人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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[だからこそあの日、白露に推薦されたことは、ずっとわたしの心臓をじくじくと刺し続けていた*]



[秘密基地を作ってから少し経ち、いつものように遊んでいた時の話。


「げしさまってきっとすごいひとなんだよね。だってこのりょーいきのひとたちをみんなしあわせにしてるんだもん。ぼくもそんなひとになりたいなあ…」

『あおいくんにはむりむり。だってここにどれだけのひとがいるとおもってるの?そのひとたちぜんいんをしあわせになんてできっこないよ


「そんなことないもん!ぼくがつぎのげしさまになって、いまのげしさまよりもっとしあわせなりょーいきにするんだもん!」

『むりだとおもうけど、いつかもしほんとうになれたら……わたしが、あおいくんのほたるになってあげる』


…そんなこと言ってたっけ。それから暫く経って段々疎遠になって。葵くんあいつのことなんて忘れかけてた頃に……


「……やぁ、萩ちゃん。迎えにきたよ。」

…本当に夏至の名を継いで、私を迎えに来てくれたっけ。]

【人】 小満末候 麦秋至

―― ちょっと前/シャオディエさんと ――


はいっ、このことは内緒にしますね!

[こくこく頷いてから、同じく人差し指を唇の前に立てた。>>42
悪戯っぽい笑顔はできていない。相変わらずのにっこり。
居眠りしているところを起こされない限りは大丈夫な気がする。
そもそも居眠りなどしないよう頑張ってはいますし。


その後は彼女と小満さまの会話を見守る置物のようになりながら、
念を送っていたというのは既に語ったことである。
どこか遠慮がちな眼差しが返ってきたので、
にっこりと頷いて親指を上にぐっ! って立てた。
(意思が微妙に曲がって伝わっていたとは気付かず。
 まあシャオディエさんが来てくれるのは素直に嬉しいけど!)]
(112) 2022/01/29(Sat) 14:01:15

【人】 小満末候 麦秋至

[シャオディエさんの明確な異変に気付いたのは、>>43
彼女がわたしの言葉に文字通り飛び上がってからでした]


あ、あの……、あの!?

[わたしの声はそれはもう「どうしたんですか!?」と言いたげでした。
頬寄せられてるようなのもあって、急に発熱でもしていないでしょうか、という考えがよぎりました。
あたふたしていたわたしだったけれど、わたしだから聞こえるくらいの声をちゃんと聞きとって、
気がついた。お医者さまは呼ばなくてもいいと]
(113) 2022/01/29(Sat) 14:02:13

【人】 小満末候 麦秋至



(……こういう時は「がんばりましたね」って言った方がいいのでしょうか)


[いや、むしろ言葉はいらないですね。
だから黙ってシャオディエさんに手を伸ばした。頭を撫でるために]

 
(114) 2022/01/29(Sat) 14:02:51

【人】 小満末候 麦秋至



あ、……そうだ。
永久保存?をしたい……なら、小雪さまに頼むのが手かもしれません。
物の鮮度を保つのにも役立つ能力をお持ちですし……。


[シャオディエさんが落ち着いた頃にこのような提案を。
そんな言葉がすんなり口から出たのは、
彼女が誰かの好きを無碍にするような人ではないと、わたしが知っているから。

いずれはシャオディエさんに飲んでもらうのがいい。
保存しっぱなしはもったいない。
……と、『慈雨』を手伝った経験からついつい考えてしまうんだけどねえ。
よくよく思い返せば、見守るばかりのわたしが、
こうしてお節介を焼くのは滅多にないことだったかもしれない*]
(115) 2022/01/29(Sat) 14:04:03
── 遠い昔の物語 ──

  ゆき    
           ゆき

 頑張り屋さんのあなたに贈り物をするわね。

 この子は働き者だから、きっとあなたの役に立つわよ。

[ まだ就任して間もない
とはいえ既に数年はたっていたかもしれない?

 冬至に、雪うさぎを贈った目論見はなんだったか
 今はもう覚えていないけれど、
 助け、というよりは、癒しになればいい、
 という気持ちが強かったように思う。]

[ だから、しばらくして、その子が冬至の蛍ー麋角解となり
 おつると愛らしい名前で呼ばれていると知った時は
ほっこりとして、
 鹿の角を模したつもりのおかきと、鶴を模したつもりの琥珀糖を作って、冬至へ差し入れしたのも良い思い出だ。

 当時、試行錯誤して書いた製法レシピは、
 長い時を経て、洗練されたものとなっている…はず*]

 
[ 嬉しいはずなのに。


  同時に、距離が遠のいた感じがして

             ずっと、寂しくて────。]

 

――いつかのこと――

[立秋域から来た手紙に、返信はしなかった。
 私は自分のしたいことを好きにしただけであって、誰かの助けになったつもりはない。
 好き放題が結果として彼女に届いただけ。だから、蛍たちが手紙を届けに来たときも『身に覚えがないな』なーんて肩をすくめてばかり。
 彼女の名前だけを記憶に刻む。忘れられない名前が増えていく。
 立秋域を出るというのだし、返信はしたところで届かないだろうとも勝手に当たりをつけて、それきりにした。

 つもりだった。]

[後日
 遊びに来た子供のような声に呼ばれて、領域を開く。]

おや立秋。なんのことだい。
……といっても、君にとぼける必要もないか。

お願いねぇ……
何でもいいの?

[わーいお土産、と中を開ければ、立派なコーン。茹でるか焼くかスープにするか。想像は尽きず、喜色に口元が緩む。
 紅茶とクッキーは、明日のお茶の時間に取り置こう。]

あのさ。
ちょうどワイン煮込みを作ってたんだけど、味見をお願いしてもいいかな?

[私はただ好きにしただけで、お礼を言われる筋合いはない。
 だから願いはただ、偶然訪ねてきた友人と食卓を囲みたいと*]


[初めて中央に来た時を思い出す。

 それは、ぼくは雨水になりたての日。
 ぼくはその時魂を扱う仕事が初で、流石に緊張していた。

 でも忙しい時期。迷っている暇はない。
 中央の人に方向はこっちであってますか? と尋ねたら、灯守りがきらいな人だったのか。そんな事も知らないのですか? という態度をとられて無の表情になった。当時は飛べるとか、そういう感覚もなかった。人間の意識のままだった。


 その後普通に真面目そうな人を捕まえて聞きなおした。]
 

 
[灯宮というらしい。暗い中を一人で。
 ぼくの灯りを頼りに歩けば導の灯が目に入る。]


 ……綺麗



[一つ一つの光が、目に映す色を万華鏡のように変える。これが、灯守りと蛍しか見れない景色。

       人が還る場所。


 ぼくは灯守りとしての能力を使う。
 その光は、蛍のようで、まるで雪のようで ]
 


 
    ゜   〇       ゜

    
  ゜      〇  

     
 ゜     

  
                ゜ 


    ゜    
   ゜   

     ゜      ゜

   ○  
○       〇
   〇゜ 



 ──── 見とれる事暫し。
 はっと我に返って各灯守りにその光を送り出すように能力を使った。

 飛び立つ灯は、これからの命となる。
 そう思うと涙が出ていた。]
 

 
[これが、ぼくがこれから背負うもの。
 とても重くて、綺麗で、たいせつなもの

 ぼくはそれを こわいと思わなかった。
 綺麗だと、思ったんだ──── ] **
 

[ ひとの寿命を超越した存在はにがてだ。
  だって気味が悪いじゃないか。
  なに食わぬ顔をしてひとのかたちをしているけれど
  もうそんなものひとではないと子供心に思っていた。

  早めに次を探さなければわたしもじき同じものになる。
  鏡の向こうに、ちっとも変わらなくなった自分をみつけて
  そうと気付いたのはいつだったか。

  現金なもので、あんなに気味悪がっていたものに
  自分がなるかもしれないと気付いても、
 『都合がいい』と思っただけだった。
  自分がひとでなくなろうとも、そんなことはどうでもよくて
  あのこを最期まで看取れる可能性があるのなら
  それでいいと。

  けれど。

  灯守りの役目を終えても
  あのこはきっとわたしのもとへ帰ってくることは
  きっとないんだろうと、わかっている。

  わたしの傍が帰る場所であったことなど終ぞないのだから。

  姉で在りたいと淡い希望を抱きながらも
  家族になることから怯え逃げ続けたわたしの傍が
  あのこの帰る場所になるなんて都合のいい結末
  未来永劫訪れることはないだろう。 ]

【人】 小満末候 麦秋至

―― 現在/温泉へのいざない ――


[はい、呼ばれればそこに来るのがわたしです。
どうやって自転車から降りたのかって? そこはまあどうにかなったのだ。

どこから呼んでいるのかとあたりを見回せば、
ほどなくして、小雪さまの肩の上でぴょんぴょん跳ねている冬至さまを見つけた後のことだ>>118]

……。

[今のわたしは小雪さまの頭の上に座している冬至さまを見ているので、>>119
小雪さまと向き合っているようで彼女自身を見ていない]
(151) 2022/01/29(Sat) 22:05:07

【人】 小満末候 麦秋至



わ、渡したいものですか。
……ええと。灯守りのお仕事がらみの何かですか?


[ようやく視線をゆるゆると下げた。小雪さまと目が合うように。
“渡したいもの”の予想を問う。
他に何も思いつかなかっただけのあてずっぽうにほぼ相違ないけれど。

わたしは上手く笑えているでしょうか。ちょっと自信がなかった。
何せ自転車に心をときめかせていた時とも、
シャオディエさんに頭を撫でられて彼女の好きなようにさせてた時とも、>>123
もちろんお祭りの時に素直に好きなものを渡した時とも
違うのだ]
(152) 2022/01/29(Sat) 22:07:29

【人】 小満末候 麦秋至

[しかして灯守りの仕事も何も関係ない、温泉への招待券が差し出されたので。
一瞬固まった。文字通り]

…………いっしょに。

[それから急に涙がぽろぽろ流れてきたので顔を覆った]


……ああ、すみません小雪さま。
わたし……あの、泣くほど嫌ってわけじゃないんです。
うれしいんです……。

もう、ふつうにおはなしすること、
できないんじゃないかって、思ってて……。

[わたしを温泉に誘ったことは、冷たいところのない小雪さまの意思だ。
そこにお膳立てがあったとしても。

素直にそう受け取った。だから嬉しかった。
とはいえ泣いちゃうなんて。まるでこどもに戻ったみたいだ。どうしてだろう]
(153) 2022/01/29(Sat) 22:10:41

【人】 小満末候 麦秋至

[招待券を受け取る手は感極まってか震えてたし、
落ち着いた後、べしょべしょな顔をどうにかするためにお手洗いに行ったので、
小雪さまをけしかけた冬至さまに、>>127
彼女がいい笑顔でデザートをご所望したことは知らなかったし、
当然ゼリーがいいです! という念も届けられなかったというのは余談である*]
(154) 2022/01/29(Sat) 22:14:03

【人】 小満末候 麦秋至


[ずっと、様々な思いが渦巻いていました。
小雪域を退屈な場所と言ってしまった後悔、
もう行いも言葉も取り消せないのだから、
いっそ嫌われてしまった方が楽なのではという逃げじみた考え、
それでも諦めきれずにくすぶる願いのこと。
他にもいろいろ。

そうして線を引き続けてきた来たのが今までのわたしでした]
 
(161) 2022/01/29(Sat) 23:43:55

【人】 小満末候 麦秋至

[手紙の話が出た時、ちょっと心の奥がすう、と冷えた。>>159
それから慌てて首を横に振った。
泣くのにずっと息を使っていて、
「ほんとうに嫌いだったら初めから手紙を残したりしません」と告げる余裕がなかった。
過去形で語られたとはいえちょっぴり悲しかった。


でも、すぐに、わたしの心には温かいものが注がれていった。
だから、大丈夫。
泣き笑いだけどちゃんと笑えるし、小雪さまのお願いも叶えられる>>160]

……は、……はいっ、
たのしみに……しててください。

[小雪さまに外の話をしたい、
それがわたしの願いでもあるのだから*]
(162) 2022/01/29(Sat) 23:45:42
      「 会合の日のお約束
        覚えておいででしょうか。

        五日後の正午に、
        お邪魔させていただこうと思っております。
      
        お忙しいところ恐縮ですが、
        ご都合よろしければ、お会いできませんか?
 
        叶うようでしたら、お待ちしております。

        追伸
 
        もしご都合つかなくても、
        街の中を散策しておりますので、
        その時は またの機会に。 」

手紙” ――


『 5月×日 天気:晴れ 気温:恐らく少し日差しが暑い

  この地は水田が広がっている。
  立夏の季節であるから田植えの終えた水田が見受けられる。
  水の張られた田が、青空を映している。
  その中に立てば、美しいと思うのかもしれない。

  海では初鰹の季節だ。
  船が大物を運んできている。
  そろそろ、海に行っても心地の良い季節かもしれない。

  ……                        』


  立春様や、ローザがくださる景色に紛れて
  文章だけのそれも、わたしは飾っていました。

  大寒域でも一年のうちで数えるほどしかありませんが
  蒼い空が、見られる日があります。 
  澄んだ空気に映し出される空は、とても美しいものです。

  田園は知識の上ではありましたが、
  見たことはありません。

  大寒域の住民達よりも、
  別の域へゆくことは容易い立場です。



  あ



 [  わたしは、あなたを何も知らない。
    あなたが経験してきた愛も、かなしみも。
   だからあんな事が思えたのね。


   
   わたしは驚いたのです。
   好きではない、って解答に?


   そうだけど、ちょっとだけ違うの。  ]




  [  今まで口にしてはいけないとおもっていたことば。



   あなたから聞けると思ってなかったことば。
   





   いまなら少しだけ、思えることがあるのです。
   中央へやってきた今ならば。

   それは、ね。  ]
  

  
――回想:夕景、風にこぼした記憶


[ 何時からだったろう

 如何な力を持っていたとて
 守りたいものを守れる訳では無い。

 己は何処まで行っても無力な幼子で
 此の小さな手如きが救えるものなど あまりにも少ない

 …ならば。
 この手が個を救えないのならば

 この力で守れるものを
 この力があるが故にできることを

 この灯が消えるまで ――…そう想うようになったのは ]

[ そう悟る内にも
 かけがえのない出会いはあった

 忘れることの出来ないひと時
 忘れたくないと綴るひと時

 どれだけ時が経とうと褪せる事は無い
 そういう、大切な想い出が確かにある ]