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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


「無害……本当にそう思われればいいのだけれど。
 教会に迷惑だけはかけたくないから、
 せめて、捕まるなら……」

ひとりでじゃないと。
決意表明のように呟いてから、
あなたの答えには少し嬉しそうにはにかんで笑う。

「話し相手としては認めてくれてるみたいで、よかった。
 次に会ったときは、お望みのお酒を頼むわね」

なんて笑って、今宵の夢は仕舞いとなるだろう。

「はあい、揶揄いました。すみませんでした」

反省の色があんまり見られない返事をしつつ。

「新聞かなんかで見た。
 護身のために気を付けろみたいな感じの……」
「嫌だろ。酒飲んでただけなのに事件に巻き込まれるとか」

ここにあるのは純粋なカクテルだ。そんな心配はない。
マスターの目がある限りはそんな事も許されないだろうけど。

そしてこれを知ったのも同じファミリーの先輩に
教わったからなのだった。
こういう細かい嘘の数はもう覚えちゃいない。

「それ甘いんだ。いいな」
「俺も次は甘いの頼むかな……頼んだ事無いのとか」

先輩ぶるのはそこそこに、
自分も冒険してみようかなんて気持ちにもなった。
二人で初めてのお酒を頼むのも悪かないな、と思ったので。

【人】 法の下に イレネオ

配ったり、勝手に持って行ってもらったり。
腹にものを入れて置いてほしかった先輩。
外回りで腹が減っているだろう先輩。
書類仕事で糖類が必要であろう先輩。
弁当と一緒に食べてくれるらしい後輩と、
働き者の後輩もひとつ選んで行った。
そうやってだんだんかさが減っていく。いい具合の頃に自分の分も確保したんだろう。
答えた店名は貴方 >>85 も知るものだった。彼女が言っていたものとは同じかどうか。

きっと誰かが言った通り、 >>88 存外楽しい昼食になったはず。
何もかも動き出す直前の、最後の穏やかさかもしれなかった。

#警察署
(95) 2023/09/17(Sun) 20:53:35