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198 【突発身内RP】明日世界が滅びるとしても僕たちは旅に出たい
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![](./img/okamigakuen/08.png) | ( 憧れのひ、……引っ越し? ) >>0 本日晴れ時々曇り、稀に雪が降ったり降らなかったり。 今日も今日とて寒い気温の中、聞こえてきた声に 私は想像をほわりと巡らせている。 声に出すから怒られるのだ >>1 声に出さなければ問題はない。 話題によってはむっつりとも呼ばれる思考回路 興味を失えば目の前の勉強へと 脳の中は占められていく。 (5) 2023/01/30(Mon) 19:05:05 |
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やがて鳴り響いたチャイムを聞いて 忘れていたように息を深く吸いこんで吐いた。 ストーブか暖房か。 多少は温かくなっている教室では、 あんまり白い息にはならないらしい。
「 あまいもの……。 」
鞄をごそごそ、取り出したのは 個包装タイプのチョコレートだ。 頭を使った後は大体ぱくりと食べている。
もし欲しい人がいたら気分によって分けているだろう。 気分といって、すぐに分けない場合大体 躊躇っているような時間を開けた後 無言でポケットに入れたりと遊んでいるだけだが。 (6) 2023/01/30(Mon) 19:05:17 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | まひろがチョコレートが欲しいと 言ってないかもしれないが 言ってきた気がするので、渡しているところ 聞こえてきたのは男子たちの楽しそうな声だ >>3 もしかしたら楽しそうなのは若干一名だけ かもしれないが割愛する。 それに向けて顔を動かせば、じっ、と。 じー、と不躾な目線でその背中を見つめ始めた。 (7) 2023/01/30(Mon) 19:05:59 |
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俺たちだけで≠ニいうのであれば 邪魔をしようとは思わない。
性別の差について、いつもよくわからないと 思ってはいたとしても。 人がそれを気にしたり、それで分かれたりするのは ちゃんと認識しているつもりだから。
「 …………。 」
それはそれとして。 いいねを最初にしたのは私なのにとか。 いいなとか、ずるいとか、羨ましいとか。
そういった気持ちが湧くことは抑えられないわけで。 じとーとした目を男子連中に向けてから。 (8) 2023/01/30(Mon) 19:06:21 |
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「 ……くっそー。 」
とりあえず悪態をついた。 女の子だからきれいな言葉をとか そういうのは私の辞書には入れてない。** (9) 2023/01/30(Mon) 19:06:39 |
![](./img/okamigakuen/08_C.png) | 「 ……むかついた? 」 悪態はついたものの、それがどんな感情から来るのか 正しく説明できる気はしない >>14 一つだけの色ではないのだ。 様々な感情が混ざって、燻って。 そのまま平気な顔はできなくて。 悲鳴と言うにはそこまでの悲壮感はないけれど。 抱いた気持ちを無視できるほど大人じゃない。 (21) 2023/01/30(Mon) 20:49:20 |
![](./img/okamigakuen/08_C.png) | 「 うん。いいと思う。 無限列車、かっこいいし。 」 無限の列車。無限に列車に乗る。 永遠ということだ。 そこにはロマンがある。 いいねという思いが増えるこそ >>15 憎らしさも増えてしまって むむむという顔が更に変なくなりそうで 両手を持ち上げれば顔を塞いだ。 (22) 2023/01/30(Mon) 20:49:30 |
![](./img/okamigakuen/08_C.png) | 「 ずるい…………。 」 夢を現実にするような言葉まで聞いたら >>16 ついに本音が口から怨嗟のように漏れ出た。 そんなところに脳天気な声が やってきたものだから >>18 この邪智暴虐の大地を許してはならない。 いつか国語の教科書で見たメロスのような気持ちで チョコレート投球をお見せしようかと思ったところ。 手を外して視界に入ったガイドブックに目を瞬いた。 (23) 2023/01/30(Mon) 20:49:50 |
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「 俺たちだけで、じゃ、なかったの? 」
もう言われないんだと諦めていたところに 降って湧いた誘いの言葉。 魅力的な提案に頷く前に、疑問が口をついて出た。
ぱちぱちと目を瞬いて。 そのあと、嬉しそうに口元を緩めて。 (24) 2023/01/30(Mon) 20:50:35 |
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「 ……行く。 」
ほんのり染まった頬を隠しもせずに頷いた。 先程までの鬱屈とした感情なんて すっかり吹き飛んでしまった。 湧き出る嬉しさの気持ちを渡すように 大地のポケットにチョコレートをねじ込む。**
(25) 2023/01/30(Mon) 20:50:53 |
| (a4) 2023/01/30(Mon) 20:54:16 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | 大地がどういう人間であるのかは >>28 そこそこの付き合いから知ってはいたけれども。 予測できるかと言われれば話は別で だからこそ新鮮な嬉しさが心の中を渦巻いていた。 「 うん、皆の方が楽しいよね。 」 浮足立つ心のままに相手の言葉を鸚鵡返し。 隣りにいる友達を戸惑わせていたとも露知らず >>26 一緒に行ってくれるとの言葉に >>27 緩む顔を抑えきれずに「やったー」と 口にしながら手を合わせて喜びを表した。 (42) 2023/01/31(Tue) 8:38:02 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | 広げられたガイドブックたちを囲む位置に移動して 夢の無限列車相談会が始まる >>30 そこには昨日チョココロネを分けた伊緒の姿もあった。 昔は呼ばれていた名前も、今は違うものになって >>34 距離が空いてしまった気がして 寂しさをほんのり覚えたことは記憶している。 それでも、実際の距離自体は多分 そこまで大きく変わるものではなかったから。 「 全部まるまるはあげないよ。 はんぶんこ。 」 一つのパンを半分に割るという意味である。 貰ったものをそのまま譲渡する気はないのだ。 それでいいならチョココロネは半分に割られて それぞれの胃袋に収められる。 勿論、クリームが多いほうが私だった。 (43) 2023/01/31(Tue) 8:38:32 |
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「 詫びで貰ったから大地に分けるのは違うし。 」
でも貰ったものを人に分けるのはどうだったんだろう。
悪いかと言われると、悪いような悪くないような。 ぐるりと巡る思考のまま、 とりあえず焼きそばパンを食べた。
パン屋さんから卸しているらしいパンは素朴で 奇をてらうこともなく美味しかったので あとで大地にチョコレートでも渡そうかとか。
そんな話もあったとか。 (44) 2023/01/31(Tue) 8:38:46 |
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「 駅弁って、あんまり食べたことない気がする。 人気なのが間違いないのかな。 」
話は戻って現在に。
全国の駅弁ランキング、なる項目も本にはあったので そちらに目を通してみるが、どれも美味しそうで 全く選べる気がしない。
「 海鮮って新鮮なもののイメージがあったけど 駅弁になるとどんな味なんだろう。
あなごめしとか釜飯とかもあるんだ。 」
最初は環境で、次は遊び場所で その次は食べ物で。
移り変わる目的は若いものらしくもあり 話題はどんどんと膨らんでいく。 (45) 2023/01/31(Tue) 8:39:34 |
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「 だるま弁当とか、牛の形の弁当とか ユニークだ。 」
形の特徴的なものも記憶に残って良さそう。 迷い決められず、体を揺らしている。** (46) 2023/01/31(Tue) 8:39:44 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | 「 お肉は、いいよね。体の資本。 」 指差されでもしたならその写真を見て頷く >>48 カルビ、タン、ハツ、どの名前も食欲を唆られる。 時間が経っても食べられる海の幸系も良いが >>47 冷めても美味しく食べられるだろうしっかり味の付いた 肉というのもまた捨てがたい。 やはりなにも決められない。 優柔不断の塊になった心地だ。 (57) 2023/01/31(Tue) 20:00:14 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | お金に関しては実はそこまで心配していなかった >>50 両親がわりと放任主義なのだ。 理由を添えて必要であると伝えれば わりと支給してくれることは多い。 親のすねかじりウーマンである。 とはいえ、少ないに越したことはないのはそう。 大金をせびるのは流石にどうかと思うので お年玉もお小遣いも足して足りない分だけ 借りる心算であるからして。 (58) 2023/01/31(Tue) 20:00:23 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | 「 あったかいのは省いていいよ? 寒いからあったかいのがよかっただけで。 多分大体どこもさむい。 」 入れてくれるのは気にされていて嬉しいものだが 現実に行くとして考えると大分 場所が限られることになってしまいそうだ >>49 なのでありがとーとだけ言って、 書かれていく内容を見ていく >>51 さすが書道の段持ち。 物凄く丁寧に書いているわけでもないのに 美しい文字に書紀を任せてよかったと思った。 ※特に何も言っていない (59) 2023/01/31(Tue) 20:00:51 |
![](./img/okamigakuen/08_D.png) | タコツボの弁当とは一体どんな弁当なのか >>52 タコツボというものに詳しくないので 全く想像力は働かない。 「 …………。 」 いつか。 いつか、またこうして。 旅行に皆で行く計画を経てて、実行して。 それを何度も続けていたら 日本中を回ることも夢ではないのではないか。 ……とは言わない。 そこまでの夢は見れない。 世界が終わらないのなら、このまま続いてしまうのなら それぞれの人生が、私達には待っている >>55 (60) 2023/01/31(Tue) 20:01:10 |
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「 ? 3月すぐに滅びるんだと思ってた。 卒業式まで世界残ってるのなら すぐあとが良さそうだね。 」
ちょっとばたばたしそうではあるけれど。 ぼんやりとしか把握していない予言だったから 言われて初めて知ることがある。
それなら試験も終わっているし 憂いなく旅立てそうだ。 伊緒の言葉に賛成の声を上げた。 (61) 2023/01/31(Tue) 20:01:18 |
![](./img/okamigakuen/08.png) | 長く続いた関係も、もうすぐ道が分かたれる。 伊緒の引っ越す日近くに餞別として送りものをしよう そう思ってはいても、まだ準備は出来ていなかったり。 「 わたしも楽しかったな。 高校生活。 」 まだまだ続いて欲しいと思うくらい。 悔いがあるかと言われればないほど 毎日充実していたと思う。 紙に書き出された青春の文字 >>56 もうすぐ終わるけど、まだ終わらない。 ────→ 青春 ──→ 机に置いてある誰かの筆箱から筆記具を取り出して 書かれている『青春』の文字の横に びよんと矢印を付け足した。** (62) 2023/01/31(Tue) 20:02:23 |
| (a8) 2023/01/31(Tue) 20:03:47 |
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