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人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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  ……ふ、


[吐息を吐き出すように、笑いが零れた。

 今までとは違う一人称の原因は、それだろうか。
 妙に畏まっているような。
 なのに、心踊っているような。
 
 天気予報を度々見るほどに。
 楽しみにしているというのは嘘じゃないらしい。

 ラジオは今日は生放送なのか。
 この前のように録音なのか。

 ベッドに投げたスマホを手にとり、
 メッセージアプリを開く。]




             『もうすぐですね。

              待ち合わせ場所は――、』**

 

―― サクラサク ――

[指定したのは自宅から徒歩で行ける公園の入り口。
 入り口の防護柵に腰を掛けて待っていれば、
 もうすぐ着くというメッセージが届いた。

 寒くない格好で、と言われて結局選んだのは、
 白地のトレーナーの上に、
 オフホワイトのパーカー付きボアフリース。
 更に紺のマウンテンパーカージャケットを着込んで。
 下はよく分からなかったから、
 いつものように黒のジーンズという出で立ち。
 
 到着したというメッセージに腰を上げて
 交通量の多い道の方へと向かっていく。

 背丈からすぐにその姿は見つけられたので。
 ゆっくりと、向かって。]


  おはようございます。

  そうですね、この時間に会うのは。


[いつもとは違う挨拶を交わして、
 体調の確認には軽く頷いて応える。]

[彼が報告してくれていた通り、
 天気は晴れやかな日が射していて、
 着込んでいたら、少し暑いぐらいだ。

 渡されたヘルメットとグローブ。
 触れるのは初めてだが眼にしたことはあるから。]


  ないですけど、見様見真似で。


[そうして視線を手元に落とせば、
 ヘルメットにはうさぎのマーク

 カラーが眼についたのは、
 自身がよく見ている色だからか。]


  これ、元からですか?


[トン、と指でうさぎを指して、問いかけて。]

[グローブを装着して、帽子より窮屈なヘルメットを被る。
 確かに外の音は、ぼわっとしていつもより聞き取りづらい。

 先に慣れた仕草でバイクに跨るのを見て、
 真似るように高野の肩に手を添え。
 捕まるようにして後ろに跨る。

 小さな声は聞き取れなくて、]


  …………?
  どこ、掴まったらいいですか?


[指定があるなら、その場所を。
 ないのなら、腰元に手を回すつもりで。*]

メモを貼った。

店長 アンは、メモを貼った。
(a18) 2023/03/09(Thu) 21:15:59

【人】 店長 アン

――丸鶏のスープが芳しかった日――

ねえ、ちょっといい?

[何がどうしてそうなったのやら、ネイビーのキャスケットを被った速崎を、呼び止める。
 当日その場で渡すのは、ちょっと酷かしら。
 でも、そうね。
 ひとつ言うなら、お客様の前で気もそぞろだったお叱りの代わり。
 ちゃんと受け止めるのも、仕事のうちよ。]

これ、あなたに。

[その場で読む、読まないは自由だけれど。
 一通の置き手紙を、折りたたんだまま渡す。]
(99) 2023/03/09(Thu) 21:27:13
店長 アンは、メモを貼った。
(a19) 2023/03/09(Thu) 21:30:41

 私服、見るの初めてだ。
 いいね

[ トレードマークの帽子はなく、
 もちろん眼鏡もない。
 
 いつもの姿を見慣れていても
 近づく姿はすぐに見つけることが出来た。

 天気良好、体調良し、を確認できれば
 装着具を渡す。 ]

 そんなに難しいものでもないから
 大丈夫だと思う

[ 見様見真似、それが出来るのって
 センスと能力でも在ると思う。
 それなら、と見守るだけに留めて ]

 ……特にカスタムはしてないよ。

[ はしゃいで買いました、はちょっと
 言いづらく。なので、その問いには
 そう答えた。 ]

 一応ベルトで留めるけど、
 どこでもいいよ この辺とか。

[ 見様見真似にしては、まごつかず、
 グローブとメットを被り、シートに乗り込む君に、
 どこ>>と聞かれたら、腰のあたりを
 叩いて教えた。 ]

[ ………自分の体に回される手に、
 一瞬言葉を失うも、地面を軽く蹴り、
 バイクは走り出す。

 寒くないように、とそういったのは
 立ち止まっているなら、暑く感じても
 ずっと風を浴び続けるとそれなりに、
 寒く感じるから。

 理想的と言えるスタイルをしてくれたと思う。

 目的地まで、危険な道はない。
 山を一つ通るけど、行きも帰りも緩やかなものだ。

 中心部を抜ければ、穏やかな田園地帯が続く。 ]

 ああ、 最高

[ 故に信号もそれなりに少なくなる。
 余暇にバイクを走らせることも、
 それを共有できるのも。

 思わず漏れた声は、漏れたにしては
 それなりに大きな声。

 本音を言うと、叫びたいくらいには、
 そんな気持ちだったんだ。* ]

―― 友人へ ――

 『いーよ、体調平気なら』

[ そのメッセージに気づいたのは
 お使いに出た時のこと。

 メッセージからは声色は測れない、
 が、この分ならただの二日酔いだろう。

 頼まれれば買い出しくらいは
 引き受ける所存だが、いい大人だし
 大丈夫だろう。

 そのうち、もしかしたら同居人も
 増えるかもしれないし、それなら尚更。

 次に会う時には、遠慮なくご馳走になるとしよう。
 酔っ払いって重たいし、そもそも成人男性だし

 貸し借りは頻繁に作るもんじゃない
 友達なら、尚更ね。* ]

 

[ 
「 ねえ、恋ってどんな感じだと思う? 」


  あれは確か、高校三年生の冬。
  家のことで同じように荒れていた友人から不意に問われ、
  大咲は「んー……」と思い悩んだことがある。

  恋。誰かを想って、その人の特別になりたがる感情。
  関係が壊れることを恐れることがあってもなお
  「特別同士になりたい」と思う、こころ。暖かい春。 ]


  分かんないよ、そんなの
  ……恋人いる子に聞きなよ。


[ 遠い世界のことだな、と思った。
  自分にとって恋やら愛だのといったものは種類が無くて
  漫然と、親の手料理くらい、遠いものだった。 ]

 

 

[ それがまあ、今となっては。
  一言一句聞き逃さないよう、常に神経を張り巡らせたり
  滲んだだけの"可能性"に一喜一憂したりとか。
  スマホの通知音が鳴ると、真っ先に名前を見てしまって
  貴方からなら嬉しくなるような。

  勝てないなあ、と思っているのがお互いさまなんて
  知らないまま、少しずつ、雪が解けていく。 ]


  ……?


[ 名前の件は、焦らす魂胆なんて全然なかったから
  出迎えた彼の息が何故か上がっているのを見れば
  なんで……? と疑問符を頭に浮かべ、首を傾げた。

  彼氏の家に、彼女が泊まる。
  それも、初めてそこで名前を呼ぶという約束付きで。
  大咲はその緊張感を察せるほど、慣れてはいないのだ。 ]

 

 

[ 同じ言葉で返してくれる彼へ、頬を緩めて手を繋ぐ。
  タルトの箱はお言葉に甘えて持って貰うことにして、
  ……繋いだ手から悪戯に伸ばされた指先の感覚へ
  「ひゃぅ、」と油断しきっていたが故の声を零した。 ]


  い、悪戯禁止です!!


[ 赤い顔で見上げる先、月明かりに照らされる彼の顔。
  その瞬間に何故か自分の肌の上で跳ねた貴方の指が、
  "動揺"という心のゆれを教えてくれた。

  あ、もしかして今、思惑は成功しましたか。
  リップを塗り直した時の、ほんのすこしの狙い撃ち
  ふふ と笑い、お泊りセット購入には
  「買いたいです」と頷いて。 ]

 

 

  神田さんにしか見せない格好も、ありますよ
  ……寝る時のとか……?


[ デート服は流石にだって、デートなので。
  お家デートの時も、家へ来るまでに誰かには見られる。
  となれば必然的に寝る前の姿しかない。
  今度お気に入りのブランドでパジャマを新調しよう、と
  密かに誓って駅前のドラッグストアへ寄り道だ。

  お泊り用に小分けされたスキンケアセットや歯ブラシ、
  その他、必要なものを籠へ入れていく。
  女子は急遽のお泊りに必要なものが多いので
  暇をさせたり、神田にも買い足すものがあるのなら
  いったんは別行動で。 ]

 

 

[ 買い終えた必要なお泊りセット一式を手に、
  桜を眺めながら手を繋いで歩く帰り路。
  ポニーテールに纏めた髪がふわふわ揺れていくのも
  まるで少し浮かれた心を表しているみたいだ。

  それはきっと、貴方の家へ到着する間際。
  不意にちらりと伺うように瞳を見つめ、問いかける。 ]


  ……この家に泊まるの、何番目ですか?


[ 恋人として。と、付け加え。

  初めてなら満足したように笑うだろうし
  そうじゃないなら
  次からはちょっと、何か置いて帰ってやろう、なんて。* ]

 

メモを貼った。

―― うさぎのじゃれ合いは続く ――

[同僚になって三年、仲が悪いわけではない。
 たまには同僚同士で飲みに行くこともあれば、
 大咲とも店のグループチャットで
 やりとりすることもあっただろう。

 なんというか。
 時折、彼女から感じていたのは。
 背伸びをしたい妹のような。
 どこかに必死さと焦燥が見え隠れしていたけれど。

 複雑だと、珍しく素直に心情を吐露されれば。
 おや、と数度瞬いて彼女を見つめた。

 何の心境の変化があったのか。
 数週間前に慌てて早退して以降の大咲は、
 少し、雰囲気が柔らかくなったような気がする。]

[彼女の変化の元となったのが神田であることは、
 その時はまだ知らなかったので。

 神田が腹ごなしに歩いているのを横目に、
 大咲へと視線を戻す。

 
……やっぱり混ざりたかったんだろ?


 そんな言葉を飲み込んで、いつかのように。
 ぽんと、大咲の頭に手を置く。]

 
 
  大咲も、何かあったら
  オニイチャンを頼っていいよ。
  話を聞くぐらいしかできないけどさ。


[父子のような実際のつながりはなくても、
 三年紡いできた絆があるように。

 速崎からも話を聞いていたから
 彼女にも同じように。聞き役として。]

 
 
  まあ……、
  俺にもできることとできないことがあるけど。


[大咲につられるように流した視線の先、
 何やら店員の視線が新人のカクテルに集中しているが。

 俺はあまりカクテルには詳しくないので。
 そこは可愛い妹に頼るところ。**]
  

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

 

  寒くないようにって聞いたんで。
  春先にはちょっと、暑いかと思ったんですけど。


[私服を指摘されたら、何となく自身を見下ろした。
 パーカーはフリースとジャケットで二重になっている。
 持っている服は、大体、黒とか白とか、紺とか。

 トレードマークにした紺のキャスケットも。
 新しく新調した訳じゃない。
 自宅であまり使われずに埃を被りそうに
 なっていたものを使うようにしただけ。

 オシャレ、というより無難な感じ。
 一方、軽装でも着こなしている彼は、やはり。
 人の目を引いていただろうか。]

[カスタムはしていない。
 ということは、元から持っていたものか。
 あまり普段見慣れないものだから、
 新品かどうかも分からない。

 けれど。]


  ……俺と同じだ。


[偶然か、必然か分からないけれど。
 彼の持ち物の中にあるうさぎに、少し目を細めた。]

[二輪のバイクは四輪の車よりも
 バランスを取るのが難しい。
 今は彼の足が支えているけれど。

 叩かれた腰元に両手を回せば、自然と距離も近づいて。
 背中に身を寄せて、これでいいかというように、
 振り返る視線と目を見合わせた。

 体格はあまり変わらないだろうか。
 いや、背丈がある分、彼のほうが締まっているか。
 肉付きは、俺のほうがいいかもしれないけれど。
 
 ヘルメットを被った高野が前を向けば、
 ゆっくりとバイクが走り出す。


 風が、当たる。
 そよぐ風が、強くなり、駆けるように。]

[時折、かかる声は前と後ろの距離と。
 ヘルメットを被っているせいで少し大きい。
 
 最高、と零す声に、静かに笑った。

 同じように声を張ることはないけれど。
 緑が増えてきた風景を抜けていく中で、
 早咲きの桜を見つけたら。

 コン、とヘルメット同士をぶつける。

 腰に回した手を一瞬外して、桜の方を指せば。
 彼も気づくだろうか。

 そんな、やりとりを挟みながら。
 見慣れない道路を進んでいく。*]

[ドラッグストアの明るい光が眩しくて眇になる。
照らされてしまうと自分の姿も彼女の姿もはっきりして、歩いている内に落ち着き始めた心臓が忙しなくなる。

繋いだ手から伸びた指はきちんと収めた。
先程何気なく悪戯して返って来た反応に蹲りたくなる程の衝撃を受けたので、後は帰るまでの我慢です。]


 うん、それは本当、そうして。
 友達とお泊り会とかあったら違うパジャマにして。

[
寝る時のとか!


この子は僕の理性を試すのが本当に上手いなと脳がグラグラする。
彼女の友人関係は尊重したいから、今後泊りや旅行があっても反対はしない。
けれど、自分にだけ見せる姿を作ってくれるなら、違うパジャマを持って行くか旅先のホテルナイティにしておいて、自分の前で着るものとは別にして欲しい。]


 あー……
 うん、ゆっくり見ておいで。
 僕は入口で待ってるね。

[買い物につきあうのは好きだけれど、つきっきりで買いにくいものがあるかもしれないので見送った。
店内の照明に照らされた項を直視出来ないなんて、中学生かよ、と苦笑する。
ポニーテールが揺れて角を過ぎるのを待って、自分も簡単に買い物を済ませる。

別行動の流れになって良かったね僕!
]

[彼女の袋は彼女に持ってもらう。
タルトの箱で片手が埋まっているもので。
そうして手を繋いで歩く道には、既に桜が綺麗に咲いている。]

 あー……

[鍵を取り出したところで目が合う。
過去を気にしているのだなと知れば、誤魔化したり嘘を言ったりはしない。]

 ここに住んで1年くらいなんだよね。
 「彼女」が来てくれるのは、マシロちゃんが初めてです。

[「泊まり」ではなくその前段階の「来訪」も含めて。
1年くらいは相手がいないというのも伝わるか。

何でも置いて帰っていいよ。
引っ越す時には一緒に持って行くから。]

[散らかってるけど、と前置きをした。
私物がそうある訳ではないけれど、職業柄雑誌やアルバムの類は森のように大量に置かれた突っ張り本棚にびっしり詰まっている。

小さなテーブル、仕事に使うのでPCのスペックは高性能のもの。
デュアルモニター。

辛うじてバストイレは別だけれど狭い。

寝室は和室。
客間はない。]

 荷物、好きなとこに置いといて。
 タルトは一旦冷蔵庫、と。
 湯、沸かすね。

[自分のリュックも無造作にPC机前の椅子に投げ、ジャケットも背凭れにかける。]