人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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  …… 雨音というのは 好きな人の名前でしょうか
  それだったら ひとり心当たりがあるんですが
 
  でも、その子は好きな人がいるみたいです
  幼馴染の関係が壊れるのを怖がって
  ずっと好きなのを隠して
 
  でもこの前は、マンボウの事を言うフリして
  少しだけ言えたそうです
 
  Jさんが その幼馴染なのかわかりませんが
  応援しています
 
 
  私も、ちょっと勇気が持てました
  頑張ってみようと思います
 
 



 『返事遅くなってごめんな
  ちょっと難しくて考え込んでた

  ユージンのいう「可愛い」がやっと分かった
  likeの好き、好ましいも分かったと思う
  きちんと教えてくれて、ありがとう

  多分、ユージンはちゃんと本音で
  俺に話しているのが、分かって…嬉しい』

 



 『俺が嫌だって思ったのは
  ユージンがどんな理由でいってたのか
  勝手に知らないで思ってただけだから

  悪いのは絶対に俺の方だと思う
  これは悪いが譲れない

  こっちこそごめん
  俺の勝手だとは分かってるけど
  だから、ユージンはもう謝らないで欲しい』

  



 『でも、これも俺の勝手だけど
  ユージンが謝りたかった謝らなきゃって
  思って言葉をくれたと思ってるから

  すごく嬉しい、ありがとう

  今一番いいたいのは…それしかないとも思う』

 



 『本気でごめんて思ってるなら
  俺におかわり奢らせろ』

 



『もちろんこれも俺の勝手だ
 ユージンに断る権利はある*』

 



  [  君が現れる夢であれば、 
    きっと、あくむだってあくむじゃあないんだろう。]

  



   ──喩え 狩られる 側であれ。

              …なんて。
 



  ( 眠いね、って、
   もう土の下に埋まったともだちと身を寄せて、
   何時か ふつうのひとになって、
   大きなベッドで寝たいとうたわれたことを、

   夢の間際で想起する。

          ……過去だけみている、おんなの記憶。 )


 



 (  ──よく わからない。
        執着なんだろうか。
 
    “死にたくない”という、己の欲さえ
    理由もわからずしがみ付いている。 )

 



      ゆめをみなかった。
      …これを“睡眠”というのか、わからない。
 
 


[ 今日の分の ゆめにっき。

   ──今度はへびじゃあない、
     すこぅし眠気に揺れるくらいのもの。]
 



   [ ゆめは みていない。
    魘されることも、泣くことも無く、 ]


 



 ( もし 本当に出てしまったら、
  何度目覚めようが現実に姿は無いのだろうし、
  何度眠りに落ちても消えてくれないのだろう。 )


 



    ( こわい は、
       多分 想像したときの感情を言う。 )


 


 こんにちは A子さん
 俺は今 きっと君が目を覚さない世界にいます

 雨音というのは俺の大事な幼馴染です。
 大切で、かけがえのない

 たった一人の幼馴染です。

 俺は、雨音に伝えなければいけない事があります。
 

 だから、もし、君が


 




 雨音なんやったら

 




  俺の気持ちを 伝えさせて下さい


  俺の事 好きやなくてもええから



  だから
  はやく 起きろ ねぼすけ




  ―相星雪也

[この日は、相手が誰か、もうわかっているからか。
いつものように、日付から始まる日記ではなかった。

一ページに収めるには長すぎるその記述は、
一日分の夢を書いていたこれまでと違って、
ルークに会えなかった分にあった出来事から、
戦いの前に思うことまでを
全て、書き綴っているようだった。]

ルークへ

  思い出した。僕は全て知っていたんだ。
  機獣の大まかな構造は勿論、
  どこを攻撃すれば相手の攻撃を、脚を、止められるか
  通信機が何処についているのかも、全てだ。
  
  機獣は毎回改良を重ねられているようだったから
  最新式のものを相手するとなると、
  僕の知識にあるものだけとは行かないだろう。
  
  でも、知っているといないとでは、大違いだ。
  この基地の皆の被害を抑えるには、
  僕だけが知っているんじゃ、駄目なんだ。
  
  ……危険だとは、わかっていた。
  僕は、僕の知る全てを総司令に話してきた。

  ―――僕がやっと思い出した過去があること。
  そして、その過去は穴の向こうの世界のことだと。
  そう話した瞬間。
  部屋に居た直属の兵達に、一斉に銃を突き付けられた。
  
  僕は、一瞬たじろいだけれど。
  ここで引いちゃだめだと、自分に言い聞かせて。
  総司令から、目を逸らさずにいたんだ。
  
  『銃を下ろしてやれ。
  私たちがずっと待ち望んでいた情報を
  この兎君は持ってきてくれたんだ。
  
  もし、様子が少しでも変わっていたら、
  すぐ始末せねばとは思っていたけどね。
  ……その様子だと。少なくとも今は大丈夫だろう。』
  
  総司令はそう言って、兵達の銃を下ろさせた。
  そうして、僕の話を聞いてくれて。
  そのすべての情報は、
  今回の戦いに出る兵達全てに伝えられたんだ。

  あの人の目的は前線の死守。それは僕もそう思う。
  だからこそ、総攻撃がある今は。
  大きな戦力である僕を失うのは避けるだろうと思った。
  僕のその賭けが当たって、本当によかった。
  総司令と話していた時は頑張ったけど、
  少しでも気を抜くと、逃げ出してしまいそうだった。
  ……もしかしたら、総司令には。
  僕の震える耳が見えていたかもだけれど。

  そして……そう。
  総司令に話してしまったことが、怖くて。
  すぐルークに話してしまいたかったから、
  どうしても後回しになってしまった。
  
  今は、僕自身のことを話そうと思ってたんだった。
  僕が思い出した、僕自身のこと。
  一斉攻撃の前に、体力はつけておかないといけない。
  ルークと別れてから、今日この日まで。
  僕は毎日、よく寝ることを心掛けた。
  
  相変わらず、寝て起きた後に残る頭痛は
  僕の全てを持っていくようだったけれど。
  大丈夫。僕はまだ、僕のままでいる。
  
  僕はまだすべてを思い出したわけじゃないけれど
  あれから思い出したのは……二つだ。
  
  一つ。敵から機獣を攻撃されたら守るよう言われ、
  全て頭に叩き込んでおけと見せられた、
  機獣たちの設計図面。
  
  そして、二つめは。
  僕の……名前についてだ。
  ルークに名前を教えて貰った後、僕は思ったんだ。
  僕の『シュゼット』という名前は、
  いつつけて貰ったんだろうって。

  知りたいっていう思いが僕の記憶を掘り起こしたのかな。
  その夢を見たのは、そう思ってからすぐのことだったよ。

  僕の名前は、ルークも知っているだろう。
  『シュゼット』は、記憶を無くした僕が
  唯一覚えていた、僕自身の名だ。
  
  でも、思い出した記憶によると、
  僕は今ぐらいの背丈になるまで
  カプセルのようなもので育ったらしい。
  その後、そこから出された後は、
  命令を聞くことの大事さと、
  戦闘の方法をみっちりと教えられた。
  
  ……僕は、機獣と、同じ扱いを受けてたんだ。
  名前も、見た目をそのまま。
  "九号"と、呼ばれていたようだった。
  それは名前なんかじゃなくて、
  備品の識別番号のような響きだ。

  でも、僕はそんな名前、覚えてなかった。
  それよりも。僕は、他の全ての記憶を無くしても。
  ずっと大事にしていた写真の裏に書いてあった
  『シュゼット』という名前の方を覚えていたんだ。
  
  写真に写っていた子供が書いたのだろう。
  写真の裏には兎の絵と、名前が書いてあった。
  写真の表を見返すと、笑っている人たちの側に、
  一匹の、丸っこい兎が居た。
  兎は、写真に写っている子供を守るように、
  傍に寄り添って、
  背中から耳まで真っすぐにして立っていた。
  
  ―――僕も、こんな兎になりたい。
  写真に写る一匹の兎が、
  もう、とっくにこの世に居ない兎のことが
  大事な人の笑顔を守っているような、兎が
  僕はとても羨ましく、眩しく見えたんだ。

  ……実は、機械のような僕にも夢があったらしい。
  地上の、人が集まって生きている建物の外。
  地上の人達を殺す物質に汚染され、
  環境の変化も酷い外の世界の、どこかに。
  まだ、生き物が生きていられる場所があって。
  旅の途中で拾った写真のように、
  今も幸せに生きている人が居るんじゃないかって。
  
  旅を続けた僕はいつしか、
  そういう人たちを見つけたいと思っていた。
  僕の旅は、地上世界の人達が
  安全に暮らせる土地を探す旅だったけれど
  いつしか、それだけじゃなくなっていた。
  そして僕はその秘密を、穴に落ちる最後の最後まで
  僕に命令する人たちに明かすことは無かった。

[少しだけ、間を開けて。
記述がもう少し続く。]

 いつ話せるかわからないから
 僕の考えを、文字にして伝えておくよ。
 
 僕は、この総攻撃を耐えきっても、
 地上との戦いが終わるとは思えないんだ。
 かといって、通信機を使って交渉するにしても、
 こちらは今まで防戦一方で、交渉材料も持ってない。
 
 僕は、……このままじゃ、駄目だと思う。
 だから、例えば。上に行くことができれば。
 地上の人と話すことが出来れば、
 何か、変えられるものもあるんじゃないかな。

 それでね。上に行く方法。僕なりに考えてみた。
 ジルベールに貰った携帯式対機銃弾発射器と、
 僕の義手砲を連続、または同時に。
 真下に向かって発射すれば。
 反動であの大穴まで、飛び上がることはできないだろうか?
 ……勿論、義手砲は、気絶しないよう
 威力をなんとか調整してみるさ。
 もし上まで行けたらあとは、成るように成れ。だ。
 
 ……ううん。無謀かなあ。
 後で、ルークの考えも聞きたい。



[  ふつうのひとになりたい と思ったことも
  “おとこのこ”がゆめ見るように、
  ヒーローを目指したことだって なく、 ]

 



    [ 寧ろずぅっと 怪物 側だ。]