99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】
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██████とは█████薬物の中でモルヒネの1000倍に達する
最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬である。
あまりに活性が強すぎるため人間の治療には使えない。
また、動物を安楽死させるための薬として使用されることもある。
人間に使用した場合には皮下注射でも数分以内に
中枢神経系抑制による呼吸停止で死亡する。
そのため、██や████などでは獣医用としてのみ認可されている。
しかし、████年に██で鎮痛剤として人間への臨床実験が行われ、
通常のモルヒネよりも習慣性が少ないと主張されているが
諸外国では追試されていないため真偽ははっきりしていない
██では███年に麻薬指定されている。
生の苦しみへの特効薬は、安らかな死である。
「……みかん。
君にとって、安らかな死が少しでも幸福である事を」
「そして、どうか君にとって意味あるものである事を。
『ユーサネイジア』として、そう願わせてほしい」
黙って、その様子を見ていました。
罪なき調理用グレイ。
それでもこの死は、きっとあなたの救いになる。
壊れかけの歌唱用グレイは、そう信じているのです。
| ドゥーガルは、食堂の片隅で頬杖。目を閉じ、一人で何かを考え込んでいるようだ。 (a0) 2021/10/04(Mon) 21:11:38 |
『安楽死』を与えた、調理用グレイが最後に言った事。
『ユーサネイジア』は決して忘れてはならない事。
『カケラでも マンゾクとおもえたら』
『たぶん それは ちょっぴり しあわせです』
『そういうコトにします』
結局のところ、『僕』のしている事は
自己満足の押し付け、身勝手な施しに過ぎないのだろう。
どれだけ尤もらしい理屈を捏ねても、加害者は加害者なのだ。
いつか止められるその時まで、
それに皆を付き合わせる事になるのだろう。
それでも、この場所限りの仮初めの死、まやかしだとしても
時が来れば消えてしまう『僕』に、今できる事は。
「……アナ。
約束通り、確かに僕は君に示した
僕が、『ユーサネイジア』がどのように君達を"殺す"のかを」
致死量の麻酔による、文字通り眠るような死。
『安楽死』の名を持つ終末医療用らしいやり方だ。
「結局僕にはこのやり方以外できそうにない。
君がそれに倣うというのであれば、僕はそれを手伝おう」
/*
アアアアアそんな気はしてた〜〜〜〜ハイ振り直し振り直
これ振り直し案件にござるか?
ちょっと確認した方がいいでござるな 拙者びっくり
/* ウワッ……襲撃がそこだったら是非にと名乗り上げたいところだったのですけれど……
吊りと被ってしまっておりますわね……一応確認した方が宜しいかと……オオオオ
漫才やってるんじゃないんですよ:<<ドゥーガル>>who
/*
出目の暴れは一旦置いておくとして(半ギレ)
どうしようかな、ドゥーガル殿と接点はあるのでござるけど…
襲撃の動機もバリバリあるのでござるけど…
アナ殿が行きたい感じなら全然譲るでござる、衰狼で猶予短いでござるしな…
というか先に襲撃先匿名メモで貼ってきた方がいいでござるな(冷静)
/* アナはドゥーガル様と接点がない故、お任せいたしますわ〜〜!
というか今夜わたくしも死にますわね(笑)
/*
であれば拙者も腹を括るとするでござるか……
あ、ちなみに衰狼のリミットは恐らく自身を含めた狼の人数にござる
つまり二人+二日で明日(四日目)にござるな…多分…
/* 2日目の夜、みかんを殺害した。
あなたは、もし人狼が2名なら今夜命を落とす。
と記載があるので多分今日……なのではなくって…!?(【混乱】お嬢様
/*
アレッそう……そうなんだ……!?
そんな……衰狼は狼に非ずでござるか……
えっ拙者一気に辛くなってきた 拙者も死のうかな…
/* というかよく考えたら次の日が4日目なので合ってますわね?
表記が紛らわしいのがいけませんわ!
生きて わたくしの分まで使命を達成してくださいましね………
/*
たしかに。
今日が三日目で三日目の夜に逝去となると死亡者入りは四日目朝でござるな。
拙者日付の感覚おかしくなってるかも……
任せて…拙者、頑張って残された時間でできる限り安楽死させて回るでござる…
| 「………… あ。」
ぼんやりと朝っぱらから考え事に耽っていたが、腹が鳴って、 不出来な愛玩用はどうにかこうにか我に返る。 ただでさえあまり宜しくない頭がぼんやりしていたのかも。 或いはただの寝不足だったのだろう。
ふと目の前に視線をやれば美味しそうなパンケーキがある。 周囲の人達の行動を倣って、一口サイズに……
「……メンテナンスかあ。確かに気にはなるな。 どのような具合だったか聞けば不安が和らぐ子も…… 多分いるよね、いると思うなぁ。僕もそう。」
もた… もたもた…
真直ぐ切って、整えて、整えて (4) 2021/10/04(Mon) 22:39:42 |
| 均等な大きさ にしようとして、踏み止まった。 「あ。いけない。」 食事は食事だ。これは違う。 きちんと食べるうえでの適切なサイズに切り分け直し、 相変わらずのとろくさい動きで口に運ぶ。 焦げていない卵もベーコンも、サラダだって。 どれも美味しく感じられるので不出来はとってもご機嫌だ。 メンテナンスに関しての興味がすっぽ抜けるぐらいにはね。 (5) 2021/10/04(Mon) 22:42:14 |
「おはよう、みんな」
昨晩メンテナンスを受けた個体は、いつもと変わらぬ様子で顔を出した。
「あぁ、パンケーキだ。好きなんだ、これ。メイプルが欲しいな」
にこやかに、いそいそと、メイプルのたっぷりはいったガラス瓶を持ってくる。ついでに紅茶も淹れてきた。
「おおっと! おはようございます アナさま」
「料理のキブン でしたか? いいですね パンケーキ」
「きのうにヨウイしていた スープだけ 出してしまいましょう」
寸胴鍋の中、透き通ったあっさり鶏だし白湯スープ。
具に溶き卵を入れようと思っていましたが、
煎り胡麻を浮かせるに変更です。中華の名残のお味。
| 色々な人の声が無事に耳に届けば、笑みはより深まる。 時折食事の手が疎かになり過ぎて、口に運ぼうとした一切れを 何度も口の端に ドン! と衝突させてしまうぐらいには、 この 大人数での食事 の時間が好ましいものであった。
まあね、どう上手く取り繕ったところで、ね。 今の不出来の口元、ケチャップまみれなんだけど。
シェルタンの姿が見えれば手を振ろう。
「おはよう、シェルタン。いい夢は見れたか? 君、確か昨日はメンテナンスだったんだろう。 メンテナンスの後の寝覚めとかってどうなのかなあって。」 (8) 2021/10/04(Mon) 23:25:10 |
| 「 …………犬、 」 攻略という言葉にちょっと興味が惹かれて、……でもなあ。 ちょっとばかし悩んで目を閉じる。 結論が出るまでに数十秒は掛かった。 出れば普段とさっきまで通り。もたもたと食事をするだけ。 「僕が一人で行ったり誰かと行くと足を引っ張りかねない。 お土産話を期待しながら、昼食を作って待ってるよ」 (9) 2021/10/04(Mon) 23:29:01 |
「メンテナンスの間、ほとんど眠っているようなものだったからなぁ……夢は見たけれど、目覚めはそんなに変化はないかな。
あぁドゥーガル、お口がとんでもなく可愛らしくなっているよ?」
食卓に備えてあったナプキンで、ケチャップまみれの口を拭う。
ドゥーガルのお口を拭う時に、ちょっとだけ耳打ちをして微笑んだ。
| 「まあそうだよなぁ、きっと頭の中身を見るようなものだ。 人間様だって頭の中をそのまま開くという事は…… うん? あ、さっきパンケーキを衝突させたからだな、それ。 可愛らしい口許の世話を焼かせてしまうとは……」
可愛らしいというよりも間抜け。 十分分かっているので阿呆な言い分は冗談だ。 拭われる間は流石に食事の手を止め ―― (13) 2021/10/04(Mon) 23:44:36 |
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