人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 大木慎之介

[千葉の席の近くの空き椅子を拝借して腰を下ろし、
 軽い挨拶を交わした後に報告を聞いて>>436

 
  なるほどな……。
  頑張ってたんだな……千葉も。

  自分に向き合ってまでクリアするって、
  結構大変だったんじゃないか?


[わざわざ自分と向き合うことなど、
 日常生活ではなかなかない機会である。

 ましてあの3日間、誰がどんな願いを抱えているかも
 読みきれないような期間といえば、
 やっておきたいことも相応のものなのは想像に難くなかった。

 そう思えば千葉と大木のやったことには近いものがあり、
 大木が返した言葉には実感がこもっていた]
(447) 2022/10/23(Sun) 20:00:58

【人】 大木慎之介

[そうして自分のことを問われ>>437


  いや、オレも願い事はしなかったな。
  旧校舎にも行かなかった。

  オレもやっぱ無かったんだよな……願い事。
  叶えたいことはそれなりにあるけど、
  自力で叶えたいなってどうしても思ってさ。

  でもその間はいろいろ考えたし、
  いろんな奴らと話しもした。
  広い意味では千葉とあんま変わらないかもな。


[先程感じた共感を素直に口に出す]
(448) 2022/10/23(Sun) 20:01:54

【人】 大木慎之介

[それから、少しの間の後に]


  なんか……振り返ってみると夢みたいだよな。
  現実味が薄いっつーか。
  現実だったんだけど、不思議な日々だった……。


[旧校舎探検をきっかけに降って湧いた非日常を思い、
 それが開けてから日常が大きく崩れてもいないことを思って、
 ぼんやりと言葉を呟いた後に長く息を吐いた]*
(449) 2022/10/23(Sun) 20:02:07

【人】 未國 聖奈

 

── 三日後・病室にて。大木と ──


 「 えーありがとー
   大木が!花!気が利く! 」


 ばかにしてるわけではない。
 決してばかにしているわけではない(二度言いました)。
 ちなみにあたしも花言葉なんて知るわけがない。

 そんなやり取りまで、以前までのあたしたちのまま

    あたしの指はスターチス変わらない心を撫でる。


 
(450) 2022/10/23(Sun) 20:15:41

【人】 未國 聖奈

 


 「 ……そ。憶えてないの。
   高熱が続いた後遺症だって、お医者さんは言うの
   短期間の記憶が飛んじゃうようなこと、
   高熱のあとは、ないわけではないんだって。 」


 あたしの表情はそこまで深刻には映らないだろう
 何せ文化祭のあとのたった三日間の記憶だけだ。
 ………少しぐらい、記憶がなくても、支障はない。

 ただ、そのあと少しだけあたしは顔を曇らせた。

 
(451) 2022/10/23(Sun) 20:15:57

【人】 未國 聖奈

 


 「 あたし、知ってるよ
   文化祭の後、旧校舎に行ったでしょ
   そこに、大木も居たんでしょ

   文化祭の前までは、記憶があるから
   誘われたこと、憶えてるし、
   あたしのスマホには、
   グループのメッセージがちゃんと残ってる 」

 
(452) 2022/10/23(Sun) 20:16:12

【人】 未國 聖奈

 


 「 何かを、願ったのかもしれない
   何も、願わなかったのかもしれない

   ……記憶がなくなったのは
   何かの代償なのかもしれない。

   でも、今となっては、
……… 、


  
……、


   わからなくても、いいのかな
   なんとなく、そんな気もするの。 」


 手元に握られたままのスターチスの花束に
 あたしは視線を落として言うんだ。

 言葉に滲むのは、諦観だろうか、悲しみだろうか
 それとも ──────────── 、


 
(453) 2022/10/23(Sun) 20:16:41

【人】 未國 聖奈

 


 「 何を願ったんだろうね。あたし 」


 すべてを振り払うように、努めて、明るく。 *

 
(454) 2022/10/23(Sun) 20:16:54

【人】 鈴掛 未早


 
―― interlude.


[ 私の家は――裕福な方ではあったと思う。
 というか実は今でも厳しいほどではないのだけど。

 稼ぎ頭の父と自由だけど育ちの良さは窺える母。
 一軒家だし、知り合い価格の学生バイトとはいえ
 専属で習い事をさせられるくらいなのだから、まあ。

 そんな両親に拾われた「先生」は
 面倒見が良い人好きのする好青年で、
 私にとっては兄のような、近所のお兄さんのような
 家族並みに近しい、けれど憧れの存在だった。

 今なら彼も、プロの演奏者にはなれなかった
 「夢を見られなかった人」だったのだとわかるけど、
 たぶん教える方の才覚は相当にあったと思う。

 音楽教師になればすごい慕われたんじゃないだろうか、
 って、そうはならなかったことも私は知っているけど。
]
 
(455) 2022/10/23(Sun) 20:19:04

【人】 鈴掛 未早


[ 小さい頃から、
 だいたい何だって「それなり」には出来る子供だった。
 テストの点数が低くて怒られたことはないし、
 かけっこでビリになるとか、跳び箱飛べないとか
 そんなレベルの醜態を晒したこともない。

 人前に出ることは苦手だったけど、
 そういう機会ってある程度避けられるものだし
 小学校に上がる前からコンクールには出させられてたから
 苦手なりに慣れはあったのかもしれない。

 手のかからない子だったと自分でも思う。
 そんな調子だとどうなるかって、きっとよくある話で。
 たぶん、「ある程度できるのが当たり前」で
 「この子は多少放っておいても大丈夫だ」と思われた。

 父は元々仕事で各地を飛び回っていたし、
 母は多趣味で、家事も趣味も両立できる強い人。
 ちょっと夏実に似てるかも。なんて。

 だから私にとって、先生は親より近いひと で
          
誰よりも大好きなひと だった
]
 
(456) 2022/10/23(Sun) 20:20:05

【人】 鈴掛 未早



       [ …… 初恋を叶えてほしかった。>>3:570
           五年前の私ならきっと、
           その願いに魂だって賭けられた。 ]


 
(457) 2022/10/23(Sun) 20:20:35

【人】 鈴掛 未早


[ ピアノを見てもらう時、コンクールの後、
 手を止めて関係ない雑談をしている時でさえ
 向けられた優しい声を、言葉たちを、
 今でも昨日のことのように思い出せる。

 
未早ちゃん
、と呼ぶ声を … まなざしを。


 私よりずっと先を生きている人。
 あまり現実的な年の差じゃないって、
 私だって年々理解はしていったけど。

 それでも、私が続ける限り
 先生は先生でいてくれると思っていた。
 才能がなくても、打ちひしがれても、
 それでも辞めたくはなかった理由。
 もちろん音楽は好き。それもあるし、
 ピアノはあのひとと繋がっていられる唯一の手段だった。 ]
 
(458) 2022/10/23(Sun) 20:21:18

【人】 鈴掛 未早


[ 特別な才能が欲しかった。

 私に特別な才能があれば、
 音楽を一生続けていく未来を描けたかもしれない。
 先生の役目から離れられなくなったかもしれない。

 ピアノを辞めることもなくて、
 今でもずっと先生がそばにいて、>>2:481

    …… 結婚だってしなかったかもしれない ]

 
(459) 2022/10/23(Sun) 20:21:50

【人】 鈴掛 未早


[ 報告を聞いたのは中学生の時で
 けれど優しい人だったから、
 辞める気はないって言ってくれて
 (その頃には先生も就職して普通の会社員になって、
  休みの日の隔週一度だったからというのはあると思う)

 だから私も、辞めなかった。
 褒められた行いじゃない?
 でもそこは、私の勝手でしょ

 音楽も、あのひとも、
 好きでいることをやめたくなかった。
 許される限りは続けるつもりだった。

 それ以上何もする気なんてないから、許してよ

               
…… 許してよ。
]
 
(460) 2022/10/23(Sun) 20:22:21

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 三年前。

 中学三年の夏、父が倒れた。
 幸いにして一命は取り留めたし今でもぴんぴんしてる、
 けど、長期的な治療が必要で、
 当面は今までのように働けなくなって、
 鈴掛家は生活を見直さなければいけなくなった。

 本当は。
 今までより切り詰めた暮らしをすれば
 知り合い価格の月謝なんて払えたはずなのだ。
 最悪私がバイトを始めて、自力で払えばよかった。
 
両親ともに実家はわりと太い方、だと思う。


 けれど、母に言われた時>>0:365
 ああ、親ですらその程度だと思ってたんだって
 もしかしたら裏で、
 辞めさせるよう頼まれてるのかもしれないって

 ―― もう、心が、折れてしまって ]
 
(461) 2022/10/23(Sun) 20:24:03

【人】 鈴掛 未早



     [ しゃぼん玉とんで 弾けて消えて
      そしたらもう、なんにも残らないね ]


 
(462) 2022/10/23(Sun) 20:25:56

【人】 鈴掛 未早



[ 私がいなくても幸せに生きてる人の
 幸せを叩き壊してまで叶えるものではない。
 人の心を曲げるのは、いけないこと。>>3:571

 わかってる。わかってるから。
 過去になってしまったことも、何もかも。

 だから私には何もない。もう誰もいない。


     努力したって、好きでいたって、―――― *]


 
(463) 2022/10/23(Sun) 20:26:43

【人】 軽音部 千葉郁也

──ある日の放課後・大木さんと──

[何だか久しぶりと
同じ感想を持ったらしい大木さんの挨拶に、
それだけあの3日間がいろいろ考えすぎて
濃かったのかと感じる。>>446

それは大木さんも変わらないのだろうと思えば、
少し安心する思いだった。]


 そう、ですね。
 あんなに自分のことも人のことも
 考えたのは初めてかもしれないです。


[“千葉も“と言った大木さん同じように
頑張っていたということなのだろう。>>447

おそらく大木さんのことだ、
俺より多くの誰かを気にかけて過ごしたに違いない。

俺にはこの人ほどの気遣い力はないと思うので、
烏滸がましいとは思いながらも親近感を覚えた。]
(464) 2022/10/23(Sun) 20:39:35

【人】 軽音部 千葉郁也

[大木さんもまた願いごとはしなかったと聞けば尚更。>>448
そして具体的に共感を示されたことで、
先程感じた親近感は間違ってはなかったのだと感じる。]


 はは、ちょっと安心しました。
 俺も願いごとしなかった理由、似たようなものなんで。
 俺が俺のままでいるには、
 自力で叶えられることは頼みたくねぇなって。

 でも、そうできない願いがある奴もいて…
 そういうとこでいろいろ考えたりはしましたね、俺も。


[幾許かの沈黙の間、
下に目線を落として大木さんの言葉を待つ。]
(465) 2022/10/23(Sun) 20:39:38

【人】 軽音部 千葉郁也

 

 ……現実味は確かに。
 幽霊とか、願いごととか。
 そんなん絶対ないって思ってたんですけど。
 
 それに……、
 皆抱えてる悩みなんて大して変わんねぇかなって
 ずっと思ってたけど、
 聞かなきゃわかんないこともたくさんあるなって。

 ただ、俺はあの3日間があってよかった、とは思ってます。


[俺の少ない接触範囲ですら“消える“つもりだったのが2人、
消えたりはしないだろうけど複雑な願いを抱えていたのが1人。
消えはしなくても、現実を大きく変えた者もいるのだろう。

大木さんの言うように、
夢から覚めたばかりのような感覚がどうしてもあった。>>449]*
(466) 2022/10/23(Sun) 20:39:45

【人】 大木慎之介

─ 三日後・病室 未國と ─


  ガラじゃねえのはわかってるよ。
  手ぶらってわけにいかないだろ……。


[未國のからかうような言い方を聞いて、
 苦笑を浮かべた。>>450

 いつもと変わらない軽口のやり取り。
 あの3日間には、一時失われもしたもの。


 それが戻れば、日常に帰ったことを
 当然実感するものなのに]
(467) 2022/10/23(Sun) 20:41:38

【人】 大木慎之介

[深刻さのない表情で他人事のように語られる内容は、
 真実味はあった。>>451

 曇った表情で言われたことも、>>452
 視線を落として続いた言葉も、>>453
 なにも言えずに黙って聞くしかなかった。

 意図的に明るくあろうとしたかのような言い方を>>454
 聞くと、思わず深くため息を漏らし]


  ……未國は願い事、最初は無いって言ってたな。
  けど、3日目には願い事しに行くって言ってた。
  その内容を、オレは知らない。聞かなかった。


[憶えていたくないような出来事が
 何かあったのかもしれない。

 思い返せばそう思わせるような変化が、未國にはあった。

 だから、未國の行動の概要だけが掴めそうなことを伝えた。
 3日間に何をしたかもわからないのでは不安かと思ったのだ]
(468) 2022/10/23(Sun) 20:41:55

【人】 大木慎之介

[その後、何か、言おうと思ったけれど。
 どうしても大木には言葉に出せなかった。

 未國に記憶が無いことを、寂しく思うと。

 そうしたら未國との間にあったことを
 話さなければいけなくなる気がして。

 もし、憶えていたくないことがあったなら、
 それを思い出すきっかけになってしまいやしないかと。

 それは怖かった。
 自分の都合で、友達を深く傷つけるかもしれない可能性は]*
(469) 2022/10/23(Sun) 20:42:06

【人】 未國 聖奈

 

── 三日後病室・大木と ──


 「 ……そっか。
   願い事、しにいったんだね 」


 どんなに大木の言葉に耳を傾けても
 あたしが何を願ったのか聞くことはない
 大木が、言葉を選ぶのがわかるから
 あたしも、ひとつひとつ、言葉を選んでいく

 
        
………、



 丁寧に、あたしは適切な言葉を探す。
 あたしだって 記憶を失っていることに
 あまりこれ以上触れたくなかったから


 探して、探して、そうして「ああ」と
 言葉を見つけて、小さく呟いて。

 
(470) 2022/10/23(Sun) 21:03:14

【人】 未國 聖奈

 


 「 ……あたしは、何か大木の役に立てた? 」

  
 空白の三日間。
 あたしは、誰かの役に立てていたのだろうか。
 せめて見舞いに来てくれた大木くらいには
 何か役に立てていたらいいな、…なんて。
 
 
…………、


 ………あたしはね、思うよ。
*

 
(471) 2022/10/23(Sun) 21:03:43

【人】 大木慎之介

─ ある日の放課後・千葉と ─


  そうだなぁ、オレもだ。
  ずっと幸せに生きてきたから。


[『自分のことも人のことも考えたのは初めて』>>464
 千葉の言葉に同意するように深く頷く。

 深刻な悩みが無いことは幸福の裏返しなのだと
 思う気持ちは、大木の結論だった。

 同じように共感を返してもらえると、>>465
 同じように安堵を感じて、表情に表す]


  似たようなこと考えてる奴がいると安心するなぁ。
  『俺が俺のまま』……か。


[言われた言葉をそのまま繰り返す。
 心に深く響くものがあって。
 千葉には自分に変えたい部分があったのだろうか、と
 頭を過った考えはあったが、その点を深く問うことはせず]
(472) 2022/10/23(Sun) 21:06:14

【人】 大木慎之介

[『そうできない願い』>>465
 ──自力では叶えられないような、
 幽霊に頼むしかないような願い。

 それを叶えるチャンスだったのだろうと思えば、
 友達に聞いた『欲』という言葉が
 自然と思い浮かぶ。>>3:286

 それから、そう簡単には叶えられない
 他者の消滅を願う思いも。>>1:229

 どちらも大木にとっては縁遠いもので、
 現実味のなさに同意する千葉の言葉を聞いて>>466


  ……あるもんだよなぁ、
  友達だと思ってた奴の“知らない顔”。

  オレも友達のこと全然知らなかった気がしちまって、
  不安になったり怖くなったりしたな……。


[同意するように表す言葉は、
 珍しく気弱そうに響くかもしれない。

 そのせいで疎外感のような、孤独感のような
 言い表しづらい感覚を覚えたことを、
 大木が忘れることは無いだろう]
(473) 2022/10/23(Sun) 21:06:39

【人】 大木慎之介

[『あの3日間があってよかった』>>466
 千葉の結論は、大木が抱いたものと同じだった>>3:569


  オレも、有意義だったと思うんだよな。
  結構辛い思いしたりはしたけど、
  あの日々が経験できてよかったと思う。

  だから……、


[一度言葉を切って、
 あれからまだ会っていない人たちのことを思い浮かべて]


  ……みんなにとって、そうだったらいいと思う。
  そうなってほしいと思って送ったんだ、
  「後悔すんなよ」って。


[ぽつりと、いつぞやのメッセージの
 裏にあった思いを呟いた。>>3:=20

 同じような祈りを抱いていた人がいると、>>3:92
 このとき知らなかったかもしれない]**
(474) 2022/10/23(Sun) 21:07:10
 
― to:あおちゃん ―


 わかった。じゃあ、上で待ってるから。

 

【人】 工藤 彩葉

 
― 旧校舎:あおちゃんと ―

[あおちゃんからの返信が届けば>>=17
私は彼女に短い返信をして、
その足音が近付いてくるのを待った。>>330]


 私こういうの、わりと平気なタイプだから。
 …それにやっぱりね、あの幽霊のこと、
 あんまり怖いと思えなくて。


[勇気あるねと言われたら、>>331
肩をすくめて微笑みつつ、声の方を見た。
代償の話を聞いた時には色々考えもしたけど、
結局あの幽霊のこと、危険な存在と思えないまま。

でも、よく考えたら私
見守り登校(?)してもらってたわけで
全く偉そうに言える立場 では
あとで羞恥心を覚えたのは>>320
今の会話を思い出したせいだったかもしれない]

 
(475) 2022/10/23(Sun) 21:10:50