情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 3年 櫻井 快人『ごめんね』 『おこがましいね』 [昨夜、何度も何度も繰り返された言葉が木霊した。 なぁ、小鳥遊。 誰がそんなこと、お前に言わせたの? 誰が、そんな哀しいこと、お前に……] あーくそ、 [目覚めは最悪だった。 酔わない酒は、時としてかえって厄介だったりする。 一方小鳥遊は、最後の方は大分酔っぱらってたんじゃないかと思う。 なんだかやっぱり危なっかしくて、誘われたときからこっちで持つ気だった会計を済ませ(もしかしたら半ば無理やりだったかもしれない)、店を出た時、夜はすっかり更けていた。 せめて小鳥遊が、吐き出したいだけ吐き出してしまえたなら良い。 そしてできれば、酒に口を滑らせて俺に聞かれたことを、後悔もしないくらいに全部忘れてしまえば良い。] 小鳥遊は、小鳥遊だよ。 [それは、彼女にとって、呪いのようなものなのかもしれない。>>1:388 けれど、それは真実間違っていない。 囁きくらいに微かな呟きは、ほんの少しだけ白く霞んで、直ぐ消えたから、小鳥遊に聞こえていたかは、分からない。] (18) 2020/11/13(Fri) 2:17:33 |
【人】 3年 櫻井 快人[馬鹿にしてるとか。 下に見てるとか。 軽んじてるとか。 そんなつもりもは、断じてない。 ただ、櫻井からしてみれば、小鳥遊と言う存在は、なんだか…酷く、居心地のいいものだった。 それが、ともすれば雑な扱いになってしまうのは、これは俺の不徳の致すところだから。 そんな俺の言動が、小鳥遊を追い詰める一手になっていなければいいのになんて、都合の良いことを夢想する。 送る、と一言告げて共に歩いた道、深夜も相まってあまり言葉こそ交わさなかったが、隣の気配がどこか穏やかに感じられて、それはただの俺の願望でしかなかったかもしれないけれど、少しでも胸が軽くなったんならいいなぁなんて、それこそ“烏滸がましい”ことを、冷たい星に願った。 なぁ小鳥遊。 烏滸がましいってのは、こういうのを、言うんだよ。 ただ、誰かの特別になりたいって。 誰かに大事にされたいって。 そんなささやかで哀しいくらいにかわいらしい願いを、お前自身が否定するなよ。 言ってやれない俺は、俺こそが、ただの臆病者だった。] (19) 2020/11/13(Fri) 2:18:14 |
【人】 3年 櫻井 快人[俺は小鳥遊を、家の玄関まで送り届けるつもりだったが、それは叶っただろうか。] また、なんかあったら聞くから。 いつでも、声かけて。 [別れ際、そんなことを言う。 それから、一瞬だけ、迷った。 迷った末……言わなかった。 なぁ、試しに俺と、付き合ってみない。 たった一言、けれど臆病者には決して口にできない一言だった。 だって多分、俺は小鳥遊を“可愛い女の子”にしてあげられない。 そもそも、好きかと問われたら、即答できる自信がなかった。 好きなのは確かだ。 だが多分それは、小鳥遊の望む形ではない。 俺は、好きな相手と付き合うというより、付き合う相手を好きになるタイプだから。 今現在、俺が小鳥遊に向ける感情は、ほっとけない、とか、どうにかしてやりたい、とか、なんだかこう、じっとしていられないような何かの感情だった。 幸か不幸か、こんな時でさえ、俺の前髪は俺の感情にカーテンをかけていた。] (20) 2020/11/13(Fri) 2:18:46 |
【人】 3年 櫻井 快人 おやすみ、小鳥遊。 寒いから、風邪ひくなよ。 [軽く、手を振って。 別れの合図として。 振り返りかけた背を、つい呼び止めた。] 小鳥遊。 ……なれるよ。なれるから。 [誰かの特別に。 お前はなれるよって。 意図して言葉足らずに告げた。 そして今度こそ、おやすみ、の別れの挨拶をして、ひらり手を一つ振って、俺も帰路に就いたのだった。 …そんな、昨晩の記憶は、ありありと、記憶に残っている。 なんせ、たかが数時間前のことなので。**] (21) 2020/11/13(Fri) 2:19:37 |
3年 櫻井 快人は、メモを貼った。 (a6) 2020/11/13(Fri) 2:21:09 |
【人】 3年 櫻井 快人[泣けば良いのに、って、何度思ったかしれない。>>23 言葉にしたら何だか誤解を呼びそうで、中々口にはできないが。 泣いてよかったのに。 らしくない、とか言わないから。 小鳥遊は、小鳥遊だ。 彼女が意図してかせずか築き上げた像から外れたとして、それもやっぱり小鳥遊なんだから。 泣けば、よかったのに。 泣いたら、その涙を掬うのを口実に、手を差し伸べやすかったのに。 だけど、そこで泣けない奴だから。 その、張り詰めた糸の様な危うさが。 ほっとけないし、どうにかしてやりたいと思う所以なんだろう。 ぴりぴり、ちりちり。 胸の奥を、何かが焦がす。 押し当てられた人工の温もりが、まだ頬に名残る気がする、そんなはずないのに。>>25 既に冷め始めているはずのそれは、机の上に雑多に積み重なったモノの上に鎮座している。] (37) 2020/11/13(Fri) 8:18:24 |
【人】 3年 櫻井 快人── 朝 ── [櫻井の棲む一人暮らし用アパートは、商店街の一角にある。 一階はパン屋になっているから、帰り道で一袋500円とかのバラエティパックを買ったりもできる。 大学へ向かうには、必ず商店街を通り抜けるから、そこで誰かに会うかもしれないね。**] (39) 2020/11/13(Fri) 8:26:01 |
【人】 3年 櫻井 快人『櫻井せんぱーい!』 [ぼんやりと考え事をしながら歩いていると、耳に飛び込む声>>43に、一拍置いて、あ、呼ばれてるの僕だ、と気づく。 振り向けば、帽子屋の店頭で跳ねる姿が見えた。] くく…何やってんの? [噛み殺しきれない笑いは、嫌なものではないだろう。 歩み寄れば、何故だか自慢げに店の帽子を見せつけられた。 ああなるほど。 こういうのが、女の子らしい、可愛い仕草、ってこと? なんて、一般論的に考えてみたりなどする。 まぁ、可愛いことは事実だ。うん。] うん、これから。 いいよ。一緒行こう。 [誘われるまま、歩みを合わせる。>>44] 高藤は何コマ講義? 僕は午後だけだから、ちょっと早いけど食堂行こうかなって 出てきたんだよね。 [多分今日は、日替わり定食が鯖味噌って昨日見た様な気がしていた。**] (57) 2020/11/13(Fri) 17:47:07 |
【人】 3年 櫻井 快人 なるほどなぁ。 そっか高藤、地元じゃ無いんだっけ。 [己にとっては4年目も後半に突入した街だ。 隅々まで見てまわろうなんて、思ったこともなかったが、大体は見てきた感がある。 定食のメニューは多分鯖味噌、と答えた後で、何度目かになる質問をぶつけられた。>>61] オススメなぁ。 僕は、犬鳴みたいな講評はできないけど。 高藤は、どんな映画が好き? [質問に質問で返すのはマナー違反かもしれない。 だが、ありとあらゆる映画の中、好みというものは絶対にある。 雑食性の高い己としては、ある程度絞らせてもらわないと、大変答えにくいのだ。*] (86) 2020/11/13(Fri) 19:38:53 |
【人】 3年 櫻井 快人 ……あぁ、そういう。 [少しの間の後、並ぶ後輩の言わんとすることを理解した。>>90 そういうことなら…] 最近勧められて観た、レナードの朝はよかった。 僕は紹介してくれた友人の解説をもらうまで、 あの映画を本当には理解できてなかったけどね。 それから、タイムマシンもよかった。 H.G.ウェルズの有名な原作があるけれど、 あの解釈は中々深くて良かったな。 だけど… [ふ、と思い出す。 自分の中での、最初の記憶。最初の感動。 覚えず口元に、ふ、と笑みが浮かぶ。] 忘れられない映画があるんだ。 僕が、覚えている限り、生まれて初めて観た映画が それだった。 今からすれば、映像技術なんかも当たり前に古い。 だけど、だからこそ、味わい深いものがあると思うんだよ。 [ネバーエンディングストーリー。 奇しくも昨晩、彼女の口から出た作品だとは知らぬまま>>1:390、そのタイトルを、唇に乗せた。**] (94) 2020/11/13(Fri) 20:24:55 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新