174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】
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| ― 厨房 ―
[ひとり、厨房に入る。 誰もついてきてないのはありがたかった。
小泉さんが作ったっていうシチューの鍋。 でも、本当は全然お腹なんて空いてなくて]
――……
[でも、火をかけて、混ぜるものを探す。] (216) 2022/09/13(Tue) 21:18:40 |
| [ 盛大な“置き土産”には、 >>208 義哉は教科書的な言葉しか返すことができなかったから、 嘘でも織り交ぜて話そうかと思ったけれど、 その前にその場を動かれてしまった。 >>215] ああ、口に合ったなら良かった。 そうだな。 [ 「生きてたらな」と言葉を付け加えようとしたが、 それを言ったら、また泣かせそうな気がしたから、 こちらの言葉はそこで切れる]* (217) 2022/09/13(Tue) 21:24:43 |
[津崎さんが立ち上がり、厨房へと入っていく。
松本さんは追いかけなかったけど、私は姿が見えないわけで。
ううん、松本さんと二人きりという状況でもないなら、私はもう、津崎さんの側を出来る限り離れたくなくて。
だからそっと、厨房の中を覗く。]
──病院・ミサミサと──
[前にぶつけた場所と同じ場所ぶつけたんなら災難だなと思いつつ、お礼を言う理由は知っていたので、看護師が怪訝な顔をしていても、そうだなって顔で黙って聞いていた。]
おう、ミサミサに利があったのはオレも嬉しいぞ。
[相変わらず真っ直ぐ見つめたまま告げられた礼に笑って返す。
それから、じゅじゅからのLINEの話をしたのに先輩の話が出てきたので少し目を丸くして、言っている意味を咀嚼している間に次の話題の返事が返ってきた。]
ほかに怪我がないならよかったが…、
[スマホに文字を打ち込む文言が「脛が痛いですね」の一文より明らかに長い、オレが言ってたとは言わなくて良いと口を挟みかけたが更に親父ギャグの話を付け加えた当たりで降参した。]
いや、まあ、ジョークと親父ギャグは紙一重なので…。
じゅじゅもウケるはずだ、きっと…。
[ハメられたと言われた件をきっちり学んでいるな…と思えばオレが恥ずかしいことくらいは我慢しよう。]
| こと こと こと
[少し水を足してゆるめて、 また、ゆっくりかき混ぜる。 液体の音、金属が触れる音、自動で周りだす換気扇。 火を弱めて、うっかり消しちゃって、また点火するときの音。 そんな日常音に少し、機嫌がよくなる]
〜♪Wake Me Up When September Ends♪〜
[鼻歌交じりにそんな歌が出てきて、 そのまま小さくハミングしただろう]
(218) 2022/09/13(Tue) 21:28:45 |
……、先輩にも還ってきたらお礼言えばいいさ。
そうだな、もし会えなくても…、
ミサミサ自身のこと、これからも大事にしてやってくれ。
先輩のおかげで此処にいるなら、それが一番嬉しいはずだから。
[それから漸く咀嚼し終わった先輩の話を今更出すのは混乱させたかもしれない。
絵の中と入れ替わったまま戻った可能性のことは理解してないけど、彼女が此処にいることを先輩は望んだのだということだけはわかったから。]*
[歌、好きなんだなと思った。
私にロマンチックな歌を歌ってくれたときも、ちょっとおどけた感じで、凄く綺麗な歌声で歌ってくれた。
私の愛がないと死にそう、か。
今、こんなに想っていれば、ともすれば彼は死なないだろうか。]
| ――……ん?黒崎は?
[そして、戻ってきたとき、 黒崎の姿がないので、首を傾げる]
話、しておきたいんだけどな。 ちょっと探してきていい?
[チカさんとコイ先輩にそう告げて、 了承得られれば、探しにいくつもり]*
(219) 2022/09/13(Tue) 21:36:09 |
| ―― 洗面所 ―― [顔、洗った。 目の前の鏡に映った自分は、我ながら、酷い顔してた。 津崎か、それとも小泉さんか、もう二度と会えなくなるのに、ろくな事言えなくて、どころか、一人、泣き喚いたりして。] …………これのどこが、"王子様"よ……。 [気丈に振る舞えているつもりだった。 けど、頭ぐちゃぐちゃになって、溢れて、止まらなくなった。 皆が幸せになれれば良いと思うのに、"皆が幸せ"な道なんて、もう何処にも無かった。 ううん、最初──あの異変が起こった時──から、そんなもの、無かったんだ。*] (220) 2022/09/13(Tue) 21:38:03 |
| ―― レストラン前の廊下 ―― [それでも、私に残された時間は、多分、もう本当に少なくて。 津崎に、小泉さんに、まだ伝えなきゃいけない事があったような気もするけれど、それもなんだか解らなくなってしまって、私は廊下に座り込んでいた。*] (221) 2022/09/13(Tue) 21:39:21 |
行って、トラくん、行って。
[黒崎さんと津崎さんが話すらしい。
でも、そこに私が居ていいものか、分からない。
でもトラくんは、絶対悪いなんてことない。
だって二人の親友なんだもの。
トラくんが近くにいるなら、私はトラくんをひっつかみ、ひたすら行ってと繰り返しただろう。
私は、迷ったけれど、行くことにした。
そこに私の存在する余地がないなら、離れるから。
それでも出来る限り一緒に居たいという気持ちを優先することにした。]
| [ 厨房に入る津崎を見送りながら、 >>212] ……そうか。 [ 松本の言葉には、それだけ返す。 >>210 試食係の感想に反応することもなく >>214] ……向き合いたくないな。 [ もうすぐやってくるであろう天使にも、現実にも。 この世界も人生と同様にままならなくて。 疲れたとでもいうように、 義哉はテーブルに顔を付けて伏せる] (222) 2022/09/13(Tue) 21:43:08 |
──夢・厨房──
[やがて小泉先輩が戻って来て、焼き上げの段階に入った。
工藤はうろうろと手元をのぞき込み、オーブンや溶き卵の温度を確認し、しまいには余った溶き卵に指を突っ込んで、付着した分を舐めた。]
……………………。
[やがて香ばしい香りと共にパンが焼き上がる。
皿の上で放熱している間、粗熱さえ取り切れぬ頃、やけどしない程度にまで冷めると、一つ手に取った。
皿の上には相変わらず四つのパンがある。だが工藤の手元にもおさまった。]
| [出ていく黒崎ちゃん >>215 を見送って。 レストランには小泉くんと二人。 厨房からはほんの少しだけ鼻歌が >>218 届く。 歌、ほんとに上手いんだなぁ。 ねこちゃんパンを完食したところで] かお、洗って、来る、て。 [戻ってきた津崎くんに >>219 告げれば 探しに行くのを見送った。] (223) 2022/09/13(Tue) 21:43:46 |
[それをじっと見つめると、大きく口を開けてかぶりついた。]
………………………………。
[まだ熱い、ゆるいカスタードクリームが、断面から溢れそうになる。
工藤は無言で咀嚼しながら、立ち上がる湯気を見つめた。
その香気を嗅いだ。
パンを半分に割って、生地のちぎれる弾力を感じた。
冷めていくにつれて硬くなるクリームの流動性を確かめた。
咀嚼して唾液と混ぜ合わせ、パン生地がまとまっていく速度を数えた。
呼吸と共に鼻腔を抜ける香りを確かめた。
鋭敏な五感を全て使って、小泉先輩の作ったクリームパンを観察した。
一つを食べ終わると、もう一度手に取った。
そして同じことを繰り返した。
同じクリームパンでも、今度はもっと冷めていたから、一度目とは全く違う味だった。
食べるたびに違う味になった。
その記憶を体に刻み込んだ。]
| ああ、うん。 顔洗ってくるって言ってたから、 たぶんトイレか洗面所だと思う。 行ってらっしゃい。 [ テーブルに顔を付けたまま、 厨房から戻ってきた津崎に手を振った。 >>219]* (224) 2022/09/13(Tue) 21:43:47 |
[やがてパンはレストランに運ばれて、お絵かき大会が始まる。
チョコペンで個性豊かなネコチャンが出来上がっていくのを、じっと見つめていた。
ちなみにこの作業は工藤もやったことがある、数少ない特技だ。
規定量ぴったりで顔を描くのが得意だった、だがあまりにも判で押したように同じ顔に仕立てるので、面白みに欠けるネコチャンズだと不気味がれらることもあった。
しばらくは和気あいあいとお絵かき教室をしていたが、やがて沈鬱な空気になる。
黒崎先輩が、工藤には無い魔法を使って、松本先輩の心を言い当てた。
いつからか、朝霞さんや武藤先輩も集まっていただろうか。もしかしたら夢から弾かれた生者たちは、幾重にも夢の境界にはまりこんで、姿が見えないかもしれなかった。
工藤はじっと松本先輩を見つめていた。]
……………………。
[何も言わずに、ただ真っ黒な目で見つめ続けていた。]*
| [さて本当に二人になってしまったわけだが 小泉くんはテーブルに突っ伏していて >>222>>224] ど、しよ。 消える時、見てたい? 見、くない? [咳が毀れる。 手を伸ばして、向き合いたくないと呟いた頭に ぽん、と手を乗せて。] こい、ず くんも がんばんなくて 、い、よ。 [ままならないのは、よくわかるから] (225) 2022/09/13(Tue) 21:47:09 |
ああ、そうだな…、あの二人はどっちも世話が焼けるからな。
[別に二人の間にオレが常にいる必要はないって思ってはいたけど、それとは関係なく、やっぱりどっちも放ってはおけなくて後を追った。]*
【現実・工藤さんからの返信】
うーん、ちょっと把握するのに時間かかる…かな。
[脛がいたいですね、多分、脛と文末のですねを掛けているのは分かる。
一瞬理解が追いつかなかったけど、多分そういうことだ。
でも“松本先輩が親父ギャグのことを歳取ったおっさんはな何でも口に出してしまうらしい、それがオモロでもオモロでなくても”の一文がよく分からない。
親父ギャグは歳を取ったおじさんの言うことで、ギャグの内容が面白くなくても口に出してしまうと、そういうことだろうか?]
それ、トラくんが歳取ったおじさんってことにならないかな…大丈夫?
[トラくんが親父ギャグを教えて、それに豆知識を加えた形なのは何となく想像がつけど、文面的に別の意味に捉えられてしまって仕方がなかった。二人がやり取りするのは微笑ましいけど。]
[少し前。まつもっちゃんとくっきーの「待ってる」に残る二人からはほぼ返答はなく。
もう還れないかもしれない二人の胸中は生きている身にはきっと測りきれないほどに深いところにあるのだと思う。
爆発したくっきーの言葉は、残していく側としてはよくわかるものなのだけれど、やはり先輩や徹っちんからは反応はなくて。
代わりに反応したまつもっちゃんの希望を察したらしい「死ぬ気でしょう」って話にまつもっちゃんは曖昧に返して。
徹っちんが何も反応しないことからそれを少なくとも容認しているのだろうなと思った。
まつもっちゃんの「死にたい」が「いきたい」に変わったことは多分大きな意味がある気がして、そこに当てはまる漢字が例え悲しいものでも、何も言うことはできない。
徹っちんがそれで良いというなら尚更、
と考えてたら場がバラバラになってきたので、どうしたもんかな…と思っていたらじゅじゅの必死な声がして、くっきーを探すという徹っちんに気付きを追った次第だ。
じゅじゅの様子になんだかあの時みたいだなと思う。
だから心配している彼女がついてくることは何も悪いことだとは思わない。]*
| >>221 いた。 黒崎……。 [レストランから、出て、さぼど遠くない場所で、 座り込んでいる黒崎を見つけた。 ゆっくりと近寄って、隣に立つと、手を伸ばした] さすがにトイレ近くで話すより、 もうちょっと綺麗なところいこ? [普通な声で話しかける]* (226) 2022/09/13(Tue) 21:59:41 |
| >>226 ……津崎。 あー……ここ、トイレ前……。 [おかしなところに座り込んでいたと気付き、素直に津崎の手を取って立ち上がった────んだけど。] ……なんでこんなところに居るの? もう少しで、松本さんと会えなくなっちゃうよ……? [ぽつりと呟いた。]* (227) 2022/09/13(Tue) 22:02:44 |
| >>227 いやマブダチに会いにきたんだけど [余計な気遣いの言葉は全スルー。 手をとって引き上げると、そうだな、と] ちょっと上まで、いってもいい? [先に歩き出す] (228) 2022/09/13(Tue) 22:05:10 |
[話しかける津崎さんはあのときみたいだなって思った。
あの優しい声、差し伸べられる手。
きっと何かを諦めている、あの手。
あのとき、あのとき私が、後を追いかけられていれば、何度目かも分からない今更な後悔が胸の中を蹂躙する。
その手をはっきりと掴んで、ずっと側に居てほしいと、我儘を言いたくなってしまうのだ。]
| >>228["マブダチ"って言われて、やっぱり、嬉しくて。 でも、苦しくて。] や、行くのはいいけど……え? [それは、まあ、素直について行くけれど……。 なん、で。]* (229) 2022/09/13(Tue) 22:09:04 |
[多分、松本さんに会えなくなるとかの問題は、あまり気にかけてないんだろうと思う。
だってもし、死んでしまっていても、松本さんは津崎さんを追いかけていく。
生きているなら、また会える。
それだけのことだから。
上へと昇っていく二人を追いかけて、私も歩く。
私はマブダチではないけれど、やっぱり追いかける。
ともすれば、これは津崎さんが親しい人間にかける、今際の言葉。
私が横合いから奪っていいものではないのかもしれないけれど。
それでも後を付いていく。付いていきたかったから。]
| >>229 歌、聴きたいっていったじゃん。 さっきの、嬉しかったからさ。 お代頂戴したんで、どかなって。 [ピアノのとこまでいくのもいいけど、 あいつ、不穏な音出すからな。 そうじゃなくって。] あ、あのテラスとかいいな。 こう、さわやか。 [一つ上がって、休憩室を兼ねたような場所、 ちょっとデザインがイングリッシュガーデンみたくなっている] (230) 2022/09/13(Tue) 22:15:17 |
| 一緒にいてくれるなら、最後まで見てるよ。 どうせ、どこに逃げたって、天使はやってくるんだから。 [ 頭に乗せられる手と言葉は、 >>225 まるで「お前も死ねばいいのに」とでも 言われているようにも感じて。 その顔を見上げながら軽く睨みつけて] ……俺は、生きてたら頑張る。 [ それだけ言うと、また顔を逸らす。 心に浮かんだ感情が怒りなのか悲しみなのか それは義哉自身にも分からないが。 どちらにせよ、こちらが死にたがっていては 松本を説得するも何もないということだけは分かるから、 もし生きているのなら、 自分の人生に向き合おうとは決めた]* (231) 2022/09/13(Tue) 22:15:40 |
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