」

「…………」

眉を八の字に下げたまま、こくと頷く。
言われずとも今日の狙いが誰なのかは、分かる。
何ならもう、連れて行く準備も整っている様なもの。

厳しくも面倒見が良く優しい上階生を
悪い大人たちに差し出さなければならない事に、
ひどく罪悪感を覚えながらも、

「…………うん。」

やらなければ、怖い目に遭うのは此方だ。

【人】 神経質 フィウクス

「ここであれこれ無責任に憶測をしている暇があったら
 バラニのように後で様子を見に行けばいいだろ。
 何でもいいからさっさと終わらせてくれ……」

不機嫌を隠そうともしないぼやき。
誰に向けたものでもないけれど、
誰かに当たり、ちくりと痛みを与えてしまうかもしれない言葉。

「…何が誰かが食事を終えて席を立つまでは食堂に居なさい、だ
 こんな言い付けが何になるんだか、
 結局最後まで俺にはわからなかったよ」

生徒同士の交流で病状を改善させていく。
そんな建前に則って、気難し屋に与えられた決まり事。
この場に居る誰と交わしたものでもない、大人達の言い付け。
それさえ無ければ、誰の心を痛ませる事も無かっただろうに。
(32) 2022/04/29(Fri) 22:24:10
「………」

『手伝わせてしまって、ごめんなさい』

かつ、と少し弱い音がした。
自分がもっと強ければ、大人たちの命令だって跳ね除けられた。
そうではなかったから、今こうして集まっている。
しかし嘆いても仕方のないことだ。
やるべきことに向き合おう。

『では、今日はジャステシアを連れて行きます。
 彼女のことは私に任せてくれますか?』

同じ高等部生だ。人となりも把握している。
まずは手本を、己が見せるべきだろう。

「え! あやまらなくていーよお」
「おれたち子供だもんね。大人にはかてないよ」

もし勝てるとしても、自分にとっては、そういうもの。
こどもはよわいから。

「わかりました!じゃあまかせます」
「あしたからはー、おれたちもおんなじ事するってことだもんね」

「ん〜〜……がんばんなきゃなー」
「がんばんなきゃなあ」

【人】 神経質 フィウクス

>>27 >>33 いちゃいちゃ

「うるさい」


仲睦まじくしている実習生二人に食堂の片隅から苦言が飛んだ。
なんたる理不尽か。
(38) 2022/04/29(Fri) 22:37:40
「……ううん」

大人に歯向かうのは、
いけないことだし、危ないし、怖いことだ。

「ジャスちゃんのことは、わかった、おねがいする。
 ラピスちゃん、気を付けてね……。」

自分達も、大人たちに見合う働きをできなければ
きっと大人たちの手に掛けられてしまうんだろう。

「……わたしも、がんばらなきゃな。」

『ありがとうございます』

健気な二人に、お礼を伝えた。
にっこり、いつもの笑顔で応えてみせる。

『大丈夫です。
 重ねてですが、頑張りましょうね。
 また明日、同じ場所に同じ時間で集まること!
 (*^^*)』

【人】 神経質 フィウクス

>>37 エルナト

「それをお前が好きかどうかはお前の感想で、お前の勝手だろ。
 ただ俺には合わないと言っているんだ。」

返事は期待していなくとも、案外答えは返るもので。
気付けば少々不機嫌そうな顔が随分と上から見下ろしていた。

「……お前、題名も知らないクラシックを
 何曲もごちゃ混ぜにしたものを一遍に聴かされたらどう思う
 しかも、椅子に縛り付けられて。
 …苦痛だ、疲れる、俺にとってはそういう事なんだよ」
(42) 2022/04/29(Fri) 22:49:05
「またあした、おなじばしょ、わかりました!」
「ちゃんとくるよお、大丈夫!」

「……んでえ、え〜〜っと」
「おれ、さみしんぼだから先言っとくけどお」

「ふたりともにげないでね。おれといっしよだよ」


「いっしょにがんばろ〜!えいえいお〜!」

間延びした明るい声で、こぶしを天に突き出す。
少しだけ纏った圧はすぐに霧散した。

「うん。あしたも同じ時間に。
 ……次は、わたしが、がんばるから」

覚悟を決めるように頷いて、
けれど、トットの言葉にちいさく息を呑んで。

「……にげないよ」


「えい、えい、おー」

同じように拳を突き出した。

【人】 神経質 フィウクス

>>39 いちゃいちゃしてたイシュカ教育実習生

「連帯責任だ。どっちもうるさい」


苦言の次は、理不尽。
ついでにまだ席を立つ様子が見えない事への苛立ちも乗せた。

「碌な正当性は無い。改善される保証も無い。それでも、
 それに縋るしかないからこんな所に居なきゃならない。
 俺も、それからお前もだ。」

一呼吸、殆ど溜息のように。

「そちらも相変わらず口だけはご健勝のようで何よりだ。
 外の世界は何も変えてくれやしなかったようだが。
 割り切れてないのはお前の方じゃないのか、イシュカ先輩?」
(53) 2022/04/29(Fri) 23:06:01
逃がすことはあっても、逃げることはきっとない。
年長の責任感だけは、ちゃんと心にあるのだから。

「!」

えい、えい、おー!

無言でも元気はいっぱい。
3人で拳を突き上げて団結を示すのだった。

/*
遅れての登場、激アツスリーセブンです。
どちらでも違ったメリットはあると思いますので、
もしそちらにテレパシーできる理由付けがあるのならそちらで、無かったら二人きりで会う方向でいきましょう。

こっちは、特にテレパせないです。
改めてよろしくお願いしますね。

【人】 神経質 フィウクス

>>43 そっちでいちゃいちゃしてて

「こっちは外に出てる間に新しい病気でも患ったか?」


差し出されたトマトからはやや顔を背けた状態で。
本当にかわいそうなものを見る目で見ています。
朝食は取らないけど、言葉のナイフはいつでも切れ味抜群。

さっさとそれを下ろせ。
抗議してる奴が居るだろうが。
 俺も仮にも教育実習生が食べ物で遊ぶのはどうかと思うがな。
 わかったらさっさと収めるべき場所に収めておけ。
 何なら親切に教えてやろうか?そこの馬鹿の腹の中だよ」

ぴょんぴょんと何かを伝えようとしている初等部の
ボディランゲージの示すところは、実際は少々違うけど。
そこの、と指差したのはもう一人の教育実習生の方。
(62) 2022/04/29(Fri) 23:21:29
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ちょっと幽体離脱しないと背後に立てそうにないですし、テレパせないですね……
実はまだ生きてるためできないのです。

保険委員の手伝いまたは、あえて担任の先生から居眠りについてみるように言われたことにしましょう。

そちらにも話は通じてる体で、継続の有無でもお聞きします!

任意の時間、あなたに声をかけたのは
居眠りの見張り役と言う名のアオツキ実習生だ。

威圧的にならぬよう、真面目に授業を受けてほしいあるいは体調が悪ければ伝えるようにと分かりやすい命を受けて貴方にしばらくつくことになった。

「バレンタインくん」

なんとなしに窓がある方をみながら、ぼやく実習生は初日に告げた。
鬱陶しくて離れてほしければそう告げてくれ。
やってほしくないことは言われないとわからない。
一番してほしくないことを言えるのなら教えてほしい、と。

「今日は居眠りはせずにすんでますか〜?」

表情筋が死んだ男の声は緩やかだ。

【人】 神経質 フィウクス

>>51 エルナト

「……ああ、そう」

重たいものがほんの少し、心の中に蟠って。
それを押し殺すみたいに、溜息混じりに、短い答えだけ。

「…耳だけじゃない。見えるものも、何もかもだ。
 それら全てから逃れようとするなら、
 ここに居る意味が無い。ここに居ないのが一番利口だ。
 だから俺はここに居ろと言われる意味がわからない」

「お前にはわからないだろうし、どうにかできる事でもない。
 お前が思慮を巡らす必要の無い事だ」

気難し屋は言いたい事だけを言って、くるりと踵を返す。
引き留められなければ、この話はそこで終わり。
(68) 2022/04/29(Fri) 23:39:54