3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a6) 2022/09/10(Sat) 0:19:01 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[この奇妙な世界、自我を保つのが大事なのなら──いや、きっと、大事なのだと思う──、今日の天使の"ご指名"が朝霞さん、工藤さんなのは幸いだったと思う。 彼女たちが還るべきとは思わない。 還るべきは全員であることには違いなく、でも、もう既に"残される1人"が決まっているのなら、弱い人から還っていくのは、それこそ"慈悲"なのかもしれない。] でも、それじゃあ、武藤が朝霞さんや工藤さんより 弱いってことになっちゃうね? [案外と泣き虫なのであるらしい、優しいあの人。 私は大丈夫だよ……と思いながら、静かな館内を歩いて行って。] (18) 2022/09/10(Sat) 5:57:20 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― エントランス ―― ……っ…………は、……っ、 [あの時 >>1:318 と同じ場所に置いた、メッセンジャーバッグと新しい水のボトルと、脱いだパーカー。 さすがにカレーを口にしてさして時間が経っていない状態で、100mダッシュを繰り返す気にはなれない。 円形のロータリーの縁に沿いつつ、吊り橋の霧のないところまで足を向けて戻ってくれば、多分1周200mくらい。 そこを緩くランニングしていた。 還りたい。 還りたいよ。 でも、誰が死んで欲しいとも、思わない。 誰にも死んで欲しくはない。 頭の中、全然真っ白になんてならなくて。 多分、意識せずペースを乱していたんだと思う。 汗が肘を伝うほどまでに心拍数を上げていたことに気付いて慌てて足を緩めようとする前に、強烈な吐き気に襲われた。] (19) 2022/09/10(Sat) 6:21:39 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹ぅ、ぐ…………が、は…ッ…! [汚すのはせめて路面じゃなく……と、咄嗟に傍らの植え込みへと上体を傾け、嘔吐く。 眼は閉じていたけど、間違いなく、吐瀉物が喉を焼いていく感覚が走っていった。 なのに、周囲に広がったのは────濃密な、林檎の匂い。 それは、"限界まで熟した、腐り落ちる寸前の林檎" >>3:330 のものに違いなかった。] …………は、……、……? ────ッ!? [全身が総毛立つ気がした。 木の根元に散らばっていたのは、胃液に塗れた林檎の欠片。 林檎の欠片しか無かった。 タイミング的には、出てくるものは豆と野菜のカレーと、私が作った炒め物でしかあり得ないはずなのに。 林檎を最後に食べたのは、それよりも、ずっと前のことだったのに。] (21) 2022/09/10(Sat) 6:26:46 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹……………………。 [だめ。揺らいじゃ、だめ。 自我を強く持たなきゃ、だめ。 泣かないって、決めた。約束もした。 水、飲んで。顔、上げて。 こんなこと、なんでもないって、顔、しなきゃ。] ……………………。 [足をふらつかせながら置いた荷物の元に辿り着き、腰を下ろす。 でも、ペットボトルには手を伸ばせなかった。 今、これを開けたら、林檎の匂いがまた広がる気しか、しなくって。**] (22) 2022/09/10(Sat) 6:28:47 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a12) 2022/09/10(Sat) 6:30:26 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― エントランス ―― [結局ペットボトルに口はつけられないまま。 汗も引いたしパーカーを着るべきだろうと思いつつ、それも億劫になってしまい、私はエントランスのコンクリートの上、仰向けに寝転がっていた。 元来ここが営業している状態だったなら、常識的に許されない行為。 ゆるりと左手を持ち上げ、目の上に翳すと、うっすら血色が透けて見える。絆創膏に滲んでいるものと、同じ色。 鉄臭いはずのそれは、なのに未だに甘ったるい匂いを零している気がしてしまう。] …………"悲鳴"だとすると、誰の悲鳴……? [工藤さんはこの傷を、あるいはこの匂いを?"悲鳴"と言った。>>30 林檎の悲鳴なんだろうか。 それとも傷を負った人の? それともこの夢をみている誰かの?] (40) 2022/09/10(Sat) 9:35:53 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹負けたく、ないな……。 [こんな、揶揄いとも悪ふざけともつかないような、おかしな現象。 料理だって、作って食べている間は"普通"なんだし、腹の中で林檎に化けてようが、気にしなければ良いだけのこと。 平静を取り戻そうと、色々思考を回すのに。 それでも、まだ水は飲めそうにない。**] (41) 2022/09/10(Sat) 9:36:42 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a17) 2022/09/10(Sat) 9:37:33 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[なんだっけ、"あの時"もそう思って……と、一瞬浮かんだ思いは、己の状態が全くもって行儀のよろしくないものだと気付くと同時にかき消えて、少し慌てて起き上がる。] や……気分転換に走ってて。 ちょっとペース間違えて飛ばしすぎました。 [寝てはいませんよ?と笑顔を作り。] ……でも、外の方が、いくらか気分は良いですね。 美術館の、建物から一歩も出られないっていう 状況だったら、多分、息詰まって大変でした。 [そうなっていたら、もう、あの林檎の香からは逃げられないような気がするし。*] (66) 2022/09/10(Sat) 11:04:05 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新