114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】
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彼の言葉は、痛いくらいに眩しかった。
人間ではないこの身を捨てたい、と願う自分と
人間であったのに人外に成ってしまった彼。
―――― 敵わないなと、心の中で苦く笑った。
「 ふふ、……いまだけ、ね? 」
熱に溶けた交わりが終われば、消えてしまう夢だ。
与えて貰うものと己が差し出せる対価が
吊り合っているかどうかは実際、別として。
「 ……ふぁ、ン、…んん……っ! 」
息を吐いて、と言われれば
すこしだけ強張っていた肩から力を抜くように息を零す。
一気に突かれるものだと思っていたから、
ゆるやかに中が犯されていくような感覚に
思わず ぎゅぅ、とシーツを握り締めた。
―――― ぽろぽろと涙が溢れるのが止まらなくて。
些細な刺激も今この身体には気持ちが良いのに、
それが続いてしまえばもう、理性なんて溶けてしまう。
彼が唇を重ね合わせたのなら、女は一瞬の間を置いて
おず、と受け入れるためにくちびるを開いた。
優しく焦らすように挿入される熱とは違い、
舌は好き勝手に口の中で動き回る。
「 んむ、ン……ふ、ぁぅ……ッ 」
せめて流れる涙だけでも止めたいのに
響く水音が聴覚さえ犯すみたいで、一向に止まりやしない。
足先は無意識に、熱を逃そうとシーツの海を泳いで
女はシーツを握っていた手を持ち上げ、
自分を組み敷く彼の背中へと回した。*
| ― 二日目:真珠堂 ― [今日も在庫の準備をする為に男は涙と血を小瓶に篭める。 腕の血管を通り抜け、シリンジを満たして行く赤い液体。 普段の時期に『赤い真珠薬』はあまり売れない。 品が悪いのでは無く、単純に平時に買い求めるには 値が張ってしまう嗜好品であるから。 貴族の使い、祝祭以外にも出入りする旅の商人、 そういった類は『赤』を求めにやって来る。 祭りの期間はその分、量を多く血を抜かねばならない。 金の量り売りにも似た所業は生きていく為の糧になるが 人魚族にこの事を知られれば恐らく男はただでは済まない。 誰に伝える事も無いが、一族の面汚し同然の身売りなのだ。 ――それも、陸に上がれぬ者たちが相手と踏まえれば 刺客に怯える必要など無いけれど。] (19) 2021/12/12(Sun) 9:23:36 |
| [生物であれば何であろうと体内の血液を抜けば貧血にもなる。 人魚の場合とて同じだが、異様な回復力が肉体に宿っており 致死量でも無い限り小半時でも休めば動ける程度に持ち直す。 (5)1d20本目に差し掛かろうといった頃合だろうか。 小柄な猫にしては、荒々しい物音がカウンターの外を揺らす。
異様な事態を想像し、止血もそこそこになってしまったのが 良くなかったと後になってみれば思うが。 ―― 何か、と思い奥の部屋から店側への仕切りを進み。]
……まだ店は開けていない。
[店舗側を戸締まる貧相な鍵が乱雑に壊されていて、 屋荒らしの犯人は猫ではなく、熊の血を引いた獣人だ。 『赤』を買い求めに来た破落戸は酔っていて 昨晩から先ほどまで祝杯を酌み交わしていたのだろう。] (20) 2021/12/12(Sun) 9:24:15 |
|
去ね。
[厳しい睥睨を犯人に向ける。
護身用の――殺傷能力は無いが撃った相手を 昏睡まで痺れさせる魔弾を放つ事が出来る銃を求め、 棚へと手を伸ばしかけた。 止血をしていない男の血に余計気を狂わせた男に 引き倒されて腕を掴みあげられる方が早かったが。]
(21) 2021/12/12(Sun) 9:24:59 |
| [顔に拳を打ち付けられ、頭を床で打った所で意識が途絶え。
興奮と不安と焦燥にいつもより鳴き声が響く猫の騒ぎに ハッ、と意識を戻せば、既に他者の姿は無く。 代わりに、既に痣は消えたが頬や後頭部に幾らか残る痺れと まだ回復しきらない、――… 右腕の激痛。
食い荒らされた右腕の部位は既に失った肉が修復され 膚までは行き渡っていないが、そのうち元通りになる。
血を抜く程度なら兎も角として、この怪我の状態であれば 相当の魔力を超自然治癒に充当せねばならないが。] (22) 2021/12/12(Sun) 9:25:38 |
| ……くそが。 [悪態をつき、重い体を起こそうとするが鉛のようだ。 暫く休息に至れば、事なきを得るのだろうと想像は付く。 魔術師に魔力を分けて貰えないかと 訪ねる必要がありそうだが … 今日は平和を謳歌し、抱擁を交わし、 愛と性を愉しみ情を交わすも無礼講 >>1:0の 輝かしい祝祭の日だ。 善良な魔術師には哀しい顔 >>0:323ではなく、 どうか笑顔で、幸せで居てほしいと思うから。 手を貸して貰うのなら侘びのひとつも探さねば、と。 心を痛めつつも、衰えの寒さに顔を顰めさせた。] (23) 2021/12/12(Sun) 9:26:12 |
| [猫が床に散った血や傷口を舐めるのに盛大な溜息を吐く。 ざらざらとした舌が這いずるのが気になる上に いつも以上に鳴き声が喧しくてたまらない。]
……泥棒猫共。うるさい……。
[恐らくは、人魚の血を欲してそうしている… と、いうだけでは無く、心配から来る行為と理解っているが 感謝を伝えるのは些か、格好が悪いと躊躇うもので**] (24) 2021/12/12(Sun) 9:27:26 |
| (a6) 2021/12/12(Sun) 9:35:15 |
[背中に手が回されれば、こちらも彼女の身体を抱き寄せる。
彼女の甘やかな薫りが鼻に届いた。
先ほどから、心臓が痛い程に高鳴っている。
体温が上がって、意識がうわつく、酒に酔ったような感覚だ。
それほど、彼女からの精気に溺れてしまっている。
もっと、もっとと腰を進めてしまいたくなる衝動をなんとか堪えて、ゆるやかに彼女の中へと進み続ける。
それでも彼女の中は小さくて、程なく最奥へとたどり着いてしまった。]
――やっぱ、きついな。
[怒張は彼女の中に入りきらず、わずかに根本が覗いている。
ぐいっと軽く腰を押し付ければ、全てを彼女に収めきることは出来るけれど、先端が彼女の最奥を押し上げる形になった。]
大丈夫?
[まだ動き出すことはしない。
ほんのわずかに腰に力を込めて、彼女の最奥と自身の先端を密着する。
たっぷりと時間をかけて最奥に口づけした後、腰の力を抜く。
そしてまた、たっぷり時間をかけて最奥に口付ける。
彼女の準備が整うまで、こちらから責め立てることは無い。
流れる涙を拭ってやって、彼女の返答を待った。*]
| ― 祝祭一日目:イクリールと ― [基本的に殆どの日々は温暖で、希に雪が降る郷里。 眺めは良いし過ごしやすいが、戒律が厳しい地域だった。 女店主もまた背景は察せぬにせよ 男にとって善良な人物のひとりで、詮索は諄く無く >>25 練習不足でも不器用では無いと >>26フォローをくれる分にも 彼女の気遣いを節々から感じる。] 酒が美味くなる魔術か。 そいつは素晴らしい研究成果だな。 学会に届けて大金でも貰って、――…酒代にでもするか? [善良なだけでは無く、彼女は知恵も備わっている。 面白い観点だと、冗句には冗句で乗り >>27 但し表情筋が生真面目な性質である所為か冗談らしくならず。] (42) 2021/12/12(Sun) 10:19:39 |
| [匣の購入をしている間に所用を済ませに離れた >>28彼女と 家具屋『アダマイ』の建物前で待ち合わせて 足にあやかり移動する間、美味そうに調理された トマトの香りに食欲が誘われる。 酒の肴であろう食事を空気読まずに移動の間に食べないかと 誘いはしなかったのは肉の焼けた匂いも混ざっていたので 食欲の上昇と下降が起こっていた事による。] (43) 2021/12/12(Sun) 10:20:03 |
| 頼もしい女だ。 [不良品であっても男がひとりで買いに行ったのならば おそらく、仕方が無いかと泣き寝入りしそうだが 女店主の言葉に >>29こっくりと深く頷いて。 グラタンを匣の中に入れる仕草に注視して、 彼女の説明に耳をきちんと傾ける。 >>30 魔力のブースターとなる石の仕組みと 再加熱までの目安は持ち主が気を使う必要性を 実演も加えて習えば、理解もしやすく。 成程これは男でも扱えそうな品 >>1:171であった。] (44) 2021/12/12(Sun) 10:20:24 |
| ……すごいな。 買ったばかりの時みたいになった。 [固まったクリームソースも、粘性を失ったマカロニも ほくほくと仕上がっていたのに冷えたことで 魅力を失っていた馬鈴薯も、実に美味そうだ。 ぐくう、と、わかりやすい腹の音が 彼女の耳に降参を訴えるのと 彼女の夕食への誘いかけはどちらが早かったろう。] ああ、それにトマトも食べたいし――…、 うまそうなワインを一人で空けようとは言うまい? [いくらか彼女の文句 >>1:179に対する意趣返しも籠めて 出店の戦利品の相伴に与りたいと口にし、 案内されるまま、カウンターの先 >>0:392へと歩もうか。] (45) 2021/12/12(Sun) 10:20:56 |
| …ああ、と。 肉料理はすまないが遠慮しよう。
性分で、肉だけは避けている。
[すまなそうに謝罪だけはしておき。 丸椅子を貸して貰えるようなればそこに腰を落ち着ける心算*]
(46) 2021/12/12(Sun) 10:21:06 |
留め具を外し、黒いワンピースをぱさり、落とす。
その下は今は白い下着で覆われていた。
背中を手に回し上を取る。
たゆん、と。顔よりも大きな胸が揺れる。
重力に負けじとツンと上向きの形だ。
その先端の彩りは胸の膨らみに対してやや小ぶりである。
今度はゆっくりと下を脱いでいく。
下生えは生えていない。
そのかわり、と言うわけでも無いだろうが。
今はまだ通常状態のペニスがぶら下がっている。
陰嚢に当たる部分は小さく。更にその下は女陰となっていた。
そこまで脱いでから、一度座り直す。
全裸で椅子に座ると、両膝を折り曲げて椅子の上に足先を乗せて体勢を整えてから開いていく。
太ももの外側から両手を回し、女陰を両側から左右に開いた。
まだ、準備の整っていないそこは、開く前はぴたりと閉じられていて。
左右に割開くと、艶やかな赤色が覗く。
はくっ、と指先の動きに抵抗する様に、そこが閉じようとしてひくついた。
「…私にも、ペニスがありますが。
マスターは、そちらも、してみたいのですか?」
そして夜伽をするに辺り、それを確認する。
して良いのなら。してみたいのならするし。
単純にこれが飾りというだけなら、そちらの方はやらないよう気をつけるためだ。*
| (a9) 2021/12/12(Sun) 10:32:27 |
黒いワンピースの中の下着を取ると顔より巨大な、見たことのない大きさの乳房が溢れ出て、息を呑む。それでいて乳首は少し小さめで上向きで
「…すごい。でっっかい。それに綺麗だし…」
他とは比べようもないと思った。
下には、依頼した通りの男性器がついている。
今は自分より小さく見えるけれど、注文通りなら…
とまで思ったところで、椅子に座って足を広げ、全てが露わになって。紅色の肉の割れ目までくっきりと見えて目を奪われた。
「すごいね。ベリル…本当にすごい。」
(でもスカートは残しといた方がえっちだったかな…
次はそうしよう)
などと考えていた時に、ベリルから股間のものの使い道について問われて。
お腹の中がうだるように熱い。
限界まで媚肉を広げられているせいなのか、
発情状態が収まらないせいなのか ――――
「 … っん、
にゃ ぁ、ぅ……ッ! 」
平気だよ、と返そうと開いた口から零れたのは
兎族だというのに、まるで猫のような艶声だった。
彼が少し動くだけでも水音が響いて、
とん 、と奥に熱が触れるのがきもちよくて。
「 ッも、へいき だからぁ……!
おく、ゆっくり だめ …っ 」
激しく責め立てられる方がつらいと思っていたのに、
まるで獲物をじわじわと嬲るようなゆるやかさを
幼子のように頭を横へ振り、うわごとのように零す。
準備が出来過ぎているからこそ
気遣うような動きひとつさえ敏感に拾い上げてしまう。
涙を拭ってくれる指先の感触にも
びくん、と肩を跳ねさせて。
割り切れないから半端者なのだと彼は言うけれど、
それが悪なのかと言えば、きっと答えは否だ。
―――― 形になり始めた思考を放り投げて
女は青年を見詰め、声を震わせる。
「 だい、じょうぶ …… だから
すきにして……? 」
自分の魔力が上質であることなんて、とうに識っている。
彼だってきっと、我慢するのはつらいだろう。
誘うように僅かだけ魔力を溢れさせ
彼の身体へ足を絡めた。*
「うん。…興味はなくもない、かなあ。」
大の男ならともかく、これだけ可愛い子のなら…と、好奇心と欲望に忠実にうなづいた。となると、気になることがある。
「まだきちんと準備はできてないよね。じゃあ…
…これ、どのくらいのでかさになるんだろ。
試してみたい。いいかな?」
3倍にはなると店主が言っていたはず。
椅子に腰掛けたままの彼女の元に座り込み、開かれた股間に顔を近づけ、上目に問いかけた*
[最奥を押し上げる度、甘やかな声が漏れる。
ずっと聞いていたくもあるが、それではこちらも収まりがつかない。]
動くよ。
身体の力抜いてて。
[改めて彼女の腰を両手で抱え直すと、緩やかに腰を前後させはじめる。
怒張の根元がわずかに覗いて、また彼女の中へと潜る。
そんな交わり。
目の前の彼女を大切に、けれど突くたびに溢れる彼女の魔力と精気を一滴も逃さず味わう。
これほど極上な味は久方ぶりだ。
それは、彼女が淫魔の獲物としてそれほど優れているという事か――それとも彼女を相手にしているからそう感じるのかは自分には判断がつかなかった。]
[少しずつ、少しずつ腰の動きが大きくなる。
徐々に結合部から粘着質な音が響いて、肉と肉が打ち付けあう音が響き始める。
ほぼ無意識に、彼女の首筋へと吸い付く。
舌で舐め上げて、彼女の肌を味わった。
腰を抱えていた両手は、彼女の両胸を下から揉み込むようにして、時折先端を指で摘まむ。
腰の動きはさらに大きくなって、抜ける寸前まで腰を引いてから、一息に最奥へ押し込む。
彼女の胎を押し上げて、互いの身体が隙間なく密着する。
そこからまた大きく腰を引いて、勢いをつけて突き込む。
段々とペースが速くなって、動きは間断のないものになっていく。
息が苦しくなって、口で大きく酸素を吸い込む。]
[ふいに、下腹からこみ上げてくるものがあった。
彼女の中で、怒張が脈打つ。
己の限界が近い事を、如実に物語っていた。
だから、あえてその事を口にはせず、代わりに腰の動きをより早めていく。
そうして、間もなく。
一際強く彼女の中へと突き込んで―――直後、多量の白濁を彼女の中へと注ぎ込んだ。]
[淫魔の吐精は多い。
一滴残さず彼女の中へ注ぎ込もうとするが、全て収まったかどうか。
彼女の中で怒張が数度震えて、大きく息を吐く。
興奮で心臓と肺が痛い、彼女を抱き込むようにしてベッドにくずおれて、暫し呼吸を整える。
そうして、再度彼女に口づけを重ねて―――あろうことか、腰の動きを再開する。]
まだ、約束を果たしてない。
[うわごとのように呟く。]
まだ、「誰よりも愛された女の子にする」約束を果たしてない。
もっと、もっと――。
[それ以降は、言葉にならない。
直ぐにまた限界は訪れて、多量の白濁が彼女の中へと注がれる。
暫しの休憩の後、またすぐに――。
そんな行為を何度となく繰り返す。
幸い、彼女の魔力は有り余っていて、体力はすぐに回復できる。
この時ばかりは、自分の体質に感謝したい。]
[そんな風に、自分の体力と彼女の魔力が尽きるまで彼女を愛した。
腹がすけば、手近な店で食料を買いそろえて、またすぐに行為にふける。
そうして、陽が沈んでしまうまで、約束通り彼女を愛し続けていた。*]
―祭り1日目
マスターと:
sideベリル
―
「お褒めに預かり…嬉しい、です。」
大きい、はきっと注文通りなのだけど。
綺麗と言われると胸の奥底が熱くなる。
すごい、すごいと無邪気に褒められると、無感動な筈のホムンクルスも矢張り心がくすぐられるらしい。
しかし。受け身に興味があって。
此方の準備と言われると微かに唇を噛んだ。
それを試すのは構わないのだけど。
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