人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 軍医 ルーク


  『ああ、探した探した!
   そこの兎君、えーと、ゼット!』


[ 皆がせわしなく動きまわる前線基地を、
 ぱたぱたと走る人影がある。
 一斉攻撃の情報が齎されて後、基地内の空気は一変した。
 当初は絶望に近いものでもあっただろう。
 一度の降下で一体の機獣を倒すにあたり、
 犠牲を出さずに済むこともあったけれど、
 これまでどれ程の死傷者、損害を重ねてきたことか。
 けれど、此処は最前線にして最後の砦であるという認識は、
 否応なしに、基地にいる者皆が感じていることでもある。
 
 廊下で第一攻撃部隊隊長に声をかけてきたのは、
 技術班長、ジルベール。
 賑やかに両手をぶんぶん振って、駆け寄って来る。]
(181) 2020/05/25(Mon) 21:48:46

【人】 ミア



   あの時 怒ってたの。

 [ 肯定されたい訳でも、否定されたい訳でも無くって。
  貧民街の落書きにちょっと近い気がした。
  スラングなんかじゃあなくたって、
  ……何だろうか。気分のようなものだろうか。

  難しいことは、わからない。
  薔薇の香が また、夢に招く。
  遠くからの声は、何時も以上に次々届く。 ]

 
(182) 2020/05/25(Mon) 21:49:12

【人】 ミア



   ─── そんなものだよ。

      あとさ、あんまり、……

 [ 読み違える なんて、
  そもそも先の読めないだけの奴はそう言う他無い。
  もっともらしい返事をした、と思えど、
  まったく 回ってるようで、回ってないような舌だった。

  インクの跡をなぞったゆびさきは、
  もう、本を閉じてしまったし、

  真白の寝床を借りる勢いで もうひとつ、
  枕を抱いている。ねむたい。 ]

 
(183) 2020/05/25(Mon) 21:50:32

【人】 ミア



   …… あんまり、そんなに、
       大事に扱わなくたっていいのに。

 [ たったひとつ
  そのあたりの女と、違うことはあるとはいえ。

  ─── 卑下、では、無かった。
      割り切り、でもなく。

  見えなかっただろう偶々の巡り合わせを、
  そこまで抱えるのも よく分かっていないから。

  ……抱えられるのも、よく分かっていないけれど、
  さあ 拾われた義理とでも言うのか。 ]

 
(184) 2020/05/25(Mon) 21:51:32


  ( 眠いね、って、
   もう土の下に埋まったともだちと身を寄せて、
   何時か ふつうのひとになって、
   大きなベッドで寝たいとうたわれたことを、

   夢の間際で想起する。

          ……過去だけみている、おんなの記憶。 )


 

【人】 ミア



    ……、
    ねむいんだけど、私の夢には、出ないで。
    出たら 一生 ゆるさない。

 [ ぽん、と シーツをかるぅく叩いた。
  うらがわを、語ることも無いままに それきり。 ]

 
(185) 2020/05/25(Mon) 21:53:04

【人】 ミア



  [ "ひとくち"の所為か、疲れていた所為か、
   きっと 珍しくも、起こされるまで、まあるく、
   身を守るように眠っている。 ]

 
(186) 2020/05/25(Mon) 21:53:26

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也

 [ 非日常が日常を上書きする瞬間を

    
    当たり前がそうじゃなくなる瞬間を



   だれがそんなん 望んだいうねん
   

   ―――そんなもん 
(187) 2020/05/25(Mon) 21:58:08

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也




 [ 雨音がいない世界が
    こんな 突然 ]


(188) 2020/05/25(Mon) 21:58:43

【人】 軍医 ルーク

 『君に渡したいものがある、
  暇かい?
  あはは、愚問だったね、
  いまこの基地は、年中行事を袋詰めして振り回して
  ごちゃまぜにしたような有様だ、
  窓を開けたら年始の祭りの飾りが仮装して
  菓子を強請り始めたっておかしくない。
  けれど、いくら暇じゃなくたって、
  これは来てもらわなきゃいけない』


[ そう言った彼女は、彼をぐいぐいと
 武器倉庫に引っ張ってゆくだろう。
 天井が高い堅牢な倉庫には、
 整備された通常の装備に加え、
 新たに運び込まれているものがある。]


 『実戦への投入はまだ先の予定だったのだけれどね、
  “いま使わずにいつ使う!”っていうやつさ。
  技術班総出で、徹夜突貫で整備した。
  機獣から回収された装備を元に開発したものだ。
  各部隊長に支給して回っているところだったんだが、
  実際、今この基地の最大戦力は君と言っていい。
  最大の戦力に出来るだけ火力を集中するのは、
  理にかなったことだよ、うん』


[ 一画にある金属製の筒を、ずるずると引きずって来る。
 彼女の腕力でぎりぎり動かせるくらいの重みのようだ。]
(189) 2020/05/25(Mon) 21:58:54

【人】 軍医 ルーク

  『それに、こういうのを軽々持ち運べるのは、
  馬鹿力の連中のなかでも
  そう多くはないだろうからね。
  携帯式対機銃弾発射器といったところか、
  反動はかなりのものだが、君のそれと違って、
  物理的な反動だけだ。
  つまり一言で言うと、筋肉でなんとかなる!』


[ 義手の解析に携わったこともある彼女は、
 彼の義手の性質もある程度は心得ているようだった。>>2:65]

  『それからこっちは、対機獣の手榴弾。
   爆発の威力は前方にだけ収束するわけじゃなくて、
   周囲にも爆風が来るから、
   離れたところから投げるんだ。
   機体に吸着して爆発する。
   立ち回りによっては中々の効力を発揮するだろう。
   それから――』


[ 部隊長のみならず、
 部隊全体への一通りの追加装備について説明をした後、
 彼女は顔を上げる。]
(190) 2020/05/25(Mon) 21:59:38

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



 [ 隣にすんでるからって いつでも一緒なわけでもなく
  雨音が買い物へ行ってることなんて
  把握してるわけでもない。

  近くのコンビニにいくには
  公園を通り抜けないといけないし

  そのためには横断歩道を渡らないといけない。

  それはきっと誰にとっても普通の日常で
  横断歩道を渡り切った俺にとっても

  渡るために向こう側にいた女の子にとっても
  なんでもない 一日の行動だったはず ]
(191) 2020/05/25(Mon) 21:59:46

【人】 軍医 ルーク

 
  『ルースに頼まれた。
   通信機を運んできてくれたときにね。
   君のその義手の代わりになる、
   身を守れる武器が何かないかと。
   わたしもその考え方には賛同する。
   最大戦力が行動不能になるような武器は、
   実に非効率的だから』


[ 自分たちの発明品を嬉々として解説する彼女の様子は、
 状況分かってるのかこのひと、と、
 装備の確認に訪れた他の部隊の兵士たちの
 胡乱な視線を受けていたけれど。
 気にせず、にやりと笑う。]
(192) 2020/05/25(Mon) 22:00:11

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也


 [ ―――轟音。 ]


   『 なんや?! 』


 [ 振りかえったそこには 電柱に突っ込んでる軽トラと ]




  『 事故……?! うそやろ 』



 [ 少し離れた場所に倒れた
    おなじ年頃らしき女の子と 
  俺の足元までふきとばされたらしき 鞄には


  見覚えのある マンボウがくっついてた ]
(193) 2020/05/25(Mon) 22:00:58

【人】 軍医 ルーク


 『我々は技術者で、非戦闘員で、後衛だ。
  でも、我々なりの戦闘というものがある。
  この世界の技術は、どこかで唐突に始まっている。
  遺失技術だって、どこからともなくもたらされたものだ。
  そのことについて話し出すと
  三日三晩かかるから割愛するとして――
  けれど、そこから積み上げた我々の技術と
  生きるための知識は、我々のもの。
  成果の多寡じゃない、
  わたしたちは、
  先人の成果の上に自分たちの石を詰むのさ。
 
  その石の一つに、この基地が調査拠点であった頃、
  命を落とした学者たちの成果もある。
  君は、何があったか覚えてないそうだけれど――
  機獣を退けたのは君なのだろう?
  そう聞いている。>>1:213
  だとしたら、そのおかげで、
  彼らの研究はごく一部なりとも此処に残っていたんだ。
  彼らに代わり、一度礼を言いたかった』


[ そうまくし立て、部隊長の兎の肩をばしんと叩き、
 また次の部隊へと、装備品の支給に走り出した。]*
(194) 2020/05/25(Mon) 22:01:13

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也




   『 ……え 』



 [ ちっとも動かない女の子。
  頭から血が流れて、目を閉じてるその子は



  見覚えのある服装と よく似た髪の長さ 


  そんなわけないやん。
  あいつなはず あるわけが ]
(195) 2020/05/25(Mon) 22:01:53

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也





   『 ……え 』



 「 女の子が轢かれた! 」


[ 自分以外に目撃者はいたらしく
  近寄る大人たち 叫ぶ人 その中に紛れて


  音がなくなったように
  俺と女の子の間に風が流れて


  ひろいあげた鞄の中には
  偶然なのか、それとも。

  星柄マスクが まだ入ってた ]
(196) 2020/05/25(Mon) 22:03:34

【人】 楊 宇静



[送った文を見て、穂村が何か言いたげにこちらへ視線を寄越す。

不誠実なことをしたつもりはないが、何かしてしまったのだろうか。と、不安になって。
じっ。と断罪の時を待つような気持ちでもって待ったけれど、彼の意識は再び、手元に向かったらしい。]


  ……?


[何だろう。と、胸がざわつくが、再びこちらのスマホが震えるまでは、そんなに時間の掛からなかったようで。

見下ろせばその中身が。]


  ……うーん、うーん?


[難し過ぎて、唸ってしまった。]

 
(197) 2020/05/25(Mon) 22:03:51

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也




  『 雨音!!! 』




 [ 処置をする大人の側で
  うるさいとか友達やったら見るないう
  静止の声が聞こえんくて

  救急車きて、離されるまで
  なんもできん無力なこどものまんま 


  俺と雨音の距離は またあいてく ]
(198) 2020/05/25(Mon) 22:04:14

【人】 楊 宇静



[助けを求めようと視線を上げれば、えもいわれぬ雰囲気の穂村がそこにあって。

話し掛けるのを躊躇えば、また続き。]


  だったらわたしが謝ることよ
  やっぱりホムラが謝るのは違うでしょ?


[見て、言おうとしていたら、先に付け加えられてしまったけれど。それでもやはり。と、自分を曲げずに固辞した。]


  ……え?


[ら、追加でまた、文が画面に増えて。
困惑しながら穂村を見れば、悪戯っ子の笑みを浮かべていた。]

 
(199) 2020/05/25(Mon) 22:04:32

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也


 [ 予断を許さない状況が続く。
   家族でもなんでもないから、


   雨音には会えないまま。 
   期間にしたらどれくらいだったか
   わからないけれど


   ずっとずっと永い時にも思えた ]
(200) 2020/05/25(Mon) 22:04:41

【人】 楊 宇静







  うーん、じゃあカプチーノで


[暫くうんうんと唸りながらあれやこれやと考えたのだけれど。

そう長くない時間のあと、漸く折れたのだった。]

 
(201) 2020/05/25(Mon) 22:05:04

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也

 [ やっと面会を許されて
  痛々しい管に繋がれて

  変わり果てた雨音を見てるのに 
 


  思い出すのは



  
  すきだよ  





  なんて、都合よく切り取った音。


  頭の中で奏でたって



 ほんまの 雨音の声じゃあない ]
(202) 2020/05/25(Mon) 22:24:02

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



 
なんで俺やなかったんやろ

   『 雨音ー いつまで寝てるんや 』


 
あんとき 居てるのが反対やったら

   『 はよ起きんと島雑草まみれでゴキブリでるで? 』




 [ ちゃうやん。

  伝うものは 嘘をつけない ]
(203) 2020/05/25(Mon) 22:24:50

【人】 軍医 ルーク

  ―― 
前線基地・外壁
 ――

[ 基地の周りをぐるりと取り囲み、
 高く高く張り巡らされた壁面の上に、
 一つの人影がある。

 針金のようなその人影は、
 爆風の一つも食らおうものなら吹き飛ばされそうに
 ひょろりと頼りなく、細い。
 ――けれど、何が起きたとしても目はそらさない、
 退くことはしないと、二つの脚でそこに立っている。
 爆風に吹き飛ばされないようにと、
 ぺんぎんをしっかり両腕で抱えて。

 サイレンが叫んでいる。
 この基地が始まって以来発せられることがなかった、
 最大の警戒レベルを告げて。
 
 高く遠く、『太陽』に照らされた天の岩肌に、
 穿たれた大穴がある。
 世界の蓋に闇が口を開け、
 数多の死が吐き出されようとしている。
 けれど、届かない場所へと手を伸べることは、
 もうしなかった。

 ――彼は、あの大穴の向こうの世界から来た。
 この地に降りてきたとき、
 彼は何を思い、何を見たのか。
 これまでに読んだ、日記の記述は、
 一語一句たりとも忘れられるものではない。]
(204) 2020/05/25(Mon) 22:24:53

【人】 軍医 ルーク

[ 赤茶けて荒れ果てた荒野に、
 前線基地の兵士たちが隊列を組んで散開してゆく。
 西側の外壁の砲台が、一斉に『天』を、
 そして荒野を差して動き始める。
 降下が予測された刻限まで、もう間がない。
 
 此方からは向こうがよく見えるけれど、
 向こうからは、此方のことは見えないだろうか。>>0:14
 前回の襲撃と同じように。
 そうだったとしても、そうでなかったとしても――…
 自分がここにいることは、
 きっと、知っていてくれるだろうと思う。

 他の医師や技術者たちとともに、
 建物の最深部に籠ることを選ばなかった。
 戦場は彼らの領分と心得ていたとしても、
 近くにいては足手纏いになってしまうことが分かっていても。
 それでも近くにいて、
 もし何かが起きたなら――
 ここにずっとこうしている、心算だってない。]
(205) 2020/05/25(Mon) 22:26:00

【人】 軍医 ルーク

  



[ それから、いくらかの時が過ぎる。
  耳鳴りがするような静寂に、大気が張りつめる。
 
 そして、
 ――風が、吹いた。]*
(206) 2020/05/25(Mon) 22:26:38
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a13) 2020/05/25(Mon) 22:28:32

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也


  [ あの日わたせなかったキーホルダー。
   
パンジーと、ペンギン。



   そっと握らせた。
   握らせるしか、出来なかった。
   中学生は、こどもは
   なんの奇跡も起こせない


   無力な存在でしかなく

   

   何もできないまま
   病室を後にすることしか

   許され無かった   *]
(207) 2020/05/25(Mon) 22:29:37
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a14) 2020/05/25(Mon) 22:29:41

軍医 ルークは、メモを貼った。
(a15) 2020/05/25(Mon) 22:33:20

【人】 世界の中心 アーサー



 [ 喩えば、 
    急に彼女が姿を消してしまって、
    いつものように夜にも帰ってこなかったとして。]

  
(208) 2020/05/25(Mon) 22:40:18

【人】 世界の中心 アーサー



 [ ──嗚呼、きっと、 誰よりも“大事”にしていると、
    そんな自負があったとしても。
    この男はこの屋敷から出る事はないし、
    探しに行く事だってないんだろう。

    自分のせい、で さえ、 有っても。]

 
(209) 2020/05/25(Mon) 22:41:18