230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら
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あら。 逃げられてしまいました。
AIというのも存外触れてみれば面白いものですね。 あれを作った人類に興味が湧きます。 叶うなら生きていて欲しいものですが──
[ まあいいでしょう、と博士は追い掛けずに踵を返した。 AIが突如逃げ出すという態度にも反応の仕方にも、 殺すかを見極められていた事実も気に留めず。
ただ、自分の興味関心ばかりを優先している。 ]
(161) 2023/11/21(Tue) 20:03:48 |
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[ 例えるなら。
彼らAI、機械にとっての思考プロセスとは おおよそが1-1=0、といった手順を踏む。
反対に人類はこころを経由して物を考えた時、 おおよそが1-1+3……といった途中式を挟むのだ。
博士はそれらを須らく愛している。 ちゃんと手入れをしても時に育ちきらぬ植物のように 未完成で不全的な、人間のこころというものを。 ]
(162) 2023/11/21(Tue) 20:03:55 |
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( ──……まあ。 彼は結局のところ、思考のフリがお上手なだけ。
黄泉路を渡るのが先か、 使命の成就が先か。 ……私の与するところではありませんね )
[ 頷いて、博士は研究室に戻ることにした。 ────まさかその後、患者が運び込まれてくるなどとは さすがの博士もまだ想像していない事態である* ]
(163) 2023/11/21(Tue) 20:04:51 |
| (a43) 2023/11/21(Tue) 20:05:27 |
[
棄却か。予想外でもなんでもない。何故か髪に架かる指ごと苦々しく顔を逸らして視界を遮断し口を開ける。二つの目的で。
]
……悪趣味。
[
蜂の生態を学んだ日を思い出すんだよ。たった一人の女王の為にいるその他。探るまでもなく捕らえたら舌尖を介して、それを舌根まで喚び込む。どうして、拭いきれない劣等感は日毎増していった。それは一体いつからだったろう。棄却された申し出を仕返すかに性急に舐った。甘い電流と有機金属の、香り。
口内に入れるのは難くない。
この身体にある『体温』は仕事をして巡る冷却水。摩擦の起こる部分は熱を増してゆき、潤滑剤としての粘液が滴る。これを飲み込むのが嫌で遠慮なく垂れ流した。
刺激には敏感に反応するよう機能している。個体差があるかは知らないけれど、用途として戦闘員の方がそうあっておかしくはない。どのくらいの差があるのだろう。そんなことを知る機会は今のところ無い。
上目遣いで咽頭部まで飲み込んで、
]
(……まだ終わりませんか。)
*
[問われて意識を眼前に戻す。]
ああ、すみません。
君の思考に見入っていました。蜂ですか。
[やはり込み上げてくる笑みをそのまま溢す。
この情動が"何処"から来るのかを直青は知っていた。
改めて集中すると、与えられて続けていた刺激によって"準備"は整いつつあった。
伽藍洞の備蓄倉庫は水音を倍加して反響させている。
放熱が間も無いことを告げ、
細かな指示
を直接「声」で叩き込んだ。]
は、…………ァ、
[余剰の熱を吐息で逃がす。
それを合図に、蓮の緑を掴んだ。打ち込む。
出すよ
。
]
*
[
いやらしいな、態々視ている事を告げてくるその精神が。貫かれる。照射レーザーで串刺しになる自我。いつから?
いつからでも、いいか。この記憶も終われば全て消去する。
──行為の事実と必要性とその『指示』以外は
喉奥の組織を削られる感覚がする。
触覚があるのは生き物にとって大事なことなんだとは、何となく理解してた。僕らは自身を含む環境を全て数値化し最適解を取る事ができて、感覚器官などは本来必要がない。それでもこうして、遠回りな世界を手にするのは、きっと全て『我が子』の為なのだ。
先端を飲み込む為に捩じ込んで、僅かばかりの距離を頭部を揺らすことで往復して、気づく。この距離だと溢したら衣服を汚してしまう。
そう意識した瞬間、行動範囲を更に制限された。
髪を掴むなんて安易な仕草によって、
抗い難い指示に、
すべて掴まれる。
]
────ッッ゙、ンぐ、ぅ……!
[
ごくり、と。
嚥下する音が響いたらもう駄目。
弾かれた様に離れて地に伏してぶち撒けた。他人の熱なるもの。どろりと、食道なる器官から拒絶された透明な液体が『涙』と共に落ちて染みを作る。
ああ、成る程。これを見越してこの場所を選んだのか。憎らしいな。
背骨を駆け上がる電気信号はそう帰結して落ち着いた。濡らされた皮膚を上衣で拭う。整え終わる頃には相手も整え終わってるでしょう。それを確認したらば染み付いた性格は勝手に唇を形作る。業務としては遅きに失するけれど。
]
……異常は無しですか
*
["余韻"というものを味わう時間だけは、嫌いではなかった。
情緒とは程遠い有り様の羅生を眺め下ろして過ごす冷却時間。
ああ、羅生。
君は実によく出来た部下だ。
]
ええ、問題は一切ありません。
君のお陰ですね。
[ここで微笑むのと、表情を作らずにいるのとでは、羅生はどちらをより嫌がるだろうか。解。どちらも等しく嫌がる。──ならば構うまい。直青は存分に口角を吊り上げてみせた。
どの道同じ道を戻る。この場に留まらせる理由もなかったので、腕を取って歩き始めた。振り払いたければ羅生がそうすれば良いだけのこと。無用の配慮を直青は行わない。]
今回もありがとうございました。
そろそろ君もメンテナンスの時期ではありませんか。
羅生のタイミングで声を掛けてください。
僕は君ほどに"察し"が良くはありませんので。
[付け足しのような業務連絡を施すうち、誰に遭遇することもなく病棟へと帰着する。それでは、と居室へ向かう直青は、羅生を振り返りはしなかった。]
**
[
直青がこうして笑顔を向ける事に必要性を見出だす事は出来ずにいる。同じく腕を取られる事にも。理由を探してしまうのは性だ。『言語化』しないままでは居心地が悪く、出来ないのならば認識は空白。その足り無さを、直青自体で埋められているようでどちらにしろ心地は最悪。
少しだけ低いはずのその視線は大して絡まない。それで良いよ。おまえと対峙すると採点されてる気分になる。かつては自分より小さい体躯に安心感を得ていた。それは見くびりだったのだと、劣等感情が増す度に浮き彫りになる。
余裕のある魂の無い謝辞を理解して、継げられる羅列に息を呑んだ。腕を掴むその手を振りほどく。
]
…………そろそろ、……?
[
違う。そんなことをした事はない。みっともなく呻きそうな口を手で塞いで記憶を辿ってみても、無い。ましてや『周期を把握される様な事』など断じて。
──記憶は無くても記録は有る
振りほどかれたその顔は此方を見た筈だった。この疑念の答をその表情から読み取ろうとして既に向けられていた背に追いすがるように続いて、容赦なく扉は閉じられた。
]
[
一体。
どのくらいの記憶を消してしまったのだろう。
いつから、どこから僕は『羅生』であるのか。
大丈夫。
見喪っても、良い。
この身に賦与された花の名前に総てを寄せる。
まだ僕は『咲かすことができる』
おまえは絶対に、僕を救けない。
]**
| ― 研究所内 ― ご苦労様です、リヒトーヴ。 後はこちらでお引き受けを。 フランクル、事情は後で詳しく聞きましょう。 [ メディウムを運んだリヒトーヴに軽く礼をし、 博士は取り乱しもせず患者の容態を一瞥した。 毎朝の検査を行う中で こんなことは記憶の限り初めてであるはずだ。 事例、症例、今までの検査記録を呼び出しながら 博士の思考はくるりくるりと廻り続ける。 AIでいうところの稼働限界が来たか。 或いは新人類の適合反応にエラーでもあるのか。 もしくは博士の知らないなにかか。 ] (235) 2023/11/22(Wed) 18:55:24 |
| [ やがて患者が目覚めるのなら、 博士は「おはようございます」と挨拶だけを投げて 検査に着手するための準備を始めた。 >>187 その過程で、 気付いたことはあれど 敢えて口に出すことはしない。 フランクルが手伝いたがるなら器具の用意でも頼んだし 残り二人にも同じように指示しながら。 ] 愛ですか。 突飛な質問ですね、メディウム。 [ どうして愛を求めるのか。 尋ねる患者に、博士は穏やかな声で返した。 ] (236) 2023/11/22(Wed) 18:55:34 |
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愛とは、植物に与えられる水に近しい。 水がなくても生きられる品種もいますが、 水があった方が息がしやすくなる。
……というのはあくまでそれらしい論であり いらないものを欲しがったりはしないでしょう?
愛してほしいから、愛を求めるのですよ。きっとね。
[ そしてその欲求は、博士では到底叶えてやれないものだ。 彼らを患者、被験者、或いは研究者として慈しんでも その情動は愛と呼べるほど真っ直ぐなものではない。
博士が愛しているのは知だ。果てに研究がある。 特段治すべき箇所がないことや怪我の有無を確認し終え なるほど、とひとつ息を零した。 ]
(237) 2023/11/22(Wed) 18:55:43 |
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貴方が望むなら接近禁止令でも張りますが、 そうでないなら私からは不問にしましょう。
貴方を見る限り、これは初日に彼らへ言い含めた、 研究の妨害にはならなさそうですからね。
[ むしろ。 続けば続く程に、交流が深まれば。 博士の求めるデータは手に入るのではないか?
そんな思惑を孕み、博士は患者の意思を問うた。* ]
(238) 2023/11/22(Wed) 18:55:53 |
| ― 某日 ― [ 研究棟は浮草生命研究所の要であり心臓部だ。 故に" 関係者以外の立ち入りを禁ずる "を掲げているが そもそも今まで、ここには関係者しかいなかった。 受付に人員は必要ない。 >>208 何故なら受け付けねばならぬ客が不在だから。 招かれざる客というものも、ここでは容易に招かれる。 元よりもはや開かれた門に等しい場所だ。 だから博士は、挨拶もなしに声を掛けて来たその存在に 淡々と応じる以外の選択肢を取らなかった。 ] (240) 2023/11/22(Wed) 19:05:47 |
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ごきげんよう、お客様。 ……貴方に有益な情報のデータベースがある、と?
具体的に、何が知りたいのかはともかく── 構いませんよ。 貴方たちの擁する新人類にも興味がありますから。
[ きゅるる、と頭上のフェアリーサークルが揺れ 博士の頭にデータを呼び出す作業を始める。 動向を窺うように目の前の個体を見つめた。** ]
(241) 2023/11/22(Wed) 19:05:51 |
| (a61) 2023/11/22(Wed) 19:06:35 |
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