人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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視点:


【人】 神経質 フィウクス

>>67 謹んで遠慮します

「好きな言葉だとか抜かそうものなら正気を疑う所だ」

まず好きな人は居ないだろう。無関心という事は有り得るけど。
この気難し屋が今最も無関心なのは、
萎びていくレタスや盥回しにされるトマトの行く末だけど。
何せ自分が食べるものではないし、自分に責任も無いから。

「お前に御高説垂れられずとも、何れ
そうなる
だろうよ。
 それで面白くなくなるのはお前達だろうがな。
 …ああ、卒業した後の俺の事なんてお前には関係ない事か」

フィウクスは、過敏とさえ言える程に神経質だ。
だからその一瞬の変化にも気付いていて、
気付いていたけれど、

気付いていたから、そんな言葉が出てしまう。
(74) 2022/04/30(Sat) 0:23:53

【人】 神経質 フィウクス

>>67 敬愛する大先輩

「どうせ、卒業するまでの短い付き合いだ。
 今の内に有り難い土産話でも聞かせてもらおうか。」

「お前の大好きな場所で、いつでも」
(75) 2022/04/30(Sat) 0:25:28
フィウクスは、エルナトの言葉がいやに耳に残って。
(a10) 2022/04/30(Sat) 0:27:20

フィウクスは、テラのぶつかった感覚が、痛くもないのに後を引く。
(a11) 2022/04/30(Sat) 0:28:38

フィウクスは、この言い付けに意味を見出だせない。
(a12) 2022/04/30(Sat) 0:30:07

【人】 神経質 フィウクス

>>63 >>a13 親愛なるルームメイト

「…………」

エルナトの席の近くを離れて、
テラと些細な──きっと彼なりの抗議の形の──衝突をして。
一人眉を顰めて、苛立ちを隠しもせず溜息を吐いた後。

「何か仰っしゃりたい事でもおありですか、リアン陛下?
 俺は今気分が悪いんだ。言いたい事があるならはっきり言えよ」

フィウクスは、神経質な人間だ。それこそ病的なくらいに。

だからずっと向けられていた視線にも気付いていたし、
あなたがテラと何事か話していたのだって気付いていた。
その関連性に気付かないほど愚鈍でもなかったし、
見て見ぬふりできるほどにできた子供でも、大人でもなかった。
(76) 2022/04/30(Sat) 0:58:46
 


――私からは居なくなりません。


思わず返した言葉は、誰かへの恨み言だった。

『いなくならないで』


少し年の離れた、問題児と呼ばれた子から紡がれた音が。
耳からはなれない。会う度に声がずっと響いている。

【人】 神経質 フィウクス

>>77 そんな〜じゃないです

「事実遊んでいるかどうかは問題じゃない。
 重要なのは周りから見て遊んでいるように見えるかどうかだ」

前半はバッサリと切り捨てて、
その後に続く言葉には不機嫌そうに眉を顰めて鼻を鳴らした。
だって、嫌な事を強要されているのは。


「…俺は昔からずっと自室で食事を取らせてくれと
 何度も先生方に頼んでいた。ああ、ああ、頼んでいたさ。
 それでも、結局今に至るまでこのざまだ。
 今更あんた達に何を言っても無意味だろうよ」

「あんた達がここの教師や大人達に何を言っても、同じ事だ」
(79) 2022/04/30(Sat) 1:21:23
「眠いですか〜〜……中々治りませんねえ」

一つ、このギムナジウムには問題を抱える生徒が多いのは、人生の3分の2以上の時間をこの場所で過ごしたアオツキにとって当たり前の知識だった。
少なくとも自分も感じている他人とは違う病を、彼が抱えていてもおかしくないと思っている。

では、それを癒やすことが役目なのだろうか?

「あまり改善が見られないと、
 もっと怖い先生達に怒られちゃいますよ……ほ〜ら帽子も」

ずれそうになる帽子をのを戻してやりながら、前髪を整えるようにひとなで。
椅子を引っ張って隣に座れば見えない顔を覗き込んだ。

「先生達は、過剰に眠るバレンタインくんが見たくないんです。
 私は少しでも貴方を起こすためにここに居ます。
 でも……せっかくなら、楽しい気分がよくないですか〜?
 眠ってるのと起きているの、どっちが好きでしょう」

フィウクスは、「人を指差すな」と付け足した。
(a14) 2022/04/30(Sat) 1:21:49

「……」

瞼を重く閉じたまま押し黙って、
何か思い悩むようにやや前方に首を傾げる。
ともすれば、寝てしまったのかと思うくらい、
長く口を開かなかったのち。

「起きている方が……好きですが」

それは糸でも紡ぐかのような、かすかな声量で。

「でも、眠くしていないと……」

今にも、何か考え事をしているようなそぶりで。

「──内側から溢れてしまう」

だから結局、眠っている方が好きなのかもしれない、と。
気づけば少年は、真剣な眼差し──髪の毛越しであるが──で、あなたを見据えている。
強迫性障害。二つの病気はきっと、密接に関係している。

「ほう〜?
 溢れてしまうものを押さえつけるために眠っているんですね?」

ちぐはぐな声のトーンと台詞、表情。
笑顔や不安そうな顔のひとつでも見せられたなら、寄り添った良い先生になれたかもしれないのに。
アオツキの顔は、無表情から変わらない。

「凄いです、偉いですバレンタインくんは。
 でも、……」

「少し、一人では抱えきれないものになっていますね」

正直、病は直ぐにでも治って欲しい。
だが……目の前の君をほの暗い噂の元に連れていきたいとも、思えなくて。

「全部は、君に負担があるでしょう。
 少しずつ渡に溢してでも、教えて下さい。
 私は君の味方で、協力者です。
 我慢するだけの眠りも、より良いものにしましょう」

何処か、アオツキに刻まれた傷が傷んだ。

【人】 神経質 フィウクス

>>81 >>82 あったかな?

「その発言、教育実習生として問題があるんじゃないか」

視線を逸らし、また一つ、小さく鼻を鳴らす。
先程の不機嫌そうなものとはまた少し違うニュアンスの。

妙な語り口に不快感を覚えるでもなく、それを笑うでもなく。
何も思わないわけではないけれど、もう慣れたものだ。だって、
ここに居る者の大多数は、何処かしらに異常を抱えている。


「良い子にしていても望みは叶わない。
 良い子にしていてもルールは変わらない。
 それは外では──社会ではそういうものだからだ。
 社会ではそれが正しくて、それが普通だからだ。」

「その『普通』を受け入れて適応できない限りは病人のまま。
 受け入れて、適応できるようになれば晴れて健常者。
 全部全部その矯正の為にある。そういうものだろ」

うんざりしたようにまた溜息。
社会には、定型に嵌まれない人間一人一人に寄り添って
それを一生涯支えてやれるような仕組みなんて無い。
だから『普通になる』しかないのは嫌というほどわかっている。
(86) 2022/04/30(Sat) 3:01:43

【人】 神経質 フィウクス

>>81 >>82 あったかも……

またまた溜息の後、いつの間にやら少々俯いていた顔を上げて。
止めても聞かなそうな元先輩の内一人の様子と、
何処からかのぼんやりとした声に根負けしたようで。

「……ああ、くそ、わかったよ
 全員揃ったのを確認するまで居ればいいんだろう。
 一度食堂に顔を出して、食事は別の部屋で取る。
 これまで通りだ。それでいいんだろう…」

誰かが食事を終えて、席を立つまでは食堂を出てはいけない。
そんな長らく変わっていない言い付けの内、
食堂を後にして良しとされるまでの時間を少し縮める要望。
その要望が通るかはともかく、この場はそれで決着としたい。
(87) 2022/04/30(Sat) 3:04:46

「……そうですね……」

同意ともとれるし、
逡巡ともとれる、曖昧な相槌。
ただ、無表情に見えるあなたの顔をそこまで悪いものとして解釈していないのか、強張らずリラックスしているようには見える。

「あなたのことは……信頼している、が……
 ……あなたに預けて抱えきれるかの信用は、
 まだあんまりできてないとも……いえる」

何処までも見透かしているような。
あるいは見たまま考えの浅いような瞳は、
若干気まずそうに背けられた。

「確かに……気にすることなく、
 目いっぱい昼寝は……してみたい……

 ……無理はしないように、してみます。
 ……『治療』は……出来れば、嫌なので……」

【人】 神経質 フィウクス

>>83 親愛なるルームメイト

「もしも一切の我慢が利かないガキだったら、
 お前は今そこで優雅に朝食を取ってはいなかっただろうな」

声は荒げず、けれど今朝のやり取りの内の何よりも重く。
片側だけしか見えない視線がそちらをじたりと睨め付けた。

「理由を付けて逃げろ?口で言うだけなら簡単だよな。
 それともお前はこれまでそうして上手くやって来たか?
 俺は嘘を隠す為の嘘に塗れて生きるのは御免だ。
 そうして今も改善が見込めないのは俺のせいか?……」

事実として。
フィウクスという問題児は、これでも我慢を覚えた方だ。
このギムナジウムに来たばかりの頃に比べれば、随分と。
我慢を覚えて、それでも、抑え込む事には限度があって。

「……俺だって、」
(89) 2022/04/30(Sat) 3:45:28

【人】 神経質 フィウクス

>>83 
親愛なるルームメイト


「お前は俺が望み好んでそうしているとでも思っているのか?」


「俺がわざわざこんな事をしたがる狂人に見えるのかよッ!!」


「好転の手段?そんなもの無いからこうなっているんだろうが!
 どうするべきかわかっていたら、今頃俺は──」
(90) 2022/04/30(Sat) 3:46:18

【人】 神経質 フィウクス

「──ああ、クソ、最悪だ」

抑え切れなかった感情の波が、さあっと引いて。
我に返って、耐え難い  に襲われて、
爪が食い込むほど強く拳を握って。

吐き捨てるような言葉を残して、足早に食堂を後にした。
(91) 2022/04/30(Sat) 3:47:10
フィウクスは、なぜ自分がここに居るべきかわからない。
(a16) 2022/04/30(Sat) 3:49:16

フィウクスは、振られた手を一瞥して、……一瞥しただけだった。
(a24) 2022/04/30(Sat) 14:33:30

「そ〜ですね〜。

 私も歳が成人しただけの子供らしいですから〜。
 信用なんてからっきしでしょう、これからですね。

 イシュカからもきっと、良い答えが来ますよ。
 相談事得意ですから〜、不器用なりに」

感情の機敏はその青い瞳の先に映らない。

「……」

「……昼寝の時間、作ってもらえるように聞いてみます」

「焦らないように気を付けますね〜」


「実習生の人たちは……うん。
 そう、……信頼はしてる……よ。
 
 どちらかというと……手のかかる生徒が多くて……
 大変じゃないかな、と……思わなくもないか」

もちろん自分もひっくるめて。
もし僕ならば疲れてしまう、と思う。

「ありがとう……ございます。
 昼寝の時間……僕も焦らないように、待ってる。

 ……アオツキさんも……たまには昼寝、したらいい。
 溢れないように押し付けるものがなかったら、
 きっと……何も意味が無くて、楽しい。気がする」

自他を守るために、防衛本能として。
それがないことを意味の無いことだと表現して。
ただそれも楽しそうな事だと捉えているらしい。

「お見通しですね〜。
 これは私の振る舞いのせいでしょうか」

それこそ、専属という形をとらなければ一人の生徒だけを見続けることなどできない。
彼らが誰にでも与えられるもので解決がしているのであれば、もう既に改善している子は山のようにいただろう。

「……正直手のかかるのは生徒だけじゃないのが実情ですね。
 それでも私は君たちが大好きだから動けるんですよ」

「君たちがなにかを一人でかかえきれないとき、
 私は黙る壁に、wobbly manに、あるいはザントマンにでもなれます。
 私達が求められていることは、……本当に一つ一つであれば、
 大したものじゃあ……」

間。

「……た、大したこともあるときは、ありましたね
 すみません……潰れたりしないようにしますよ〜」

【人】 失意 フィウクス

飼育小屋を立ち去った後、夕暮れ時の事。

歩みは立ち並ぶ飼育小屋を通り過ぎ。
行き着く先は敷地の隅、森の浅部の一歩手前。
不機嫌な瞳がじたりとその向こうを睨んだ。

「──夜の森で出歩いた生徒は、"神隠し"に遭うらしい」


想起するのはそんな子供騙しの言葉一つ。

「そんなものがあればよかったんだがな」
(111) 2022/04/30(Sat) 18:22:38

【人】 神経質 フィウクス

──がさり。

徐々に暗く影の落ちて行く森の中。
どこか遠くで、きっと風が木々や草葉を揺らす音、その様子。
神経質にそれらを拾って、眉を顰めて。

暫くの間、今度は木々の向こうではなく、その中へ視線を向けて。
それから、軽くかぶりを振って寮の方へ踵を返した。
(115) 2022/04/30(Sat) 20:00:18