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【人】 白瀬伊緒回ってきたメモには、『いいね、行きたいね』だとか 『楽しそう』だとか、そんなありふれた文言を 書き連ねて流しただろう。 もし、世界が滅びるならその瞬間をどこで過ごしたいだろう。 家族と自宅? 友人や恋人と、思い出の場所で? それとも、ひとりでもいいから 滅びる前に見たかった景色だとか、 遺産だとかを見に行くのもありかもしれない。 もっとも、最後者のような壮大な夢を抱える人はきっと一握りだ。 (70) 2023/01/29(Sun) 21:14:33 |
【人】 白瀬伊緒旅行とは、思い出づくりの中でも非日常に位置するものだろう。 構想から出発まで。 その道中。観光、食事。宿での長い長い夜。 ちょっとしたトラブルなんかはつきものだけど、それもまたスパイス。 世界が終わる。 人並みに生きて、人並みに抱えてきた夢を叶えられないまま 滅びるとしたらそれは寂しい。 もっとも世界が終わってしまえば何も関係ないと 分かっているのだけれど。 授業中、メモを流したあとその提案主の方をじっと見る。 もし目が合ったならにっと笑んだり親指を立てたりしたけれど、 果たして気づいてくれたかどうか。 (71) 2023/01/29(Sun) 21:15:28 |
白瀬伊緒は、メモを貼った。 (a17) 2023/01/29(Sun) 21:23:35 |
【人】 白瀬伊緒「あ、織田もあのメモ貰ってた?>>75 こっちもちゃんとは聞いてないけど、 まああてのない旅……ってことじゃない?」 大地が話していた>>44のは覚えているけれど、 その時しっかり耳を傾けていたわけじゃない。 あとから回ってきたダチョウのメモを見て ようやく繋がったから ピースを嵌め直した、といった体だ。 「泊まる場所どうするの、人数多いと大変じゃない、とか いろいろ突っ込みたいところはあるけどな。 それは無粋だよな。ついつい言いたくなるけど。 でもみんなで旅行ってのは楽しそう。 卒業旅行ってやつ? 俺、去年の修学旅行の事思い出してたよ」 (76) 2023/01/29(Sun) 23:11:04 |
【人】 白瀬伊緒片手で持った箒は滑らかに リノリウムの床の埃を払っていった。 集まったそれを角まで集めながら 織田にちらりと視線を遣る。 夢のある話を現実的な目線で見てしまうのは ひどくつまらない、と思う。 これから起こり得る未来のことを 真面目に考えてしまうのと同様にだ。 (77) 2023/01/29(Sun) 23:11:49 |
【人】 白瀬伊緒「でもさ、無限列車て。 乗ったら帰ってこれないじゃん!ってなるよな。 織田は乗りたい? もし、あるならだけど」 けらけらと笑いながら問う。 旅行、本当にやるのかなぁなんてことを考えながら。** (78) 2023/01/29(Sun) 23:15:25 |
(a19) 2023/01/29(Sun) 23:16:31 |
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