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【人】 白瀬 秋緒[ ……気が付いたら、視界は明るかった 空には満月が輝いて、澄み渡ってくっきりとした光が、何時ものグラウンドに降りていた 大声を上げる会長の人とか、戸惑う人とか、嬉しそうな人とか、 上がる声を、聞いていた ] ………… [ やはり呆けたように、他人事のように、周りの様子を眺めて ] (228) 2022/10/15(Sat) 20:14:56 |
【人】 白瀬 秋緒[ そのまま、話し掛けられなかったり、引き止められたりしなければ、 ミルフィーユも食べずにひとりで帰ろうとした 普段はチャリ通な事もあるけど、今日は徒歩だ そういう気分、だったから** ] (230) 2022/10/15(Sat) 20:16:17 |
白瀬 秋緒は、メモを貼った。 (a26) 2022/10/15(Sat) 20:19:36 |
白瀬 秋緒は、メモを貼った。 (a27) 2022/10/15(Sat) 20:19:55 |
【人】 白瀬 秋緒― その夜 ― [ 途中まで誰かと一緒だったかは、ともかく この時間に帰宅すること自体は、そんなに珍しいことではなかった 特別金持ちでもないけど、確実に貧乏ではない、 そんな、この辺じゃよくある感じの一戸建ての家 ] ……ただいま [ 誰に言うでもなかったから、やる気もなく玄関先で呟く 両親はまだ起きているだろうが、反応は返ってこない 聞こえていないだけかもしれないし、聞こえていても返事をする必要がないと思っているのかもしれない ……むしろ、顔を合わせると面倒だし、そっちの方が気楽だ リビングに顔を出すことなく、二階へと上がる ] (345) 2022/10/16(Sun) 2:22:57 |
【人】 白瀬 秋緒……げ、 [ そこに居たのは――姉だった むしろ両親よりも今会いたくなかった相手かもしれない 待っていた訳じゃないだろうが、偶然鉢合わせたのも、それはそれで不運だ ] 「おかえり、秋緒」 「その、……どうだった?楽しかった?」 [ 姉は己に笑い掛けてくれたけど、やっぱり少し、ぎこちない どう接して良いか分からず、距離感を測りかねているようでいて、 でもこちらに、なるべく普通に、接してこようとするし、 何より……こうなってしまった己を心配して、心を痛めているらしいことが伝わってくる それをずっとずっと、感じている ] (346) 2022/10/16(Sun) 2:23:59 |
【人】 白瀬 秋緒………… [ あたしは、何も答えない 面倒くさそうに、姉から目を逸らす こちら側はというと、姉のことはずっと避けて、拒絶している 自分から口を聞こうとしないし、家の中で会っても無視していた だから、姉が高校でどう過ごしているかとか、実は全然知らない 姉が関わる相手の名を聞く機会もないから、生徒会等、目に付く範囲以外は、友人関係も全く知らない まー別に、それでいい 姉の輝かしい学校生活など聞き続けたら気が狂いそうだ ところで姉は、楽しかったかと聞いてきた 「塾の自習室に行く」というのが嘘の理由だったんだけど、>>0:628 姉は、己がどこへ行ったかはお見通しなんだろう 今日の集まりが姉の耳に入っていない訳がない 学校での姉の立ち位置を考えたら当然だし、姉の友人も、生徒会の先輩も居たのだから まー姉は、こんな遅い時間に遊びに行くタイプでは絶対にないから 参加自体はする訳がない たぶん、誘われても申し訳なさそうに断った上で、 「でもとっても楽しそうだね」って笑って肯定したんだろうな、ということは想像に難くない そんな姉だ。だから、あたしが行ったことについて咎めたい訳じゃないんだろうけど それでも、心配なんだろう 夜に遊びに行く妹が心配というよりも、たぶん、 あたしが両親にまた何か言われやしないかと、それが ] (347) 2022/10/16(Sun) 2:25:30 |
【人】 白瀬 秋緒…………ハッ [ 鼻で笑ってやる 感想の問い掛けには答えない もう随分、こいつとまともな会話はしていない あたしが両親に反発する度、 あたしが両親に怒鳴られる度、 姉が心を痛めているのを知っている そのくせ、なじられたあとのあたしを励ますように、優しく声を掛けてくる ] (348) 2022/10/16(Sun) 2:25:51 |
【人】 白瀬 秋緒[ そのまま、まともな会話をしないまま、姉の横を通り過ぎようとした そしたら――腕を掴まれるものだから 思わず振り返る 姉は、泣きそうな顔をして、こちらを見ていた ] 「秋緒、あのね、私は、」 [ ああ、本当に、本当に その顔が、あたしは、―― ] (350) 2022/10/16(Sun) 2:27:17 |
【人】 白瀬 秋緒うぜえんだよ! あたしはお前なんか、 あたしは、お前のこと、 っ、 ……もういい [ 我慢出来ずに、大声を上げた 姉の腕を振り払う あんなことがあったから、 有り得ないはずの非日常に触れたから 余計なものまで溢れそうになるのは、なんとか抑えて それでも表情は、歪んでいた ] (351) 2022/10/16(Sun) 2:28:30 |
【人】 白瀬 秋緒お前なんか、居なかったら良かった [ 吐き捨てた時のあたしは、……泣きそうな顔をしていたかもしれない 姉にそんな顔を見せたのは、何時ぶりなんだろうな ] (352) 2022/10/16(Sun) 2:29:34 |
【人】 白瀬 秋緒[ バタン、と大袈裟な音を立てて閉めた自室のドア 姉の表情が、頭から離れず、 忘れてしまいたくて、ベッドに倒れ込んだ** ] (355) 2022/10/16(Sun) 2:31:12 |
白瀬 秋緒は、メモを貼った。 (a40) 2022/10/16(Sun) 2:34:46 |
【人】 白瀬 秋緒― 1st day ― ……………… [ 常の起床時間よりも、大分早い時間 1日目の目覚めはというと、あまり良くなかった 昨夜姉と会ったからかもしれないし――有り得ない現実を経て自分でも思ったよりも疲弊していたのかもしれない ……姉と顔を合わせたくなくて、随分早く家を出た リビングにも寄らなかった。朝食はコンビニででも調達していこう 風紀委員の挨拶は、別に毎日担当な訳ではない (と思う) 毎日立ってる先輩も居るかもしれないが 今日は当番ではなかったけれど、 ……早く学校に来たところで、何もやることはないのだから 風紀委員の挨拶に参加した 秋月とは少し離れたところに居たから、千葉との会話までは分からなかったが 己も、ああ、昨日居た先輩だな、ということは認識出来た 絵音の隣に居たから二年生だろうか、という、そんな認識である 己が認識しているということは……相手も己を認識していてもおかしくない 挨拶をされたら「おはようございます」と返したことだろう>>130 常よりは多少朗らかに 風紀委員、と認知されるには、ほら、多少外面が必要だから と、いうのも、秋月から学んだ一部かもしれない* ] (420) 2022/10/16(Sun) 11:40:27 |
【人】 白瀬 秋緒[ 挨拶運動の途中、 姉の姿を見掛けて、 その姉が何時もより暗い顔をしていて、 だけど己を見つけたら、ぎこちなく笑い掛けてくるから ――苦々しい顔をして、目を逸らす ……そういうところが、本当に、 嫌いだ ] (431) 2022/10/16(Sun) 12:28:18 |
【人】 白瀬 秋緒[ グループメッセージについては、 確認はしても、会話に参加はしなかった 大木の皆を気遣うメッセージにも何も返信せず そしてお昼頃にはわちゃわちゃと、取り留めのない話(というかスタンプ)で盛り上がっているのに、うわ……と若干引いた こういうノリに参加するタイプでもなければ、好きな訳でもない 先輩たち元気だな……と、高校生らしいくだらないやりとりを、一歩引いた調子で眺め、 やっぱり、自動的な既読をつけるだけだった ] (432) 2022/10/16(Sun) 12:30:30 |
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