人狼物語 三日月国


263 【ペアソロRP】配信のその先に【R18/R18G】

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【人】 学生 初波華音


[空き部屋というわけではなく
 誰か借りている人はいるらしい、とは
 大家さんから聞いていた。けれど、
 ご挨拶に伺おうとした時は三回とも留守で
 それ以降も、一度も会ったことがない。
 どんな人が借りているのかも未だによく知らない。

 向こうも気にしていないのならば
 別に構わないか。
 そう勝手に結論付けて今に至る。]


  いつから帰ってたのかしら
  ……うるさかったかな私

  怖い人じゃないと良いんだけど……
  

[ご挨拶チャレンジしようにも、
 とてもじゃないけれど今は
 自分が外に出られる状態じゃない。]
 
(20) 2024/05/19(Sun) 19:41:13

[髪を梳かしながら部屋に戻り、
 ソファ兼用のベッドに腰を下ろす。

 ──そういえば、
 泣きながら寝落ちたから
 昨日の配信、途中までしか観れてないな。
 配信の最中に寝てしまうなんて失態、
 ソウマくんを好きになってから初のことだった。

 三日月Tubeのメンバーシップには
 当然の如く加入しているし、
 コメントだって、いつもなら
 もっとたくさん送っている。投げ銭も。
 配信が終わった後も大抵、すぐには寝付けずに
 冷めやらぬ興奮をSNSで延々と書き連ねたり
 公式アカウントにリプライを送ったりしてきた。

 そのまま過去の動画を巡回し始めて
 気付いたら夜が明けていた、
 なんてことも数知れない。
 
 毎週欠かさずにずっとあったものが
 突然なくなったら、ソウマくんも
 淋しい、って思ってくれたりするのかな。]
  


[……まあ
 10万のうちの1人が居なくなったところで
 普通気付きもしないわよね、きっと。

 さっきのメッセージだって
 ソウマくん本人からなわけがないんだから──]
 

【人】 学生 初波華音

 

  ……えっ
  既読がもう付いてる?


[メッセージを送ったのはついさっきだ。
 顔を洗いに一度離れてから
 再びスマートフォンを手に取るまで、
 かれこれ5分も経ってない。

 まるでずっと私の返事を待っていたかのような
 反応速度に戸惑ったのも束の間、
 ぴこんと通知のポップアップが表示される。]


  うわ早ッ
  もうお返事が

  えっ、ええ……

  
えええ〜〜〜……!!?!?



[送られてきたメッセージに目を通せば
 お隣さんが今日はご在宅らしいことなど、
 頭からするりと抜け落ちてしまった。]
 
(21) 2024/05/19(Sun) 19:43:23

【人】 学生 初波華音

 

  な、何でも……!!??!
  何気に凄いこと書いてない!!?
  大丈夫!!?!?!

  待って待ってどうしようこれちょっと何事やば
  ほんとにソウマくん本人ぽくない……!!?!?

  勝手……勝手なんて
  私にもわかんないよ……!!
  むしろ何でも致しますのは私のほ

  わわっ


[動揺で取り落としそうになった端末を
 両手で掴んだ瞬間。

 追い打ちのような通知音とともに
 画面いっぱいに表示されたのは、]
 
(22) 2024/05/19(Sun) 19:43:47

【人】 学生 初波華音

 

  ──っ、

  
(23) 2024/05/19(Sun) 19:44:16

【人】 学生 初波華音

 


  ヒエェェェエッ!!!?!?!?




[悲鳴のような絶叫と前後して
 
ゴン!!! 

 と凄まじい騒音が辺りに響いた。

 背後の壁の存在を忘れて
 脊髄反射的に画像から飛び退いた結果である。]


  ……ったあ〜〜……


[強かに打ち付けた後頭部を暫しさすって
 再び画面に目を落とす。]
 
(24) 2024/05/19(Sun) 19:44:25

【人】 学生 初波華音



  …………うそ
  うそうそうそ 嘘でしょ……!?

  このお洋服
  昨日の生配信のときの……
  こ こんなに接写のソウマくんの写真
  見たことない、しかも
  もしかしてこれ自撮り……?

  ひ ひえ……
  眩しすぎて直視できない
  神々しすぎて目が溶ける…………
  
  あっでもAI画像って可能性も
  ……なさそうね
  瓜二つの別人てこともなさそう……、かな


[信憑性を確かめるべく
 おそるおそる画像を凝視して]


  ほんとにソウマくんなの……!?
  
  
(25) 2024/05/19(Sun) 19:45:17

【人】 学生 初波華音



  えーん自撮りもカッコイイよ〜〜〜♡♡♡
  睫毛なっっが……目綺麗……
  吸い込まれそう…………
  撮り慣れてない感じもいいなあ
  わざわざ撮ってくれたのかな……好き

  ううっ……
  やっぱり好きだよおソウマくん…………


[よもや一連の独り言が
 隣室に潜んでいる当の本人に
 筒抜けだなどとは思うはずもなく。
 隣室で撮られた写真だと気付くこともなく。

 ああでもないこうでもないと騒ぎ立てながら
 打った返信は、こうだ。]
  
(26) 2024/05/19(Sun) 19:45:46

【人】 学生 初波華音


  ──────────────────
  @Aurora_kanon


  早速のお返事をありがとうございます。
  お写真を拝見し、限りなく
  ご本人様であるとお見受けいたしました。

  私も配信者様と個人的な連絡を
  とらせていただくのは初めてのことで、
  勝手がわかっておりません。
  先ほどの無礼をどうかお許しください。

  天にも昇る気持ちです。
  お食事のお誘い、喜んでお受けいたします。

  ソウマくんのご都合の良い
  ご希望日時や場所など、
  ご連絡いただけますと幸いです。

< どうぞよろしくお願い致します。
  ──────────────────
 
(27) 2024/05/19(Sun) 19:46:57

【人】 学生 初波華音



  お、送っちゃった……
  『ソウマさん』にした方が良かったかな

  夢見てるみたい……


[ぽすん、とベッドに横になり
 送られてきた画像を見つめながら頬を抓る。

 フォローリクエストはまだ
 承認されていないようだったけれど
 そんなの気にならない。]


  ……えへへ


[頭の中はもう、
 当日何を着ていくかでいっぱいだった。*]
  
(28) 2024/05/19(Sun) 19:47:14
 
[絶叫が耳に届くが早いか
 背中を預けていた壁から衝撃が伝わる。


   
っ!!!!

  (びっっっっ、くりした……)


[それはもう驚いたが……、
 寸での所で声を上げずに済んだ。

 こんなに勢いよくぶつけて相当痛いだろう。
 きみには怪我をしてほしくない。

 ああだけど、そんな風に反応して貰えて
 嬉しいとも感じてしまっている。
 自分はなんてやつだろうか。]
 

 

  (好きだって……)


[聞いたのは何もこれが初めてじゃない。
 朝目覚めた時など
 部屋内のどこか一点に向けて
 語り掛けてくれているのを
 息を潜めて何度盗み聴きしてきたことか。
 それでも、何度聴いても胸は高鳴るのだった。

 それが秋月壮真に向けられたものではなく
 暁ソウマ宛のものだったとしても。


 悔やまれるのは
 彼女の反応でやっと自覚したことだが
 昨日と全く同じ服を着ている点。
 二日連続で着続ける不潔なやつだと思われたくない。
 そこには気付かないでくれると良いのだけれど。]
 

 
[またスマートフォンが震えた。

 先ほど自撮りに梃子摺っている時に
 早いと指摘されていたから
 少し置いてから確認しようとして……、
 結局一分と保たずに開いた。

 自分はこんなに堪え性のない男だったのか。]
 

【人】 配信者 秋月壮真

 
  ──────────────────
  
@Johann_Christoph_S


  無礼だなんて思っていません。
  信じて頂けて嬉しいです。
  ありがとうございます。

  早速ですが今夜はご都合いかがですか?
  場所は面箕駅から程近い「のうえ」
< というお店を考えています。
  ──────────────────
  
(29) 2024/05/19(Sun) 22:26:15
 
[送ってからしまったな、と少し冷静になる。

 つい一度隣駅、と打ってしまったのを消して
 正式な駅名に打ち直したのはよかったものの、
 昨日の今日は早すぎるだろうか。
 今朝DMを開封した彼女にとっては今日の今日だ。

 でも、壁を隔てずに早く逢いたいから……。
 冷静になっても、今日が良いという結論になる。

 勿論彼女が別日を望むなら従う次第。]
 

 
[店は、何度も利用している
 一見さんお断りの高級料理店だ。

 顔が利くから
 彼女の好きなものを
 特別に用意して貰うことができるし、

 ……それ以外のことも。*]
 

【人】 配信者 秋月壮真

 
[DMを送ってから暫く。
 お隣さんは今日も誰とも遭遇しないように
 建物から去って行くのだった。**]
 
(30) 2024/05/19(Sun) 22:34:45

【人】 学生 初波華音



  ふへへ……カッコイイ……♡♡
  昨日の配信終わった後
  そのまま寝ちゃったのかな?
  それとももしかして一晩中起きてたとか……?
  ん〜でも顔色は悪くなさそうかしらね

  ちゃんと寝れてるといいなあソウマくん
  お疲れさまだよお〜〜〜
  でもすぐお返事くれて優し……ふふ

  昨日の見逃しちゃったとこも後で聴きなおそーっと♡
  

[件の画像を見つめながらベッドの上でごろごろと
 頬を緩ませきっている間にもう次の通知が飛んでくる。]


  えっっっ
  こここ今夜!!?!?

  ご都合は余裕で大丈夫だけど
  こ、心の準備が…………!!

   
(31) 2024/05/20(Mon) 20:59:00

【人】 学生 初波華音



  ていうか近ッ ま!!? 近くない!?
  面箕駅って私の知ってる面箕駅で合ってる!?


[たとえ指定された場所が
 この街から遥か彼方離れた土地だったとしても、
 私は地球の裏側だって飛んでいこうとしたと思う。
 今夜辿り着くのが物理的に難しい場所であろうとも。

 ところがメッセージに書かれていたのは
 こともあろうに最寄り駅の隣の駅名だった。
 なんなら少し頑張れば歩いて行ける程度の近場。
 もしかして私が知らないだけで
 他にも『面箕駅』があるんじゃないか、って
 念のため検索してもみたけれど、
 『面箕駅』は全国にひとつしかない。]

 
  ……もしかして、ソウマくんって
  思ってたよりご近所さん……

  ……だったりする、のかな?


[まさかお隣さんだとまでは思うべくもなく]
 
(32) 2024/05/20(Mon) 20:59:13

【人】 学生 初波華音



  今夜……今夜かあ う〜〜〜
  でもでもこんなチャンス二度とないかもだし
  忙しい合間を縫ってくれてるのだろうし……!

  ……よしっ
  送っちゃえ!!

  
(33) 2024/05/20(Mon) 20:59:45

【人】 学生 初波華音

 
  ──────────────────
  @Aurora_kanon


  寛大な御心に深く感謝いたします。
  こちらこそ、
  本当にありがとうございます。

  今夜、面箕駅近くの
  「のうえ」というお店ですね。
  承知いたしました。
  ご指定の時刻に現地へ伺います。

< お会いできるのを心から楽しみにしております。
  ──────────────────
 
(34) 2024/05/20(Mon) 21:00:07

【人】 学生 初波華音



  デート……
  デートだ……!!??!

  
きゃーーーーーっっ

  どうしよ〜〜〜〜〜〜!!!!!


[どすんばたんとクローゼットを
 豪快にひっくり返し始めたものだから、
 お隣さんが去っていったのにも
 まったく気付かないのだった。*]
  
(35) 2024/05/20(Mon) 21:00:38

【人】 学生 初波華音



  メイク、よし!
  ネイル、よし!!
  ヘアスタイルよぉ〜〜し!!!
  ファッションばっちり!!!!!

  可愛いわよ華音!!
  すっごく可愛い!!!


[完膚なきまでに磨き上げたパンプスを履いて
 玄関前の全身鏡の前に立ち、
 言い聞かせるように己を鼓舞することで
 気合を入れた十数分後。

 面箕駅の改札を通り抜けたところで、]
 
(36) 2024/05/20(Mon) 21:11:27

【人】 学生 初波華音

 

  
……うう〜〜〜っ
  来ちゃったよおーーー



[もう既に弱気になっていた。]
 
(37) 2024/05/20(Mon) 21:11:37

【人】 学生 初波華音

 
[待ち合わせ時刻までは、まだ
 三十分ほどの余裕がある。
 気を紛らわせようとスマートフォンを開けば
 習慣でついソウマくんの動画を開いてしまって
 慌てて閉じた。

 上品な女の子らしさを意識した、
 シフォンフリルが可愛らしい
 くすみピンクのワンピース。
 育ちの良いお嬢さんに見えるようにと
 普段より少し凝って編み込んだハーフアップ。
 首元にはピンクゴールドの控えめペンダント。
 マニキュアも清楚に見えるようベージュを択んで、
 必要最低限の小物のみを纏めた革のバッグは
 型落ちのセール品ながら一応ブランドものだ。

 ショーウィンドウに反射している自分を
 改めて見ても、我ながら悪くはないどころか
 恥ずかしいくらい気合の入った仕上がりだと思う。

 ほんの少しだけでも『可愛い』って、
 思って欲しくて。
 
 けれど。]
  
(38) 2024/05/20(Mon) 21:14:10

【人】 学生 初波華音



   どうしよ〜〜
   キンチョーしてきた……!
   へ、ヘンじゃないかなあ

   てかほんとに来てくれるのかな……!?



[ご尊顔をこの目で拝むまでは、
 まだどこか信じきれずにいた。**]
 
(39) 2024/05/20(Mon) 21:14:20
 
[汚れを気にするどころか
 自分の身を案じてくれる彼女は
 なんて優しいのだろう。

 彼女が向けてくれる言動の一つ一つが
 自分にとってどれほど嬉しいことか
 言葉で表すことは難しい。]


  (ああ、華音……)


[心の中で呼ぶ名はHNではなく本名の方。
 郵便受けからはみ出していた手紙を
 悪いことだとは思いつつ手に取って知った。

 それ以降、彼女が同じ名の曲を
 リクエストしてくれることを
 可愛らしく感じている。]
 

 
[ご近所さん、と言い当てられれば
 ドキッとして壁越しに肩を震わせた。

 休学中だが一応学生の身分であるため
 借りられたこの部屋も自宅もそう遠くない。

 だからこそこの出逢いは運命なのだと
 思わざるを得ないのだけれど。]