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人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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[そんな風に過ごしたからか。自分が鈍感天然だからか。
男女ともに告白されたことはあったけど。
自分には優先したいことがあった。
ただ、申し訳なさそうな顔をする人には、そんな顔しないで欲しいなと思った。
応えないのはあくまで自分の都合で。
あなたには何の非もなくて。
好きになってくれたことは、嬉しいのだから……
そんな風にしてたら、相手の性別に触れる事も無くなった。
ひらひらの可愛い服を着ていても、心は男の人も居るらしい。
恋の告白では無く、そうした告白を受ける機会も増えた。

だから恐らくうさぎの穴でも。
自分は求められた時以外、容姿や服装、性別等に。
触れた事は無いはずだ。それが習慣づいている。]

[けど…………


なんで今更こんな事気にするかって?
下心があるからだよ!!!



あんな事を言われといて。
家に誘われて
下心を持つなとか無理ですよね?!

でも経験が無いんです。
どこまで相手は許容してるんですか?
そもそも玲羅は自分を男女どちらと認識してますか?
何故こんな事を悩むか???
スートに性差を着ける気は無いけれど。
シェアした時に選んだスートが、ハートではなくスペードだったから。
そんな細かいとこまで気にしてしまう。]

[彼女の家は、電車から降りてどれくらいだろう?
一人で悩むのはやめよう。
ダメな時、嫌な時は、きちんと口にしてくれる人だと。
玲羅の事は信じられる。

ならその時に、俺が少し恥をかけば済む話しだろ。
彼女の身体の方が大事だし。
なんの準備もしてこなかったのは自分だ。]


あの……さ……。


薬局かコンビニ。寄ってっても良い?


[お伺いを立てますが。
顔が赤くなるのは止められませんでした。**]

[予定を尋ねれば何だか困ったような顔。
そして家への誘いには食いぎみの肯定が返って来た。
なので安心したように笑いかけ]

ん、じゃあ、決まりね。
………うん………。


[続く正直な吐露には恥ずかしそうに頷いて。
改札を潜り、家の方面へと続く電車に乗る。]

[ところで。
普段玲羅に対して性を疑ってくる人はまあいないので
彼の疑問には口にされない限り気づかないわけだが。

玲羅は心も体も女性ですし、性愛対象は男性ですし、
ついでに言えば女扱いされれば素直に喜ぶ女だ。


スートに関しては恐らく私の方にハートを想定して出されただろうから
あえて逆張りをしたと言うだけの遊び心で特に他意はない。

玲羅の周りにはそれこそLGBTも性癖に関しても
色んな人が居て、偏見はないつもりでは居るが。
それはそれとして人の嗜好なんぞ逐一分かるわけないし
何も言わず察して欲しいと言うのも傲慢な話だと思っているので
もし何かしら「大多数と違う」あれそれがあれば
付き合うことになる初めに話していると思う。

これらも聞かれたらあっけらかんと答える話ではある。]

[そんな彼の悩みなど露知らず。
程なくして電車は最寄り駅に到着する。
駅から降りて、自宅までは歩いて10分程だ。

こっちだよー、と指さして。
また手を繋ぎ直して歩こうとした矢先。
彼がおずおずと申し出る。]


………………。


[普通に飲み物買ったりするだろうし、
コンビニに寄るくらい不思議なことではない。ないけど……

じんわり赤い顔と、所在なさげな態度に
何かをピンと来てしまう玲羅です。が。]


……オッケー。
コンビニ帰り道にあるからそこ寄ろっか。

私ついでにお菓子とか買ってくね。
最近バズって気になってたやつ。


[でも、それは態度に出さずに、
にこーっと普段通り笑みを浮かべ。

コンビニ店内につけば
一旦別れて適当に菓子やらを籠に入れ、
彼が買い物を終えたっぽいタイミングで合流しましょうか。

外に出れば今度は手を繋ぐ代わり
ぐい、と彼の腕を組んで身を寄せ。]



………良かった。
ちゃんとそーゆーこと考えてくれてて



[なんせ天然鈍感栗栖くんは
お誘いの意図に気づいてくれなかった前科がありますのでね?

家に誘ったのに何も下心を抱いてくれなさそうだったら
私としてはそれなりに凹むところですよ。

にまーっと悪戯に笑って一度彼の顔を見上げ。
今度こそ家の方向を促そうかな。**]

[多分玲羅に今後もこの質問をする事は無い。
けれど、彼女が何をしたら嬉しい人なのかは知ってる。
綺麗とか可愛いと思われたい
口にして褒めて欲しい
重い荷物はもってあげるとかっこいいらしいことも

他の人に関して、俺のスタンスが変わることは無いだろう。
けれど、今隣に居る。大切な人のためなら。
これからいくらでも変化して行くことだろう。
それこそ神田さんに指摘されるくらい露骨に変わるかもね。

彼女がされて嬉しい事。
されたらいやな事。
きっと一つ一つ確認していくし。
またウサギの穴でシェアする皿が出たら。
出るたびに、今日はどっちのスートが良いか聞くだろう。
俺が好きになったのは、他でもない玲羅で。
彼女はきちんと、自分の意思を表してくれる人だから。]

[だからね。ほら。今も…………]


………………そりゃ、考えます。
恋人が可愛くて綺麗で魅力的なので。


[恥ずかしい上に悔しいぞ。
赤い顔でちょっぴりジト目。
知らんぷりしててくれた癖にさ。]

[俺は少しむくれて拗ねた後で。
嬉しくて幸せで破顔した。]


玲羅のそう言うとこ
好き
大好き



[何時か君がくれたスタンプ以上に。
君にハートを飛ばしてやった。
……早く君の家に行きたいな。
玲羅はどんな部屋に住んでるんだろ。**]

ショートってか、ハーフパンツくらいでいいんじゃないかな。
もーちょっとあったかくなったらかもだけどね。

[丈のことは、口から出た瞬間はあんまり考えてなかったんだけど。
 最終的に、着丈で良さそうなのを探すから問題ないつもりだった。
 ショートパンツとロングソックス、スタイルにコンプレックスがあると不安は募るかもしれないが、それを拭い去る役目も請け負いたい。]

ん、また今度。
ていうか普通に普段着も探しに行く?
あんまりこう、おでかけ服ばっかもね?

[そもそも服買ってばっかでいいんだろうかみたいな疑問もないではないけど、お互いしたいことやっていこう。]

[ロッカーの花たちには、花瓶を買うことを心のなかで約束して、街へ。
 サプライズを求められれば、おっけーおっけーと軽く受け止め。]

ぜんぜん、このカッコで。
あんまり服装に関係ある場所でもない気はする。

[夕食前か、後か。どっちがいいかな。
 時間次第で決めようか。計画なく散策するデートは、それはそれで楽しい。]

――アイスショップ――

洋梨!

いいね、ボク洋梨大好き。
シャリふわな感じで。

[けど、どうしたって季節物。ショーウィンドウにはかのフルーツの姿はない。]

あ、キウイ。
そーだね、ボクら今日グリーンだもんね。

[目の前でカットされ、アイスクリームマシンに入れられるフルーツたち。
 つい包丁さばきを見てしまったり、して。]

……あは。あれ?
凍らせて蜂蜜かけたくらいで、なんにもしてない……けどね。

[その"なんにもしてない"ことについて触れられれば、露骨に目線が逸れる。
 あーそこ来ちゃうかぁ、という気持ち。
 いやでも、隠し切れはしないだろう。なにせ、たぶんこれからまた、賄いに立候補することが増えそうだから、バレる。]

いや、うーん……や、えーと。

…………怒らない?
いやいっそ、怒ってもらったほうがいいかも。

[やっぱり自分のせい、なんて思われるくらいなら、怒ってほしい。
 自分勝手で身勝手な思いで、仕事への積極性を下げていたわけだし。]

その、この間、言った話。
力不足っていうか、シャミさんの隣にはボクじゃない人が立つんだろうなと思ってて。 

でも、シャミさんはボクでいいって、言ってくれたでしょ。

[ボクの能力を評価するあの少し叱るような声は、胸の中に刺さって抜けない。
 でも、だめなんだ。"厨房に入れないとしたって"みたいな前提がつくんじゃだめだった。それはボクが、力不足を言い出したからかもしれないけど。]

けど、ケイちゃんとかさ。
接客も100点、料理も100点みたいなひとがいるじゃん?
みんな、すごいもん。店の人。

……で、シャミさんが忙しくて大変、なら、そういう200点のひとがついたほうがいいと思ってさ。
どっちも出来たほうが、どっちも助けられるし。

[ホールだけでも一人前と言われたって、あのうさぎ穴にいると、どっちも出来ることが普通に見えてくる。
 他でもない本人が、ボクでいいよと言ったのに、それじゃだめだと自分が許せずにいた。]

だからぁ……その……
最近包丁も問題ないし魚も、とかいう話になってボクを隣に置こうとするなら、そこに問題があったら他の人に気持ち切り替えてくれるかな、なんて……

そしたらボクとしても望み通りだし、
諦めもつくし……


[結局、それだけしたところで自分のほうが耐えきれなくなって、傍にいたがってしまったんだけど。
 反省してます、とばかり俯いたら、溶けたアイスがひとしずく落ちた*]

[触れたくなったのは、
 先に彼の手が優しく頭を撫でたからかもしれない。

 伏せた視線を掬い上げるように、
 緩やかに動く手に髪をかき混ぜられる。
 
 心配していることが伝わったから、
 謝罪とともに重ねられるお礼には緩く首を振った。
 棘のようなものが一瞬で瓦解していくみたいに
 拗ねるみたいな態度は辞めて、肩の力が抜けていく。

 触れられて心地いいと感じるのは、
 何時ぶりだろうか。

 安堵を覚えると同時に、
 もっと、触れて欲しいと淡い欲が芽生えるのも、
 こんな風に触れられたなら、仕方はないと思う。]

[続けたいのではないかと口にした時に、
 伏せられた瞳に、やはり、
 考えたこともあるのだろうと、どうしても悟ってしまう。
 
 それはそうだろう。
 一度は登りかけた階段。
 降りていくのも、自分の足で降りていくことになる。

 七年間の空白。

 その間の彼の胸中にどんな変化があったのか。
 きっと時間をかけて、今の考えに至ったはずで。
 時に忘れられない夜を過ごしたことも、
 あったのかもしれない。

 それは、想像の中でしか補うことは出来ないけれど。

 言葉にしない代わりに伸ばした両腕。
 腕の中に、彼を閉じ込めて。
 いつもは見上げていた視線が、今は、
 彼を見下ろすように下方へと落ちる。]

[もし抱きしめて、戸惑うように視線が揺れたなら。
 スキンシップは好きな方だと応えただろう。
 冷えた手も、心も、身体も、温められるなら。

 瞳を交わして、落とした唇は重ねるだけのもの。
 柔らかな感触を、少し味わって。
 離れ、間近に彼の瞳を捉えたら。

 微かに滲みそうになっている視界に気づいたら
 微笑って。
 目尻にも唇を、数度そっと落とす。]
 
[応えてくれるように背に回された腕に、
 ほんの少し、身を委ねて掌に体重を乗せる。
 
 どうしたいの、と聞かれたら
 肩を揺らして、もう一度軽く音を立てて口づけた。]

 

  それは大事にしたいと思ってます。


[耳に馴染んだ彼の声。
 ずっと惹かれていた、好きな優しく落ち着いた。
 その中に、少し甘さが混じっていれば。
 その音を聴けるのは自分だけの特権だと感じて。
 
 恋人の可愛らしいおねだりに、応えるべく。
 口を開く。]

[駄目になればいい。
 肩の力を抜いて、どろどろになるくらい。
 俺だけにしか見せない顔を、見せて欲しい。


 
   ――……、一緒に駄目になります?
   景斗さん、




[愛しい人の名を呼ぶ声は同じく、甘い。
 一度じゃ飽き足らずに、雨を降らすみたいに。
 唇に音を乗せて。*]

[ 甘やかすことに慣れていないこの手が
 好き勝手に触れて、撫でる。

 それでも、思いは伝わったようで
 緩く首を振られた。

 撫でる手はそのまま、動かし続けた。
 自分がそうしたかったから。

 それとこの手が必要だ、欲しいのだと
 思わせるような息遣いや、態度があったから
 でもある。かな。

 愛しさがあとからあとから溢れて
 掬いそこねたものが、愛しい存在に
 向かうのは自然なことに思える。 ]

[ 他人は所詮、他人だから。
 理解してもらおうと思った事がなかった。

 人はどうせ、最後には一人で死ぬのだから。
 築いたものは、最後には消えてなくなるのだから。

 自分の弱さや、情けなさ、
 そういう、預けるつもりがなかったもの
 渡すつもりがなかったもの。

 それをいつの間に、君に悟らせてしまったのか。
 交わす言葉の中から、
 浮かべる表情、仕草から。

 悟られてもいい、と思うように、
 なってしまったのか。

 ああ、本当に弱いなぁ。
 愛され慣れていないものだから。 ]

[ 言葉にされることはなくとも、
 伸ばされた両腕の中に閉じ込められて

 動揺と、戸惑いに視線が揺れる。
 どうしたの、突然。言葉にするより先に、
 スキンシップは好きな方だと告げられ、

 
を分け合い、離れて。
 こぼれ落ちる前に、眦にもあたたかさが
 落ちる 満ちる。 ]

 十分、そう感じてるよ。

[ 大事にしたいだってさ。
 言葉の通り、今でも十分、そう感じているのに。

 本当に格好いいったらないよね。 ]

 
是非、喜んで。


[ 誘われるように、体を起こし、
 くるりと半回転。

 体を預けてくれるようなら、抱き上げて
 寝具に運ぶ、くらいの余裕はあったと思われる。
 このときは、まだ。

 視線に滲む欲については、見逃して頂きたく。
 格好良い恋人が、あまりに可愛く、
 誘ってくれたのでね。

 しかしその余裕も、すぐに消え失せて
 いっただろうね。その夜には、特に――。* ]